ワシントン・ブラザーズとはエル・ファシル海賊の半数を傘下に収める五大組織の一つ。

概略

 海賊行為で猛威を振るい、自由惑星同盟に多大な損失をもたらしていた。その結果、エル・ファシル海賊五大組織の一つに数えられるまでになった。
 宇宙歴796年ごろワシントン・ブラザーズはエル・ファシル民族主義者と連合して自由惑星同盟から分離独立を図るエル・ファシル革命政府構想への参加を拒否した。この構想は「ポール・アップストーン少佐*1」こと帝国情報機関のパウル・フォン・オーベルシュタイン大佐により立案されたものである。このため、オーベルシュタイン大佐にエル・ファシル海賊一本化の障害とみなされ、海賊討伐を目的とするエル・ファシル統合任務部隊エル・ファシル方面軍に売り渡された。(45話)

 エル・ファシル方面軍が4月に海賊討伐を開始してから二ヵ月後には降伏派と抗戦派の間で分裂状態に陥り、7月に入ると降伏派の投降が相次いだ。(41話)抗戦派のその後について記載はないが、エル・ファシル革命政府の声明の起草者にはワシントン・ブラザーズの幹部は含まれておらず(42話)、不参加もしくは末端での参加となったものと考えられる。
最終更新:2017年10月11日 15:47

*1 トップストーンともされている(45話)がObersteinを英訳したUpstoneが正しいと判断した