スーパースターは
旅芸人の中でもトップクラスの、少なくともその国では知らぬ者が居ないレベルの人気者である。街を歩けば手を振られ、山奥の村でさえも君の訪れは歓迎されるだろう。
スーパースターとなった君はその圧倒的な魅力で
モンスターでさえも魅了する。時には戦う以外の解決策を見出すこともできるだろう。
前提条件
スーパースターになるためには
旅芸人でなければならない。
スーパースターの特徴
スーパースターであることにより、君は以下の特徴を得る。
呪文発動能力強化
呪文発動能力:君は6レベルの時点で
旅芸人呪文の中から追加で1つの呪文を習得する。
さらに君の最大MPはレベルごとに1多くなる。これはスーパースターになる前のレベルも遡って得ることができる(6レベルで初めてスーパースターになった時点で6ポイントの最大MPを得ることになる)。
カリスマオーラ
天使の眼差し
スーパースターとなった君は心を射抜く眼差しを会得する。君は1回のアクションとして呪文のような効果をあらわす視線を送ることができる。このセーヴ難易度は(8+君の【魅力】修正値)であり、君が〈芸能〉に習熟しているなら、この難易度に君の習熟ボーナスが足される。相手が君を見ている必要はないが、君から視線が通っていないと天使の眼差しは効果を表さない。君が送れるようになる視線の効果は以下のとおり。
チャーム:6レベル以降、MPを1消費することで君は30フィート以内にいる人型生物またはかいじん系クリーチャー1体を魅了しようとすることができるようになる。目標は【判断力】セーヴィング・スローを行なわねばならない。君もしくは君の仲間がその目標と戦闘中なら、目標はセーヴィング・スローに有利を得る。セーヴィング・スローに失敗したなら、目標は君によって魅了状態になる。この状態は、効果が終了するか、君または君の仲間が目標に何であれ危害を与えるまで持続する。魅了されたクリーチャーは君を親しい知人と見なすようになる。効果が終了した時、対象となっていたクリーチャーは自分が君に魅了されていたことに気づく。この効果は最大で1時間持続する。
サジェスチョン:8レベル以降、MPを3消費することで君は30フィート以内にいるクリーチャー1体に対して、どのように行動すべきかを(1、2文以内で)示唆し、そのクリーチャーの行動に影響を及ぼすことができるようになる。魅了状態になることがないクリーチャーはこの効果に対して完全耐性を持つ。示唆する内容は、その行動がもっともらしく聞こえるような形で告げてやらねばならない。自刃しろとか、槍の上に身を投げろとか、炎にとびこめというような明らかに相手の害となる行動は、この効果をただちに終了させる。
目標は【判断力】セーヴィング・スローを行なわねばならない。セーヴィング・スローに失敗したなら、目標は君が述べた行動を最善の努力を費やして行なおうとする。示唆した行動内容は、持 続時間が終わるまで続くことがある。示唆した行動が短時間で完了してしまった場合、この効果は目標が要求されたことをやり終えた時点で終了する。
君は持続時間中に特殊な行動を呼び起こす条件を指定することもできる。たとえば騎士に対して、最初に出会った物乞いに自分のウォーホースを与えるよう示唆することができる。効果が切れるまでに条件が満たされなかった場合、その行動は行なわれない。
君あるいは君の仲間が目標にダメージを与えるか、8時間が経過するとこの効果は終了する。
ドミネイト:12レベル以降、MPを9消費することで君は自分から見える60フィート以内にいるクリーチャー1体の心を惑わそうとすることができるようになる。目標は【判断力】セーヴィング・スローを行なわねばならず、失敗すると持続時間のあいだ君によって魅了状態となる。君 または“君に対して友好的なクリーチャー”が相手と戦闘しているならば、相手はセーヴィング・スローに有利を得る。
そのクリーチャーが魅了状態である間、(君と相手の双方が同一の次元界にある限り)君は相手との間にテレパシー的なつながりを有する。君は気絶状態でない限り、このテレパシー的なつながりを活用してそのクリーチャーに命令を与えることができ(これにはアクションは必要ない)、相手は全力を尽して命令に従う。君は行動の指針を簡単かつ大まかに指示することができる。たとえば「あのクリーチャーを攻撃しろ」、「あちらの方角へ走れ」、「あの物体を取ってこい」等である。クリーチャーが命令を遂行し終え、しかも君から次の命令を受けていない場合、そのクリーチャーは全力を尽して自分の身を守ろうとする。
また、君は自分のアクションを用いて目標を完全かつ精密に制御することもできる。君の次のターンの終了時まで、そのクリーチャーは君が選択した行動のみを行ない、君が許可しない限り、 他には何事もしない。この期間中、君はクリーチャーにリアクションを使用させることもできるが、そうしたならば君自身のリアクションも使用されてしまう。
目標はダメージを受けるたびにこの効果に対して新たに【判断力】セーヴィング・スローを行なえる。セーヴに成功したならば効果は終了する。
この効果は最大で1時間持続する。
ぶきみなひかり
10レベル以降、君は呪文の的を示す光で敵を照らすことができる。君から30フィート以内に居るすべての敵は、セーヴに成功することでダメージを減らすことのできる呪文に対するセーヴに不利を得る。この光は1回のアクションで点けたり消したりすることができ、ぶきみなひかりで照らされている範囲は薄暗い明かりで照らされる。
キラキラポーン
14レベル以降、君は1回のアクションとして、仲間を不利な状態から守る輝きで包むことができるようになる。君から30フィート以内にいて、君が見ることのできるクリーチャー1体は1分間のあいだ輝きに包まれ、持続時間のあいだに1回次の状態になりそうな時にその状態に対する完全耐性を持つものとして扱われる。完全耐性を得ることができる状態は、恐怖状態、石化状態、聴覚喪失状態、毒状態、麻痺状態、魅了状態、朦朧状態、盲目状態。
モンスターゾーン
17レベル以降、君は1回のアクションとして、スポットライトのような光を浴び、戦場で最も目立つ存在となる。君から60フィート以内に居て君を見ることのできるすべての敵は【魅力】セーヴを行なわねばならず、失敗すると1分間のあいだ君以外のクリーチャーへの攻撃ロールに不利を受ける。モンスターゾーンは呪文と同様の精神集中を必要とする。
エンドオブシーン
20レベルの時点で君は1回のアクションとして、君が見ることのできる同意するクリーチャーにかかっているすべての効果を終了させることができるようになる。目標に効果を及ぼしている呪文やその他の能力、マジック
アイテムの効果、それらでないものも含めたあらゆる状態と効果のうち、持続時間が瞬間または永続でないものはすべて終了する。
その効果がたとえ有益なものであっても、君や目標は終了させる効果と終了させない効果を取捨選択することはできない。また、クリーチャーに及ぼしているわけではない効果や、他のクリーチャーや場所にかかっている効果の範囲に入った結果継続的に受けている状態、またヒット・ポイントが0になった結果陥っている気絶状態のようにその状態を取り除くことだけでは解決できない状態などは終了させることはできない(そのような状態を終了させたところで、すぐに同じ状態に陥ってしまうからである)。
最終更新:2018年07月16日 12:08