ヴィリー・ヒルパート・グループとはエル・ファシル海賊の半数を傘下に収める五大組織の一つ。

概略

 ヴィリー・ヒルパートを首領に擁き、ゲリラ戦術に長けていた。(41話)海賊行為で猛威を振るい、自由惑星同盟に多大な損失をもたらしていた。その結果、エル・ファシル海賊五大組織の一つに数えられるまでになった。
 宇宙歴796年ごろヴィリー・ヒルパート・グループはフェザーン人傭兵「ポール・アップストーン少佐*1」を参謀に迎え、彼が考案したエル・ファシル民族主義者と連合して自由惑星同盟から分離独立を図るエル・ファシル革命政府構想に参加した。(45話)このアップストーン少佐の正体は帝国情報機関のパウル・フォン・オーベルシュタイン大佐である。

 宇宙歴796年4月海賊討伐を目的とするエル・ファシル統合任務部隊エル・ファシル方面軍が海賊討伐を開始してから、拠点のほとんどを失いながらも、戦力保全に努め主力を温存した。(41話)そして同年7月7日ゲベル・バルカルの戦いで、同じく主力を温存していた五大組織の一つガミ・ガミイ自由艦隊とともに方面軍主力を撃滅する大勝利を挙げた。(42話)そして、エル・ファシル民族主義者と共同で、エル・ファシル革命政府の樹立を全宇宙に宣言した。(43話)しかし、同年7月17日エル・ファシル革命政府軍の主力としてエル・ファシル星系への侵攻をはかったにエル・ファシル星域会戦でエル・ファシル方面軍司令官代行ヤン・ウェンリー少将の罠にかかり壊滅した。(44話)同年10月ごろこの敗戦を生き抜いた首領ヴィリー・ヒルパートも戦死した。(50話)
最終更新:2017年10月11日 15:49

*1 トップストーンともされている(45話)がObersteinを英訳したUpstoneが正しいと判断した