グライフス(Greifs、宇宙暦?年 - )は銀河帝国の貴族軍人。原作登場人物である。男性。

略歴

前世

 帝国軍上級大将。宇宙歴793年、フリードリヒ四世治下で宇宙艦隊司令長官グレゴール・フォン・ミュッケンベルガー元帥の補佐役で宇宙艦隊総参謀長を務めていた。宇宙歴796年10月、エルウィン=ヨーゼフ二世治下で統帥本部次長に就任。宇宙歴797年、リップシュタット戦役の第一次惑星オーディン制圧作戦において軍務尚書エーレンベルク統帥本部総長シュタインホフ幕僚総監ユリウス・フォン・クラーゼン両元帥共々ローエングラム元帥府の軍人に拘束される。


新版

 宇宙歴796年10月実施されずに終わった帝国軍同盟領侵攻計画では遠征軍の総参謀長を務めるという情報も流れていた。この時点で宇宙艦隊総参謀長を務めていた。階級は上級大将。(48話)司令長官ミュッケンベルガー元帥の腹心と思われる。
 宇宙歴797年銀河帝国がブラウンシュヴァイク派リッテンハイム派リヒテンラーデ派の三つに分かれた際には、ブラウンシュヴァイク派と協調する姿勢を見せ、銀河帝国継承戦争におけるブラウンシュヴァイク派の軍事戦略担当者として名が挙げられており、統帥本部総長を務めている。なお、元帥に昇進している。(52話)ミュッケンベルガー元帥の参謀長はシュターデン上級大将が引き継いでいる。

 自由惑星同盟による帝国領侵攻作戦「神々の黄昏(ラグナロック)」作戦ではブラウンシュヴァイク派の重鎮としてヴァナヘイム戦線にてウランフ提督もしくはガイエスブルク要塞にてヤン・ウェンリー提督と戦っていたものと推測される。

 宇宙歴802年2月、ローエングラム大元帥のクーデターにより、門閥派は壊滅し、ブラウンシュヴァイク公爵が刑死している。しかし、彼自身は処罰は免れた模様。
 同年4月の政変後、宇宙艦隊副司令長官を務めている。軍務省第二次官シュトックハウゼン元帥、統帥本部第二次長クラーゼン元帥、地上軍副司令官カーレフェルト元帥、帝国軍査閲総監カールスバート元帥とともに軍官僚の頂点に立ち、保守化したキルヒアイス元帥を補佐した。(116話)
 宇宙歴803年10月、ローエングラム大元帥のクーデター救国軍事会議のクーデター)により、キルヒアイス元帥が失脚し、シュトックハウゼン元帥、カールスバート元帥らが処刑された。(117話)この事件に巻き込まれている可能性が高い。現在の生死は不明。

能力

 同盟軍第三六機動部隊司令官エリヤ・フィリップス准将から「正統派の戦略家」との評価を受けている。(52話)

最終更新:2024年07月01日 09:00