キャリー・ギールグッド(宇宙暦764年 - )は自由惑星同盟の軍人。オリジナルキャラクターである。女性。

略歴

 宇宙歴798年の「神々の黄昏(ラグナロック)」作戦時、第三統合軍集団司令官イアン・ホーウッド中将のもとで分艦隊司令官を務めていたと思われる。
 宇宙歴799年、遠征軍再編でライオネル・モートン少将が指揮する第一〇艦隊A分艦隊を再編してモートン前衛集団とした際、前衛集団傘下の分艦隊司令官となったと思われる。第三統合軍集団の一員としてヨトゥンヘイム戦線ラインハルト・フォン・ローエングラム元帥率いる帝国国内艦隊と戦う。
 同年3月末、第三次ビブリス会戦において、第三統合軍集団最強を誇るヘプバーン高速集団が敗れる。同盟軍第三統合軍集団の敗退が始まる。(64話)

 このヨトゥンヘイム撤退戦が行われた一か月のあいだ、異常な強さを発揮した。
 同年4月、第八艦隊の増援を得た第三統合軍集団はブローネ会戦で敗北、ラインハルト率いる国内艦隊のアースガルズ侵入を許す。この戦いでも、苦境の第三統合軍集団において獅子奮迅の働きを見せた。
 同月末の第二次ヴァルハラ会戦には不参加もしくはモートン支隊に加わっていたと思われる。ラインハルトの天才をもってしても「不沈艦キャリー」無敵神話を覆すことはできなかった。

 戦後、良識派体制でどのように扱われたかは不明だが、トリューニヒト政権では知名度から抜擢された。しかし、器量に会わぬ名声に振り回される。

 宇宙歴804年4月時点で、教育総隊司令官を務め、階級は上級大将である。
 同年5月末、引退を決意する。ブローネ会戦の日は「ギールグッドの日」に定められ、同盟宇宙軍の記念日とされた。なお、後任の教育総隊司令官がエリック・ムライ提督。(121話)

能力

 ヨトゥンヘイム撤退戦以前は見るべき功績もなく、ヨトゥンヘイム撤退戦以降も見るべき功績はない。ほんの一か月だけ異常な強さを発揮した提督だった。(121話)ただし、その短い覚醒のあいだの功績は、原作におけるイゼルローン脱出後、ラインハルト配下に連戦連勝した時期のヤンに匹敵する(感想返し)

性格

 知名度だけで選ばれた人物なのに、お飾りに徹することもできず、不要な口出しを繰り返した。事故の責任を問われても、不適切発言が問題になっても、不倫が発覚しても居直り、市民の怒りを買った。器量に見合わぬ名声に振り回された人物。(121話)
最終更新:2019年03月24日 19:50