第三次タンムーズ星域会戦とは宇宙歴793年3月~11月のタンムーズ戦役において同年11月8日に自由惑星同盟軍と銀河帝国軍のあいだに起こった戦闘である。

1 戦いの背景

 対帝国防衛戦タンムーズ戦役において、数で劣る戦いを強いられた同盟軍宇宙艦隊司令長官ラザール・ロボス大将は何度も敗北の危機に陥ったが、ギリギリで持ちこたえていた。一方、同盟領遠征の指揮を執る帝国軍宇宙艦隊司令長官アルトゥール・フォン・ツァイス元帥もあと一歩のところで勝利を逃し、焦りを募らせていたものと考えられる。懸命の粘りをみせる同盟軍を粉砕すべく、ツァイス元帥は動員可能な限りの戦力四万八〇〇〇隻をもって三度目にして最後の大規模攻勢に出た。

2 両軍の指導者・指揮官


自由惑星同盟 銀河帝国
ラザール・ロボス宇宙軍大将
ドワイト・グリーンヒル宇宙軍中将
シャルル・ルフェーブル宇宙軍中将
グスタフ・フェルディーン宇宙軍中将
イアン・ホーウッド宇宙軍中将
ジェニファー・キャボット宇宙軍少将
ウランフ宇宙軍少将
ジャミール・アル=サレム宇宙軍少将
ウラディミール・ボロディン宇宙軍少将
アルトゥール・フォン・ツァイス元帥
皇太子派の幹部たちが参加していたものと思われる
ルートヴィヒ・ノイン」やオイラーが参加していた可能性も

3 戦いの経過

 作中ではこの戦いの詳細については記述されていない。11月8日、ロボス大将率いる同盟軍三万九〇〇〇隻は、宇宙艦隊司令長官ツァイス元帥率いる帝国軍四万八〇〇〇隻を完膚なきまでに打ち破った。

4 結果及びその影響

 対帝国防衛戦タンムーズ戦役の帰趨はこの戦闘で決した。名将ロボス提督の評価はヴァンフリート戦役での泥仕合まで不動のものとなる。
最終更新:2019年10月09日 10:09