モレノ・マリネッティ(宇宙暦?年 - )は自由惑星同盟の軍人。原作登場人物である。男性。

略歴

1 前世

 自由惑星同盟軍准将、独立艦隊司令官。宇宙歴798年4月10日、イゼルローン回廊にガイエスブルク要塞が出現し第八次イゼルローン要塞攻防戦が始まる。これを受け同年5月、査問会中のヤン・ウェンリー大将は解放され、国防委員長に就任が予定されているウォルター・アイランズと統合作戦本部次長・クレメンス・ドーソン大将の命を受け、サンドル・アラルコンライオネル・モートン両少将、ロジャー・ザーニアル准将と共にイゼルローン要塞に戻るヤンに同行しケンプ艦隊、ガイエスブルク要塞を撃破する。
宇宙歴799年1月、第一四艦隊が創設され少将に昇進し副司令官となる。同年2月8日、「神々の黄昏」作戦第3戦・第一次ランテマリオ星域会戦に参戦。その後、3月1日の第4戦・ライガール・トリプラ両星域の会戦、第5戦・タッシリ星域の会戦、4月24日の第6戦・バーミリオン星域会戦にも参戦。
宇宙歴800年1月16日、マル・アデッタ星域会戦に参戦。敗北後、残存兵力を率いてエル・ファシル独立政府に加わる。同年4月20日の回廊の戦いでは要塞に留まりヤンの死後も要塞に残りイゼルローン共和政府設立に参加。
宇宙歴801年2月12日の第一一次イゼルローン要塞攻防戦と同年5月29日のシヴァ星域会戦に参戦。

2 逆行後

 宇宙歴798年からの「神々の黄昏(ラグナロック)」作戦で第四統合軍集団司令官ヤン・ウェンリー大将のもとで華々しい武勲を挙げたようである。
 宇宙歴802年のトリューニヒト政権の同盟軍再編後は第四艦隊司令官スカーレット・ジャスパー大将のもとでB分艦隊司令官に就任し、宇宙軍中将まで昇進している。また「ビッグバン」の異名で知られ、ヤン・ウェンリー一二星将の一人に数えられていた。(108話)同年10月から始まった第九次イゼルローン要塞攻防戦におけるオペレーション・モンブラン時にはカール・フォン・ゾンバルト宇宙軍中将の第四艦隊A分艦隊、セシル・ラヴァンディエ宇宙軍中将のD分艦隊に引きずられる形で突撃し戦線のバランスを大きく崩した。(108話)その後の戦いでは消極的な姿勢が目立った。(111話)
最終更新:2025年03月20日 14:14