ユリウス・フォン・クラーゼン(宇宙暦?年 - )は銀河帝国の貴族軍人。原作登場人物である。男性

1 略歴

1-1 前世

 フリードリヒ四世治下の幕僚総監。階級は元帥。ローエングラム朝時代まで生き延びたが、敵対しなかったが味方もしなかったらしい。

1-2 逆行後

 宇宙歴791年11月対帝国反攻作戦「自由の夜明け」において、占領地を統括する辺境鎮撫軍の司令官として登場した。階級は上級大将。
 あえて交易路としての重要性が高いドラゴニア航路ではなくパランティア航路に戦力を集中させて、同盟軍をおびき寄せたうえで決戦を挑むことに活路を見出そうとするが、エル・ファシル方面軍司令官ラザール・ロボス大将にエル・ファシル星域会戦で大敗を喫する。(11話)戦後はフェザーンマスコミに「別荘地にて病気休養」することになったと報道された。敗戦責任を追及され、収監されたとのことである。(12話)

 宇宙歴796年10月実施されずに終わった帝国軍同盟領侵攻計画では兵站総監という情報も流れていた。この時点で統帥本部第二次長を務めている。(48話)釈放されて復権したとみられる。
 宇宙歴797年銀河帝国がブラウンシュヴァイク派リッテンハイム派リヒテンラーデ派の三つに分かれた際には、リッテンハイム=リヒテンラーデ連合と協調する姿勢を見せ、同年2月4日ブラウンシュヴァイク派のエリザベート帝擁立に対する、討伐軍の総参謀長に任じられている。この時点で統帥本部総長代理を務めている。なお、司令官はリッテンハイム公爵が任じられている。(51話)まもなく、ヤン少将によるイゼルローン要塞陥落の責任を取って統帥本部総長代理を辞職した。辞職後も銀河帝国継承戦争におけるリヒテンラーデ=リッテンハイム連合の軍事戦略担当者として名が挙げられており、統帥本部第一次長を務めている。(52話)(総長はリッテンハイム公爵)
 宇宙暦802年4月末の政変後、統帥本部第二次長を務めている。階級は宇宙軍元帥。軍務省第二次官シュトックハウゼン元帥、宇宙艦隊副司令長官グライフス元帥、地上軍副司令官カーレフェルト元帥、帝国軍査閲総監カールスバート元帥とともに軍官僚の頂点に立ち、保守化したキルヒアイス元帥を補佐した。(116話)
 同年10月、ローエングラム大元帥のクーデター救国軍事会議のクーデター)後、廉潔な人柄故か、それとも政治的取引か、新体制で首席軍事参議官を務めている。(117話)

2 能力

 「積極攻勢型の用兵家」として同盟で知られている。(11話)また、同盟軍第三六機動部隊司令官エリヤ・フィリップス准将から「正統派の戦略家」との評価を受けている。(52話)

3 性格

 廉潔な人物として知られているらしい。。
最終更新:2019年07月04日 20:42