カール・グスタフ・ケンプは(宇宙暦?年 - )は銀河帝国の軍人。原作登場人物である。男性

略歴

1 前世

 宇宙歴798年4月から始まる第八次イゼルローン攻防戦で帝国軍の総司令官を務めた。ガイエスブルク要塞を破壊されて戦死した。

2 逆行後

 宇宙歴794年12月、第六次イゼルローン要塞攻略戦のさなか、帝国軍の指揮官として登場した(28話)ルートヴィヒ皇太子派に属し階級は少将であった。単座式戦闘艇のエースパイロットから栄達を重ね、宇宙艦隊司令長官アルトゥール・フォン・ツァイス元帥に見出され、ルートヴィヒ皇太子のもとで「ルートヴィヒ・ノイン(ルートヴィヒの九人)」の一人に抜擢される。並外れた勇猛さと統率力で知られていた。この戦いの戦功により、中将に昇進している。
 宇宙歴795年4月、第三次ティアマト会戦でもブラウヒッチ提督とともに帝国軍右翼の指揮官として参戦した。(32話)しかし、ウランフ提督の一点集中砲撃と一翼包囲によって大打撃を蒙る。自決を図ったが、果たせず、旗艦ごと捕らわれてしまう。(33話)戦後、「敵前逃亡」の罪で告発されて、欠席裁判で死刑判決を受けた。(35話)家族の去就が心配される。
 自由惑星同盟による帝国領侵攻作戦「神々の黄昏(ラグナロック)」作戦のあいだは同盟の捕虜収容所にいた。(63話)
 宇宙歴802年1月、捕虜交換で帝国に帰還した。式典では宇宙軍捕虜代表として武人らしさにあふれるスピーチを披露し、健在ぶりをアピールした。(92話)

「まずは感謝を申し上げたい。帝国軍の皆さん、迎えに来ていただいたことに感謝します。同盟軍の皆さん、イゼルローンまで送り届けていただいたことに感謝します。次は戦場で会いたいものです。帝国軍の皆さんとは戦友として。同盟軍の皆さんとは好敵手として」

 宇宙歴802年9月時点では分艦隊司令官を務めているとの情報が記載されている。(101話)
 宇宙歴803年10月、ローエングラム大元帥のクーデター救国軍事会議のクーデター)後、救国軍事会議議員に名を連ねた。ロイテン竜騎兵艦隊司令官に就任している。階級は宇宙軍大将。(117話)

座乗艦

  • ケンプ隊旗艦「シグルーン」(少将:司令官として乗艦)*1
  第六次イゼルローン要塞攻略戦(第25話 - 28話)
  • ケンプ隊旗艦  同上 (中将:司令官として乗艦)
  第三次次ティアマト会戦(第32話 - 33話)

優美な流線型の新鋭艦「シグルーン」といえば、帝国軍屈指の勇将で、ルートヴィッヒ・ノインの一人として知られるカール・グスタフ・ケンプ少将の代名詞だ。
原作でラインハルトの座乗艦であったブリュンヒルトと同型艦に乗っていたと思われる。ウランフ提督に拿捕されたため、現在は失われているはず。
最終更新:2020年06月23日 01:15

*1 「ケンプ隊」は仮称。