ボレアス・グライラット邸。この館の一室で、複数人の子供達がテーブルの席についていた。
「――――それで、マサオ達を何とか助けた後……」
「お二人に助けられました」
「お二人に助けられました」
映画館で引き起こされた、失意の庭から始まった奇術師に対する雷帝の一方的な蹂躙劇。
そして、その雷帝から逃亡した、少年少女の決死の行動。
その全てを、美山写影と櫻井桃華は語り終えた。彼らの戦いの裏であった、もう一つの殺人鬼と吸血鬼の戦いと、その為に命を落とした一人の少年の事は知る由もなく。
話を聞き終え、フリーレンは雷帝ゼオンの強さを測っていた。
少なくとも、実力は彼女の横に居るガッシュと同等か、それ以上のもの。更にゼオンは電撃を放つ際に気絶をした様子はなく、一人で戦っていたという。
フリーレンからすれば、ガッシュの完全な上位互換な性能と、魔族らしい冷徹さを感じさせた。
そして、その雷帝から逃亡した、少年少女の決死の行動。
その全てを、美山写影と櫻井桃華は語り終えた。彼らの戦いの裏であった、もう一つの殺人鬼と吸血鬼の戦いと、その為に命を落とした一人の少年の事は知る由もなく。
話を聞き終え、フリーレンは雷帝ゼオンの強さを測っていた。
少なくとも、実力は彼女の横に居るガッシュと同等か、それ以上のもの。更にゼオンは電撃を放つ際に気絶をした様子はなく、一人で戦っていたという。
フリーレンからすれば、ガッシュの完全な上位互換な性能と、魔族らしい冷徹さを感じさせた。
「……ありえぬ。ゼオンが殺し合いに乗るなど……!!」
同じく、話を聞き終えたガッシュが震えた声を絞り出した。
ガッシュにとって、かつては対峙したとはいえ、後に和解しガッシュの家族として、改めて共に暮らす事を約束したただ一人の兄だ。
それだけではなく、冷酷ではあるが王としての器も兼ね備えた、誇り高い魔物だともガッシュは認識していた。
だからこそ、このような馬鹿げた殺し合い乗る筈がない。何より、ゼオンは今、魔界で肉体を失っており参加者として連れ去ることも不可能だ。
だが、写影達の語る雷使いの容姿は、ガッシュと瓜二つの銀髪の子供。これ以上ない程に、あのゼオンの容姿と一致した。
ガッシュにとって、かつては対峙したとはいえ、後に和解しガッシュの家族として、改めて共に暮らす事を約束したただ一人の兄だ。
それだけではなく、冷酷ではあるが王としての器も兼ね備えた、誇り高い魔物だともガッシュは認識していた。
だからこそ、このような馬鹿げた殺し合い乗る筈がない。何より、ゼオンは今、魔界で肉体を失っており参加者として連れ去ることも不可能だ。
だが、写影達の語る雷使いの容姿は、ガッシュと瓜二つの銀髪の子供。これ以上ない程に、あのゼオンの容姿と一致した。
「どうかしら? そのゼオンはガッシュ君の兄なのでしょう? 一時は憎んだけれど、今はそのわだかまりも解けた。
失った肉体は乃亜によって、復元されたと仮定して……ゼオンはガッシュ君……貴方を生還させようとしているんじゃない?」
失った肉体は乃亜によって、復元されたと仮定して……ゼオンはガッシュ君……貴方を生還させようとしているんじゃない?」
そしてもう一組、このボレアス・グライラット邸を訪れる前に、新たに合流した二人の少女の内の一人、風見一姫が口を開いた。
「……信じたくないが、そうかも……しれぬ。
皆にもさっき話したが、今、魔界は……クリアという者に、消滅されようとしておるのだ。だから、魔界の王を決める戦いで、クリアを王にしてはならぬ。
ゼオンがそれを知って、私を生き残らせようとしておるのかもしれぬ」
皆にもさっき話したが、今、魔界は……クリアという者に、消滅されようとしておるのだ。だから、魔界の王を決める戦いで、クリアを王にしてはならぬ。
ゼオンがそれを知って、私を生き残らせようとしておるのかもしれぬ」
「なんだか、改めて聞くとスケールが大きすぎる話ね……」
一姫の隣に座る古手梨花が、未だに驚嘆を感じえない様子で呟く。
「ええ、でもガッシュの世界も"パラレルワールド"なら、説明が付く。
並行世界、並行宇宙、並行時空とも言われているけれど、決してSFの世界だけではなく、理論物理学の世界でも、その存在について可能性は語られているの。
超能力を開発する最先端の科学都市である学園都市や、魔法が発達した……私達からすれば中世の世界、私の頭の中にある知識で、これら全てが矛盾しない答えはこれしかない。
貴方も同じ意見なのでしょう?」
並行世界、並行宇宙、並行時空とも言われているけれど、決してSFの世界だけではなく、理論物理学の世界でも、その存在について可能性は語られているの。
超能力を開発する最先端の科学都市である学園都市や、魔法が発達した……私達からすれば中世の世界、私の頭の中にある知識で、これら全てが矛盾しない答えはこれしかない。
貴方も同じ意見なのでしょう?」
「マサオの言っていた、映画の世界に迷い込んだとかの話も全部本当だとしたらね」
情報交換の中で、この場に居る全員が乃亜に連れ去られる前の、それまでの経緯を語ってきた。
学園都市、魔法の存在する世界、魔界の王を決める戦い、惨劇と共に延々と繰り返される昭和58年。
強いて同じ世界かもしれないと言えるのは、一姫と桃華くらいのものだった。それでも年代に差はあったが。
それらの、絵空事や妄言と言えるような発言を全て事実と考えるのなら、一姫の中の知識に当て嵌る結論は一つしかない。
学園都市、魔法の存在する世界、魔界の王を決める戦い、惨劇と共に延々と繰り返される昭和58年。
強いて同じ世界かもしれないと言えるのは、一姫と桃華くらいのものだった。それでも年代に差はあったが。
それらの、絵空事や妄言と言えるような発言を全て事実と考えるのなら、一姫の中の知識に当て嵌る結論は一つしかない。
「パラレルワールド……一姫はそれに詳しいの?」
「あくまで、美山くんと同じで知っているだけで、専門家ではないわ。
それに、自分から提唱してなんだけど、可能性の話であって少なくとも私の世界ではパラレルワールドを観測する方法は存在しないし、懐疑的な意見もあるのよ」
それに、自分から提唱してなんだけど、可能性の話であって少なくとも私の世界ではパラレルワールドを観測する方法は存在しないし、懐疑的な意見もあるのよ」
「肯定も否定も出来ない。だから、あってもなくても、おかしくない、か」
「だけど、私はあると仮定して事を進めるわ。ここに居る全員が、嘘を吐いているとは思えないもの」
一姫自身も半信半疑ではあるが、最先端の科学都市の住人からも同意を得れた以上、何よりここに居る全員が精神を病んで妄言を吐いていると仮定するのも大体な推理だ。
今は平行世界があると想定するのが、ベストだと判断した。
今は平行世界があると想定するのが、ベストだと判断した。
(あの魔族……確かに今までとは違った)
一姫の仮説を聞きながら、フリーレンはこの場に連れ去れてから、初めて遭遇したあの魔族の事を思い起こす。
非常に俊敏で力も強く、高位の魔法を扱う上位の魔族だった。だが、それ以外に違和感は存在していた。
彼女が扱おうとした魔法が、今までフリーレンが千年近く触れてきた経験の中で、毛色が違うように感じられたのだ。
奇抜な魔法は幾らでも見てきた、原理の分からない呪いと分類されるものもだ。
だが、そういった違和感ではない。痛覚にも刺された時の痛みと、殴られた時の痛みがあるように、同じ括りではあるが、まるで別種のような感覚だった。
何より魔法を扱いながら、自らを欺き油断を誘った不意とはいえ、ゾルトラークに対し一切反応する素振りが、着弾まで見られなかった。
自らに触れて、その効果をようやく知ったような動揺。
フリーレンが七崩賢並と評する程の大魔族が、ゾルトラークも知らないとも考え難い。
非常に俊敏で力も強く、高位の魔法を扱う上位の魔族だった。だが、それ以外に違和感は存在していた。
彼女が扱おうとした魔法が、今までフリーレンが千年近く触れてきた経験の中で、毛色が違うように感じられたのだ。
奇抜な魔法は幾らでも見てきた、原理の分からない呪いと分類されるものもだ。
だが、そういった違和感ではない。痛覚にも刺された時の痛みと、殴られた時の痛みがあるように、同じ括りではあるが、まるで別種のような感覚だった。
何より魔法を扱いながら、自らを欺き油断を誘った不意とはいえ、ゾルトラークに対し一切反応する素振りが、着弾まで見られなかった。
自らに触れて、その効果をようやく知ったような動揺。
フリーレンが七崩賢並と評する程の大魔族が、ゾルトラークも知らないとも考え難い。
(ガッシュも別世界の魔族、か……)
未だ、警戒を緩めないまま一度は死線を共に潜った少年へと視線を向ける。
フリーレンの常識では考えられない話だが、魔物の住む魔界がありその王を決める戦いを何故か人間界で行われており。
人間のパートナーと組むことで、その呪文の詠唱を代理で行わせ、それぞれの魔法を駆使して戦うのだという。
しかも、魔力ではなく心の力を消費するのだという。
魔族が人間を欺く為に考えた嘘にしては、突拍子もない上に信憑性も低い。普通の魔族なら、もっと現実的な嘘を使うだろう。
フリーレンの常識では考えられない話だが、魔物の住む魔界がありその王を決める戦いを何故か人間界で行われており。
人間のパートナーと組むことで、その呪文の詠唱を代理で行わせ、それぞれの魔法を駆使して戦うのだという。
しかも、魔力ではなく心の力を消費するのだという。
魔族が人間を欺く為に考えた嘘にしては、突拍子もない上に信憑性も低い。普通の魔族なら、もっと現実的な嘘を使うだろう。
「さて、話が脱線したわね。
今、この場で警戒すべき危険人物……フリーレンとガッシュが出会った、ありんすの女。
ガッシュの兄ゼオン。そのゼオンと交戦していたマジシャン風の少年……でも彼はゼオンに殺害された可能性も高い。
マサオという子と一緒に居る、赤ん坊」
今、この場で警戒すべき危険人物……フリーレンとガッシュが出会った、ありんすの女。
ガッシュの兄ゼオン。そのゼオンと交戦していたマジシャン風の少年……でも彼はゼオンに殺害された可能性も高い。
マサオという子と一緒に居る、赤ん坊」
「……さっきも言ったけど、その赤ちゃんに対しては、本当に何の確証もないんだ。でも……沙耶香という人をバラバラにして殺した相手が、マサオと赤ちゃんだけ見逃したのは違和感がある」
「赤ちゃんに擬態した魔族かもしれない」
「私は喋る赤ちゃんを見たことがあるのだ。クリアのパートナーで口が悪かったのう」
「あとは、最初に私達が襲われたお年寄りのような口調をした方ですわね。……悪評を撒くなと釘を刺されましたが」
「安心なさい。フリーレンと私は大丈夫よ。出会っても、知らないフリか、首輪解析をしている優しい人だって二人から聞いたと言っておくわ。
ただガッシュと梨花が、上手く誤魔化せるか不安ではあるけれど……」
ただガッシュと梨花が、上手く誤魔化せるか不安ではあるけれど……」
「う、ウヌ……」
「この子と一緒にしないで……百年間ずっと12歳をやってきたのよ。嘘吐きの年季が違うわ」
「むしろ、百年も12歳やり続ける羽目になっていたから、心配なのよ。分からない?」
「あんた、喧嘩売ってんの?」
もっとも、梨花の立場や、話を聞いただけの一姫はおろか、恐らくは当事者の梨花すら認識できていない出来事や要因も様々ある中で、惨劇に抗い続け、よくやっている方だとは彼女も思ってはいる。
しかし、それはそれとして迂闊な部分が多いというのが、一姫の梨花の評価だった。
しかし、それはそれとして迂闊な部分が多いというのが、一姫の梨花の評価だった。
「あと……私達もここに居るか確認もしていないけど、貴方達が挙げた参加者と同じくらい危険、いえそれ以上の厄介さかもしれないわね。
北条沙都子――――彼女には注意が必要よ」
北条沙都子――――彼女には注意が必要よ」
勿体ぶるように、だがそれまで以上に重い声で、一姫はフリーレン達が語った参加者と同列の危険度を強調し、北条沙都子の名を挙げた。
「場合によっては殺害もやむを得ないと思うわ」
「待ちなさい。何を勝手なこと言ってるの!」
予定調和のように叫ぶ梨花を、一姫は面倒そうな顔を浮かべ向き直る。
「沙都子は、あの娘は私が止める!!」
「元の世界に戻ったら、それは好きになさい……。でも、もし殺し合いに居たのなら、もう貴女だけの問題じゃない。私達、全員の問題なの」
「……私に喧嘩を売るなら、いくらでもすればいいわ。だけど、沙都子に手を出すなら……!」
「元の世界に戻ったら、それは好きになさい……。でも、もし殺し合いに居たのなら、もう貴女だけの問題じゃない。私達、全員の問題なの」
「……私に喧嘩を売るなら、いくらでもすればいいわ。だけど、沙都子に手を出すなら……!」
梨花は手を伸ばし、一姫の胸倉を掴み上げる。
「貴女、何回も同じ時間をループしているせいで、命の重さが希薄になっているんじゃない?」
「なにを―――」
「死んでいるの。殺されているの。貴女も、いえ貴女だけじゃない。貴女の言っていた部活の仲間、貴女に良くしてくれた人達も、全く関係のない雛見沢の人達も全て……」
腕を振り上げ、一姫の頬に打ち込もうとしていた梨花の拳が止まった。
一瞬、何を言われたのか理解できないような顔をして、目を見開いていた。
一瞬、何を言われたのか理解できないような顔をして、目を見開いていた。
「貴女以外の人間は全員、一度限りの人生なの。それを平気奪い去り、何度も繰り返す女……それが北条沙都子よ。
……もっと、分かりやすく言ってあげましょうか? 貴女裏切られてるのよ。一度や二度じゃない。彼女は、何回も裏切り続けているの。貴女を含む部活メンバー全員をね」
……もっと、分かりやすく言ってあげましょうか? 貴女裏切られてるのよ。一度や二度じゃない。彼女は、何回も裏切り続けているの。貴女を含む部活メンバー全員をね」
「そんな……こと」
「平気で友達を裏切れる相手を、口で説得なんて出来る訳がないし、する気にもなれないわ。
私は、貴女達の茶番染みた惨劇の犠牲になる気はないの。この子達も、そんなものに巻き込まれる筋合いはない」
私は、貴女達の茶番染みた惨劇の犠牲になる気はないの。この子達も、そんなものに巻き込まれる筋合いはない」
「……それ、は」
「あ、あの……お二人とも、少し落ち着いて……」
「桃華の言う通り、喧嘩はやめておこうか」
少したじろぎながら、桃華と依然として表情は変えないままフリーレンが仲裁に入る。
(何年も同じ時間を繰り返して、惨劇を起こす人間か……完全に精神が、人類のそれではなくなっているのか。
一姫の言う通りなら、排除した方が良い。人の疑心暗鬼を助長する雛見沢症候群とかいう病も厄介だし、被害が広まる前に何とかできればいいけど)
一姫の言う通りなら、排除した方が良い。人の疑心暗鬼を助長する雛見沢症候群とかいう病も厄介だし、被害が広まる前に何とかできればいいけど)
「そうなのだ……沙都子は梨花の友達なのであろう? まだ、話し合えば……」
「ガッシュ、そういう問題じゃないよ。
話が通じる相手じゃない。きみが善意を見せたら、全力で付け込んでボロ雑巾のようになるまで、利用し尽くすだろうね」
話が通じる相手じゃない。きみが善意を見せたら、全力で付け込んでボロ雑巾のようになるまで、利用し尽くすだろうね」
フリーレンの中での警戒度はより高まる。
別世界の人と共存している魔族という前提があるとはいえ、ガッシュよりも先に、早急に対処しなければいけないと考える程に。
別世界の人と共存している魔族という前提があるとはいえ、ガッシュよりも先に、早急に対処しなければいけないと考える程に。
「危険人物の共有も終わったところだし、あとは首輪の解除について話しましょうか」
梨花の手を振り払い、何事もなかったかのように一姫は話題を切り替えた。
「いくつか魔法を試したけど、首輪に触れた瞬間打ち消された。私達の世界にも魔法を無効化出来る鉱物は存在するけど、魔法抜きの人類の技術では加工はするのは不可能だよ」
「分からないわ。科学が発達した人類の技術であれば、その鉱物を加工することも可能かもしれない。少なくとも乃亜の力は、科学を基にしていると思うの。
あの放送も立体映像を利用しているでしょうし、美山君も覚えはない?」
「学園都市にも、ホロモデルを利用した施設はいくつかあったよ」
「なるほど、科学を使って封魔鉱を首輪サイズに加工したのか……純度も調整して、首輪に干渉しない限りは、私の魔法の発動を妨害しない程度にまで、無効範囲を絞ったのかな?」
「あと、爆弾の処理としてベターなのは、液体窒素だけれど……液体窒素を出す魔法はないしら?」
「液体窒素?」
「簡単に言えば、冷やして冷凍させるの。それで起爆を不可能にする」
「冷たいのなら、かき氷を出す魔法ならあるけど」
「シロップは?」
「出ない」
「残念だわ」
「他には――――」
「分からないわ。科学が発達した人類の技術であれば、その鉱物を加工することも可能かもしれない。少なくとも乃亜の力は、科学を基にしていると思うの。
あの放送も立体映像を利用しているでしょうし、美山君も覚えはない?」
「学園都市にも、ホロモデルを利用した施設はいくつかあったよ」
「なるほど、科学を使って封魔鉱を首輪サイズに加工したのか……純度も調整して、首輪に干渉しない限りは、私の魔法の発動を妨害しない程度にまで、無効範囲を絞ったのかな?」
「あと、爆弾の処理としてベターなのは、液体窒素だけれど……液体窒素を出す魔法はないしら?」
「液体窒素?」
「簡単に言えば、冷やして冷凍させるの。それで起爆を不可能にする」
「冷たいのなら、かき氷を出す魔法ならあるけど」
「シロップは?」
「出ない」
「残念だわ」
「他には――――」
一姫や、写影の話も交えて科学技術の一端を話に聞き、フリーレンは驚嘆していた。
魔法と違い、一度完成させしてしまえば、誰もが鍛錬も前知識も必要なくボタン一つ押すだけで洗濯をさせたり、掃除もしてもらえる。
それだけではなく、何人も乗せ長い距離を高速で移動できる鉄の乗り物。声や手紙を地球の裏側に住む相手に一瞬で届け、やり取りを可能とする通信器具。
魔法と違い、一度完成させしてしまえば、誰もが鍛錬も前知識も必要なくボタン一つ押すだけで洗濯をさせたり、掃除もしてもらえる。
それだけではなく、何人も乗せ長い距離を高速で移動できる鉄の乗り物。声や手紙を地球の裏側に住む相手に一瞬で届け、やり取りを可能とする通信器具。
(……私の世界と違って、魔法以外の文明が異様に発達しているわけだ。魔法より、汎用性に優れている。量産化もしやすい。
首輪もこの高精度でも、科学が基であるなら、数十個を一度に作れてもおかしくない)
首輪もこの高精度でも、科学が基であるなら、数十個を一度に作れてもおかしくない)
前準備や手間、いくつかの条件を満たしたり非常に難度の高い計算も必要するなど、しがらみも多い。
だが、それらを満たし改良を重ねることで、最適化され流通しやすいのが科学なのだろう。
だが、それらを満たし改良を重ねることで、最適化され流通しやすいのが科学なのだろう。
「――――あとは、盗聴の可能性もあるわね」
「こんな小さな首輪で、離れた場所から人の声を聞けるんだ?」
「ええ、不可能ではないわ。さっきも言ったけど、電話を始め、声を相手に伝える技術は、かなりの発展を遂げているの。
今ではどこでも誰もが、通話をすることが出来るわ。
ただ……こんな会話は想定内でしょうし、乃亜に好きに聞かせとけばいいでしょうけど」
今ではどこでも誰もが、通話をすることが出来るわ。
ただ……こんな会話は想定内でしょうし、乃亜に好きに聞かせとけばいいでしょうけど」
「……凄いね。人の声をこうも簡単に届けることが出来るなんて――――」
私の世界にあれば、もっとヒンメル達の声も聞けたのかな。
そう言おうとして、フリーレンは口を閉ざした。
――――――――
「美山くんに櫻井さん、梨花や私にも、この本は読めるようね」
首輪に関しての一通りの意見交換と考察を終え、あとはガッシュの魔本について確認していた。
本来人間とパートナーとなる筈のシステムで、彼女の世界では人類扱いとはいえどエルフであるフリーレンが本を読めることに違和感があったが、それはすぐに解消された。
一姫や梨花、桃華と写影にも読めたのだ。それどころか、魔本なしでもガッシュが単独で呪文を詠唱することも可能だった。
ゼオンが魔本なしで術を発動していた以上、おかしくはない。しかしガッシュには術を使用する際、一瞬気絶するという致命的な欠点が存在した。
本来人間とパートナーとなる筈のシステムで、彼女の世界では人類扱いとはいえどエルフであるフリーレンが本を読めることに違和感があったが、それはすぐに解消された。
一姫や梨花、桃華と写影にも読めたのだ。それどころか、魔本なしでもガッシュが単独で呪文を詠唱することも可能だった。
ゼオンが魔本なしで術を発動していた以上、おかしくはない。しかしガッシュには術を使用する際、一瞬気絶するという致命的な欠点が存在した。
「この魔本はガッシュへの、救済措置なのかもしれないわ」
「う、ウヌ……」
一姫の考えとしては、術の発動条件を緩和しても単独では戦えないガッシュの為に、乃亜が用意した物ではないか。
少なくともガッシュを殺し合いの虐殺される側ではなく、殺し合いを盛り上げる為の戦闘要員として期待している筈だ。それだけ、強力な力を秘めているのは間違いない。
あのシャルティア・ブラッドフォールンを相手に、ほぼ一方的に退ける事が出来る参加者などそうはいないのだから。
少なくともガッシュを殺し合いの虐殺される側ではなく、殺し合いを盛り上げる為の戦闘要員として期待している筈だ。それだけ、強力な力を秘めているのは間違いない。
あのシャルティア・ブラッドフォールンを相手に、ほぼ一方的に退ける事が出来る参加者などそうはいないのだから。
「さて、情報交換もこの程度で良いでしょう。これから、役割を分担させて欲しいわ。
まずマサオという子と赤ちゃんの探索なんだけど、これは私と梨花……あとガッシュにも来て貰えるのなら、こちらで引き受けるけど」
まずマサオという子と赤ちゃんの探索なんだけど、これは私と梨花……あとガッシュにも来て貰えるのなら、こちらで引き受けるけど」
「そんな私が行きますわ。元はと言えば、私がお二人を……」
「貴女と美山君は、少し休んでいた方が良いわね。
ここで少し体力を回復させてから、フリーレンと一緒に首輪のサンプルの回収と、解析に必要そうな機材と情報も集めて欲しい。頼めるかしら?
1回放送後、一時間以内にもう一度この館で再合流しましょう。あとは念のため、非常時の別の合流場所も―――」
ここで少し体力を回復させてから、フリーレンと一緒に首輪のサンプルの回収と、解析に必要そうな機材と情報も集めて欲しい。頼めるかしら?
1回放送後、一時間以内にもう一度この館で再合流しましょう。あとは念のため、非常時の別の合流場所も―――」
一姫の言うように写影と桃華は既に、疲労困憊の様子が見て取れた。二人とも支給品の力も借り、特殊な力を身に着けているが、このままマサオ達の救援に向かわせるのは命に関わるだろう。
少なくともゼオンという危険人物が周辺に居るのなら、ガッシュが赴く方が適してはいる。
だが、そこにフリーレンが着いていけば、残された写影達や、ただ死に慣れているだけの梨花達だけでは戦力面が心許ない。
故にガッシュが一姫と梨花を連れてマサオの探索に向かい、フリーレンが写影達の傍に着く事で戦力面を平等に振り分け、それぞれの役割も分担させている。
少なくともゼオンという危険人物が周辺に居るのなら、ガッシュが赴く方が適してはいる。
だが、そこにフリーレンが着いていけば、残された写影達や、ただ死に慣れているだけの梨花達だけでは戦力面が心許ない。
故にガッシュが一姫と梨花を連れてマサオの探索に向かい、フリーレンが写影達の傍に着く事で戦力面を平等に振り分け、それぞれの役割も分担させている。
「ここはお言葉に甘えよう。正直、僕と桃華が行っても…ゼオンという子と会ったら、どうにもならない」
「で、ですが……」
「桃華と写影は良く頑張ったよ。二人はここでお茶でも飲んで、少し休んでいた方が良い」
「で、ですが……」
「桃華と写影は良く頑張ったよ。二人はここでお茶でも飲んで、少し休んでいた方が良い」
そう言って、フリーレンは館の中から見つけた二つのティーカップに温かいお茶が出てくる魔法を使う。
カップにお茶が注がれ、それを写影と桃華の二人の前に置いた。
フリーレンも一姫の意図を察しており、この二人にあまり無茶をさせない方が良いと判断した。
カップにお茶が注がれ、それを写影と桃華の二人の前に置いた。
フリーレンも一姫の意図を察しており、この二人にあまり無茶をさせない方が良いと判断した。
「フリーレンの魔法は便利なのだ。そうだ、ブリを生やす魔法はないかの!! 家の前にブリを生やして、一杯食べたいのだ。
洗濯をする魔法とか、掃除をする魔法とかもあったら、教えて欲しいのう! 清麿の母上殿には沢山お世話になったから、恩返しに覚えて教えてあげたいのだ」
洗濯をする魔法とか、掃除をする魔法とかもあったら、教えて欲しいのう! 清麿の母上殿には沢山お世話になったから、恩返しに覚えて教えてあげたいのだ」
フリーレンの魔法を見て、無邪気にはしゃぐガッシュを冷ややかな目でフリーレンは見つめる。
魔族は生涯で1つの魔法しか研究することはない。こんな民間魔法に興味を持つとは、普通ではありえない。
魔族は生涯で1つの魔法しか研究することはない。こんな民間魔法に興味を持つとは、普通ではありえない。
(こんな魔法にも興味を持つのか…やはり、別世界の魔族だからか……)
これはガッシュが一姫達と行動する前の、最終確認にも近かった。
わざと、ガッシュの前で魔法を披露し反応を伺ったが、フリーレンの知る魔族のそれではない。
断言は出来ないが、フリーレンの世界の魔族とは大分異なるのは、恐らく違いない。
わざと、ガッシュの前で魔法を披露し反応を伺ったが、フリーレンの知る魔族のそれではない。
断言は出来ないが、フリーレンの世界の魔族とは大分異なるのは、恐らく違いない。
(……やっぱり、分からない)
ガッシュから感じる善性も、偽りではないのかもしれない。そこまで理屈で理解しながら、だがフリーレンはガッシュを信用できない。
やはり、それまで培った経験と、根深い魔族達への憎しみはそう簡単には拭えなかった。
やはり、それまで培った経験と、根深い魔族達への憎しみはそう簡単には拭えなかった。
「それは、また後にしましょう。ガッシュ、梨花……行くわよ」
「……悪いけど、私は一人で行かせて貰う。沙都子を探すわ」
梨花は自分のランドセルを背負い、一姫に背を向けて館から一人で発とうとしていた。
溜息を吐き、一姫はガッシュからひょいと魔本を取り上げ、呟く。
溜息を吐き、一姫はガッシュからひょいと魔本を取り上げ、呟く。
「ザケル」
「う、ぎゃああああああああああああ!!?」
ガッシュの意識が飛び、口から電撃が放たれ梨花を貫いた。
「馬鹿ね。貴女……一人で行っても野垂れ死ぬわよ」
「ヌオオオオ!!? な、何故……ザケルを唱えたのだオヌシ!!」
「大丈夫なんですの!?」
「ヌオオオオ!!? な、何故……ザケルを唱えたのだオヌシ!!」
「大丈夫なんですの!?」
ガッシュと桃華は慌てながら梨花の元へ駆け寄り介抱する。
「安心なさい。心の力を最小限に抑えたわ。ちょっとビリっとした程度よ」
「あ、あんたね……」
「でも、それ以上ふざける素振りを―――」
「びゃあああああああああ!!!!」
「あら?」
「あ、あんたね……」
「でも、それ以上ふざける素振りを―――」
「びゃあああああああああ!!!!」
「あら?」
再びガッシュの口から電撃を吐かれ、梨花の全身が痺れだす。
(ふざける……ざける…ザケル、これでも呪文を詠唱した判定になるのね)
「お、オヌシ…本当に大丈夫なのか……?」
「だ、大丈夫だから、本当にどっか行ってあんた…今すぐ後ろを向け、こっちを見ないで」
「分かった? ガッシュみたいな力を持った、悪意ある参加者に会えば、貴女はどうしようもない。北条沙都子を見付ける前に野垂れ死ぬわね。
だから、私と来なさい。もし私に何かあったら…今度は貴女がこの本を持つの……そして戦って。
それに、この子の力は電撃…使い方を調整すれば、相手を気絶させる程度で済ませられるわ……。どうしても、北条沙都子を止めるのであれば、悪くはない力でしょう?」
だから、私と来なさい。もし私に何かあったら…今度は貴女がこの本を持つの……そして戦って。
それに、この子の力は電撃…使い方を調整すれば、相手を気絶させる程度で済ませられるわ……。どうしても、北条沙都子を止めるのであれば、悪くはない力でしょう?」
「……わ、分かったわ。だから、もう電撃はやめなさいよ…次やったら、本当に撃つわよ…あんた」
対主催に於ける貴重な戦力であるガッシュ、その力を発揮する為に梨花の同行を促しているのだろう。
二人いれば、どちらかが欠けた時でもガッシュのパートナーを途切れさせずに済む。この電撃の力を失わずに済む。
二人いれば、どちらかが欠けた時でもガッシュのパートナーを途切れさせずに済む。この電撃の力を失わずに済む。
「ガッシュ…歩きながらで良いわ。貴方のパートナーの高嶺清麿が指示した戦術、戦略、その時の状況……覚えている限りで良い…その全てを教えて、全て頭に叩き込むわ。梨花、貴女も覚えなさい」
「一姫は頭が良いのだろう。自分で考えなくてもよいのか?」
「私の戦い方より……貴方の言う、高嶺清麿という天才が、貴方を王にする為に研鑽し研ぎ澄ませ、その力を最大効率で運用できるよう積み上げた戦い方…それを私は信じるわ」
「一姫は頭が良いのだろう。自分で考えなくてもよいのか?」
「私の戦い方より……貴方の言う、高嶺清麿という天才が、貴方を王にする為に研鑽し研ぎ澄ませ、その力を最大効率で運用できるよう積み上げた戦い方…それを私は信じるわ」
ガッシュの覚えている呪文を情報交換の中で、ある程度は確認したが、はっきり言えばザグルゼムまで、決して強いとは思えない性能だったと一姫は感じた。
無駄に色んな性能に手を伸ばし過ぎて、特化した強みがない、典型的な器用貧乏といってもいい。
他の魔物との戦いも掘り下げて聞いてみたが、特に火力面が不足している。
だが、それをパートナーである高嶺清麿が的確な判断を下し、時にはその身を張り、ガッシュの能力を理解し最大効率で運用しながら、数々の激戦を制したのだろう。
無駄に色んな性能に手を伸ばし過ぎて、特化した強みがない、典型的な器用貧乏といってもいい。
他の魔物との戦いも掘り下げて聞いてみたが、特に火力面が不足している。
だが、それをパートナーである高嶺清麿が的確な判断を下し、時にはその身を張り、ガッシュの能力を理解し最大効率で運用しながら、数々の激戦を制したのだろう。
決して楽な戦いではなかったはず、数多の困難もあったはずだ。
風見一姫は天才だ。
幼少より優れた才を持ち、親ですら彼女には逆らえず、身の回りの人間を都合の良いように取捨選択し、実質支配していたような、現実離れした存在だ。
その一姫を以てしても、これほどの不利な戦いを全て勝利へと導いた清麿は、天才であると認めざるを得ない。
幼少より優れた才を持ち、親ですら彼女には逆らえず、身の回りの人間を都合の良いように取捨選択し、実質支配していたような、現実離れした存在だ。
その一姫を以てしても、これほどの不利な戦いを全て勝利へと導いた清麿は、天才であると認めざるを得ない。
(……馬鹿な友達と馬鹿な理由で遊びに行って、心の底から馬鹿な事で笑ったり、両親ときちんと親と子として接して卓を囲んで毎日家族と談笑しながら、温かいご飯を食べる。
そんな当たり前の事を、当然のように素でこなせてしまう……。
昔の、私には考えられなかったものね)
そんな当たり前の事を、当然のように素でこなせてしまう……。
昔の、私には考えられなかったものね)
それだけの偉業を成し遂げた男が、だがガッシュの口から語られたのは何処にでもいそうな平和な日常に溶け込む、ただの男子中学生のようだった。
優れた人種は線引きをする。
必ず、他者と己を線引きし、区分し区別してしまう。一姫も最愛の弟を別にすれば、両親すらその対象だった。
最終的には、弟が救った少女達とその中にいた親友と共に、楽園を創り上げ、悪くのない着地をさせはした。その為の壮大で、馬鹿げた野望を掲げたものだった。
だから、今の一姫には仲間はいる。それでも、かなりの長い道のりではあったし、あくまで弟の風見雄二が築いた仲間達でもある。
だが、清麿はそんな線引きなど何もない。誰よりも優れながら、誰よりもその他者と触れ合い絆を育んでいく。
天才でありながら、孤高でも孤独でもない。仲間という輪の中心に立ち、支配ではなく信頼を築き上げる。対等な仲間を持つことが出来る。しかも、何の打算もなく。
最終的には、弟が救った少女達とその中にいた親友と共に、楽園を創り上げ、悪くのない着地をさせはした。その為の壮大で、馬鹿げた野望を掲げたものだった。
だから、今の一姫には仲間はいる。それでも、かなりの長い道のりではあったし、あくまで弟の風見雄二が築いた仲間達でもある。
だが、清麿はそんな線引きなど何もない。誰よりも優れながら、誰よりもその他者と触れ合い絆を育んでいく。
天才でありながら、孤高でも孤独でもない。仲間という輪の中心に立ち、支配ではなく信頼を築き上げる。対等な仲間を持つことが出来る。しかも、何の打算もなく。
(一度……会ってみたいものだわ、高嶺清麿……もしかしたら、この子に変えて貰ったのかもしれないわね)
信頼し、そして信頼されること。
それは相手を一方的に支配する事よりも、ずっと難しい事なのを彼女は理解していた。
それは相手を一方的に支配する事よりも、ずっと難しい事なのを彼女は理解していた。
「だから―――貴方も信じなさい。間違いなく、高嶺清麿は貴方にとって、最高のパートナーよ」
自称するのはともかく、他人に天才と呼ばれるのを「馬鹿が自分の事を馬鹿と呼ばれるのを嫌うのと同じ理由」で嫌う一姫が、清麿を天才と呼んだのは、彼女なりの最大の賛辞だったのかもしれない。
「ウヌ! そんなことずっと前から知っておる。清麿は凄いのだ!!」
【G-4 ボレアス・グレイラット邸/1日目/黎明】
【美山写影@とある科学の超電磁砲】
[状態]精神疲労(大)、疲労(小)あちこちに擦り傷や切り傷(小)
[装備]五視万能『スペクテッド』
[道具]基本支給品、ランダム支給品0~2
[思考・状況]
基本方針:ゲームから脱出する。
0:ドロテアの様な危険人物との対峙は避けつつ、脱出の方法を探す。
1:桃華を守る。…そう言いきれれば良かったんだけどね。
2:……あの赤ちゃん、どうにも怪しいけれど
3:一旦休息を取る。
[備考]
※参戦時期はペロを救出してから。
※マサオ達がどこに落下したかを知りません。
※フリーレンから魔法の知識をある程度知りました。
[状態]精神疲労(大)、疲労(小)あちこちに擦り傷や切り傷(小)
[装備]五視万能『スペクテッド』
[道具]基本支給品、ランダム支給品0~2
[思考・状況]
基本方針:ゲームから脱出する。
0:ドロテアの様な危険人物との対峙は避けつつ、脱出の方法を探す。
1:桃華を守る。…そう言いきれれば良かったんだけどね。
2:……あの赤ちゃん、どうにも怪しいけれど
3:一旦休息を取る。
[備考]
※参戦時期はペロを救出してから。
※マサオ達がどこに落下したかを知りません。
※フリーレンから魔法の知識をある程度知りました。
【櫻井桃華@アイドルマスター シンデレラガールズ U149(アニメ版)】
[状態]疲労(大)
[装備]ウェザー・リポートのスタンドDISC
[道具]基本支給品、ランダム支給品0~2
[思考・状況]
基本方針:ゲームから脱出する。
0:写影さんや他の方と協力して、誰も犠牲にならなくていい方法を探しますわ。
1:写影さんを守る。
2:この場所でも、アイドルの桜井桃華として。
3:……マサオさん
4:マサオさんが心配ですけど、今はガッシュさん達に任せる。
[備考]
※参戦時期は少なくとも四話以降。
※失意の庭を通してウェザー・リポートの記憶を追体験しました。それによりスタンドの熟練度が向上しています。
※マサオ達がどこに落下したかを知りません。
[状態]疲労(大)
[装備]ウェザー・リポートのスタンドDISC
[道具]基本支給品、ランダム支給品0~2
[思考・状況]
基本方針:ゲームから脱出する。
0:写影さんや他の方と協力して、誰も犠牲にならなくていい方法を探しますわ。
1:写影さんを守る。
2:この場所でも、アイドルの桜井桃華として。
3:……マサオさん
4:マサオさんが心配ですけど、今はガッシュさん達に任せる。
[備考]
※参戦時期は少なくとも四話以降。
※失意の庭を通してウェザー・リポートの記憶を追体験しました。それによりスタンドの熟練度が向上しています。
※マサオ達がどこに落下したかを知りません。
【フリーレン@葬送のフリーレン】
[状態]魔力消費(小)
[装備]王杖@金色のガッシュ!
[道具]基本支給品、ランダム支給品0~2
[思考・状況]基本方針:殺し合いを止める。
1:写影達の休息が取れたと判断したら、首輪の解析に必要なサンプル、機材、情報を集めに向かう。
2:ガッシュについては、自分の世界とは別の別世界の魔族と認識はしたが……。
3:シャルティアは次に会ったら恐らく殺すことになる。
4:1回放送後、一時間以内にボレアス・グレイラット邸に戻り、ガッシュ達と再合流する。
5:北条沙都子をシャルティアと同レベルで強く警戒、話がすべて本当なら、精神が既に人類の物ではないと推測。
[備考]
※断頭台のアウラ討伐後より参戦です
※一部の魔法が制限により使用不能となっています。
※風見一姫、美山写影目線での、科学の知識をある程度知りました。
[状態]魔力消費(小)
[装備]王杖@金色のガッシュ!
[道具]基本支給品、ランダム支給品0~2
[思考・状況]基本方針:殺し合いを止める。
1:写影達の休息が取れたと判断したら、首輪の解析に必要なサンプル、機材、情報を集めに向かう。
2:ガッシュについては、自分の世界とは別の別世界の魔族と認識はしたが……。
3:シャルティアは次に会ったら恐らく殺すことになる。
4:1回放送後、一時間以内にボレアス・グレイラット邸に戻り、ガッシュ達と再合流する。
5:北条沙都子をシャルティアと同レベルで強く警戒、話がすべて本当なら、精神が既に人類の物ではないと推測。
[備考]
※断頭台のアウラ討伐後より参戦です
※一部の魔法が制限により使用不能となっています。
※風見一姫、美山写影目線での、科学の知識をある程度知りました。
【ガッシュ・ベル@金色のガッシュ!】
[状態]全身にダメージ(小)
[装備]赤の魔本
[道具]基本支給品、ランダム支給品0~2
[思考・状況]基本方針:殺し合いを止める。
1:マサオという者と赤ん坊を探すのだ。
2:戦えぬ者達を守る。
3:シャルティアは、必ず止める。
4:ゼオンも止めねばならぬ。
[備考]
※クリア・ノートとの最終決戦直前より参戦です。
※魔本がなくとも呪文を唱えられますが、パートナーとなる人間が唱えた方が威力は向上します。
※魔本を燃やしても魔界へ強制送還はできません。
[状態]全身にダメージ(小)
[装備]赤の魔本
[道具]基本支給品、ランダム支給品0~2
[思考・状況]基本方針:殺し合いを止める。
1:マサオという者と赤ん坊を探すのだ。
2:戦えぬ者達を守る。
3:シャルティアは、必ず止める。
4:ゼオンも止めねばならぬ。
[備考]
※クリア・ノートとの最終決戦直前より参戦です。
※魔本がなくとも呪文を唱えられますが、パートナーとなる人間が唱えた方が威力は向上します。
※魔本を燃やしても魔界へ強制送還はできません。
【古手梨花@ひぐらしのなく頃に卒】
[状態]:健康、髪の毛がチリチリ
[装備]:デザートイーグル@Dies irae
[道具]:基本支給品、ランダム支給品0~2
[思考・状況]基本方針:生還して、沙都子と一緒に聖ルチーア学園に行く。
0:マサオとかいうおにぎり頭と赤ん坊を探す。沙都子も探す。
1:0をしながら首輪のサンプルを探す。
2:沙都子が居ればボコボコにする。
3:でも、沙都子は死なせたくない……。
[備考]
※卒14話でドラゴンボールみたいなバトルを始める前からの参戦です。
※ループ能力は制限されています。
[状態]:健康、髪の毛がチリチリ
[装備]:デザートイーグル@Dies irae
[道具]:基本支給品、ランダム支給品0~2
[思考・状況]基本方針:生還して、沙都子と一緒に聖ルチーア学園に行く。
0:マサオとかいうおにぎり頭と赤ん坊を探す。沙都子も探す。
1:0をしながら首輪のサンプルを探す。
2:沙都子が居ればボコボコにする。
3:でも、沙都子は死なせたくない……。
[備考]
※卒14話でドラゴンボールみたいなバトルを始める前からの参戦です。
※ループ能力は制限されています。
【風見一姫@グリザイアの果実シリーズ(アニメ版)】
[状態]:健康
[装備]:なし
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1~3
[思考・状況]基本方針:殺し合いから抜け出し、雄二の元へ帰る。
0:マサオというおにぎり頭と赤ん坊を探す。
1:0をしながらも、首輪のサンプルの確保もする。解析に使えそうな物も探す。
2:北条沙都子を強く警戒。場合によっては、殺害もやむを得ない。
3:1回放送後、一時間以内にボレアス・グレイラット邸に戻りフリーレン達と再合流する。
[備考]
※参戦時期は楽園、終了後です。
※梨花視点でのひぐらし卒までの世界観を把握しました。
※フリーレンから魔法の知識をある程度知りました。
[状態]:健康
[装備]:なし
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1~3
[思考・状況]基本方針:殺し合いから抜け出し、雄二の元へ帰る。
0:マサオというおにぎり頭と赤ん坊を探す。
1:0をしながらも、首輪のサンプルの確保もする。解析に使えそうな物も探す。
2:北条沙都子を強く警戒。場合によっては、殺害もやむを得ない。
3:1回放送後、一時間以内にボレアス・グレイラット邸に戻りフリーレン達と再合流する。
[備考]
※参戦時期は楽園、終了後です。
※梨花視点でのひぐらし卒までの世界観を把握しました。
※フリーレンから魔法の知識をある程度知りました。
【全員共通の備考】
※それぞれの出展元作品の世界観について知りました。
※シャルティア(名前不明)、ゼオン、ドロテア(名前不明)、マニッシュボーイ(名前不明)、右天(名前不明)、沙都子について、危険人物(一部その可能性もあり)であると情報交換しました。
※ボレアス・グレイラット邸の他に、非常時の別の合流場所も指定されていますが、それは後続の書き手さんにお任せします。
※それぞれの出展元作品の世界観について知りました。
※シャルティア(名前不明)、ゼオン、ドロテア(名前不明)、マニッシュボーイ(名前不明)、右天(名前不明)、沙都子について、危険人物(一部その可能性もあり)であると情報交換しました。
※ボレアス・グレイラット邸の他に、非常時の別の合流場所も指定されていますが、それは後続の書き手さんにお任せします。
030:関係なかった!! | 投下順に読む | 032:君がいてくれるなら |
時系列順に読む | ||
020:燃えよ失意の夢 | 美山写影 | 045:厨房のフリーレン |
櫻井桃華 | ||
フリーレン | ||
ガッシュ・ベル | 058:無情の世界 | |
190(候補作採用話):タナトスと魔女 | 古手梨花 | |
風見一姫 |