「……」
「……?何か考えごと?」
「ああ、こんなロリっ子をデスゲームに参加させるのは、金持ちの変態と相場が決まっているのだが、まさかショタだとは、世も末だなとおも……」
「い、一応この中で一番わたしが年上だよ!?」
「殴るわよ?」
「おいやめろ」
「……?何か考えごと?」
「ああ、こんなロリっ子をデスゲームに参加させるのは、金持ちの変態と相場が決まっているのだが、まさかショタだとは、世も末だなとおも……」
「い、一応この中で一番わたしが年上だよ!?」
「殴るわよ?」
「おいやめろ」
少年の言葉に青筋立てて手をグーにする少女と顔を真っ赤にして抗議する少女。
少年の名は城本征史郎。
少女たちの名はパンとアリス・カータレット。
少年の名は城本征史郎。
少女たちの名はパンとアリス・カータレット。
☆彡 ☆彡 ☆彡
「それにしても、ショタに明確な定義はないとはいえ、僕は一般的にショタと呼ばれる年齢ではないのだがな」
(う~ん。確かに同年代に比べたら僕は背が小さいうえに自分でいうのも何だが、小ぎれいな身なりを心がけてはいる。……まさかそれでか?)
(う~ん。確かに同年代に比べたら僕は背が小さいうえに自分でいうのも何だが、小ぎれいな身なりを心がけてはいる。……まさかそれでか?)
変態趣向は人それぞれ。
ショタもそれぞれ。
征史郎はやれやれといった風でため息をつく。
ショタもそれぞれ。
征史郎はやれやれといった風でため息をつく。
「それを言ったら、わたしもロリじゃないから!」
征史郎に続いてアリスも声を続ける。
アリス・カータレット。
アリスは先日、高校の卒業式を終えたばかり。
一行の中で一番年上である。
アリス・カータレット。
アリスは先日、高校の卒業式を終えたばかり。
一行の中で一番年上である。
「つまり、ノアは単純に年齢で選んでいるわけじゃないってこと?」
「そうだ、アリスは外見はロリだが、自己申告が正しいならロリの定義からは外れる。まぁ、ロリババアという枠もありえるが、年がそこまで離れていないから、それも低いだろう」
「正しいよ!わたしは正真正銘18歳!!高校も先日、卒業したから!!!それと征史郎くん!!!!その発言は女子全員を敵に回す発言だよ!?」
「好意を向けていた女子以外の好感度など、どうでもいいな」
「そうだ、アリスは外見はロリだが、自己申告が正しいならロリの定義からは外れる。まぁ、ロリババアという枠もありえるが、年がそこまで離れていないから、それも低いだろう」
「正しいよ!わたしは正真正銘18歳!!高校も先日、卒業したから!!!それと征史郎くん!!!!その発言は女子全員を敵に回す発言だよ!?」
「好意を向けていた女子以外の好感度など、どうでもいいな」
両手を挙げて征史郎の身体をぽかぽか叩きながら涙目で抗議するアリス。
征史郎は涼しげにアリスのぱかぽかを受けている。
征史郎は涼しげにアリスのぱかぽかを受けている。
「それじゃあ、おじいちゃんもいるかもしれないってことね」
征史郎の言葉にパンは希望を見せる。
おじいちゃんがいるなら何とかなるかもしれない。
だっておじいちゃんは何度も皆を、そして地球を救ってきたのから。
おじいちゃんがいるなら何とかなるかもしれない。
だっておじいちゃんは何度も皆を、そして地球を救ってきたのから。
パン。
この中で一番年下の少女。
だが、この中で一番腕っぷしが強いといったらパンだろう。
なぜなら、戦闘民族サイヤ人の血を受け継ぐ父と地球最強の格闘家ミスター・サタンの娘との間に生まれたウォーターなのだから。
この中で一番年下の少女。
だが、この中で一番腕っぷしが強いといったらパンだろう。
なぜなら、戦闘民族サイヤ人の血を受け継ぐ父と地球最強の格闘家ミスター・サタンの娘との間に生まれたウォーターなのだから。
「?、ジャムおじさんは確実にショタではない。残念ながらいないと思うが」
「だれよ!それ!」
「も~~~!、失礼だよ征史郎くん。いくら、名前がパンちゃんだからって、おじいちゃんの名前がジャムなわけないよ……」
「そうよ!おじいちゃんの名前はそんな変な名前じゃないわよ!孫悟空っていうのよ!」
「なんと、キミのおじいちゃんは暴れ猿だったのか」
(道教の神がおじいちゃんとは、おそれおおいことだな)
「殴るわよ」
「おいやめろ。君のパンチはアリスと違ってしゃれにならん」
「流石にパンちゃんのパンチはね……って、この流れさっきも見たような……」
「だれよ!それ!」
「も~~~!、失礼だよ征史郎くん。いくら、名前がパンちゃんだからって、おじいちゃんの名前がジャムなわけないよ……」
「そうよ!おじいちゃんの名前はそんな変な名前じゃないわよ!孫悟空っていうのよ!」
「なんと、キミのおじいちゃんは暴れ猿だったのか」
(道教の神がおじいちゃんとは、おそれおおいことだな)
「殴るわよ」
「おいやめろ。君のパンチはアリスと違ってしゃれにならん」
「流石にパンちゃんのパンチはね……って、この流れさっきも見たような……」
☆彡 ☆彡 ☆彡
「ま、でもドラゴンボールさえ手に入れることが出来れば何とかなるわよ」
「願いが叶うというボールか?」
「ええ、ドラゴンボールがあれば、死んだあの兄弟もこの悪趣味に巻き込まれたみんなを助けることはできるわ」
「なんでも叶うんだ……す、すごいね」
「願いが叶うというボールか?」
「ええ、ドラゴンボールがあれば、死んだあの兄弟もこの悪趣味に巻き込まれたみんなを助けることはできるわ」
「なんでも叶うんだ……す、すごいね」
アリスは目をパチクリして素直に驚く。
一方、征史郎は……
一方、征史郎は……
(まさしく道具に罪はないの究極だな。だが、乃亜がそこらへんの対策を怠っているとは思えないが)
少なくとも、このデスゲームがなければ、自分はパンのいる世界を知ることはなかった。
死者蘇生までやってのけた乃亜の力は明らかにオーバースペック。
そんな人物がジョーカー的存在になりうるドラゴンボールの対策をしていないはずがないと推測している。
死者蘇生までやってのけた乃亜の力は明らかにオーバースペック。
そんな人物がジョーカー的存在になりうるドラゴンボールの対策をしていないはずがないと推測している。
(それと、一方的なゲームにならないようにと言っていたからには、僕やアリスでも勝ち残れる武器があちらこちらに支給されているということ)
征史郎は、今回の殺人ゲームも一筋縄いかないことを予見する。
だが、一方、2度目のデスゲーム。
どうせなら楽しみたいと思う自分もいる。
だが、一方、2度目のデスゲーム。
どうせなら楽しみたいと思う自分もいる。
「それと、安心して!超サイヤ人にはなれないけど、こうみえて私もおじいちゃんに負けないぐらい強いから、二人のことは守るわ!」
「う、うん。だけど、パンちゃんだけに戦わせられない。私も怖いけど戦うよ。だって、ここで死んだらシノや皆に会えなくなっちゃうからね」
「う、うん。だけど、パンちゃんだけに戦わせられない。私も怖いけど戦うよ。だって、ここで死んだらシノや皆に会えなくなっちゃうからね」
パンの言葉にアリスも勇気を出して覚悟を決める。
再び、金色な毎日を取り戻すため。
再び、金色な毎日を取り戻すため。
「……」
(確かに、あの”力”なら大抵の参加者に対峙することは可能だろう)
(確かに、あの”力”なら大抵の参加者に対峙することは可能だろう)
自己紹介をした際に披露されたパンの舞空術に、大岩を砕いたパンチや蹴り。
自分のいた世界ならデコピン一つで、数多の世界記録保持者が吹き飛ばされること必須。
というより、プリズナーゲームをも一瞬で破たんさせられるだろう。
執行人が束になっても適わないし、会場も吹き飛ばせるからだ。
それとパンの話を聞く限り、舞空術は訓練すれば、一般人でも飛べるようになる技術だそうだ。
自分のいた世界ならデコピン一つで、数多の世界記録保持者が吹き飛ばされること必須。
というより、プリズナーゲームをも一瞬で破たんさせられるだろう。
執行人が束になっても適わないし、会場も吹き飛ばせるからだ。
それとパンの話を聞く限り、舞空術は訓練すれば、一般人でも飛べるようになる技術だそうだ。
正直、うらやましいと思ってしまった。
あのとき、僕にもパンのような力があれば、一矢むくいることはできたのだろうか?
―――亮也ぁああああ!!
あのときほど、頭脳担当であることを悔やんでしまった。
好きな女子一人守れないなんて、情けなくて仕方がない。
そう、僕は守れなかった。
だから、好意を”向けてる女子”ではなく、”向けていた女子”
和馬にタイマンのやり方でも教わっておくべきだったか。
好きな女子一人守れないなんて、情けなくて仕方がない。
そう、僕は守れなかった。
だから、好意を”向けてる女子”ではなく、”向けていた女子”
和馬にタイマンのやり方でも教わっておくべきだったか。
征史郎の脳裏に浮かぶのは、プリズナーゲームでの記憶。
亮也の行動で征史郎の頭に”全て”のピースが埋まった。
しかし、一手遅かった。
スタンガンの警棒により気絶されられ目を覚ましたら、全てが終わっていた。
亮也を含めた看守全員が黒焦げ。
プリズナーゲームは亮也のフィナーレで幕となったのだ。
亮也の行動で征史郎の頭に”全て”のピースが埋まった。
しかし、一手遅かった。
スタンガンの警棒により気絶されられ目を覚ましたら、全てが終わっていた。
亮也を含めた看守全員が黒焦げ。
プリズナーゲームは亮也のフィナーレで幕となったのだ。
そして約束通り、囚人であった征史郎に雪村、そして雄ヶ原の兄弟と七緒は日常へ返された。
しかし、語り手はいない。
しかし、語り手はいない。
語るまでもない物語だからだ。
だけど、再び語られる。
「……よろし」
パンとアリスは乃亜に立ち向かう意志と覚悟を持ち合わせている。
なら、自分が言うことは何もない。
城本征史郎は干渉しない。
なら、自分が言うことは何もない。
城本征史郎は干渉しない。
それに―――
「よし、それじゃあ、僕もできることをしようではないか。まずは、このペットボトルにキミたちが日々生産しているアンモニアの原料物質を提供してくれないか? 」
「殴るわよ?」
「おいやめろ。冗談だ」
「も~~~!それって、天丼だよ~~~!」
「殴るわよ?」
「おいやめろ。冗談だ」
「も~~~!それって、天丼だよ~~~!」
―――そっちの方が楽しそうだからな
トガビトの物語が再び語られる。
【城本征史郎@トガビトノセンリツ 】
[状態]:健康
[装備]:なし
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1~3
[思考・状況]基本方針:乃亜に抵抗すると同時に楽しむ
1:パン、アリスと行動を共にする
2:首輪をどうにかするため、情報と道具を探す
[備考]
BADENDno.4からの参戦です。 からの参戦です。
パンとアリスとの情報交換から異世界の存在を理解しました。
[状態]:健康
[装備]:なし
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1~3
[思考・状況]基本方針:乃亜に抵抗すると同時に楽しむ
1:パン、アリスと行動を共にする
2:首輪をどうにかするため、情報と道具を探す
[備考]
BADENDno.4からの参戦です。 からの参戦です。
パンとアリスとの情報交換から異世界の存在を理解しました。
【パン@ドラゴンボールGT 】
[状態]:健康
[装備]:なし
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1~3
[思考・状況]基本方針:乃亜に抵抗する
1:征史郎、アリスと行動を共にしつつ二人を守る
2:おじいちゃん、いるのかしら?
3:ったく、セイシローはしょうがないわね。それとアリスはワタシが守らなくちゃ!
[備考]
七匹の邪悪龍編が始まる前からの参戦です。
征史郎とアリスとの情報交換から異世界の存在を理解しました。
[状態]:健康
[装備]:なし
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1~3
[思考・状況]基本方針:乃亜に抵抗する
1:征史郎、アリスと行動を共にしつつ二人を守る
2:おじいちゃん、いるのかしら?
3:ったく、セイシローはしょうがないわね。それとアリスはワタシが守らなくちゃ!
[備考]
七匹の邪悪龍編が始まる前からの参戦です。
征史郎とアリスとの情報交換から異世界の存在を理解しました。
【アリス・カータレット@映画きんいろモザイク Thank you!! 】
[状態]:健康
[装備]:なし
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1~3
[思考・状況]基本方針:乃亜に抵抗する
1:征史郎、パンと行動を共にしつつ自分も闘う
2:パンちゃんに守られるだけは駄目だよね!……それと征史郎くんたら、も~~~!
3:シノ……皆……
[備考]
卒業式を終え、イギリスへ留学する前からの参戦です。
征史郎とパンとの情報交換から異世界の存在を理解しました。
[状態]:健康
[装備]:なし
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1~3
[思考・状況]基本方針:乃亜に抵抗する
1:征史郎、パンと行動を共にしつつ自分も闘う
2:パンちゃんに守られるだけは駄目だよね!……それと征史郎くんたら、も~~~!
3:シノ……皆……
[備考]
卒業式を終え、イギリスへ留学する前からの参戦です。
征史郎とパンとの情報交換から異世界の存在を理解しました。