ワイツ(宇宙暦?年 - 宇宙歴803年)は銀河帝国の官僚貴族。原作登場人物である。男性。

略歴

1 前世

 リヒテンラーデ侯爵の政務補佐官。三代前に帝国騎士の称号を得たという成り上がりの下級貴族。キルヒアイス提督をカストロプ動乱の任に就かせるかどうかを侯爵が迷っていた時、ラインハルトに買収され、案に賛同する意見を具申した。

2 逆行後

 宇宙暦797年12月10日頃、中立派諸将と作戦方針で対立し帝都へ召喚されたラインハルト・フォン・ローエングラム元帥の後任として文官ながら二ブルヘイム総軍司令官に任命された。寒問の出身ながらクラウス・フォン・リヒテンラーデ公爵に重用され、エルウィン=ヨーゼフ帝が即位すると同時に男爵に叙された。(55話)
 宇宙歴798年に自由惑星同盟軍が「神々の黄昏(ラグナロック)」作戦を発動すると、彼のもとでメルカッツリンドラー提督らが率いるニブルヘイム総軍は大敗を喫した。おそらくその後はリヒテンラーデ派として行動を共にしたものと思われる。
 宇宙暦802年4月末の政変後、派閥のトップであるリヒテンラーデ公爵が引退したにも関わらず、同派閥のラング元帥、ローエングラム派のシルヴァーベルヒ都市開発局長官、ブラッケ派のリヒター伯爵と共に副首相に就任した。(98話)
 宇宙歴803年9月、前リヒテンラーデ公クラウスの没後は、「弱腰」を理由に解任された。(116話)
 同年10月、ローエングラム大元帥のクーデター救国軍事会議のクーデター)後、特別軍事法廷で汚職による有罪判決を受け、処刑された。(117話)
最終更新:2019年07月04日 20:26