コルネリアス・フォン・ゴールデンバウム(宇宙歴?年 - 宇宙歴?年)は銀河帝国の皇帝コルネリアス一世。原作
登場人物である。男性。
略歴
宇宙歴660年代、第ニ四代皇帝コルネリアス一世として即位する。ミュンツァーら遺臣をもちいて、先帝の政策を引き継ぎ、内政を充実させた。ただし、帝には臣下に元帥の地位を乱発する悪癖があり、「元帥量産帝」と称された。
対外的には全人類社会再統一をはかり、三度にわたって
自由惑星同盟に臣従を要求した。
宇宙歴669年、帝自らを総司令官とする大艦隊をサジタリウス腕に出撃させる。
ダゴン会戦の失敗を戦略の不徹底にあると考えた帝は戦略レベルの準備を徹底させて遠征に臨んだ。(外伝一巻)
コルネリアス一世の大親征である。
帝国軍は
ティアマト星域と
ドーリア星域で同盟軍宇宙艦隊を大破し、同盟
首星ハイネセンから三光年の距離まで迫った。(45話)しかし、あと一歩のところで帝都オーディンにてクーデターが発生し、帝は歯噛みしつつ撤退を余儀なくされた。遠征に参加した五八名の元帥も三五名が戦死し、帝がこの後新たな元帥を任命することはなかった。(外伝一巻)
遠征失敗後、傾いた国家財政の再建に取り組み、
レオポルド・ラープを含む平民出身の金融業者八名を顧問に迎えた。(22話)ラープの進言を受け入れ、フェザーン回廊を中立貿易宙域にして自由惑星同盟と交易しようと試みる。同盟側も当時の
最高評議会議長スペンサーがこの構想を受け入れた。これが
フェザーン自治領の成立につながった。(22話)
最終更新:2021年05月11日 23:00