だんのこまち@wiki
次世代MMO RPG
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次世代MMO RPG
大地に立つ
「いっちょ上がり〜」
「戦闘終了 お疲れ様」
「お、ちょうどFoF先行プレイのダウンロード終わったわ」
「私まだだ」
「私は終わってる」
「スーちゃんも来れたらよかったのにな」
「論文に忙しいって昨日泣いてた」
「まぁまだ先行プレイだしゆっくりやればいいさ」
「Shiroさんのダウンロード終わったら行こうか、あっちに」
「了解」
「じゃあ報告に町までのんびり車で行きますかー」
「また車両襲撃に遭うのは勘弁な」
「私たちはのんびりしつつも、ひっそりと行動することがモットー、大丈夫よ」
「よっしゃじゃあぶっ飛ばして帰りますかー!」
「全然ひっそりしてないじゃないの!」
「戦闘終了 お疲れ様」
「お、ちょうどFoF先行プレイのダウンロード終わったわ」
「私まだだ」
「私は終わってる」
「スーちゃんも来れたらよかったのにな」
「論文に忙しいって昨日泣いてた」
「まぁまだ先行プレイだしゆっくりやればいいさ」
「Shiroさんのダウンロード終わったら行こうか、あっちに」
「了解」
「じゃあ報告に町までのんびり車で行きますかー」
「また車両襲撃に遭うのは勘弁な」
「私たちはのんびりしつつも、ひっそりと行動することがモットー、大丈夫よ」
「よっしゃじゃあぶっ飛ばして帰りますかー!」
「全然ひっそりしてないじゃないの!」
〜町〜
「さてと一通りの報告は済んだけど、どう?ダウンロード」
「完了になってるな」
「じゃあそっち行きますかー」
我々は一斉にログアウトし、新作MMORPG Frontier of Fortuneの先行プレイを起動した。
ある日Frontier of Fortune(FoF)の運営から我々のチーム宛にメールが届いていた。
FoFの先行プレイ招待のメールだった。
なぜ我々のチームが選ばれたのかはわからないが、興味があったゲームへの招待はなかなか嬉しいものだ。
それが今日から開始されるらしい。
「Frontier of Fortuneへようこそ」
機械的なアナウンスと共にキャラクタークリエイト(キャラクリ)用のフィールドに降り立つ。
この世界のゲームはよく言うフルダイブ型のゲームが最近は主流で妄想しているようにゲームが遊べる。
そのためキャラクリはクリエイト用フィールドが用意されていることが多い。
このゲームも例外なく同じキャラクリ方式だ…と思ったのだが、項目が多い…。
RPGのロールプレイ部分をかなり重要視しているようだ。
「こ、これ項目見るだけで2日かけて…いいか?」
やっとの思いでキャラクリを終えた後、出てきたのは...
「クラス選択…」
最初から選べるクラスは<ファイター>、<シーフ>、<クレリック>、<レンジャー>、<メイジ> の5種類。
「どんなクラスかよくわからないけど、"タンク"、"アタッカー"、"ヒーラー"、"ウェポンマスター"、"マジカルアタッカー"って感じかな?」
このゲームはどうやらクラスはスキルに関係するのみで武器はなんでも持てるらしい。
そのせいでよくある"初期武器"で判断することができない。
「シーフ気になるな」
この手のゲームでは何故か盗賊系を選んでしまう傾向がある…しかしいつも難易度が高く失敗するものだ。
そう思いつつも<シーフ>でゲーム開始ボタンを押した。
「…ね、…ねぇ」
目の前は真っ暗だが、小さい女の子の声が聞こえる。
「はっ…」
目の前が明るくなったと同時に女の子に覗き込まれていた。
「あ!起きた!…おじーちゃーん!お兄さん起きたよ!」
女の子がどこかへ走っていく。
どうやら質素な木のベッドで寝ていたようだった。
(お兄さんって言ってたな、ボイス付きゲームで性別なんてどこで判断してるんだ?)
「おー、起きなさったか、まだすぐには動かない方がいい、ここに体がまだ慣れておらんじゃろう」
「ここはどこですか?」
「ここは小さな村じゃよ、わしはここの村長をやっとる」
「少し外見に行ってもいいですか?」
「体が大丈夫なら、行くとよい」
「ありがとうございます」
ゲームのNPCと忘れて普通に会話をしてしまっていたが、どういうことだろうか…。
NPCにしては返答が柔軟すぎる…次世代のRPGはここまで進化しているのか。
そう思いながら、ミシッと音のなる木の階段を降りる。
「あ!お兄さん!もういいの?」
「うん、ちょっと体を動かしてくるよ」
「それだったら、パパのところまで案内してあげる!」
そう言われ手を引かれる。
「よぉー!にーちゃん!起きたみてーだな!体は大丈夫か?」
「はい、大丈夫そうです」
「鉱石取りから帰ってくる途中お前さんが倒れてるところを拾ったんだ、ガハハ」
「そうですか、ありがとうございます」
どうやら、何かをしようとしていたところ倒れてしまった…という設定らしいことはわかった。
「今は何をされてたんですか?」
「戦闘の訓練だ!常に魔物との戦闘は付きものだからな!お前さんも鍛えといた方がいいんじゃねぇか?」
「倒れてた理由は知らねーが、魔物にやられたんなら鍛えておいて損はしねーぜ」
「じゃあ私は行くね!お兄さん訓練頑張ってね!」
「おーう」
どうやら戦闘チュートリアルが始まるようだ
「まずはこれを持ってみろ、ショートダガーだ」
「完了になってるな」
「じゃあそっち行きますかー」
我々は一斉にログアウトし、新作MMORPG Frontier of Fortuneの先行プレイを起動した。
ある日Frontier of Fortune(FoF)の運営から我々のチーム宛にメールが届いていた。
FoFの先行プレイ招待のメールだった。
なぜ我々のチームが選ばれたのかはわからないが、興味があったゲームへの招待はなかなか嬉しいものだ。
それが今日から開始されるらしい。
「Frontier of Fortuneへようこそ」
機械的なアナウンスと共にキャラクタークリエイト(キャラクリ)用のフィールドに降り立つ。
この世界のゲームはよく言うフルダイブ型のゲームが最近は主流で妄想しているようにゲームが遊べる。
そのためキャラクリはクリエイト用フィールドが用意されていることが多い。
このゲームも例外なく同じキャラクリ方式だ…と思ったのだが、項目が多い…。
RPGのロールプレイ部分をかなり重要視しているようだ。
「こ、これ項目見るだけで2日かけて…いいか?」
やっとの思いでキャラクリを終えた後、出てきたのは...
「クラス選択…」
最初から選べるクラスは<ファイター>、<シーフ>、<クレリック>、<レンジャー>、<メイジ> の5種類。
「どんなクラスかよくわからないけど、"タンク"、"アタッカー"、"ヒーラー"、"ウェポンマスター"、"マジカルアタッカー"って感じかな?」
このゲームはどうやらクラスはスキルに関係するのみで武器はなんでも持てるらしい。
そのせいでよくある"初期武器"で判断することができない。
「シーフ気になるな」
この手のゲームでは何故か盗賊系を選んでしまう傾向がある…しかしいつも難易度が高く失敗するものだ。
そう思いつつも<シーフ>でゲーム開始ボタンを押した。
「…ね、…ねぇ」
目の前は真っ暗だが、小さい女の子の声が聞こえる。
「はっ…」
目の前が明るくなったと同時に女の子に覗き込まれていた。
「あ!起きた!…おじーちゃーん!お兄さん起きたよ!」
女の子がどこかへ走っていく。
どうやら質素な木のベッドで寝ていたようだった。
(お兄さんって言ってたな、ボイス付きゲームで性別なんてどこで判断してるんだ?)
「おー、起きなさったか、まだすぐには動かない方がいい、ここに体がまだ慣れておらんじゃろう」
「ここはどこですか?」
「ここは小さな村じゃよ、わしはここの村長をやっとる」
「少し外見に行ってもいいですか?」
「体が大丈夫なら、行くとよい」
「ありがとうございます」
ゲームのNPCと忘れて普通に会話をしてしまっていたが、どういうことだろうか…。
NPCにしては返答が柔軟すぎる…次世代のRPGはここまで進化しているのか。
そう思いながら、ミシッと音のなる木の階段を降りる。
「あ!お兄さん!もういいの?」
「うん、ちょっと体を動かしてくるよ」
「それだったら、パパのところまで案内してあげる!」
そう言われ手を引かれる。
「よぉー!にーちゃん!起きたみてーだな!体は大丈夫か?」
「はい、大丈夫そうです」
「鉱石取りから帰ってくる途中お前さんが倒れてるところを拾ったんだ、ガハハ」
「そうですか、ありがとうございます」
どうやら、何かをしようとしていたところ倒れてしまった…という設定らしいことはわかった。
「今は何をされてたんですか?」
「戦闘の訓練だ!常に魔物との戦闘は付きものだからな!お前さんも鍛えといた方がいいんじゃねぇか?」
「倒れてた理由は知らねーが、魔物にやられたんなら鍛えておいて損はしねーぜ」
「じゃあ私は行くね!お兄さん訓練頑張ってね!」
「おーう」
どうやら戦闘チュートリアルが始まるようだ
「まずはこれを持ってみろ、ショートダガーだ」
こうして大規模MMORPG Frontier of Fortuneの長い旅が始まった