「………………はい!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?」
ぉ姫様の衝撃の死に、実はちひろを守るように立ち回っていた勇者の間の抜けた声が、トマト・テンプルにこだまする。
誰も彼女の行動の意味を理解できない。
それは心情的にもそうだし、実利の面でもそうだ。
誰も彼女の行動の意味を理解できない。
それは心情的にもそうだし、実利の面でもそうだ。
今までの言動、振る舞いを見れば、レグルスは狂人だ。
彼の一挙手一投足があらゆる人間の怒りを買い、あらゆる恐怖をもたらすのは明確。
そんな相手を何故、身命を賭してまで庇ったのか。
彼の一挙手一投足があらゆる人間の怒りを買い、あらゆる恐怖をもたらすのは明確。
そんな相手を何故、身命を賭してまで庇ったのか。
そしてレグルスの能力『獅子の心臓』は、マリオ達は未だ能力の内容を理解していないものの、強力であることは明確だ。
それこそ、アヌビス神の能力を把握していない限り、レグルスを庇い立てするという選択肢が思い浮かばないほどに。
だが当然の如く、レグルスも亡きぉ姫様も、アヌビス神の能力など知る術を持ってはいない。
それこそ、アヌビス神の能力を把握していない限り、レグルスを庇い立てするという選択肢が思い浮かばないほどに。
だが当然の如く、レグルスも亡きぉ姫様も、アヌビス神の能力など知る術を持ってはいない。
しかし、レグルスはぉ姫様が自身を庇ったわけに気付いた。
心情的な意味で言うなら、彼は自分を常識人でまともな人間だと認識している。
だから、愛してくれる誰かが自分を庇うことについては、何の疑問もない。
心情的な意味で言うなら、彼は自分を常識人でまともな人間だと認識している。
だから、愛してくれる誰かが自分を庇うことについては、何の疑問もない。
それはそれとして、レグルスは少し顔を下ろし、ある一点を見つめる。
そこにあるのは、ぉ姫様の血がついた自身の首輪。
これを見て、彼は彼女の行動の意味に気付けたのだ。
そこにあるのは、ぉ姫様の血がついた自身の首輪。
これを見て、彼は彼女の行動の意味に気付けたのだ。
まず、レグルスの能力『獅子の心臓』は非常に強力だ。
能力の対象は彼自身にのみならず、彼の身に着けているもの、彼が触れた空気、彼が吐いた息にまで及ぶ。
その効果で、彼にはおろか服にすら、どんな攻撃も通用しない。土埃一つつくことはない。
能力の対象は彼自身にのみならず、彼の身に着けているもの、彼が触れた空気、彼が吐いた息にまで及ぶ。
その効果で、彼にはおろか服にすら、どんな攻撃も通用しない。土埃一つつくことはない。
しかし今、首輪にはぉ姫様の血が付着している。
首輪には『獅子の心臓』が及んでいないのだ。
首輪には『獅子の心臓』が及んでいないのだ。
あの時、カズマはアヌビス神を振り上げて斬りかかっていた。
そしてレグルスは、それに対し何も抵抗するつもりはなかった。そんなことをするのは無駄だと認識しているかだ。
しかし、今現在首輪にカズマの攻撃を無効化する力はない。
そしてレグルスは、それに対し何も抵抗するつもりはなかった。そんなことをするのは無駄だと認識しているかだ。
しかし、今現在首輪にカズマの攻撃を無効化する力はない。
つまり、ぉ姫様が立ちはだからなければ、アヌビス神は首輪を切り裂き、爆発させていた。
首輪に『獅子の心臓』が及んでいない以上、爆発で死んでいたかもしれないのだ。
首輪に『獅子の心臓』が及んでいない以上、爆発で死んでいたかもしれないのだ。
すなわち、レグルスはぉ姫様に命を救われた。
この事実に彼が気付いた時、心中を駆け巡ったのはある一つの感情だった。
この事実に彼が気付いた時、心中を駆け巡ったのはある一つの感情だった。
「妻が、僕を見下していたのか!!」
猛烈な怒りだ。
レグルスという人間を一言で表すなら、クズだ。
自らを完結している、満たされていると称しながらも、その実彼は他者からの評価を人一倍気にする。
そして自己愛が激しすぎるあまり、本当は他者からの干渉を酷く嫌っている。
自らを完結している、満たされていると称しながらも、その実彼は他者からの評価を人一倍気にする。
そして自己愛が激しすぎるあまり、本当は他者からの干渉を酷く嫌っている。
彼からすれば、人の愛というものも嫌悪の対象である。
事実、彼は子供の頃から、貧乏ながらも真っ当に彼を愛していた家族すら嫌い、殺したくらいなのだから。
そんな彼が、他者から命を救われればどう思うか。答えは明白だ。
事実、彼は子供の頃から、貧乏ながらも真っ当に彼を愛していた家族すら嫌い、殺したくらいなのだから。
そんな彼が、他者から命を救われればどう思うか。答えは明白だ。
「おかしいだろう!! この僕が!!
大罪司教『強欲』にして、この世で最も満たされて、揺るがなき存在である僕が!
どうしてよりにもよって、愛する妻に見下さなきゃいけないんだ!!
夫婦とは対等であるべきだろう!! 同じ目線でなければならないだろう!!
にもかかわらず彼女は、それを汚したんだよ!!」
大罪司教『強欲』にして、この世で最も満たされて、揺るがなき存在である僕が!
どうしてよりにもよって、愛する妻に見下さなきゃいけないんだ!!
夫婦とは対等であるべきだろう!! 同じ目線でなければならないだろう!!
にもかかわらず彼女は、それを汚したんだよ!!」
怒りのあまり傍で倒れているぉ姫様の遺体を、幾度も踏みつけるレグルス。
その様はまるで、おもちゃを買ってもらえなくて駄々をこねている子供のようだった。
その様はまるで、おもちゃを買ってもらえなくて駄々をこねている子供のようだった。
こんな殺し合いを開いた挙句、自身を参加者に仕立てた主催者が憎い。
野蛮にも剣を振りかざし、自分を切り裂こうとしたカズマがおぞましい。
夫の命を守って死に、自分に酔っていい気になっていたぉ姫様が気持ち悪い。
野蛮にも剣を振りかざし、自分を切り裂こうとしたカズマがおぞましい。
夫の命を守って死に、自分に酔っていい気になっていたぉ姫様が気持ち悪い。
「やめなさい!! そのような振る舞いは私たちの心を痛めます」
ここで、今まであまりの迫力で口を出せなかった勇者が、レグルスの蛮行を見て止めに入る。
もっとも、台詞はどこかおかしかったが。
もっとも、台詞はどこかおかしかったが。
「君はつくづく無礼だよねぇ。夫婦間の問題に部外者がいきなり割り込んでくるなんてさ。
それとも何かな? 君の故郷では夫婦がもめていると一々他の人が出張って来るのかな?
田舎で見たことある光景だよ。僕も生まれは田舎だからね。でもあれはおかしいとずっと思っているんだ。
だってそうだろう。人と人とのかかわり方なんて千差万別だろうに、あいつらは勝手に自分達のやり方が正しいと本気で思いあがっているんだ。
そんな傲慢がまかり通ることを、はっきり言って僕は認めたくないよ」
それとも何かな? 君の故郷では夫婦がもめていると一々他の人が出張って来るのかな?
田舎で見たことある光景だよ。僕も生まれは田舎だからね。でもあれはおかしいとずっと思っているんだ。
だってそうだろう。人と人とのかかわり方なんて千差万別だろうに、あいつらは勝手に自分達のやり方が正しいと本気で思いあがっているんだ。
そんな傲慢がまかり通ることを、はっきり言って僕は認めたくないよ」
それだけ言い返すとレグルスは、実は今までずっと傍でフリーズしていたカズマに殺気を向ける。
なぜ彼は固まってしまっていたのか。
彼なら作戦が失敗した時点で引き下がっていてもおかしくないのに、動けずにいたのか。
なぜ彼は固まってしまっていたのか。
彼なら作戦が失敗した時点で引き下がっていてもおかしくないのに、動けずにいたのか。
なぜなら、カズマは人を殺したことがない。
人語を介するモンスターを殺したことはあるが、人は殺したことはない。
更に言うなら、彼の出身は現代でも特に平和と言われる日本。
殺人に猛烈な抵抗感を持っていてもおかしくない。
そしてそんな彼が、全く殺すつもりのなかった相手を斬り殺してしまい、動揺しないこともありえない。
故に、今まで動けなかったのだ。
人語を介するモンスターを殺したことはあるが、人は殺したことはない。
更に言うなら、彼の出身は現代でも特に平和と言われる日本。
殺人に猛烈な抵抗感を持っていてもおかしくない。
そしてそんな彼が、全く殺すつもりのなかった相手を斬り殺してしまい、動揺しないこともありえない。
故に、今まで動けなかったのだ。
しかしここに来て、レグルスの猛烈な殺意がカズマを硬直から引き戻した。
咄嗟にアヌビス神を構え、もう一度斬ろうとするが、そんな稚拙な殺意は大罪司教の前では無意味だ。
咄嗟にアヌビス神を構え、もう一度斬ろうとするが、そんな稚拙な殺意は大罪司教の前では無意味だ。
レグルスがまたも腕を軽く振るう。
それだけで生まれる真空波は、カズマに避けるという選択肢すら許さず、彼のあるものを斬り飛ばす。
それだけで生まれる真空波は、カズマに避けるという選択肢すら許さず、彼のあるものを斬り飛ばす。
命ではない。カズマはまだ生きている。
代わりに飛んでいくのは、彼がさっきまで握っていたアヌビス神。
代わりに飛んでいくのは、彼がさっきまで握っていたアヌビス神。
死ななかったことに思わず安堵してしまうカズマ。しかしここであることに気付く。
彼はさっきまで、アヌビス神を両手で握っていた。断じて放したつもりはない。
にも関わらず、アヌビス神は飛んで行った。
その答えはカズマの手首から先にある。すなわち――
彼はさっきまで、アヌビス神を両手で握っていた。断じて放したつもりはない。
にも関わらず、アヌビス神は飛んで行った。
その答えはカズマの手首から先にある。すなわち――
「う、うわああああああああああああ!!」
カズマの両手首から先は、アヌビス神と共に飛んで行ってしまったのだ。
彼はやっと気づいた痛みの余り、思わず絶叫した。
彼はやっと気づいた痛みの余り、思わず絶叫した。
「苦しいかい? でもそれは君が殺した僕の妻の苦しみに比べたら、間違いなく些細なことさ。
人を殺した奴がのうのうと、何の罰も受けず生きていていいわけがない。
もし傷ついたのが僕だけだったらそれだけで許してあげてもよかったけど、残念ながらそうはいかない」
「あ、アクアああああああああああああ!!」
人を殺した奴がのうのうと、何の罰も受けず生きていていいわけがない。
もし傷ついたのが僕だけだったらそれだけで許してあげてもよかったけど、残念ながらそうはいかない」
「あ、アクアああああああああああああ!!」
失った両手首の喪失感と、体の一部が削がれた痛みのあまり、この場にいないものに助けを求め、走り出してしまうカズマ。
一方、それを聞いたレグルスは不愉快気に眉をひそめてから、言葉をさらに続ける。
一方、それを聞いたレグルスは不愉快気に眉をひそめてから、言葉をさらに続ける。
「アクア、というのは君の知人かな?
この状況で呼ぶのだから優秀な水魔法の使い手なんだろうね。
そんな仲間がいるのはまあいいとしても、どうして今呼ぶんだ?
まさか、自分が痛みを負ったからじゃないよね? もしそうだとするなら僕は君を許さない。
なぜなら、お前は自分の事しか考えていない男だからだ。
僕の妻が死にゆくときには何もしなかった癖に、自分が死にそうになれば助けを求めるなんて、お前は最低だ」
「やめろ――――――っ!!」
この状況で呼ぶのだから優秀な水魔法の使い手なんだろうね。
そんな仲間がいるのはまあいいとしても、どうして今呼ぶんだ?
まさか、自分が痛みを負ったからじゃないよね? もしそうだとするなら僕は君を許さない。
なぜなら、お前は自分の事しか考えていない男だからだ。
僕の妻が死にゆくときには何もしなかった癖に、自分が死にそうになれば助けを求めるなんて、お前は最低だ」
「やめろ――――――っ!!」
いよいよレグルスがカズマを殺しにかかっている。
そう確信したマリオは必死に叫びながら、ヨッシーに勇者、レムと共に攻撃を仕掛ける。
しかし――
そう確信したマリオは必死に叫びながら、ヨッシーに勇者、レムと共に攻撃を仕掛ける。
しかし――
「ふん」
レグルスがぉ姫様の遺体と共に在る彼女のデイバックを、まるでサッカーボールのように蹴り飛ばす。
それだけで、蹴られたデイバックは砲弾のような威力で突き進み、やがてカズマの胴体を貫いた。
それだけで、蹴られたデイバックは砲弾のような威力で突き進み、やがてカズマの胴体を貫いた。
「え、あ……?」
誰も何もできない。カズマですら、うめき声をあげるのが精一杯。
水魔法の使い手レムでも、彼の傷跡を治すことはできない。
なぜならば、デイバックが貫かれた時にもう、助かる道などなくなったのだから。
水魔法の使い手レムでも、彼の傷跡を治すことはできない。
なぜならば、デイバックが貫かれた時にもう、助かる道などなくなったのだから。
【佐藤和真@この素晴らしい世界に祝福を!(アニメ版) 死亡】
【残り91人】
【残り91人】
「カズマ――――っ!!」
「カズマさん!!」
「カズマさん!!」
カズマの遺体を見て思わず叫ぶマリオとヨッシー。
しかし、仲間を助けるためとはいえちひろから離れるという選択は、彼らにとって最悪のものをもたらす。
しかし、仲間を助けるためとはいえちひろから離れるという選択は、彼らにとって最悪のものをもたらす。
「……え?」
なんと、レグルスは一瞬のうちにちひろの目の前に移動していたのだ。
これもまた『獅子の心臓』の権能の一つである。
そしてレグルスは、驚き目を見開く彼女に目もくれず、一方的に語り掛け始めた。
これもまた『獅子の心臓』の権能の一つである。
そしてレグルスは、驚き目を見開く彼女に目もくれず、一方的に語り掛け始めた。
「さあ、一緒になろう。僕の新しい妻。
こんなことを言うと、前の妻を何とも思っていないように見えるかもしれないけど、それは誤解だよ。
人間は、過去に囚われてはいけないと思うんだ。
勿論故人をないがしろにするわけじゃないけど、だからと言って囚われるのもまた違うよ。
だってそうだろう? 故人が思うのはきっと、生きている大切な人の幸せだ。その為なら自分を忘れる位許すはずさ。
過去に囚われて未来を見ないことが幸せな訳がない。それが自分のせいで起きていると知ったら、どんなことをしても止めようとするだろう。
だから僕は新しい幸せの為に君と結婚する。いいね?」
「は、はい……」
こんなことを言うと、前の妻を何とも思っていないように見えるかもしれないけど、それは誤解だよ。
人間は、過去に囚われてはいけないと思うんだ。
勿論故人をないがしろにするわけじゃないけど、だからと言って囚われるのもまた違うよ。
だってそうだろう? 故人が思うのはきっと、生きている大切な人の幸せだ。その為なら自分を忘れる位許すはずさ。
過去に囚われて未来を見ないことが幸せな訳がない。それが自分のせいで起きていると知ったら、どんなことをしても止めようとするだろう。
だから僕は新しい幸せの為に君と結婚する。いいね?」
「は、はい……」
レグルスのプロポーズに、ちひろはついに屈してしまった。
彼の言葉を受け取らなければどうなるのか、という単純な恐怖が彼女の心を大きく占めたのは事実だが、同時にこうも考えた。
もし自分が彼の妻になれば、もしかしたら彼の行動を誘導し、仲間やアイドル達を助けることができるのではないか、と。
しかしその考えは余りにも甘い。大罪司教と会話が成立する存在はない。
それを彼女はすぐ思い知る。
彼の言葉を受け取らなければどうなるのか、という単純な恐怖が彼女の心を大きく占めたのは事実だが、同時にこうも考えた。
もし自分が彼の妻になれば、もしかしたら彼の行動を誘導し、仲間やアイドル達を助けることができるのではないか、と。
しかしその考えは余りにも甘い。大罪司教と会話が成立する存在はない。
それを彼女はすぐ思い知る。
「じゃああの邪魔者たちを始末してくるよ。
いや、始末と言うと語弊があるな。これは掃除だ。人殺しの仲間なんて、生かしておいても害にしかならない。
道端にゴミが落ちていると気持ち悪いだろう? それと一緒さ。汚いものを汚いままにするのはどうにも落ち着かなくてね。
いや、もちろん人がどう思うかまで口を出したりはしないよ。掃除が嫌いなことを責めるつもりは全くないんだ。
だけど汚しっぱなしにする権利があるなら、綺麗にする権利もある筈だよね。
だからこれは僕が持つ権利の、当然の行使だ」
いや、始末と言うと語弊があるな。これは掃除だ。人殺しの仲間なんて、生かしておいても害にしかならない。
道端にゴミが落ちていると気持ち悪いだろう? それと一緒さ。汚いものを汚いままにするのはどうにも落ち着かなくてね。
いや、もちろん人がどう思うかまで口を出したりはしないよ。掃除が嫌いなことを責めるつもりは全くないんだ。
だけど汚しっぱなしにする権利があるなら、綺麗にする権利もある筈だよね。
だからこれは僕が持つ権利の、当然の行使だ」
そうちひろに告げると、レグルスはマリオ達に向けて殺意を滾らせる。
何か手立てがない限り、彼らの死は時間の問題だ。
何か手立てがない限り、彼らの死は時間の問題だ。
「この俺が片づけてやる!!! 私の力不足だ……」
勇者は一瞬それでも戦おうとしたが、すぐにレグルスを倒す方法が見つからない現実を受け入れ、諦めてしまう。
それが嫌ならもう逃げるしか道はないが、果たして彼らはそれを選べるだろうか。
それが嫌ならもう逃げるしか道はないが、果たして彼らはそれを選べるだろうか。
別に、マリオ達は逃げることに抵抗はない。
マリオもヨッシーも負けイベントは経験済みだし、逃げることを選ぶ時もある。
勇者も、ボス戦では逃げられないことが多いが、雑魚敵相手に苦戦するなら、体勢を立て直すために引くことに抵抗はない。
レムも、別に戦いに誇りがあるわけでは無い。一対一の決闘を申し込まれた話は変わるかもしれないが、逃げる必要があるなら躊躇なくそれを選べる。
マリオもヨッシーも負けイベントは経験済みだし、逃げることを選ぶ時もある。
勇者も、ボス戦では逃げられないことが多いが、雑魚敵相手に苦戦するなら、体勢を立て直すために引くことに抵抗はない。
レムも、別に戦いに誇りがあるわけでは無い。一対一の決闘を申し込まれた話は変わるかもしれないが、逃げる必要があるなら躊躇なくそれを選べる。
だがレグルスがさっき見せたあの超スピードを前に、単純に退くことができるのか疑問だった。
するとここで、レムが覚悟を決めたような鋭い眼つきでカズマの遺体に近づく。
そして彼のデイバックと手に取り、トゲワンワンを自分のデイバックにしまってから、二つ一緒にしてマリオ達に手渡した。
そして彼のデイバックと手に取り、トゲワンワンを自分のデイバックにしまってから、二つ一緒にしてマリオ達に手渡した。
「レ、レムさん……? 一体何を……」
レムの行動の意図が分からず戸惑うヨッシーに向けて、彼女ははっきりと宣言した。
「私が囮になりますので、お三方は逃げてください」
「バ、バカヤロー! そんなの駄目に決まってるだろ!!」
「そうですレムさん、わからないんですか?」
「話している時間はありません」
「バ、バカヤロー! そんなの駄目に決まってるだろ!!」
「そうですレムさん、わからないんですか?」
「話している時間はありません」
囮になろうとするレムに対し、マリオと勇者が必死になって止める。
しかし彼女は譲らない。
しかし彼女は譲らない。
「もうこれしか私には思いつきません。
スバル君ならこんな状況にならないよう立ち回れたでしょうけど、私にはできません。
心配しなくても、ちひろ様が殺される可能性は低いでしょう。少なくとも、今の私達よりは。
だから、皆さんにはスバル君をお願いします。あの人は、強いけど弱い人ですから」
「お前勇敢なヤツだな」
スバル君ならこんな状況にならないよう立ち回れたでしょうけど、私にはできません。
心配しなくても、ちひろ様が殺される可能性は低いでしょう。少なくとも、今の私達よりは。
だから、皆さんにはスバル君をお願いします。あの人は、強いけど弱い人ですから」
「お前勇敢なヤツだな」
さっきまで止めていたのにいきなり称賛し始める勇者に、レムは一瞬だが虚を突かれたような顔を見せる。
一方、マリオは未だ納得していないのだが反論が思いつかずただ口をパクパクさせ、ヨッシーは何やらカズマのデイバックを漁っていた。
一方、マリオは未だ納得していないのだが反論が思いつかずただ口をパクパクさせ、ヨッシーは何やらカズマのデイバックを漁っていた。
「もう話は終わりかな?」
そこにレグルスが話しかけてきた。
今まで待っていたのは別に能力の対価とかではなく、彼の慢心だ。
マリオ達にはもう何もできないと高をくくって、せめて最期の語らいくらいは許してやろう、などと思っていたにすぎない。
しかしその判断は間違いだったと、レグルスはすぐに思い知る。
今まで待っていたのは別に能力の対価とかではなく、彼の慢心だ。
マリオ達にはもう何もできないと高をくくって、せめて最期の語らいくらいは許してやろう、などと思っていたにすぎない。
しかしその判断は間違いだったと、レグルスはすぐに思い知る。
「マリオさん! 勇者さん! 逃げますよ!!」
ヨッシーはそう言うと素早くマリオと勇者の腕を掴む。
彼の足元にはいつの間にか、見覚えのない靴が履かれていた。
これはペガサスの靴といい、履くと素早いスピードでダッシュできるようになるものだ。
本来はゼルダの伝説シリーズに登場するアイテムだが、過去にその世界に行ったことがあり、なおかつマリオがこの靴を借りたことがあるので、ヨッシーは知っていたのだ。
彼の足元にはいつの間にか、見覚えのない靴が履かれていた。
これはペガサスの靴といい、履くと素早いスピードでダッシュできるようになるものだ。
本来はゼルダの伝説シリーズに登場するアイテムだが、過去にその世界に行ったことがあり、なおかつマリオがこの靴を借りたことがあるので、ヨッシーは知っていたのだ。
こうして、ヨッシー達は靴を用いてトマト・テンプルを脱出した。
仲間の仇を討てなかったことと、仲間を見捨てて逃げていくことに心を痛めながら。
仲間の仇を討てなかったことと、仲間を見捨てて逃げていくことに心を痛めながら。
【G-4 トマト・テンプル付近/早朝】
【マリオ@スーパーマリオくん(コロコロ版)】
[状態]:腹に傷(軽傷)、悲しみ(大)、ヨッシーに掴まれている
[装備]:ウォーハンマー@ドラゴンクエスト3
[道具]:基本支給品、沢田ユキオのポスター、ランダム支給品×1
[思考・状況]基本行動方針:主催者を倒す。
1:レグルスから逃げる
2:カズマ……レム……ちひろ……
3:ピーチ姫を最優先で探す。そしてちひろ、レム、カズマの言っていた仲間も探す。後クッパもついでに。
4:主催者とレグルスを何としても倒す。そのために会場内を探索しつつ、ともに戦う仲間を探す。
[備考]
※参戦時期は、オデッセイ編終了後(単行本55巻)。
※クッパ姫を女装したクッパ@スーパーマリオくん だと思っています。
※カズマと情報交換しました。
※レムの話から、鬼族の女性(パワー)に関する情報を得ました。
※レグルスは何らかの方法でバリアを操っていると考えています。
[状態]:腹に傷(軽傷)、悲しみ(大)、ヨッシーに掴まれている
[装備]:ウォーハンマー@ドラゴンクエスト3
[道具]:基本支給品、沢田ユキオのポスター、ランダム支給品×1
[思考・状況]基本行動方針:主催者を倒す。
1:レグルスから逃げる
2:カズマ……レム……ちひろ……
3:ピーチ姫を最優先で探す。そしてちひろ、レム、カズマの言っていた仲間も探す。後クッパもついでに。
4:主催者とレグルスを何としても倒す。そのために会場内を探索しつつ、ともに戦う仲間を探す。
[備考]
※参戦時期は、オデッセイ編終了後(単行本55巻)。
※クッパ姫を女装したクッパ@スーパーマリオくん だと思っています。
※カズマと情報交換しました。
※レムの話から、鬼族の女性(パワー)に関する情報を得ました。
※レグルスは何らかの方法でバリアを操っていると考えています。
【ヨッシー@スーパーマリオくん(コロコロ版)】
[状態]:ちょっと火傷、悲しみ(大)、ダッシュ中
[装備]:振動パック@スーパーマリオくん、ペガサスの靴@ゼルダの伝説シリーズ
[道具]:基本支給品、ランダム支給品×1、
カズマのデイパック(基本支給品、ランダム支給品×1)、レムのデイパック(基本支給品、ランダム支給品×1、トゲワンワン@スーパーマリオくん)
[思考・状況]基本行動方針:主催者を倒す。
1:レグルスから逃げる
2:マリオさんに付いていきます。
3:カズマさん……レムさん……ちひろさん……
[備考]
※基本支給品の食料を、すべて食べつくしました。
※制限により、食欲および消化能力が低下してます。
※カズマと情報交換しました。
※レムの話から、鬼族の女性(パワー)に関する情報を得ました。
※レグルスは何らかの方法でバリアを操っていると考えています。
[状態]:ちょっと火傷、悲しみ(大)、ダッシュ中
[装備]:振動パック@スーパーマリオくん、ペガサスの靴@ゼルダの伝説シリーズ
[道具]:基本支給品、ランダム支給品×1、
カズマのデイパック(基本支給品、ランダム支給品×1)、レムのデイパック(基本支給品、ランダム支給品×1、トゲワンワン@スーパーマリオくん)
[思考・状況]基本行動方針:主催者を倒す。
1:レグルスから逃げる
2:マリオさんに付いていきます。
3:カズマさん……レムさん……ちひろさん……
[備考]
※基本支給品の食料を、すべて食べつくしました。
※制限により、食欲および消化能力が低下してます。
※カズマと情報交換しました。
※レムの話から、鬼族の女性(パワー)に関する情報を得ました。
※レグルスは何らかの方法でバリアを操っていると考えています。
【勇者(主人公)@ファイナルソード】
[状態]:健康、悲しみ(大)、ヨッシーに掴まれている
[装備]:令嬢剣士の家宝の宝剣と盾@ゴブリンスレイヤー
[道具]:基本支給品、ランダム支給品×1、キャベツ(3玉)@この素晴らしい世界に祝福を!
[思考・状況]基本行動方針:勇者として主催者を倒します。
1:レグルスから逃げます。
2:襲われている人を助けつつ、レグルスを倒す方法を探し、ちひろさんを助けます。
3:姫様……
4:主催者はどこに居ますか? この会場のどこかにいますよ
5:この催しは神聖な木の試練ですか?
[備考]
※支給品は確認済み。
※参戦時期は神聖な木と会話した直後。
※レムの話から、鬼族の女性(パワー)に関する情報を得ました。
※マリオ達と情報交換しました。そのせいでクッパ姫を女装したクッパ@スーパーマリオくん だと思っています。
※レグルスは何らかの方法でバリアを操っていると考えています。
[状態]:健康、悲しみ(大)、ヨッシーに掴まれている
[装備]:令嬢剣士の家宝の宝剣と盾@ゴブリンスレイヤー
[道具]:基本支給品、ランダム支給品×1、キャベツ(3玉)@この素晴らしい世界に祝福を!
[思考・状況]基本行動方針:勇者として主催者を倒します。
1:レグルスから逃げます。
2:襲われている人を助けつつ、レグルスを倒す方法を探し、ちひろさんを助けます。
3:姫様……
4:主催者はどこに居ますか? この会場のどこかにいますよ
5:この催しは神聖な木の試練ですか?
[備考]
※支給品は確認済み。
※参戦時期は神聖な木と会話した直後。
※レムの話から、鬼族の女性(パワー)に関する情報を得ました。
※マリオ達と情報交換しました。そのせいでクッパ姫を女装したクッパ@スーパーマリオくん だと思っています。
※レグルスは何らかの方法でバリアを操っていると考えています。
◆
「やってくれたね……!
人の慈悲に付け込んで生き汚く逃げ出すなんて、人殺しの仲間に優しさを振る舞ったのが間違いだった!
しかも一人残るなんて、仲間を守って死ぬ英雄気取りかな?
じゃあまずはお望み通り、お前から醜く殺してやるよ!!」
人の慈悲に付け込んで生き汚く逃げ出すなんて、人殺しの仲間に優しさを振る舞ったのが間違いだった!
しかも一人残るなんて、仲間を守って死ぬ英雄気取りかな?
じゃあまずはお望み通り、お前から醜く殺してやるよ!!」
憤りを隠さないレグルスだが、レムはもはや彼の言葉など耳に入れるつもりはなかった。
もう彼女は託すしかない。
勇者に。マリオに。ヨッシーに。
そして、ナツキ・スバルを信じていた。
だから彼女は宣言する。
私が信じるものは、お前などに負けないと。
もう彼女は託すしかない。
勇者に。マリオに。ヨッシーに。
そして、ナツキ・スバルを信じていた。
だから彼女は宣言する。
私が信じるものは、お前などに負けないと。
「私は英雄なんかじゃありません。ですが、英雄はいます」
毅然と返すレムはそのまま、拳を構える。
不格好な構えだった。本来なら鉄球を用いて戦う彼女は、無手の戦いは経験が少ないのだから、当たり前と言えば当たり前だが。
不格好な構えだった。本来なら鉄球を用いて戦う彼女は、無手の戦いは経験が少ないのだから、当たり前と言えば当たり前だが。
「覚悟をしろ、大罪司教。――レムの英雄が、必ずお前を裁きに来る!!」
それは、レムが殺し合いに呼ばれなかった本来の未来で叫ぶもの。
あるいは、レグルスが過去に言われたはずの、『暴食』に食われたもの。
あるいは、レグルスが過去に言われたはずの、『暴食』に食われたもの。
しかしそんなこと、この二人には何も関係ない。
レグルスはただ、うるさいハエに苛立つように叫ぶ。
レグルスはただ、うるさいハエに苛立つように叫ぶ。
「うるさいんだよぉ! この汚らわしい売女が!!」
そうキレたレグルスは足場を砕き、砂を作ったかと思うとそのままレムに向けて蹴りだす。
それだけで、蹴られた砂粒は『獅子の心臓』の効果で、散弾銃のような勢いで彼女の体を貫いた。
それだけで、蹴られた砂粒は『獅子の心臓』の効果で、散弾銃のような勢いで彼女の体を貫いた。
そしてレムも詳しいことは何も分かっていないが、彼女は己の死を確信した。
だが彼女に恐れはない。
だが彼女に恐れはない。
あの三人がスバルと合流すれば、きっとレグルスを倒すことができる。
雨粒一つ分でもスバルの助けになること。
その為に命を捨てられるのであれば、レムは幸せだった。
雨粒一つ分でもスバルの助けになること。
その為に命を捨てられるのであれば、レムは幸せだった。
そして願わくば、自身の死で彼の心にさざ波がおきますよう。
それだけが、彼女の最期の瞬間の願いだった。
それだけが、彼女の最期の瞬間の願いだった。
【レム@Re:ゼロから始める異世界生活 死亡】
【残り90人】
【残り90人】
「さて、掃除も終わったことだし、君に質問がある。
とても大切なことで、本当なら出会った時に聞いておくべきだったんだけど、色々邪魔が入ったから聞けなかったんだ。
普段なら質問に答えない自由を尊重する僕だけど、こればかりは真剣に答えて欲しい」
とても大切なことで、本当なら出会った時に聞いておくべきだったんだけど、色々邪魔が入ったから聞けなかったんだ。
普段なら質問に答えない自由を尊重する僕だけど、こればかりは真剣に答えて欲しい」
カズマとレムを殺した事実など無かったかのように、レグルスはちひろに向き直って優しいほほえみを浮かべる。
さっきまで殺戮を繰り広げていた男がそんな笑顔を人に向けられるという事実そのものが、彼女には恐ろしくてたまらない。
さっきまで殺戮を繰り広げていた男がそんな笑顔を人に向けられるという事実そのものが、彼女には恐ろしくてたまらない。
「君は、処女かい?」
「は、はい……」
「は、はい……」
レグルスの問いに即座に頷くちひろ。
質問の意味は分からない。しかし、ここでもし「いいえ」などと答えれば、どうなるかは簡単に想像できる。
だから彼女はただ肯定する。事実かどうかなど重要ではない。ただ、即答する。
質問の意味は分からない。しかし、ここでもし「いいえ」などと答えれば、どうなるかは簡単に想像できる。
だから彼女はただ肯定する。事実かどうかなど重要ではない。ただ、即答する。
一方、即答されたレグルスは即座に機嫌を良くし、高らかな笑顔でちひろに語り掛ける。
「そうかそうか。うん、よかった。安心したよ。これで何の懸念もなく君と婚姻を結べるよ。
本当なら即座に式場やドレスを用意したいところだけど、こんな野蛮な殺し合いの中ではそれもできないから、悪いけど終わるまで待っててほしい。
ああ、そうだ。結婚するんだから、夫婦の間での約束事があるんだ。なに、そう難しいことじゃないよ。
ただ、君には笑顔を禁じる」
「笑顔を……?」
本当なら即座に式場やドレスを用意したいところだけど、こんな野蛮な殺し合いの中ではそれもできないから、悪いけど終わるまで待っててほしい。
ああ、そうだ。結婚するんだから、夫婦の間での約束事があるんだ。なに、そう難しいことじゃないよ。
ただ、君には笑顔を禁じる」
「笑顔を……?」
レグルスの言葉の意味が分からず、思わずオウム返しにしてしまうちひろ。
彼はその振る舞いに特に言葉を荒げることなく、意図を淡々と説明を始めた。
彼はその振る舞いに特に言葉を荒げることなく、意図を淡々と説明を始めた。
「僕はね、君の顔が好きだ。君の顔がとてつもなく好きだ。
だけど笑顔になると、その好きな顔が崩れてしまう。普段は可愛いのに笑顔がブスになる子っているだろ? あれが僕には耐えられなくてね。
いや、笑顔だけじゃない。泣き顔、怒り顔。全てを禁じる。ただかわいい顔をしていろ」
「……はい」
だけど笑顔になると、その好きな顔が崩れてしまう。普段は可愛いのに笑顔がブスになる子っているだろ? あれが僕には耐えられなくてね。
いや、笑顔だけじゃない。泣き顔、怒り顔。全てを禁じる。ただかわいい顔をしていろ」
「……はい」
レグルスの言葉にただ従うちひろだが、果たして自分は今言われた通りにできているか不安しかなかった。
仲間を二人も失い、尋常ではない狂人に付き従うことを強要されている状態で、さながら能面のような無表情を貫けるかどうか。
仲間を二人も失い、尋常ではない狂人に付き従うことを強要されている状態で、さながら能面のような無表情を貫けるかどうか。
しかしその心配は杞憂だった。
レグルスはちひろの顔を見て満足気に頷くと、ぉ姫様の傍に落ちている彼のデイバックを指差して指示する。
レグルスはちひろの顔を見て満足気に頷くと、ぉ姫様の傍に落ちている彼のデイバックを指差して指示する。
「じゃあ早速だけど、僕のデイバックを持ってもらおうか。
夫の財産を管理するのは妻の仕事だからね。これは差別じゃなくて区別さ。
君が僕の財産を管理する代わりに、僕は君を守る。
さっきは亡き妻を守れなかった僕が言っても信じられないかもしれないけど、今度は絶対に守るよ。信じて欲しい」
夫の財産を管理するのは妻の仕事だからね。これは差別じゃなくて区別さ。
君が僕の財産を管理する代わりに、僕は君を守る。
さっきは亡き妻を守れなかった僕が言っても信じられないかもしれないけど、今度は絶対に守るよ。信じて欲しい」
レグルスの言葉にちひろは何も返さず、ただ言われた通りにデイバックを拾う。
それを省みることなく、彼はただ歩き始める。何も言わずとも、妻はついてくると信じている故に。
それを省みることなく、彼はただ歩き始める。何も言わずとも、妻はついてくると信じている故に。
そしてちひろも彼に続く。
無表情な仮面の中に、尋常ではない恐怖と悲しみを押し殺しながら。
無表情な仮面の中に、尋常ではない恐怖と悲しみを押し殺しながら。
【G-4 トマト・テンプル/早朝】
【レグルス・コルニアス@Re:ゼロから始める異世界生活】
[状態]:健康、『獅子の心臓』発動中、苛立ち、首輪に返り血
[装備]:なし
[道具]:なし
[思考・状況]基本行動方針:主催者を被害者の正当な権利として殺す。
1:とりあえず優勝を目指す。
2:夫として妻(ぉ姫様)を失ったことは悲しいが、新しい妻(ちひろ)を今度こそ守る。
[備考]
※参戦時期は5章直前。
※現在「小さな王」をちひろに寄生させています。
※自分のデイパックをちひろに預けています。
※『獅子の心臓』で無効化出来る物理法則に、一定の制限がかかっています。
首輪に『獅子の心臓』の効果は通じません。
[状態]:健康、『獅子の心臓』発動中、苛立ち、首輪に返り血
[装備]:なし
[道具]:なし
[思考・状況]基本行動方針:主催者を被害者の正当な権利として殺す。
1:とりあえず優勝を目指す。
2:夫として妻(ぉ姫様)を失ったことは悲しいが、新しい妻(ちひろ)を今度こそ守る。
[備考]
※参戦時期は5章直前。
※現在「小さな王」をちひろに寄生させています。
※自分のデイパックをちひろに預けています。
※『獅子の心臓』で無効化出来る物理法則に、一定の制限がかかっています。
首輪に『獅子の心臓』の効果は通じません。
【千川ちひろ@アイドルマスターシンデレラガールズ】
[状態]:健康、精神的疲労(極大)、レグルスに対する恐怖(極大)、悲しみ(大)
[装備]:ー
[道具]:基本支給品、ランダム支給品×1(確認済)、レグルスのデイパック(基本支給品、ランダム支給品×3)
[思考・状況]基本行動方針:死にたくないが、人も殺したくない。
1:…………誰か助けて。
2:アイドル達とはレグルスと同行している限り合流したくない。
[備考]
※勇者(主人公)を、ちょっとおかしい人だと思っています。
※マリオ達と情報交換しました。そのせいでクッパ姫を女装したクッパ@スーパーマリオくん だと思っています。
またマリオ、ヨッシー、カズマの三人を『トリオのお笑い芸人』だと思っていましたが、誤解は解けました。
※「小さな王」の効果により、レグルスの疑似心臓に寄生されています。ちひろに自覚はありません。
※レグルスは何らかの方法でバリアを操っていると考えています。
[状態]:健康、精神的疲労(極大)、レグルスに対する恐怖(極大)、悲しみ(大)
[装備]:ー
[道具]:基本支給品、ランダム支給品×1(確認済)、レグルスのデイパック(基本支給品、ランダム支給品×3)
[思考・状況]基本行動方針:死にたくないが、人も殺したくない。
1:…………誰か助けて。
2:アイドル達とはレグルスと同行している限り合流したくない。
[備考]
※勇者(主人公)を、ちょっとおかしい人だと思っています。
※マリオ達と情報交換しました。そのせいでクッパ姫を女装したクッパ@スーパーマリオくん だと思っています。
またマリオ、ヨッシー、カズマの三人を『トリオのお笑い芸人』だと思っていましたが、誤解は解けました。
※「小さな王」の効果により、レグルスの疑似心臓に寄生されています。ちひろに自覚はありません。
※レグルスは何らかの方法でバリアを操っていると考えています。
※G-4 トマト・テンプルに以下のものが放置されています。
ぉ姫様、佐藤和真、レムの遺体。ストッパ下痢止めEX@現実、妖精弓主の弓と矢@ゴブリンスレイヤー。
そこから離れたところにアヌビス神@ジョジョの奇妙な冒険、佐藤和真の両手首。
また違う地点にぉ姫様のデイバック(基本支給品、ランダム支給品×3)
ぉ姫様、佐藤和真、レムの遺体。ストッパ下痢止めEX@現実、妖精弓主の弓と矢@ゴブリンスレイヤー。
そこから離れたところにアヌビス神@ジョジョの奇妙な冒険、佐藤和真の両手首。
また違う地点にぉ姫様のデイバック(基本支給品、ランダム支給品×3)
【フィジカル軟膏@ペルソナ5】
レムに支給。
使用すると味方1体に物理・銃撃属性攻撃を1回反射するバリアを張るアイテム。
使い捨て。
レムに支給。
使用すると味方1体に物理・銃撃属性攻撃を1回反射するバリアを張るアイテム。
使い捨て。
【ストーンぼうし@マリオストーリー】
千川ちひろに支給。
使用すると、三ターンの間マリオは行動できないがダメージを受けなくなるアイテム。
本ロワでは、マリオに限らず被せるとしばらく動けなくなる代わりに、同じ時間だけダメージを受けなくなるように身体を固くするアイテム。
使い捨て。
千川ちひろに支給。
使用すると、三ターンの間マリオは行動できないがダメージを受けなくなるアイテム。
本ロワでは、マリオに限らず被せるとしばらく動けなくなる代わりに、同じ時間だけダメージを受けなくなるように身体を固くするアイテム。
使い捨て。
【ストッパ下痢止めEX@現実】
マリオに支給。
水無しで飲めて一錠で下痢を止める市販薬。
敵の能力を止める効果はない。
マリオに支給。
水無しで飲めて一錠で下痢を止める市販薬。
敵の能力を止める効果はない。
【ペガサスの靴@ゼルダの伝説シリーズ】
佐藤和真に支給。
装備した状態で使用すると、通常より速い速度でダッシュできるようになる。
使用するにあたっての制限はないが、ダッシュした状態では曲がれないので、曲がる際は一度止まろう。
佐藤和真に支給。
装備した状態で使用すると、通常より速い速度でダッシュできるようになる。
使用するにあたっての制限はないが、ダッシュした状態では曲がれないので、曲がる際は一度止まろう。
実はスーパーマリオくんにも一度登場したことがある。
084:Super Survivor | 投下順 | 086:HP回復は少し余裕を見る位で丁度いい |
063:森のキノコにご用心(もっこり編) | マリオ | |
ヨッシー | ||
佐藤和真 | GAME OVER | |
勇者(主人公) | ||
千川ちひろ | ||
レム | GAME OVER | |
020:心に生まれた破れ目(前編) | レグルス・コルニアス | |
ぉ姫様 | GAME OVER |