夜の帳が下りた、草木が生い茂る森の中。
木々は密集してないお陰で、月明かりは遮ることなく射し込む。
月光が辺りを照らすことで、幻想的な雰囲気を醸し出している。
もっとも、そんな風に着飾ったところで結局此処は殺し合いの盤上。
このような場所で感傷に浸れるような人物はよほど神経が図太いか、
それだけの余裕が持てるか、或いは諦めのついた人ぐらいだろう。
そんな森の中に立つ、一人の少女。
木々は密集してないお陰で、月明かりは遮ることなく射し込む。
月光が辺りを照らすことで、幻想的な雰囲気を醸し出している。
もっとも、そんな風に着飾ったところで結局此処は殺し合いの盤上。
このような場所で感傷に浸れるような人物はよほど神経が図太いか、
それだけの余裕が持てるか、或いは諦めのついた人ぐらいだろう。
そんな森の中に立つ、一人の少女。
「いや、あいつ何考えてるんだ?」
獣耳が生えているのではないか、
そう見間違えそうなほど癖の強い毛を持つ、
ピンクのツインテールの少女はけだるげにそう呟く。
小柄な少女に背負ったランドセルはよく似合うものの、
そう見間違えそうなほど癖の強い毛を持つ、
ピンクのツインテールの少女はけだるげにそう呟く。
小柄な少女に背負ったランドセルはよく似合うものの、
「アイツ、俺を小学生と間違えたのかねえだろうな?」
そのランドセルを見ながら虚ろ目で軽くごちる。
彼女は背が小さいだけで、年齢的には十六の高校生だ。
病的な理由でも何かファンタジーが関わってるわけではない。
ただ単に小さいだけ。十六歳で135cmはかなり異様ではあるが。
殺し合いに招かれた一人としてはどこか落ち着いた様子でいるのは、
彼女こと益子薫は荒魂を祓う刀使として、日々戦いに明け暮れている。
なので、ある程度の危機的状況に関してはすんなりと受け入れていた。
(なお当人からすれば無理矢理働かされているが現状に近しいが)
とは言え、人の所業でこれほど大それたことをするとは思わなかったが。
彼女は背が小さいだけで、年齢的には十六の高校生だ。
病的な理由でも何かファンタジーが関わってるわけではない。
ただ単に小さいだけ。十六歳で135cmはかなり異様ではあるが。
殺し合いに招かれた一人としてはどこか落ち着いた様子でいるのは、
彼女こと益子薫は荒魂を祓う刀使として、日々戦いに明け暮れている。
なので、ある程度の危機的状況に関してはすんなりと受け入れていた。
(なお当人からすれば無理矢理働かされているが現状に近しいが)
とは言え、人の所業でこれほど大それたことをするとは思わなかったが。
「こういうのは刀使の仕事じゃねえんだが、緊急事態だしあの鬼(学長)も許すだろ。」
刀使の仕事は荒魂が関わる事件のみを担当する、
と言うのが過去に刀使が強盗事件に介入した結果できた決まりだ。
しかし、今回はそんなことを言ってる場合ではない程に未曽有の危機。
気がつけば殺し合いに巻き込む相手を放置するかどうかで言えば絶対にノーだ。
と言うのが過去に刀使が強盗事件に介入した結果できた決まりだ。
しかし、今回はそんなことを言ってる場合ではない程に未曽有の危機。
気がつけば殺し合いに巻き込む相手を放置するかどうかで言えば絶対にノーだ。
「一応はヒーローが好きなんでな。しょっ引いて帰って休みをもらうぞー。」
普段休みを欲しがる程度にぐーたらな彼女ではあるものの、
刀使の役目を(部下に投げたりはするが)放棄はしない真摯な部分も持つ。
世界の危機になればちゃんと行動するし、意外とヒーローに憧れてたりもする。
他の刀使がいれば合流し、安全な状況を作っていくのが理想ではあるものの。
そうはいかない問題と言うのはあるものだ。
刀使の役目を(部下に投げたりはするが)放棄はしない真摯な部分も持つ。
世界の危機になればちゃんと行動するし、意外とヒーローに憧れてたりもする。
他の刀使がいれば合流し、安全な状況を作っていくのが理想ではあるものの。
そうはいかない問題と言うのはあるものだ。
「って祢々切丸がねえ!?」
身体が異様に軽いとかそういうのは感じていたが、
彼女の御刀である祢々切丸が背負ってたはずがない。
没収されたのだと気付くにはそう時間はかからなかった、
刀使は選ばれた御刀から神力を引き出すことで力を行使する。
ないということは、薫はただ腕力が凄いだけの少女と変わらない。
彼女の御刀である祢々切丸が背負ってたはずがない。
没収されたのだと気付くにはそう時間はかからなかった、
刀使は選ばれた御刀から神力を引き出すことで力を行使する。
ないということは、薫はただ腕力が凄いだけの少女と変わらない。
「……アイツ、アイテムを支給するとか言ってたな。」
壇上でのやりとりを思い出す。
『ゲームみたいなやり方だなおい』とごちりつつ、
重さを感じさせないランドセルから支給品を確認してみる。
こんなところに二メートル以上の祢々切丸が入ってるとも思えないが、
重量がないかのようなランドセルから、何となくあり得るのではと思った。
『ゲームみたいなやり方だなおい』とごちりつつ、
重さを感じさせないランドセルから支給品を確認してみる。
こんなところに二メートル以上の祢々切丸が入ってるとも思えないが、
重量がないかのようなランドセルから、何となくあり得るのではと思った。
「いや、あるとは思ってなかったけどよ───」
まあ、彼女が望む祢々切丸とは全くもって関係ない代物だけが出てきたが。
そのうちの一つは彼女の世界でも別段珍しいものではない。
扇子のように蛇腹折りにされた紙束は、彼女だって知っている。
そう、ハリセン。それがでてきたため思わず地面をそのままスパーンと叩く。
まるで銃声のような、何処か小気味よい音が森へと響いた。
そのうちの一つは彼女の世界でも別段珍しいものではない。
扇子のように蛇腹折りにされた紙束は、彼女だって知っている。
そう、ハリセン。それがでてきたため思わず地面をそのままスパーンと叩く。
まるで銃声のような、何処か小気味よい音が森へと響いた。
「なんっでハリセンを殺し合いに支給してくるんだよ!?
クソッ、アイツこうなること見越してやりやがったな!」
クソッ、アイツこうなること見越してやりやがったな!」
嘲笑う乃亜の姿を想像しながらわなわなと手を震えさせる薫。
最初に殺された二人のことについてはよく知らないが、
凄惨な殺され方をした二人を敗北者と嘲笑うような子供だ。
性格の悪さは想像できるし、こうなることを見越したのだろう。
殺し合いをしない参加者に本人の御刀を支給なんてこと早々にしない。
寧ろ外れを支給することで、その様子を安全圏から見下ろしてるのだろうと。
他の支給品では戦いはできない以上、冗談抜きで重量のあるハリセンだけが武器。
完全に遊ばれているのだと思わずにはいられなかった。
このふざけた状況をどうしたものかと頭を搔くと、
最初に殺された二人のことについてはよく知らないが、
凄惨な殺され方をした二人を敗北者と嘲笑うような子供だ。
性格の悪さは想像できるし、こうなることを見越したのだろう。
殺し合いをしない参加者に本人の御刀を支給なんてこと早々にしない。
寧ろ外れを支給することで、その様子を安全圏から見下ろしてるのだろうと。
他の支給品では戦いはできない以上、冗談抜きで重量のあるハリセンだけが武器。
完全に遊ばれているのだと思わずにはいられなかった。
このふざけた状況をどうしたものかと頭を搔くと、
「あー、そこの王冠! 隠れてるのバレてるからな!
なんかハリセンといい、突っ込みばかりで恰好がつかねえなぁおい。」
なんかハリセンといい、突っ込みばかりで恰好がつかねえなぁおい。」
一人で居場所を知らせたりするような愚行と見えるが、
先ほどから茂みから細長い王冠が見えており、その様子を伺っていた。
襲ってくるわけでも話しかけてくるわけでもないのでいい加減気になり、
其方の方へと視線を向けながらハリセンを向ける。
先ほどから茂みから細長い王冠が見えており、その様子を伺っていた。
襲ってくるわけでも話しかけてくるわけでもないのでいい加減気になり、
其方の方へと視線を向けながらハリセンを向ける。
「ハッ! まさか頭のこれでバレてしまうとは、不覚であります!」
開始早々滑稽な姿を恐らく見られたこともあり、
もう既に疲れが見え始めた気がしてならなかった。
諦めるつもりはないにしても、もう少し手心が欲しい。
なんてことを思いながら待つと茂みから相手は観念し、姿を見せる。
見せるのだが……出てきた相手の姿に思わずげんなりとした顔になった。
もう既に疲れが見え始めた気がしてならなかった。
諦めるつもりはないにしても、もう少し手心が欲しい。
なんてことを思いながら待つと茂みから相手は観念し、姿を見せる。
見せるのだが……出てきた相手の姿に思わずげんなりとした顔になった。
(エレン。俺もうツッコミきれねえよ。お前のふざけた態度が恋しい。)
水色を基調としたドレス姿はどこか人形のような愛くるしさがあるものの、
一メートルもあるかどうか怪しいぐらいの体躯は、一歳か二歳と言うレベルだ。
でかい人形が喋っている、と言われた方が理解できると言える外見も拍車をかける。
言動や手に持つ刀剣から、流石に外見通りの幼さはないとは判断はできたが。
一メートルもあるかどうか怪しいぐらいの体躯は、一歳か二歳と言うレベルだ。
でかい人形が喋っている、と言われた方が理解できると言える外見も拍車をかける。
言動や手に持つ刀剣から、流石に外見通りの幼さはないとは判断はできたが。
「あー、なんだ。とりあえずそいつは子供が持っていいようなもんじゃないから降ろせ。」
「な! 自分はこのような外見でありますが、大人なのであります!」
「いや、小人症だとしても限度があるだろ。」
一周回って冷静になったからか、ツッコミは忘れない。
詳しくはないが、成人した人間でも身長が小柄な症状は聞いたことがある。
だがそうだとしても一メートル未満の成人など流石に聞いたことがない。
幼くはないにしても、流石に成人と呼ぶには余りに無理があった。
詳しくはないが、成人した人間でも身長が小柄な症状は聞いたことがある。
だがそうだとしても一メートル未満の成人など流石に聞いたことがない。
幼くはないにしても、流石に成人と呼ぶには余りに無理があった。
「種族の違いは覆しようのないことではあり……いえ、
今は年齢のことなど些細なこと。こうしてる間にも、
戦いは進んでしまう可能性もあるので手短にいくことにしましょう。
穏便に話し合いを望みたいので、貴殿に武器を降ろしてほしいのであります。」
今は年齢のことなど些細なこと。こうしてる間にも、
戦いは進んでしまう可能性もあるので手短にいくことにしましょう。
穏便に話し合いを望みたいので、貴殿に武器を降ろしてほしいのであります。」
「この状況でそこまでするか……? まあ別にいいが。ほい、これでいいだろ。」
幼すぎたら殺し合いの認識ができないし、死を理解してれば錯乱する。
では彼女はどうか。汗はかいてなければ、外見とは裏腹に精悍な顔つき。
相手は大人かどうかはともかくとして、場数は踏んではいる様子だ。
此方の武器がハリセンなので戦闘になったところでそも勝ち目はない。
真偽は不明にせよ素直に従い、ハリセンを後方へと投げ捨てる。
ハリセンにそこまで警戒することもないだろとは疑問に思いつつ。
ハリセンが落ちた後も暫く警戒を続けていたが、
では彼女はどうか。汗はかいてなければ、外見とは裏腹に精悍な顔つき。
相手は大人かどうかはともかくとして、場数は踏んではいる様子だ。
此方の武器がハリセンなので戦闘になったところでそも勝ち目はない。
真偽は不明にせよ素直に従い、ハリセンを後方へと投げ捨てる。
ハリセンにそこまで警戒することもないだろとは疑問に思いつつ。
ハリセンが落ちた後も暫く警戒を続けていたが、
「……大丈夫のようでありますね。」
彼女も剣を地面へと突き刺し、敵意がないことを示す。
すると同時に、彼女が隠れていた茂みから一人の少年も顔を出す。
すると同時に、彼女が隠れていた茂みから一人の少年も顔を出す。
「ね、やっぱり言った通りだったでしょ。
さっきの言動から敵になる可能性は低いって。
態々試さなくたって大丈夫って言ったじゃないか。」
さっきの言動から敵になる可能性は低いって。
態々試さなくたって大丈夫って言ったじゃないか。」
「げ、伏兵いたのかよ。」
黒のインナーの上に青と白を基調とした服を着た、銀髪の少年だ。
バレバレの身の隠し方をするような性格とは余り感じなかったが、
二人いることを気付かせないためのあえてのブラフだと今になって気付く。
事実、それに誘導されて二人いるとは想定してなかった。
バレバレの身の隠し方をするような性格とは余り感じなかったが、
二人いることを気付かせないためのあえてのブラフだと今になって気付く。
事実、それに誘導されて二人いるとは想定してなかった。
「騙すようなことをして申し訳ないのであります。
ですが万が一、と言うのもあるので理解していただければと。」
ですが万が一、と言うのもあるので理解していただければと。」
「こんな状況だしな。少しぐらい疑ってかかる方がいいだろ。」
可奈美だったらわだかまりとかなくすんなり信じるんだろうな、
なんてことを思いながらも相手の判断は正しいとなんとなく思う。
生憎と彼女はそこまで真っすぐな性格ではないので多少思うところはあるものの、
所詮は多少程度。言葉にした通り、初対面を全幅で信頼するのは流石に彼女も不安だ。
なのでその辺はお互い様、と言った風に水に流すことにする。
なんてことを思いながらも相手の判断は正しいとなんとなく思う。
生憎と彼女はそこまで真っすぐな性格ではないので多少思うところはあるものの、
所詮は多少程度。言葉にした通り、初対面を全幅で信頼するのは流石に彼女も不安だ。
なのでその辺はお互い様、と言った風に水に流すことにする。
「にしても驚いたよ。ハリセンをあっさり捨てるなんて。」
「それについては自分同意見であります。
自分達が敵だったら窮地だったのは否めないかと。」
自分達が敵だったら窮地だったのは否めないかと。」
「……ハリセンにどんな思いを抱いてんだよお前ら。」
何かずれたこと考えてるような気がしてならないぞこいつら。
などと思いながらも、一先ず情報の共有をすることになる三人。
その結果。
などと思いながらも、一先ず情報の共有をすることになる三人。
その結果。
「よし、俺は考えるのをやめた。」
軽い情報を聞いただけで思考を放棄しそうになった。
二つの世界でマナを搾取し合う世界にいた少年のジーニアスと、
空に島が浮かぶ世界である聖騎士団長を務めていたシャルロッテ。
別世界の概念は隠世があれどもぶっ飛んでいる情報は完全に処理しきれない。
冗談かと思ったが普通に二人とも魔法やなんか斬撃が出せたので、信じるしかなかったが。
(と言うよりシャルロッテは耳の形が所謂エルフ耳なので、そこで気付くべきでもあった)
二つの世界でマナを搾取し合う世界にいた少年のジーニアスと、
空に島が浮かぶ世界である聖騎士団長を務めていたシャルロッテ。
別世界の概念は隠世があれどもぶっ飛んでいる情報は完全に処理しきれない。
冗談かと思ったが普通に二人とも魔法やなんか斬撃が出せたので、信じるしかなかったが。
(と言うよりシャルロッテは耳の形が所謂エルフ耳なので、そこで気付くべきでもあった)
「いや確かに不死がどうとかアイツ言ってたけどよ、
こういう形で不死の可能性を広げるのって酷くねえか?」
こういう形で不死の可能性を広げるのって酷くねえか?」
乃亜の存在は想像を遥かに超えている。
荒魂は斬っても条件を満たせばまた形となるので、
てっきり参加者にタギツヒメとかでもいるのかと思っていたが、
少なくともこういう形での異世界があってはもう基準なんてないようなもの。
制限されてるのは幸運か、そんなのを相手にしなければならない不幸か。
仮に御刀があったところでため息しか出てこなかった。
荒魂は斬っても条件を満たせばまた形となるので、
てっきり参加者にタギツヒメとかでもいるのかと思っていたが、
少なくともこういう形での異世界があってはもう基準なんてないようなもの。
制限されてるのは幸運か、そんなのを相手にしなければならない不幸か。
仮に御刀があったところでため息しか出てこなかった。
「僕としては二人が年上なのに驚いたんだけど。」
「子供メインと思ったら成人までいるのは聞いてねえぞ。」
「ハーヴィンは一番高いであろうサビルバラ殿も、
102cmである以上どうしようもないのであります……」
102cmである以上どうしようもないのであります……」
「そう、そこなんだよね。僕たちが集められた理由。」
問題はそこでもある。
体格的に子供ばかりが集められていることだ。
ジーニアスは141cmでシャルロッテは90cmなので、
年齢が幼い順に身長が高いと言う珍妙な光景がそこにあった。
ランドセルから子供だけ、ギリギリ十六歳ぐらいもいると想定した薫だが、
シャルロッテの年齢からその考えは破綻している。
体格的に子供ばかりが集められていることだ。
ジーニアスは141cmでシャルロッテは90cmなので、
年齢が幼い順に身長が高いと言う珍妙な光景がそこにあった。
ランドセルから子供だけ、ギリギリ十六歳ぐらいもいると想定した薫だが、
シャルロッテの年齢からその考えは破綻している。
「子供ではなく身長が基準とか?」
「そもそも、子供である必要は何なのでありますか?」
「そりゃ、子供なら反抗されたところで……いやそうはならねえか。」
弱い子供なら殺し合いの打破を目指そうとどうにもならない、
とは考えてみたがシャルロッテはその体躯で騎士団団長の立場。
ジーニアスも年齢的に幼いとしても魔法が使える戦闘能力を有する。
選出の基準がそれならば、明らかに薫以外の二人は扱いに困る存在のはず。
とは考えてみたがシャルロッテはその体躯で騎士団団長の立場。
ジーニアスも年齢的に幼いとしても魔法が使える戦闘能力を有する。
選出の基準がそれならば、明らかに薫以外の二人は扱いに困る存在のはず。
「無力な子供を集めるわけでもなければ、
成人どころか戦える奴まで集められてる……どういうこった。」
成人どころか戦える奴まで集められてる……どういうこった。」
別世界がホイホイと出てきた現状、選択肢は無限に広がってくる。
無駄であると判断し、そこについては考えないことにしておく。
無駄であると判断し、そこについては考えないことにしておく。
「あ、目的なら推測でよければいくつかあるよ。」
「マジでか。」
ジーニアスから思わぬ返答が返ってくる。
まだ人柄を知らないので無理もないことではあるが、
彼は名門学校から招待を受けるぐらいの頭脳を持っている。
首輪の仕様次第だが、事と次第によっては貢献もできるだろう。
現状の情報だけで答えに辿り着くのは流石に不可能だとしても、
仮説の一つか二つぐらいなら立てることは難しいものではない。
まだ人柄を知らないので無理もないことではあるが、
彼は名門学校から招待を受けるぐらいの頭脳を持っている。
首輪の仕様次第だが、事と次第によっては貢献もできるだろう。
現状の情報だけで答えに辿り着くのは流石に不可能だとしても、
仮説の一つか二つぐらいなら立てることは難しいものではない。
「単にこういうのをやるなら『殺し合いをしたがらない人』を呼ぶ理由がないよね。」
「俺もよほどのことがなきゃやらんだろうしな。」
仮に薫が乗るとするのはどんなのかを想定してみるが、
エレンが、可奈美たちが、舞草が犠牲になっても殺し合いは乗らず、
寧ろ乃亜をその分只管に怒りのまま殴り続けるイメージしか想像できない。
そう言ったアプローチをされてる様子も現状はないので、
殺し合いを乗るというのはほぼありえないことになる。
エレンが、可奈美たちが、舞草が犠牲になっても殺し合いは乗らず、
寧ろ乃亜をその分只管に怒りのまま殴り続けるイメージしか想像できない。
そう言ったアプローチをされてる様子も現状はないので、
殺し合いを乗るというのはほぼありえないことになる。
「それでも僕達を呼んだってことは必要なことなんだよ。
これで思い当たるものを軽く考えたけど、一つは『マイナスの感情』かなって。」
これで思い当たるものを軽く考えたけど、一つは『マイナスの感情』かなって。」
「マイナスっつーと、憎悪とかの悪感情って奴か?」
ジーニアスの世界にはエクスフィアと呼ばれるアイテムがある。
これを製造していたディザイアンは人間牧場で人々を奴隷のように扱い、
そうすることでマイナスの感情でエクスフィアを培養していったのがある。
殺し合いともなれば誰しもがそういうのに囚われるのは間違いないことだ。
これを製造していたディザイアンは人間牧場で人々を奴隷のように扱い、
そうすることでマイナスの感情でエクスフィアを培養していったのがある。
殺し合いともなれば誰しもがそういうのに囚われるのは間違いないことだ。
「舞台そのものがそのエクスフィアっつーのを作るの為のフィールドってことか?」
「エクスフィアかどうかはともかくとして、そういう線もあるんじゃないかな。」
感情を収集したりするとかオカルトじゃねえか、
などと一蹴したいのにそうはいかないファンタジー出身の二名。
どうにも否定できず頭を軽く掻きながら受け入れることにした。
などと一蹴したいのにそうはいかないファンタジー出身の二名。
どうにも否定できず頭を軽く掻きながら受け入れることにした。
「もう一つは『経験』……ってこの言葉だけだと伝わらないか。
カオルは御刀ってのがなかった場合とかなら、何を使って戦う?」
カオルは御刀ってのがなかった場合とかなら、何を使って戦う?」
「そりゃ、このハリセンしかまともな武器がないしな。
……いやたかがハリセンだからまともに戦えねえけど。」
……いやたかがハリセンだからまともに戦えねえけど。」
「何言ってるのさ。ハリセンは強い武器だし大丈夫だよ。
剣に慣れてなかったらちょっと扱うのは大変かもしれないけど。」
剣に慣れてなかったらちょっと扱うのは大変かもしれないけど。」
「ハリセンは剣なので大丈夫であります。」
「え、俺がおかしいのか?」
試しにハリセンを刀のように振るって茂みを斬ってみると綺麗に両断。
冗談みたいだが物凄い切れ味にあんぐりと口を開けて呆然としてしまう。
此処まで外見通りだったものと言えばジーニアスの年齢ぐらいで、
何を信じればいいのか別方向に分からなくなってしまう。
冗談みたいだが物凄い切れ味にあんぐりと口を開けて呆然としてしまう。
此処まで外見通りだったものと言えばジーニアスの年齢ぐらいで、
何を信じればいいのか別方向に分からなくなってしまう。
「っと、話が脱線しちゃった。とにかくなかったら別のもので戦う。
誰がどういう状況で、どういう使い方をするのか。所謂データ収集さ。」
誰がどういう状況で、どういう使い方をするのか。所謂データ収集さ。」
「データの収集か。鎌府のシュミレーターを思い出すな。」
子供を優先して参加者にしてるのではなく、
子供の体格や性格でも扱える武器を選定して支給したりしている可能性。
乃亜の言う戦略性とは、そういう意味も込められてるとジーニアスは考えていた。
自分達が集められた理由はそう言った相手と戦ってもらう仮想的なのだろう。
戦いに身を投じた経験のある三人ならではの立ち回りも出てくるはずだ。
子供の体格や性格でも扱える武器を選定して支給したりしている可能性。
乃亜の言う戦略性とは、そういう意味も込められてるとジーニアスは考えていた。
自分達が集められた理由はそう言った相手と戦ってもらう仮想的なのだろう。
戦いに身を投じた経験のある三人ならではの立ち回りも出てくるはずだ。
「自分の世界にも似た敵がいたとは聞き及んでるので、想像しやすいのであります。」
「ガキでも扱える武器を作って、死の商人でもやりたいのか?」
あの性格なら人を死に追いやる武器を量産とかをしても、
平然としてそうではあるので想像することについて難しくはない。
これによって得たデータが今後何に使われるかも分からない。
マイナスの感情と同様に、得体の知れなさが伝わってくる。
何がしたいのかは分からずとも、ろくでもないことだけは理解できた。
平然としてそうではあるので想像することについて難しくはない。
これによって得たデータが今後何に使われるかも分からない。
マイナスの感情と同様に、得体の知れなさが伝わってくる。
何がしたいのかは分からずとも、ろくでもないことだけは理解できた。
「ってか、どっちだったとしても詰んでないか?」
マイナスの感情を出すな、データにならない戦闘をしろ。
この二つの考察から導き出される対抗策はつまりそれらだ。
殺し合いを要求される以上は最悪参加者との衝突は十分にある。
そうなれば悪態だってつきたくなるだろうし、他者の死を悼むだろう。
つまり、どちらも予測可能ではあるが回避不可能の状態でもあった。
この二つの考察から導き出される対抗策はつまりそれらだ。
殺し合いを要求される以上は最悪参加者との衝突は十分にある。
そうなれば悪態だってつきたくなるだろうし、他者の死を悼むだろう。
つまり、どちらも予測可能ではあるが回避不可能の状態でもあった。
「対策ができるなら、武器をいつも通りにしていくことが一番さ。
僕はけん玉と魔法、シャルロッテさんは大剣、カオルは御刀って感じに。」
僕はけん玉と魔法、シャルロッテさんは大剣、カオルは御刀って感じに。」
御刀から神力を引き出せるのは刀使だけ。
自分だけにしかできない戦い方であれば
おのずとそれはデータとなることはなくなる。
特に薫は重量が20kgを超える大太刀の祢々切丸による薬丸示現流。
とても手にした子供が一朝一夕で扱いきれるものでもないだろう。
自分だけにしかできない戦い方であれば
おのずとそれはデータとなることはなくなる。
特に薫は重量が20kgを超える大太刀の祢々切丸による薬丸示現流。
とても手にした子供が一朝一夕で扱いきれるものでもないだろう。
「それが見つかるのにどんだけ時間がかかるやら。」
と言うより子供が使うのを想定だったのなら、
この殺し合いにおいて祢々切丸はまず存在しない。
仮にあっても、乗り気な相手に渡ればこれまた一苦労だ。
御刀が特殊すぎる故に、単なる刀剣類によって代替も難しい。
ハリセンは確かに驚きの新事実ではあったが、使い勝手は彼女には悪い部類だ。
この殺し合いにおいて祢々切丸はまず存在しない。
仮にあっても、乗り気な相手に渡ればこれまた一苦労だ。
御刀が特殊すぎる故に、単なる刀剣類によって代替も難しい。
ハリセンは確かに驚きの新事実ではあったが、使い勝手は彼女には悪い部類だ。
「どっちの考えにしたって、推測に過ぎないけどね。
別の理由があるのかもしれないけど、今は材料が少なすぎるし。
あくまで懸念する程度だよ、無理して死んじゃったら元も子もないから。」
別の理由があるのかもしれないけど、今は材料が少なすぎるし。
あくまで懸念する程度だよ、無理して死んじゃったら元も子もないから。」
「だな。」
前途多難。分かってはいたことだが中々のハードルだ。
タギツヒメ、ルシファー、ユグドラシル……各々の世界にて立ちはだかった敵。
いずれも世界が終わりか、それに匹敵するのでそれと比べたらましではあるが、
かといって複数の世界にアクセスできる相手もかなり大概ではある。
タギツヒメ、ルシファー、ユグドラシル……各々の世界にて立ちはだかった敵。
いずれも世界が終わりか、それに匹敵するのでそれと比べたらましではあるが、
かといって複数の世界にアクセスできる相手もかなり大概ではある。
「それで、ジーニアス殿。これからの行動方針でありますが……」
情報についても十分に共有できた。
今回はたまたま三人とも戦うことができるが、
殺し合いに乗らない人間全員がそうとは限らない。
いつまでも動かないわけにはいかないだろう。
今回はたまたま三人とも戦うことができるが、
殺し合いに乗らない人間全員がそうとは限らない。
いつまでも動かないわけにはいかないだろう。
「それなんだけど、二手に別れておきたいんだ。
固まって行動すると広いから効率も悪いし。」
固まって行動すると広いから効率も悪いし。」
場所は広大だ。人が増えればそれだけ移動のペースも悪くなる。
そうなればさらに効率と言うのは落ちていくのは明白で、
薫としてはその提案には賛成だった。
そうなればさらに効率と言うのは落ちていくのは明白で、
薫としてはその提案には賛成だった。
「だったらジーニアスとシャルロッテのペアだな。
悪いがハリセンが強いと分かっても、俺はこの中だと弱い。
ついでに、後衛は前衛がいてこそ成り立つものだからな。」
悪いがハリセンが強いと分かっても、俺はこの中だと弱い。
ついでに、後衛は前衛がいてこそ成り立つものだからな。」
『お姉さん達、二人弱いから此処に置いてかれたんだ。』
脳裏に過るのは、折神親衛隊の一人の言葉。
嘗て相棒のエレンと共に彼女と戦った際にそう言われた。
否定はしなかった。そう言われたように彼女は刀使としては強くない。
スタミナも余りなければ、御刀の都合隙も大きいためサポートも必須。
故にエレンと組み、故にねねが必要だ。だからそれを肯定する程度には実力は低い。
ついでに御刀がないのでは、認めたくはないが自分が一番戦力外だと。
二手に別れるのであるなら、自分が適任だろう。
嘗て相棒のエレンと共に彼女と戦った際にそう言われた。
否定はしなかった。そう言われたように彼女は刀使としては強くない。
スタミナも余りなければ、御刀の都合隙も大きいためサポートも必須。
故にエレンと組み、故にねねが必要だ。だからそれを肯定する程度には実力は低い。
ついでに御刀がないのでは、認めたくはないが自分が一番戦力外だと。
二手に別れるのであるなら、自分が適任だろう。
「僕はシャルロッテさんとカオルで組んでほしいんだ。」
「おい。セオリーを忘れたらだめだろ。魔法使いがソロプレイとか縛りか?」
「僕は運動神経が良くないんだ。だから二人なら、
僕と組むよりも早く人を探すことができると思うんだ。
それに、逃げる手段は確保してるし一人の部分は大丈夫だよ。」
僕と組むよりも早く人を探すことができると思うんだ。
それに、逃げる手段は確保してるし一人の部分は大丈夫だよ。」
一方でジーニアスは効率の重視。
場所の広さを考えればペースを落とすわけにはいかない。
勿論自分は遅いことになるが、その分二人がカバーしやすくなる。
場所の広さを考えればペースを落とすわけにはいかない。
勿論自分は遅いことになるが、その分二人がカバーしやすくなる。
「カオル殿の言うように危険であります。
カオル殿が一人も危険には変わらない以上、
此処は三人一緒に行動する方が一番でしょう。」
カオル殿が一人も危険には変わらない以上、
此処は三人一緒に行動する方が一番でしょう。」
そしてシャルロッテは安全重視。
清く、正しく、高潔に。それが彼女が属するリュミエール騎士団のスローガン。
二人とも共に戦う存在であると同時に、騎士として守るべき存在でもある。
いくら一人でも問題ないとしても、彼女にとって互いに保護の対象だ。
清く、正しく、高潔に。それが彼女が属するリュミエール騎士団のスローガン。
二人とも共に戦う存在であると同時に、騎士として守るべき存在でもある。
いくら一人でも問題ないとしても、彼女にとって互いに保護の対象だ。
「あー……」
薫の気の抜けた声が虚しく響く。
意見の対立により三者に沈黙が訪れる。
此処にきて全員が人数の振り分けが一致しない。
薫としてはシャルロッテに任せた方がバランスが良く、
効率で言えばジーニアスの方が二人は身軽に動けて、
安全面ならばシャルロッテ……と全てに明確なメリットがある。
かといっていずれもリスクがあるのもまた事実でいかんともしがたく。
意見の対立により三者に沈黙が訪れる。
此処にきて全員が人数の振り分けが一致しない。
薫としてはシャルロッテに任せた方がバランスが良く、
効率で言えばジーニアスの方が二人は身軽に動けて、
安全面ならばシャルロッテ……と全てに明確なメリットがある。
かといっていずれもリスクがあるのもまた事実でいかんともしがたく。
「あー、もうめんどくせぇ。間を取るか。」
「間ですか?」
「最初はシャルロッテの提案通り三人で動くとして、
他の参加者と出会ってその状況次第で俺かジーニアスの提案で行く。
解決しないならそのまま継続。効率は落ちるが、全員まだ納得するだろ。」
他の参加者と出会ってその状況次第で俺かジーニアスの提案で行く。
解決しないならそのまま継続。効率は落ちるが、全員まだ納得するだろ。」
三人で行動する以上安全は確保できる。
どちらか一方が離れることになるとしても、
出会った人物が戦力になれば残る一人も安全は保障される。
悪い言い方をすれば先延ばしになるものの、妥協案としては悪くない。
どちらか一方が離れることになるとしても、
出会った人物が戦力になれば残る一人も安全は保障される。
悪い言い方をすれば先延ばしになるものの、妥協案としては悪くない。
「自分としてはその提案に賛成であります。」
「このまま議論しても平行線だろうし、僕もそれでいいよ。」
シャルロッテの意見が一番尊重されてるので、異論はなく、
無駄な時間を使うぐらいなら一先ず行動が優先だ。
肩をすくめながらジーニアスも提案を受け入れる。
無駄な時間を使うぐらいなら一先ず行動が優先だ。
肩をすくめながらジーニアスも提案を受け入れる。
「んじゃ、とりあえず森を抜けるとするか。」
開始早々どっと疲れることになるとは思わなかった。
大人であるシャルロッテや頭脳派なジーニアスでは、
話が逆に譲れない部分もある為仕方なく話を進めたりしたが、
真庭学長にこき使われた時のような疲労感が既に感じ始めている。
大人であるシャルロッテや頭脳派なジーニアスでは、
話が逆に譲れない部分もある為仕方なく話を進めたりしたが、
真庭学長にこき使われた時のような疲労感が既に感じ始めている。
(帰ったら休暇が欲しい。)
なんてことを思いながら、薫は先を歩きながら気だるげに空を見上げた。
【益子薫@刀使ノ巫女】
[状態]:頭痛
[装備]:ハリセン@テイルズオブシンフォニア
[道具]:基本支給品、ランダム支給品×0~2(確認済み)
[思考・状況]基本方針:事件解決して追加労働手当その他もろもろが欲しい
1:刀使の決まり守ってる場合じゃないよな。
2:祢々切丸がねぇ……ついでにねねもねぇ……
3:ファンタジーが過ぎる。頭痛い。休みくれ。
4:ジーニアスとシャルロッテと行動。出会った人次第で俺かジーニアスが別行動。
5:ハリセンが武器って嘘だろおい。
[備考]
※参戦時期は少なくとも胎動編終了以降~姫和がタギツヒメと融合する前。
※ジーニアスの考察『殺し合いがデータ収集目的かマイナスの感情の収集説』を聞いてます
材料の少なさによる推測でしかない為仮説程度の認識です。
[状態]:頭痛
[装備]:ハリセン@テイルズオブシンフォニア
[道具]:基本支給品、ランダム支給品×0~2(確認済み)
[思考・状況]基本方針:事件解決して追加労働手当その他もろもろが欲しい
1:刀使の決まり守ってる場合じゃないよな。
2:祢々切丸がねぇ……ついでにねねもねぇ……
3:ファンタジーが過ぎる。頭痛い。休みくれ。
4:ジーニアスとシャルロッテと行動。出会った人次第で俺かジーニアスが別行動。
5:ハリセンが武器って嘘だろおい。
[備考]
※参戦時期は少なくとも胎動編終了以降~姫和がタギツヒメと融合する前。
※ジーニアスの考察『殺し合いがデータ収集目的かマイナスの感情の収集説』を聞いてます
材料の少なさによる推測でしかない為仮説程度の認識です。
(普段と違う得物でも、自分がこのチームにおける現状の戦力……)
けん玉でマナのリズムを整えることで安定した魔術を使うジーニアスも、
大太刀の刀剣どころか片手剣の薫のどちらも本調子からは離れている。
六竜ガレヲンとの戦いで進化した輝剣クラウ・ソラス・ディオン。
あれと比べては大概の刀剣類とは見劣りしてしまうものだが、
それでも常人にとっての刀剣類もシャルロッテにとっては大剣の類。
だから完全とまではいかずとも、ある程度問題ないレベルに戦える。
改めて自分の立場を理解し、いざと言う時は自分が率先せねばと気を引き締める。
大太刀の刀剣どころか片手剣の薫のどちらも本調子からは離れている。
六竜ガレヲンとの戦いで進化した輝剣クラウ・ソラス・ディオン。
あれと比べては大概の刀剣類とは見劣りしてしまうものだが、
それでも常人にとっての刀剣類もシャルロッテにとっては大剣の類。
だから完全とまではいかずとも、ある程度問題ないレベルに戦える。
改めて自分の立場を理解し、いざと言う時は自分が率先せねばと気を引き締める。
【シャロルッテ・フェニヤ@グランブルーファンタジー】
[状態]:健康
[装備]:刀剣類@不明(クラウ・ソラス・ディオンではない)
[道具]:基本支給品、ランダム支給品×0~2
[思考・状況]基本方針:清く、正しく、高潔に。戦いを止める。
1:カオル殿とジーニアス殿と行動。
2:身長……
3:カオル殿の言う御刀とクラウ・ソラス・ディオンを二人で探す。
4:団長殿もいるのでしょうか。
[備考]
※参戦時期はリミテッドシャルロッテ(風属性)の3アビ習得エピソード終了後です。
服装についてはリミテッドの白ではなく、水属性のSSR版の青いドレスです
※ジーニアスの考察『殺し合いがデータ収集目的かマイナスの感情の収集説』を聞いてます。
材料の少なさによる推測でしかない為仮説程度の認識です。
[状態]:健康
[装備]:刀剣類@不明(クラウ・ソラス・ディオンではない)
[道具]:基本支給品、ランダム支給品×0~2
[思考・状況]基本方針:清く、正しく、高潔に。戦いを止める。
1:カオル殿とジーニアス殿と行動。
2:身長……
3:カオル殿の言う御刀とクラウ・ソラス・ディオンを二人で探す。
4:団長殿もいるのでしょうか。
[備考]
※参戦時期はリミテッドシャルロッテ(風属性)の3アビ習得エピソード終了後です。
服装についてはリミテッドの白ではなく、水属性のSSR版の青いドレスです
※ジーニアスの考察『殺し合いがデータ収集目的かマイナスの感情の収集説』を聞いてます。
材料の少なさによる推測でしかない為仮説程度の認識です。
(ロイドと同い年と、姉さんより年上かぁ……)
二人の後をジーニアスは付いて行きながら思った。
最初は自分のような幼い子供だけと考えていたが、
外見は子供であっても年齢が一致しない参加者がいる。
もしそうなのであれば、もしかしたらと思えてしまう。
幼い少女の姿から年を取らなくなって長い年月を過ごした想い人。
初めての同族の友達だったが、憎しみを捨てられず敵対したハーフエルフの少年。
どちらも現状における参加者の基準を満たしている可能性は十分にあると。
でもいないでほしい。後者はたとえ敵だとしても、こんな形で戦いたくないから。
最初は自分のような幼い子供だけと考えていたが、
外見は子供であっても年齢が一致しない参加者がいる。
もしそうなのであれば、もしかしたらと思えてしまう。
幼い少女の姿から年を取らなくなって長い年月を過ごした想い人。
初めての同族の友達だったが、憎しみを捨てられず敵対したハーフエルフの少年。
どちらも現状における参加者の基準を満たしている可能性は十分にあると。
でもいないでほしい。後者はたとえ敵だとしても、こんな形で戦いたくないから。
【ジーニアス・セイジ@テイルズオブシンフォニア】
[状態]:参加者の基準による不安
[装備]:なし
[道具]:基本支給品、ランダム支給品×1~3(逃走用のものが少なくとも一つ)
[思考・状況]基本方針:事態を解決する。
1:シャルロッテさんとカオルと行動。出会った人次第で僕かカオルが別行動。
2:他の皆はいるのかな(特にプレセアと……)
3:けん玉を探したい。できるなら暫く戦闘を避ける。
[状態]:参加者の基準による不安
[装備]:なし
[道具]:基本支給品、ランダム支給品×1~3(逃走用のものが少なくとも一つ)
[思考・状況]基本方針:事態を解決する。
1:シャルロッテさんとカオルと行動。出会った人次第で僕かカオルが別行動。
2:他の皆はいるのかな(特にプレセアと……)
3:けん玉を探したい。できるなら暫く戦闘を避ける。
[備考]
※参戦時期は少なくともフラノールでロイドと雪を見終えた後~ミトスを倒す前。
クラトス、ゼロスどちらのルートかは採用された場合後続の書き手にお任せします。
※『殺し合いがデータ収集目的かマイナスの感情の収集』と考えてます。
材料の少なさによる推測でしかない為仮説程度の認識です。
※参戦時期は少なくともフラノールでロイドと雪を見終えた後~ミトスを倒す前。
クラトス、ゼロスどちらのルートかは採用された場合後続の書き手にお任せします。
※『殺し合いがデータ収集目的かマイナスの感情の収集』と考えてます。
材料の少なさによる推測でしかない為仮説程度の認識です。
【ハリセン@テイルズオブシンフォニア】
薫に支給。言うネタ枠に見せかけてシンフォニアにおいては、
主人公のロイドが装備できる剣でもトップクラスの攻撃力を持つ。
なんならストーリー上重要なマテリアルブレードよりも斬撃に関しては上回っている。
薫に支給。言うネタ枠に見せかけてシンフォニアにおいては、
主人公のロイドが装備できる剣でもトップクラスの攻撃力を持つ。
なんならストーリー上重要なマテリアルブレードよりも斬撃に関しては上回っている。