アンリ・ダンビエール(宇宙暦?年 - )は
自由惑星同盟の軍人。オリジナルキャラクターである。
略歴
前世
新版
宇宙暦795年、前任の
第一一艦隊司令官、
マッシモ・ファルツォーネ中将の幕僚チームから横滑りする形で新任の第一一艦隊司令官
クレメンス・ドーソン中将の幕僚チームに加わった。第一一艦隊参謀長であり、階級は少将。
シトレ派に所属。ドーソンからは能無し扱いされる。(31話)
直言を好む性格で前司令官から信頼されたが、それゆえにドーソン中将の不興を買う。参謀としてのまっとうな責任感を有しており、
第三次ティアマト会戦ではドーソン中将を立ち直らせるための
エリヤの言葉を追従とみなし、殺意すらこもった目線で睨みつけた。(33話)
第三次ティアマト会戦の終盤にエリヤと激しく対立し、結果的にエリヤが正しかったことで、彼の評価ががた落ちし、辺境に追いやられた。しかし、エリヤが准将に昇進した際には第三次ティアマト会戦でのエリヤの対応を振り返り、
「今になって思うと君が正解だった。参謀としては〇点だが、ドーソン提督の部下としては満点だろう」
とメッセージを送り、度量の大きさを見せた。このことでエリヤは彼の復権に尽くすことを決意した。
旧版
旧版では
ダーシャ・ブレツェリの士官学校時代の教官であり、エリヤの事を「上にも下にも可愛がられるタイプ」と評した。
ドーソンと同じ期間に教官を務めており、ダーシャ曰く、どちらも規則にうるさいタイプだったが、ドーソンと違い本当に公正な人だったらしい。
アーサー・リンチ少将の娘の士官学校受験を認めるかどうかで、反対するドーソンと対立していたという。
エリヤの彼に対する評価は「規則の裏側にある理念を守ることに意義を見出すタイプ」「自分に取り入ろうとする部下には、例外なく最低の勤務評価を付けると噂されるほどの硬骨漢」「俺を恨んでも許される人物のベストファイブに間違いなく入る」とのこと。
旧版でもエリヤとの対立で第一一艦隊を追われたが、
「参謀としては認められんが、終わってみれば必要な措置だった」
「トリューニヒト派に嫌われてる
チュン・ウー・チェン大佐を参謀長にして、他の参謀も派閥色が薄い人で固めたのは偉い」
「誰だって最初から地位にふさわしい実力があったわけじゃない。みんな、地位を得てからそれにふさわしくなるように努力していった。若くして出世したのは幸いだ。力をつける時間がたっぷりあるということだ。焦らずに頑張ればいいんじゃないか。力はいずれついてくる」
とエリヤの事を高く評価していた。
旧版では宇宙暦799年時点で第一〇艦隊の第二分艦隊司令官で少将。ダーシャは同分艦隊の副参謀長で大佐。
座乗艦
- 第一一艦隊旗艦「ヴァントーズ」(少将:第一一艦隊参謀長として乗艦)
第三次ティアマト会戦(第32話 - 33話)
最終更新:2025年04月03日 10:49