「うーん、これからどうしようかなー」
少女の名はフランドール・スカーレット。
ごく普通の女の子に見えるかもしれないが彼女は妖怪であり吸血鬼だ
彼女は495年も生きているが、ほとんどは地下室に引きこもっていた
そして彼女は『ありとあらゆるものを破壊する程度の能力』というものがあり、能力の他にも弾幕を扱うこともできていた
しかし…
ごく普通の女の子に見えるかもしれないが彼女は妖怪であり吸血鬼だ
彼女は495年も生きているが、ほとんどは地下室に引きこもっていた
そして彼女は『ありとあらゆるものを破壊する程度の能力』というものがあり、能力の他にも弾幕を扱うこともできていた
しかし…
「…やっぱりできない」
普段だったら弾幕を出せるはずなのに何故かそれができなかった
能力は近くの物で試してみたがやはりできなかった
能力は近くの物で試してみたがやはりできなかった
「これじゃあ『遊ぶ』ことができないなー…」
フランはそう言って肩を落とした
ちなみに彼女の『遊び』は、本人はあまり意識してないが生死に関わる程危険なものだ
ちなみに彼女の『遊び』は、本人はあまり意識してないが生死に関わる程危険なものだ
「はぁー、何もすることないなー…」
が使えないと分かってしまった以上、もはやフランには殺し合いをする気もなかった
「ん?」
そしてフランが周りを見てると視界に人間、もとい子供の姿が映った
見た目は凄く幼そうな少年だった
見た目は凄く幼そうな少年だった
(…特に何もすることないし、話掛けてみようかな)
遊ぶことはできないが、元々フランは人間がどんな生き物か興味があったためにその少年の所に飛んでいった
「ねぇ、そこのあなた」
「お?」
「お?」
少年の少し後ろで着地したフランは声を掛けた、声を掛けられた少年はフランの方に振り返った
「…あんた誰?」
「私はフラン、フランドール・スカーレット。あなたのお名前は?」
「ほうほう、フランちゃんですな、オラは野原しんのすけ5歳!オラのことはしんちゃんって呼んでいいゾ!」
「私はフラン、フランドール・スカーレット。あなたのお名前は?」
「ほうほう、フランちゃんですな、オラは野原しんのすけ5歳!オラのことはしんちゃんって呼んでいいゾ!」
そして互いに自己紹介し、その少年は野原しんのすけと名乗った
「しんちゃんね!分かった!ねぇしんちゃん」
「ん?どうしたの?」
「私と何かして遊ばない?」
「ん?どうしたの?」
「私と何かして遊ばない?」
フランはしんのすけに遊ぶことを提案した、そしてその返答はあっさりと返ってきた
「全然良いゾ!じゃあ…かくれんぼでもしますか!」
「かくれんぼ…?それってどんな遊び?」
「えっとね~、見つける人を鬼って言うんだけど、まず鬼を決めて、鬼は10秒数える、そんでもって隠れる人はその間に隠れて鬼が10秒数え終わったらもういいかいって聞いて隠れる側はまだだったらまあだだよって言って、大丈夫だったらもういいよって言うの、もういいよって言われたら鬼がその隠れてる人を探して見つけたら鬼を交代するっていう遊びだゾ!」
「面白そう!じゃあそれで遊ぼう!」
「分かったゾ!じゃあ最初はオラが鬼やるからフランちゃん隠れていいゾ!」
「うん!」
「かくれんぼ…?それってどんな遊び?」
「えっとね~、見つける人を鬼って言うんだけど、まず鬼を決めて、鬼は10秒数える、そんでもって隠れる人はその間に隠れて鬼が10秒数え終わったらもういいかいって聞いて隠れる側はまだだったらまあだだよって言って、大丈夫だったらもういいよって言うの、もういいよって言われたら鬼がその隠れてる人を探して見つけたら鬼を交代するっていう遊びだゾ!」
「面白そう!じゃあそれで遊ぼう!」
「分かったゾ!じゃあ最初はオラが鬼やるからフランちゃん隠れていいゾ!」
「うん!」
そして殺し合いの場とは思えぬ空気でかくれんぼが始まった
「1、2、3、・・・10!もういいかい?」
「もういいよ!」
「よーし!フランちゃんを見つけるゾ!」
「もういいよ!」
「よーし!フランちゃんを見つけるゾ!」
そして数え終わったしんのすけはフランを探しはじめた
「どこかな~、ここかな?…いない、こっちかな?」
(しんちゃん近くまで来た…!)
「…あ!フランちゃんみっけ!」
「あ~、見つかっちゃった!」
「どう?結構面白いでしょ?」
「うん!初めてやったけど面白いね!次は私鬼やるからしんちゃん隠れてね!」
「ほーい!」
(しんちゃん近くまで来た…!)
「…あ!フランちゃんみっけ!」
「あ~、見つかっちゃった!」
「どう?結構面白いでしょ?」
「うん!初めてやったけど面白いね!次は私鬼やるからしんちゃん隠れてね!」
「ほーい!」
そして二人はかくれんぼを続けた
◆◆◆
およそ30分ぐらいかくれんぼをやって遊び疲れた二人は横に並んで座っていた
(正直私が思ってた『遊び』とは違ったけど…でも楽しかったな…)
フランは初めて人間と遊んで楽しかった気持ちを噛み締めていた、するとしんのすけが言葉を発した
「これでオラとフランちゃんはともだちですな!」
「…え?」
「…え?」
フランはしんのすけから放たれた言葉に衝撃を受けた
「私と…ともだちになってくれるの…?」
「うん」
「私、吸血鬼だよ?」
「ほうほう、フランちゃんは吸血鬼なんですな~、でもオラは全然構わないゾ?」
「ほ、本当に?」
「ほんとほんと、だってあんなに楽しく遊べたらそれはもうともだちだゾ」
「うん」
「私、吸血鬼だよ?」
「ほうほう、フランちゃんは吸血鬼なんですな~、でもオラは全然構わないゾ?」
「ほ、本当に?」
「ほんとほんと、だってあんなに楽しく遊べたらそれはもうともだちだゾ」
フランは嬉しいという気持ちが込み上がってきた、今まではずっと地下室に引きこもっていて、ともだちと呼べる存在がいなかった
でも、しんのすけはフランのことをともだちと言ってくれた、初めての、しかも人間のともだちができるとはフランは思ってもいなかった
でも、しんのすけはフランのことをともだちと言ってくれた、初めての、しかも人間のともだちができるとはフランは思ってもいなかった
「私、ずっとともだちがいなかったからそう言ってくれて嬉しい…!」
「それは良かったゾ!そういえばフランちゃんって吸血鬼なんだよね?」
「そうだけど、どうかしたの?」
「ほいこれ」
「それは良かったゾ!そういえばフランちゃんって吸血鬼なんだよね?」
「そうだけど、どうかしたの?」
「ほいこれ」
そしてしんのすけが渡したのは傘だった
「吸血鬼って太陽さんに当たったらダメなんでしょ?だからその傘、フランちゃんにあげるゾ~」
「え?いいの?」
「いいのいいの、フランちゃんにもしものことがあったらいけないし~、もし太陽さんが出てきたらこの傘で防ぐといいゾ!」
「ありがとう!しんちゃん!」
「いえいえ~」
「え?いいの?」
「いいのいいの、フランちゃんにもしものことがあったらいけないし~、もし太陽さんが出てきたらこの傘で防ぐといいゾ!」
「ありがとう!しんちゃん!」
「いえいえ~」
しんのすけはフランに傘を渡すと今後の行動の提案をフランに話した
「そうだ、フランちゃん、オラと一緒に困っている人をおたすけしない?」
「?それはどんな遊び?」
「う~んとね、遊びかどうかは分からないけど、困っている人がいたらオラ達でその人を助けるっていうやつだゾ!今はばとるろわいある?とかでひょっとしたら困っている人がいるかもしれないから!」
「…よく分からないけど他にすることもないし…いいよ!」
「じゃあ決まりだゾ!」
「?それはどんな遊び?」
「う~んとね、遊びかどうかは分からないけど、困っている人がいたらオラ達でその人を助けるっていうやつだゾ!今はばとるろわいある?とかでひょっとしたら困っている人がいるかもしれないから!」
「…よく分からないけど他にすることもないし…いいよ!」
「じゃあ決まりだゾ!」
こうして無邪気な二人のバトルロワイアルは始まった
【フランドール・スカーレット@東方project】
[状態]:健康
[装備]:なし
[道具]:傘@現実、基本支給品、ランダム支給品1~3
[思考・状況]基本方針:ともだちになってくれたしんちゃんと一緒におたすけ?っていう遊びをする
1:初めての…ともだち…
2:弾幕ごっこできないのは残念だな~…
[備考]
※弾幕、能力が制限されて使用できなくなっています
[状態]:健康
[装備]:なし
[道具]:傘@現実、基本支給品、ランダム支給品1~3
[思考・状況]基本方針:ともだちになってくれたしんちゃんと一緒におたすけ?っていう遊びをする
1:初めての…ともだち…
2:弾幕ごっこできないのは残念だな~…
[備考]
※弾幕、能力が制限されて使用できなくなっています
【野原しんのすけ@クレヨンしんちゃん】
[状態]:健康
[装備]:なし
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1~2
[思考・状況]基本方針:困っている人がいたらおたすけする
1:フランちゃんは吸血鬼なんですな~
2:ばとるろわいある?って…なに?
[備考]
※殺し合いについてあまり理解できていませんが、異常な事態だというのは薄々気づいてます
※劇場版での出来事を経験しています
[状態]:健康
[装備]:なし
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1~2
[思考・状況]基本方針:困っている人がいたらおたすけする
1:フランちゃんは吸血鬼なんですな~
2:ばとるろわいある?って…なに?
[備考]
※殺し合いについてあまり理解できていませんが、異常な事態だというのは薄々気づいてます
※劇場版での出来事を経験しています
【支給品紹介】
【傘@現実】
野原しんのすけに支給。
ごく一般の普通の傘。
【傘@現実】
野原しんのすけに支給。
ごく一般の普通の傘。
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