大乱闘カオスマッシュピード[Re]master 過去ログ.12.

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― はじまりのせかい ―




真っ白に包まれた世界が暗転し、カービィとアスランは真っ黒な空間へと誘われた。
見渡す限りを黒が埋め尽くす世界…だが、二人の姿ははっきりと見渡すことができる。
そんな異質な空間の果てに、一筋の光芒が煌めく。
その先にあるのは―――






カオスゲート「(はじまりとおわりを誘うもの。すべての願いを叶えるもの。この混沌とした物語を創り出してきた扉が、そこに在った)」




カ シ ャ ン ―――― カ シ ャ ン ―――― カ シ ャ ン ―――― (扉に施されたログカウント。すべてのものたちが紡ぎ出してきた録《 ログ 》…願いが、今も尚、重なり続けている)


カオスゲートは、ただそこに居続ける。
物語(せかい)を動かすでもなく、彼らに何かを語りかけることもなく。
ただ、今も誰かが祈り続けている願い、その「夢」を刻み続けている―――


カービィ「……これが、『カオスゲート』……(神秘性を孕む神聖な扉を前に思わずごくりと息を呑む) 」

アスラン・ザラ「……やはり……だが……しかし……何故……(それを見て、そう呟く。まるでそれに思うところがあるように) 」


その途端、ゲート…そして、それを前にしている二人を取り囲むように12席の椅子が音もなく出現する。
その内の8席には人影が居座り、各々が、二人の姿を見つめていた。


アコール「 よく、ここまで来ましたね。まずは、おめでとうございます。そして、お疲れ様でした。 」

サガラ「 お前たちは禁断の扉に「願い」を希う資格を得た。ここまで紡がれてきた録《 ログ 》の数だけ、その願いを叶えることができる。だが、その「願い」と引き換えに、この物語(大乱闘カオスマッシュピード)の記憶は、お前たちから失う。大いなる「願い」の代償は、常に等しいものでなければならないからな。 」

八雲紫「 哀れで醜い、だけども楽しく輝いていた。誰に望まれてきたわけではないのに、気が付けば、誰もに望まれてきた。そんな物語(せかい)のために、あなたたちが選ぶ答えは何かしら? 」

阿万音鈴羽「 "15年間"…いや、この物語(せかい) の歴史に準えるなら、途方もない年月を経てきた。その長い歴史に、大きな区切りをつける瞬間(とき)が来たんだよ。怖がったり、迷ったりすることはあるかもしれないけれど、決断の時は、すぐそこまで迫ってきている。 」

四季崎記紀「 こうなることは過去にも未来にも描かれなかった。それもそうだよなあ?瞬間を刻めるのはいつだって現在(いま)だけなんだかよお。お前たちはそこに何を残す?名声か?権力か?それよりも深い欲望か?あるいは… 」

古手梨花「ここまで沢山の人達と戦って、頑張って……ここにやって来た二人なら、きっと答えは分かっている筈なのです。そう……人は「運命」に選ばれるのではない事に、その「運命」を選ぶのは……他でもない、あなた達自身である事に。にぱー☆ 」

黒ウォズ「 我々は、祝わねばなるまい。この素晴らしい物語(せかい)が永遠に続いていくことを。その為の大きな決断。 君たちの決意を見せてはくれないか? 」

渚カヲル「奇しき物だね。此処に立ち会うのが『君』で、『僕』だとは。何故君と、僕と、彼が此処に居るのか。何故此処まで来てしまったのか。その答えはきっと、望めばこれから分かるはずだ。 」

アスラン・ザラ「……カヲル……(自らと同じ存在を持つ彼の姿をそこに確認して、一歩踏み出して)……一つ、訊きたい。今ここでしか訊けない気がすることだ。 」

渚カヲル「……何かな?ザフトのアスラン・ザラ。(そう、彼の脳裏に焼き付いた言い回しで、そう返して) 」

アスラン・ザラ「……お前だけじゃない、答えさえ帰ってくるなら、此処の誰でもいいんだ。(そう前置きして、浅く息を吸ってから、決定的にその言葉を発する) 」




アスラン・ザラ「…………『俺』は、なんで此処に居るんだ?

カービィ「……アスラン…?(その質問の意図が汲み取れず、不思議そうに隣のアスランの顔を見上げた) 」

渚カヲル「……なんだ、気付いたのかい?君なら遅かれ早かれ気付くとは思っていたけれど……早かったね。今の君が何故この『水槽』に入れられたのか、何故此処に立ち会ってしまったのか……そんな疑問を抱いてしまったんだね。君が君であるゆえに。 」




パ チン(カヲルが指を鳴らすと、カオスゲートの奥から輪郭すら怪しく、その全容はまるで見えない光のシルエットが現れる。辛うじて、出っ張った肩と背負った大きな翼が認識できる、そんなヒトガタが)


渚カヲル「……過程が何にせよ、君は此処に居る。君は決して拒絶されてはいない。存在が定着しないこのヒトガタと違って。そして……君は知る。君が此処に居る意味を。そして、『新世界から』。 」

渚カヲル「……決めるのは君だ。僕たちじゃない。僕はあまり多くの事を知っているわけではないんだ。 」

アスラン・ザラ「…………(視線を下げて、ゆっくり眼を閉じる。そして、歯を強く噛む) 」

アコール「我々は、ただこの物語(せかい)を観測し続けるだけの存在。あなた方が思っているほど、決して特別な存在ではないのです。答えは、あなたがたが導くもの。故に…――― 」

アコール「 ここまで辿り着いたあなたがたへ、今一度問いかけます。 」





――――― あなたがたの「 願い 」は何ですか? ―――――




カービィ「……(アスランの表情からその心情を悟ろうとするも、難しいことは分からない幼い星の戦士には、理解すら困難だった。だからこそ、今の自分ができることを考え抜いた結果、一歩前進した) 「僕たち」の願いは…――――  」








カービィ「―――――  "みんなの願いが叶うこと" だよ ――――― 」








カービィ「……ここまで、みんなのいろんな「」を見てきたんだ。 」

カービィ「…大好きな人に好きだと言いたい、大切な誰かと笑い合えるようになりたい… 正直羨ましいなあと思っちゃうくらい、そのどれもが本当に素敵なものばかりだった。美味しいご飯が食べられたらそれで満足しちゃうぼくなんかには、思いつかないようなことばかりで驚いちゃった! 」

アスラン・ザラ「…………フッ(迷いを吹っ切ってくれた。自分の本当に願ったことを言ってくれた。自分が出来ないことをしてくれた。どれとも取れる微笑を零す) 」

カービィ「だから…そのひとつひとつの、すべての「」が叶ってほしい。そうすれば、きっとみんな幸せになれると思うから。(迷いが拭われたアスランの顔を今一度見上げて、つられた様にほくそ笑んだ) 」


夢見る者との最後の戦いの中、彼らを何度も救ってきたすべてのキャラクターの願いが綴られた幾多の短冊。
その短冊が創り出した奇跡の一本道を、カービィは駆け抜けるその最中に見ていたのだ。
そこに綴られた、一つ一つの「願い」を―――


アスラン・ザラ「……迷う必要はなかったさ……アイツらが書いたどれも、優劣なんか付けられないほどに素敵な願いじゃないか 」

アスラン・ザラ「短冊に書くのは……『 叶ってほしいから 』……だろ?最初から本気で叶いもしないことを願う奴は……いないから…… 」

アスラン・ザラ「みんな、叶ってほしくて願ったなら……一度くらい叶えてやっても、よくないか?……叶えられるのなら。 」

サガラ「 …………こいつは、驚いたな。 」

八雲紫「 ええ、そうね。すべての因果律記録…無数に溢れる「夢」のすべてを叶えるために、"たった一つの「願い」"にまとめるなんてね。 」

阿万音鈴羽「 でも、素敵なことだと思う。面白いね、それ♪ 」

四季崎記紀「 なんて欲張りなこった。だが……おれぁ嫌いじゃねえぜ、そういうの。 」

古手梨花「人が思い描いた物は、いずれ実現する……まるで夢見がちな少女のような、理想論です。でも僕たちは、その願いの力を見せてもらったのです。ついでに面白い物も……(ワインを注ぎ、軽く乾杯するように掲げながら) 」

渚カヲル「ほら、僕の言った通りだったろう?(自慢気に、子供っぽく)……彼らなら案外、そんな感じの突拍子もないことを言い出すんじゃないかってね 」

黒ウォズ「 ああ、実に、「君たち」らしい答えだ。物語の筋書き通りではない…君たち自身の意思が決めたことだ。祝おう、盛大に。 」

アコール「……ふふっ (観測者たちはみな一様に笑う。「彼ら」が懸命に考え抜いて道び出した答え…その「願い」は、決して面白可笑しいことではない。だからこそ、笑って祝福したい。何者にもよらない、彼らの"自由な意思"が成した結果を―――) 」

アコール「 ……ありがとうございました。すべての「願い」を、そして…これからも紡がれる新たな物語(せかい)を、あなたがたに任せます。 」

サガラ「 また何処かで会おう、未来の若者たちよ。禁断の扉が再び開かれた、その先で。 」

八雲紫「 私たちにも束の間の「夢」を見させてくれて、どうもありがとう。お互い、今宵はぐっすり眠れそうね。 」

阿万音鈴羽「 そう遠くない未来で待ってるよ。またおしゃべりできる日を楽しみに待っているから♪ 」

四季崎記紀「 お前たちが次に進むべきは未来か、はたまた過去か… 運命とはわからない。だからこそ、退屈しねえんだよなあこの物語(せかい)ってのは。 」

古手梨花「二人の、いや……物語の主役たちに向けて、乾杯なのです。 ――いつかまた会いましょう、そうしてまた、あなた達の「願い」を……聞かせてね 」

黒ウォズ「 祝 え ! ! ! すべての「願い」を受け継ぎ、時空を超え、過去と未来を知ろしめす混沌の物語!その名も『 カオスドラマ 』!まさに生誕の瞬間である! 」

渚カヲル「また会おう。最も、『僕』は常に『君』と同じところに居るがね。 」


やがて、8つの人影はそこに空席を残して物語から消え去ったのだった―――


カオスゲート「―――――(観測者たちに取り残された禁断の扉。よく見ると、その中央部には大きな鍵穴があった) 」

カービィ「…うん、ばいばい…!(消え去っていく者たちに手を振っていく)……!(残されたカオスゲートと向き合い、そこに見つけた鍵穴に「ひょっとして…」と、ソラから託されたキーブレードを取り出し、交互に見やりながら理解した。今自分たちが手にしているものこそが、すべての「夢」を叶える"鍵"であったことを) 」

アスラン・ザラ「そうか……扉を開くとは、そういうことだったのか……!! 」

カービィ「………ねえ、アスラン…?(ゲートを前に、隣の青年に問いかけを零す) 」

アスラン・ザラ「……ん?(疑問を呈した隣の桃球に、視線を送る) 」

カービィ「……アスランは、この世界《 カオスドラマ 》が好き? 僕は…とっても、大好きだよっ♪

カービィ「みんなで一緒に遊んで、ご飯を食べて、時に喧嘩をして、仲直りして……そして、この世界にやってきた新しい子と友達になってさ! 」

カービィ「そんな楽しい毎日を過ごせるこの世界が、大好き!ずっとずっと、これからも変わらず続いてほしいと、そう「願う」よ…!(目の前にいる「友達」へ、とびきりの笑顔を向けた) 」

アスラン・ザラ「……俺は……… 」


『なんで亀ラップなの!?なんで亀ラップなの!?』


『そうだ、僕がキラだ(キラッ☆』


『ジュラル星人め、僕がこの手で滅ぼしてやる!』


『ハァイ調子いい?ぶっ殺してやるアスラアアアアアン!!!!!』


『ぴ え ん』



アスラン・ザラ「……ああ。……俺も、この世界が……この世界での暮らしが……大好きで…… 」



『アスラン、危ない!』


『討たねばならんのだ!討たれる前に!敵は滅ぼさねばならん!何故それが解らん!?』


『あの忌々しい砂時計、一基残らず叩き落すんだ!』


『そして人は滅ぶ!滅ぶべくしてな!』


『……覚悟はある。僕は戦う』


アスラン・ザラ「……大好きで……(彼自身も気づかぬまま、その頬には雫が伝う) 」

アスラン・ザラ「……俺は、何でこんなところに居るんだろう?(リフレインし続ける記憶が、天を仰いで零さないように努める彼の瞳から、とめどなく涙となって溢れ出す) 」

カービィ「……きっと、アスランも「ここ」に居たがっているからだよ!大好きで…大好きだから、心が「ここに居たい」って、そう叫んでいるからなんじゃないかな?……今僕にも聞こえてきた気がする、アスランの心の声。それは、アスランにとって…きっと嘘偽りない、本当の気持ちなんだと思うよ!

アスラン・ザラ「……ここに居たい……そう願って、此処に居るままでいいのかな……俺は……此処に居て……俺は此処に居て、いいのかな……(ここに居ない誰かに語り掛けるように、カオスゲートを真っ直ぐ見つめて、そう呟き続ける) 」


──── なあ 『キラ』・・・


届くはずのない言葉に応えるように、その扉の鍵穴の中から、『自由』に空を舞う蒼い羽根が舞い降りる。


アスラン・ザラ「……そう、だな。少なくともお前は……俺が、悲しむようなことは……望んじゃいない、か……(零れ落ちた羽根を見て、涙を振り払う。もう、自分だけの感傷で立ち止まっている場合ではないのだ。何にせよ、前に進まなければ。……それが、今の自分に出来る『正義』だから。) 」

カービィ「 ぽふっ (「友達」の片足を、優しく抱きしめる) 」

カービィ「…ここにいちゃいけない理由なんて、はじめから、そんなものはないよ。みんな、ここに居ていいんだ。きっと、ぜんぶ受け止めてくれるよ。 」

カービィ「だって、そうじゃなかったら…僕たちがこうして会うこともなかった!「友達」になれなかった!一緒に冒険だってできなかった! 」

カービィ「この世界も、アスランも、みんなも…大好きだから。だから、行こう?まだまだ見たこともない物語(あした)が僕たちを待っているから!(その手を引くようにカオスゲートへと促し、共に並び立つ) 」

アスラン・ザラ「……ああ。行こう。……『終わらない明日へ』!! 」


決意を胸に、二人は"鍵"を握りしめる。
思い返せば、本当に刹那のような出来事であった。
ここまで起きた出来事の一つ一つが走馬灯のように過る。
そのどれもが輝いて、大切で、永遠に刻まれるもの―――










カービィ&アスラン・ザラ『――――― え え ぇ ー い っ ! ! / う お お ぉ ー ッ ! ! ―――――』










―――――   ガ   チ   ャ   ン   ッ   !   !   !   (鍵穴に、"鍵"が差し込まれる―――)


開錠の音に、真っ暗な世界が白く染まりゆくように眩い光に包まれていく。


やがてはあの奇跡が紡いだ闘いの記憶も、沸き上がる熱狂も、
そこに見出した生き甲斐も、共に「夢」を語り合ったあのひとときも…消えていく。


それでも、彼らはきっと忘れないだろう。
この世界に生きていたことを。そして、願う…


次に目覚めることがあったなら、広がる世界は以前と同じものであるように、と―――



















― 2008年 7月 13日 午前0時 ―


― 氷山 ―




吹き荒れる吹雪の中、流離う人影あり。


その青年は、記憶を失っていた。
いったい何時(いつ)からなのか、それすらも忘れていながら―――


リンク「…はぁ……はぁ……(白い吐息に身を震わせながらも、青年は急斜面の雪道をゆっくりと、ゆっくりと登っている。その目的は、本人ですら理解していない。まるで、何かに突き動かされたかのように、思い立って今に至る) 」


やがて、青年は猛吹雪を抜けて山頂付近への到達を目の前にしていた。
そこで、白一色の景色に黒い影が彼の視界に入り込んだ。


ルカリオ「………(山頂へと続く道。その半ばで、一匹のポケモンが倒れ伏していた。その蒼い身体は霜だらけであり、山頂の方角へその手を伸ばしたまま、浅い呼吸を繰り返している) 」


――― ド ド ド ド ド ド … ッ … … ! ! ! (その時、わき道から雪崩が発生し、道半ばに倒れているルカリオを呑み込もうと彼に迫っていく)


リンク「――――!(倒れ伏す先駆者、そしてその者に迫る雪崩に目を見張ると)――― ガ バ ッ ! (余力を振り絞り、雪崩から庇うようにルカリオの身体に覆いかぶさり、雪崩に流されまいと必死に耐え忍ぶ) 」

ルカリオ「………―――――!(雪崩の轟音に目を覚ます。そして、自身を覆いかぶさる者…その青年に自分が守られているという事実を目の当たりにし、凍えた瞳に火が灯ったかのように大きく目を見張った) 」

リンク「っ……うッ……!(徐々に激しくなる雪崩の濁流。それでも、青年は決死の覚悟を胸にルカリオを庇い続ける)――――!(そんなルカリオと目が合う。お互い名も知らぬ者同士…だが、どこかから感じる既視感に、懐かしい感情がぶわっと込み上げてくる) 」

リンク「――――……っはぁ…!!(ようやく雪崩を振り切り、静寂に包まれたその場所で立ち上がり、深呼吸する) 」

ルカリオ「………助けてくれたことには感謝する…。だが、何故、私を庇った…?ここは、お前みたいな人間には過酷な環境だ。今すぐ下山しろ。 」

リンク「……できませんよ。だって…――――― 」



リンク「――――― " 友達を見捨てられるはずがありません " ―――――」



リンク「………!!(自分の発したその言葉にはっと驚く。何故、そんなことを口にしたのか。目の前の知らない誰かのことを「友達」など、言えたものでもない。それなのに、頭よりも先に唇が、心が、自身の奥底に閉じ込められていた何かを呼び覚まそうとしてた) 」

ルカリオ「……!?(それは、その言葉を向けられたルカリオもそうだった。見ず知らずの命の恩人…いや、違う。本当はどこかで、自分たちは顔を合わせている。そんなものじゃない、もっと、深く繋がっていたはずだと、やり場のない視線を泳がせながら、ただただ記憶を迷走させる) 」

リンク&ルカリオ『――― あの! / なあ! ―――(まるで何かに気づいたかのように二人同時に呼び合う。タイミング悪く重なった二つの声音に、二人は戸惑いを目つつも…やがて、面白おかしそうに笑い始める。思い出したのだ、大切な記憶を、思い出を。二人は、かつては「友達」だったということを)』


一度は記憶を忘れてしまった物語(せかい)。
しかし、二人の出会いが、この出会いによって齎された奇跡が、
閉ざされたすべての記憶を開いたのだった―――


リンク&ルカリオ『――――(互いに肩を担ぎ合いながら山頂を目指し、ようやくその地へと踏み入れる。白銀世界にそよ風のように吹く吹雪の中に、一つの小さな影を見出す。それは…―――)』

黄色の卵「――――(山頂に横たわる黄色い卵。恐らく、親鳥か何かが運んでいる途中でこの山頂に落としたものだろう)……ピシッ…ピシ…ッ…!(卵は小刻みに揺れながら、その表面に罅を描いていく。そして…―――) 」

黄色の卵 → ピチュー「―――― ぴちゅー…? (卵から、小さな小さな生命(いのち)が芽吹く。まだ物語(せかい)を知らない、生まれたばかりの子鼠は、自分を不思議そうに見つめる二人のことを見上げると…)……ぴっちゅ♪(二人を親だと勘違いしたのか、あどけない笑みを浮かべた) 」

ルカリオ「……フッ…この子、なんだか「ピカチュウ」さんに似ているな。(思い出された記憶の中に眠るもう一人の友達の笑顔を、その面影を目の前の小さな命に重ねて笑みを零す) 」

リンク「ふふっ…私も、そう思いました。(つられて笑いだす。変わってしまった物語(せかい)…それでも、当時を思わせるこの光景に、「変わらないもの」が確かにあると実感したように、強かに頷いた) 」


たとえ、すべてが忘れて去られようとも、すべてが消えてしまうことがあっても…


あの日、確かにあった「想い」は失うことなく…あの空の向こうへと飛んで、まだ見ぬ明日へと届く



――― " 世界のどこかで誰かが想えば、巡り巡ってその想いが叶うようになっているのです、この世界は " ―――



曇天より挿し込む陽光が、三つの影を優しく照らす。彼らは並び立ち、その光の向こうに新たな記憶を紡ぎ出す。


吹雪は止み、空は青く。広がる世界は以前と同じものであった。










― 2022年 2月 22日 ―




カービィ「すぅ……すぅ………――――― ん… (穏やかな春の日差しの下、木の根元で気持ちよさそうに眠り込んでいたが、ゆっくりと目を覚ます)……ふぁ~~~~…… ん~……よく寝たなぁ……(半開きの目を丸い手で擦って起き上がろうとする) 」

ポストマン「ふー…ひとまず、午前中のお手紙はこんなところですかね~。今日はいつもよりお便りが少なくて助かりましたね~。そうだ、たまにはいつもより早い昼休みを取って優雅にランチでも行きますかね~~~!えっほ、えっほ、えっほ…!(陽気な足取りで何処かへ走っていく) 」

リオレウス「うおおおおお朝だぞおおおおお!!!!モンスターハンターRISE:SUNBREAK本日発売うおおおおおお!!!!!!!(などと鳴きながら空を飛び回っている) 」

はらぺこあおむし「(ファミリーマートわんぶれら店でハロウィンのアルバイトをしている) 」

門田ヒロミ「我が命を賭けて…――――― 子猫を救う!!!(捨て猫を拾い上げて全速力でエサを買いにファミマへ突撃していく) 」

ヒロ「…………(ベンチに座り、天を見上げる) 」

イャンクック「リオレウス先輩これしゃぶしゃぶにすると美味いっすよ(新米ハンターをぶちのめして没収した食料を手当たり次第しゃぶしゃぶsにしている)バルファルク先輩もどうっすか。しゃぶしゃぶにするとうまいっすよ 」

シャンクス「おれの娘とおれたちがメインの映画公開決定を記念して宴だァ~~~~~~!!!!乾杯!! 」

ミライドン「いやあの自分伝説のポケモンなんですけど、バルファルクって誰ですかそれ……。あ、ポケットモンスターSVは今年の11月に発売です しゃぶしゃぶうめ…うめ… 」

←バルファルク「なんで俺浮かんでんの?なんで俺こんな遠いの?なんで俺カメラに近づいちゃダメなの?え?アイコンの都合?何それ!? 」

優木せつ菜「璃奈さん、昨日の「伐刀戦隊・ブレイジャー」第34話を見ましたか!?強大な敵が現れたところに、まさかのブレイブレラが新技を披露して気が付けば相手は死滅していたあのシーン!決めゼリフの「赤ちゃん業界では常識ってわけ(笑)あ、バブ(笑)」のあの余裕な感じが溜まらなくかっこよかったですよね!!!(* ^ᗜ^ *) ペカー✨ 」

天王寺璃奈「激アツだった…!璃奈ちゃんボード、wktk♪〖* >▿< *〗 来週も楽しみだね。そうだ、再来週から始まるコラボカフェ…一緒に行こうよ。きっと、愛さんも来てくれと思う。〖* ^▿^ *〗 」

ビーバー「了"了"了"了"了"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ァ"ァ"ァ"ァ"ァ"ァ"ァ"ァ"———————————ッッッッッッ!!!!!!!!!!了"了"了"了"了"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ァ"ァ"ァ"ァ"ァ"ァ"ァ"ァ"———————————ッッッッッッ!!!!!!!!!!(ビーバーが鶏に変わって朝をお知らせ致します) 」

ベジータ「フフフ……ゼノブレイド3も負けてはいられないな、シュルク!(などと供述しており) 」

シュルク「うん!だんだんノってきたよ!ダンバンさん!(※人違い) 」

リキッド・スネーク「なァスネーク……モンハンの新作ということで此処はガツンと俺達が再度モンハンとコラボしてやって、その勢いに乗ってMGSシリーズをswitchとPS5でリマスターするというのは…… 」

ちゃちゃまる「うおー!清々しい朝だぞー!こんな日は筋トレするに限るぞ!ふんふんー! 」

赤犬「白ひげは偉大な男じゃぁ……新米ハンターのワシに蜂蜜をゆずってくれるとはぁのぉ……(部下と一緒にベンチに座りswitchをポチポチしながら) 」

ヒロ「…………?(せつ菜と璃奈の声を聞き、目を開ける) 」

ルヒー「ウソップウウウウウ!!!!何落ちてんだおまえええええええ!!!!!(乙ったウソップを殴ろうとする)」

ウンップ「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!見栄張って落ちてごめええええええええええん!!!!!!俺を許してくれええええええええええええええ!!!!! 」

Fall Guys『FOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOoooo-ーーーーーーーーーーーー!!!!!!(その頃、街中ではたくさんの色のたくさんのGuysたちが血も涙もないクラウン争奪戦に闘志を滾らせていた)』

黛冬優子「あさひも愛依もど~~こ行ったんだか……なんか一緒に色々やってた気がするってのに……あーやだやだ、このクソ暑い中振り回されちゃ溜まったもんじゃないわ(日陰でスポーツドリンクを呷りながら) 」

ペニーワイズ「よし、頑張れ(ちゃちゃまるに勝手に大リーグボール養成ギプスを取り付ける) 」

米国の王「ここで米国の素敵な魔法を扱える私が奇跡を起こします。ご覧下さい、私の指先から太陽が現れますよ。1、2の >> SUN << 」

ゲストアイコン「←トランプの指の上で点滅している 」

セフィロス「うおおおおおおおおお!!!!!!FF7R!!!!!CCFF7R!!!!!!!!発売決定!!!!!!!!!(宣伝しながらGuys達に混ざりクラウンを手に入れようとする) 」

森ノ宮「何にも進展がありゃしねえ!忙しくても進まねえ仕事程ストレスになるもんもそうそうねえや(禁煙用の飴を口の中に入れながらぶつくさと歩き) 」

ちゃちゃまる「 ぴ え ん  」

夜神ムーン「やれやれ……バカどもが騒がしいな 」

リュウ「良い天気だな!すっかり梅雨も明けて、修行日和だ!(暑苦しい台詞と暑苦しい姿でランニングにいそしんでいる) 」

キャロル「     ワッカ!!!!!!!!     (ワッカに爆発するブリッツボールをぶん投げている) 」

ロロノア・ゾロ「こうなったらやけくそだああああ!!!(投げつけられるブリッツボールを刀で斬り裂いていく) 」

キルビス「さ~ってと…晩御飯の買い物が終わったら、アキラたちを迎えに行かないとな。今日はなんだか気分がいいし、あいつの好きなものをたらふく食わせてやるとするか…(愛する妹の笑顔を想像し、表情を綻ばせながら歩いていく) 」

セルド「そこのキミ!!晩御飯の材料をお探しかな!?トマトなんてどうだ?トマトは良いぞお前トマトは。なんたってトマトはトマトでトマトなんだからな!ところこの朝いちで採れた新鮮なトマトを見てくれ。こいつをどう思う?すごく…うまそうです……!!(※自問自答)(キルビスへ詰め寄ってトマトを強引に推していくが、通りかかった阿求に耳たぶを引っ張られフェードアウトしていく) 」

ジャクリーヌ尾崎「(包帯だらけのミイラの様な姿で歩いている)サマーシーズン到来ッ!!ですわ!! 」

マルガリッタ斎藤「(人知れず尾崎の背中を押し信号無視してきた逆走爺の戦車に跳ねられていた)尾崎に……光を…… ガクッ  」

芹沢あさひ「あっ、冬優子ちゃん居たっす(カブトムシを両手に持ち、何故かクーラーボックスを肩から提げながら冬優子を差し) 」

泉けん「ごめんねー、僕が君を車で轢いちゃってー(ムーンをスカイロッドで撥ね飛ばす) 」

和泉愛依「(冬優子とあさひの許に遅れて現れ)あー、よかったー!!二人とも合流できたー!いやあ、マジ焦っちゃってさあ、二人とも連絡付かないし! 」

リューク「やっぱり人間って……(スカイロッドで跳ね飛ばされるムーンを目だけで追い)——————面白! 」

セガハタンシロー「セガサターンは滅びた!!!!!!セガも共に歴史の闇へ沈むがいい!!!!!!!!!1 」

飛電或人「朝食に期限切れのチーズ食べたら腹下して会社に遅刻で超ショック!!!はぁいッ!!アルトじゃ~~~~~~ないとーーーーーーー!!!m9(`・ω・´) 」

イズ「今のは、「朝食」に「超ショック」をかけた、出勤に遅刻した或人社長の考えた言い訳のギャグであり… 」

飛電或人「うわああああああああああああああああああすみませんでしたあああああああああああああああ 」

ポリゴン2「にゅ(或人のスマホから生えてくる)いっけねー、今のライブ配信しちゃったーはっはっはっはっはっは。いややっちゃったもんはしかたないね、はっはっはっはっは 」

首領パッチ「誰がバカだよ!(いかりやのメガホンでムーンの頭を叩きまくる) 」

KAZUYA MISHIMA「ドリャドリャカズヤさん ドリャドリャカズヤさん(晴れて世界の支配者となったKAZUYA MISHIMA、そんな音声を垂れ流す宣伝カーの上に立ちご満悦) 」

エドガー「 巷でミスコンやってる時にあのパン屋で特売セール中!? なんで昨日のうちに言わなかった!!C4爆弾とドローンを用意しろ!!営業マンとスカウトマンを木っ端微塵に吹っ飛ばしてや—————(携帯で誰かと通話しながら突っ走って居たところKASUYA MISHIMAサンの街宣カーの前に飛び出し)  せこッッッッッ   (跳ね飛ばされストックを99個失う) 」

門矢士「俺は選挙には行かない主義だ!!!選挙は全て…この俺が破壊する!!(宣伝カーへ突撃していく) 」

鳴滝「おのれディケイドォーーーーッ!!!貴様のような無投票の輩がいるから、この国の未来は明るくならんのだ!!!プリキュアに清き一票を!!!!! 」

アームストロング上院議員「(全速力でKAZUYA MISHIMAの街宣カーへ走っていく) 」

KAZUYA MISHIMA「ここが貴様の墓場だ(などとのたまい突撃して来たやからとの殴り合いを始める) 」

ロー「……無茶苦茶だ…(いつものように診療所で好き勝手やって暴れていく無法者な患者どもがやらかしていく光景に呆気取られている) 」

ヴォイド「あぁ…頭痛がすらァ……(散らかった寄宿舎のロビーをせっせと掃除している) 」

ニオ「(寄宿舎のソファに寝っ転がり珈琲を飲み終わったカップを投げ……落としてしまう)あごめーん仕事増やしたー(棒) 」

メディ「頭痛薬をお持ちしました。ぜひご使用ください。(看護師のような優しい笑みを浮かべながらヴォイドに薬を手渡す) 」

死「(はやく誰かの頭上に表示されたくて診療所の待合室でうずうずしている) 」

ヴォイド「( ^^ #)(ニオが割ったカップの破片を黙々と拾い上げる)……すまねぇな、恩に着る(メディから薬を受け取ると片手を上げて感謝の意を示す) 」

ハサウェイ・ノア「人の犯した過ちはマフティーが粛清する!(テロを行う) 」

ゲスト(のアイコン)「(もう誰の指先にも召喚されたくないので…… 託児所で子供達のおもちゃにされている)おかしい……こんなはずじゃなかった…… 」

ろろん「ろろ~んっ☆ 今日はくじ引きでお菓子貰っちゃったー♪ハッピーだなー♪ 」

ブロリー「……デッサン゛ン゛ン゛ン゛ン゛って、なんだぁ…?(ベレー帽を被りキャンバスにへたくそな絵を描きながらふと過った疑問) 」




アスラン・ザラ「・・・・・フッ(曖昧に笑って、その光景を見つめる)……これで、いいんだ……


ゴーン…ゴーン…――― ♪ (正午の刻音が世界に鳴り響く。その音に驚いたように、数羽の白いハトが飛び立っていく。眩しい青空の向こうへと旅立つ ―――――)


カービィ「んー…っ…!(ぐぐーっと背伸びする)なんだか、夢を見ていた気がするなぁ… とってもとっても面白くて、忘れられないくらい楽しい「 夢 」を―――♪

カービィ「………よしっ、お腹空いた!なにか食べに行こうかなっ♪(起き上がると、うきうきるんるんで丘の向こうへと駆け抜けていく) 」










今日もこの世界に、いつもと変わらない日常が広がる
それでも、まだ見ぬ明日へ確かに進んでいる











そしてはじまる
私たちが愛した、あの――――












『 混沌の物語《 カオスドラマ 》 』が















Ending♪:『GOinNG to the CHAOS DRAMA』( WANIMA / 『GONG』 )































































― 観測地点 ―


岡部倫太郎「――― おい、そこの「貴様等」!俺たちが視えているかぁ? 」

岡部倫太郎「……なぜ答えない…?モニターのそっち側にいる間抜け面の「貴様等」だァ!! 」

岡部倫太郎「………しかたない。ラボメンナンバー002!椎名まゆり!貴様からも「こいつら」に何か言葉を。 」

椎名まゆり「トゥットゥルー♪まゆしぃで~す☆ (飛び出してくると共に「画面」を覗き込む)う~ん…相変わらずおしゃべりしないねぇ…?(不思議そうにその「画面」をまじまじと見つめる) 」

岡部倫太郎「しかし、進展はあった。わずか数ヶ月にも及ぶ――我々にとってはあまりにも一瞬の――激闘だったが、我々のたゆまぬ探求心により、ついに!!新たな物語(せかい)へのゲートが開かれたではないかァ!! 」

椎名まゆり「おー♪(ぱちぱち…) 」

岡部倫太郎「やはりあのゲートには、世界の支配構造を変革する因果が込められていると考えるのが必然…!俺はこの目にできなかったが…いつか必ず暴いてみせるぞ…!この、「鳳凰院凶真」がッ!!!( シュバッ ) 」

椎名まゆり「まゆしぃのお願い事…―――「 みんなの願いが叶いますように 」って夢が叶って本当に良かったよ~☆ カー君とアスラン君の気持ちは、まゆしぃと同じだったみたいでとっても嬉しいのですぅ~♪ 」

岡部倫太郎「……フッ…お前の「願い」が叶ってよかったな、まゆり。(一瞬、「岡部倫太郎」としての優しい声音で笑みを零すのだった) 」


♪~(そこに、携帯電話の着信音が鳴り響く)


椎名まゆり「うんっ♪……あれれぇ~?オカリン、携帯鳴ってるよ~?」

岡部倫太郎「……ん…?そんなバカな。ここは観測地点なんだぞ。俺たち以外に干渉できる者など―――!(着メロが鳴る赤い携帯電話をポケットから抜き取り、その画面に視線を落とすと)―――――!!(大きく目を見張った) 」




赤い携帯電話に映されていたのは、メールの本文。
謎のアドレス「kubomi51」から送られてきたあの、『C.Dメール』だった。
そこには、あの時のような謎のメッセージも、ログカウンターもない。
ただし、以下のURLだけが添付されていた―――




――― 「 https://www.youtube.com/watch?v=NjCJRhxYHwU 」 ―――




岡部倫太郎「―――――――――(URLを踏み、その先に広がる意外な光景に、目を釘付けにされた。その目には驚きと喜びの二つの大きな感情が錯綜しているようにも見られ、短くも長いその一瞬を経て、最後には――― "笑っていた" ) 」

岡部倫太郎「……「 いつか想い届くまで 」か… そうだな…――――― 」







届くさ、俺たちの「想い」は。いつまでも、どこまでも。







――― それが、『 カオスゲート 』の選択だというのなら ――――










カ ラ カ ラ カ ラ カ ラ … (とある劇場。映写機は流れ終えたエンドロールを尚も映し続けていた――)


カオスマスター「――――……とても、素晴らしい物語でしたね。(自分以外誰もいない劇場の客席で、上映を終えたスクリーンから目を伏せるようにふっと笑った) 」

カオスマスター「たくさんの登場人物たちが織りなす素敵な物語(せかい)。それは、この世に二つとない、かけがなき大切なもの。 」

カオスマスター「みなさんは、その一瞬一瞬を大切にして今日まで駆け抜けてきた。これまでに紡いだそのすべての「 想い 」が、みなさんの「 宝 」となったのです。(一冊の分厚い書物…つい先程まで「管理者権限」などと呼ばれたその本を開いた) 」


バ サ バ サ バ サ バ サ ァ … ッ … ――――― ! ! (開かれた本から散乱していく無数の頁が、上空へと舞い上がっていく。その光景はまるで、帰るべき場所へと帰っていくように――――)


カオスマスター「そう、「 想い 」は"届く"のです。この物語でそれを知ったあなたたちなら、きっとこれからも素晴らしい物語を描き、紡いでいくでしょう。(頁と共にめくれるように黒いマントが強く靡かれ、飛ばされていくその一瞬、仮面の男を映す画面が暗転する。その刹那の内に、仮面以外の衣装が瞬く間に転変していた) 」

カオスマスター「――― "そして想い届くとき"、誰も知らない新たな物語の幕が上がる。心の中で想い続ける誰かがいる限り、物語に終わりなんてない。……だから私も、この素晴らしい物語が永遠に続くことを願い続けましょう。(白い仮面に手を触れ、その素顔を曝け出すように脱ぐ―――) 」





























カオスマスター → オスカー「 ――――――――― " いつか想い届くまで " ――――――――― 」

























だってそれが、私が見てみたい物語 ―――――












―――――― " カオスドラマなのだから " ―――――――





















―――――最終章:いつか想い届くまで ―――――






































この物語を愛してくれたすべての人たちへ










ほんとうに、ありがとうございました



































































劇場版カオスドラマ 大乱闘カオスマッシュピード[Re]master






























―――――   f i n .  ―――――



















―――――――― to be ・・・?









偽マフティー「…………フハハ……ドサクサ紛れの火事場泥棒とはこのことだな。ぼろ儲けだ。(ギャプランの機内、『古びた』一冊の本を持ってそう嗤う) 」

偽マフティー「……さてと。帰るか。(そう言うと、一本のビデオテープを取り出し、それをギャプランの機器へと差し込んで) 」


……ブツッ




―――  https://youtu.be/6E_YIiuLgo0  ―――







next drama ―――








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最終更新:2024年01月21日 16:35