フョードル・パトリチェフ(宇宙暦?年 - )は自由惑星同盟の軍人。原作登場人物である。男性。

1 外見

丸々とした顔と長いもみあげが特徴の人が良さそうな巨漢

2 略歴

1 前世

 第一三艦隊結成以降ヤン提督の副参謀長を務めた。宇宙歴800年6月1日未明、巡航艦「レダⅡ」でヤン・ウェンリー暗殺事件で死亡。

2 逆行後

 宇宙歴791年、「自由の夜明け」作戦中の惑星エル・ファシル攻防戦で第三陸戦隊の陸戦大隊長を務めた。撤退中に取り残された部下を単身で救出して、その勇気と思いやりから、すべての陸戦隊員に「フョードル兄貴」と呼ばれた。この時の階級は宇宙軍少佐。(11話)作戦終了後に宇宙軍中佐に昇進。子供達の人気者となった。(12話)
 宇宙歴796年に海賊討伐を目的とするエル・ファシル統合任務部隊に参加。この時までに宇宙軍大佐に昇進している。(38話)単独でタジュラ星系の海賊拠点を制圧したらしい。(41話)エル・ファシル七月危機では司令官代行ヤン・ウェンリー准将の下で参謀長代行を務めた。(43話)混乱収束後、宇宙軍准将に昇進。(47話)
 宇宙歴797年3月、ヤン・ウェンリー宇宙軍少将を指揮官とする非公式部隊「イゼルローン攻略部隊」の参謀長を務める。階級は宇宙軍准将。同年に発足した第一三艦隊でも参謀長を務める。この時、宇宙軍少将に昇進している。(52話)

 宇宙歴798年の「神々の黄昏(ラグナロック)」作戦への参加の有無は作中では明記されていない。しかし、第一三艦隊の参謀長である以上、参加した可能性が極めて高い。

 宇宙歴801年4月、ヤン提督が復員支援軍新司令官として、増援を引き連れて帝国に赴く。(75話)この遠征に同行していると思われる。
 宇宙歴801年11月、一〇月クーデター民主政治再建会議のクーデター)における第八次イゼルローン要塞攻防戦にヤン提督のもとで参加していると思われる。
 宇宙歴802年にはイゼルローン総軍総参謀長を務めている、階級は宇宙軍大将。(92話)
 宇宙歴804年11月時点で第一艦隊司令官を務めており(123話)、イゼルローン総軍からは離れている。

3 能力

ヤン・ウェンリーが持ち合わせていない愛嬌を溢れんばかりに持っている。
戦記ではあまり評価されなかったが、曲者そろいのヤン・ファミリーを成り立たせているのは彼の社交性とエリック・ムライの几帳面さ。

4 性格

陽気な体育会系。人望が厚く、勇猛だが『同胞のために死ね』と命令することは絶対にない。リベラリストとしてもかなり極端な部類。
最終更新:2021年04月15日 00:28