
シャギャァァァ!!
古代アトランティス文明によって、地球生命の守護者として作り上げられた生体兵器であり、「マナ」と呼ばれる、地球上に存在する生体エネルギーを集めて作られた人工の生命体である。先に生体兵器として開発されたギャオスに対抗するべく生み出されたものの、ガメラが生まれた頃にはアトランティス文明はギャオスに滅ぼされており、生き残った者達はやがて復活するギャオスの脅威から世界を守る最後の希望としてガメラを後世に託した。首や手足はやや太く短めであるなど、全体的に柔和でずんぐりとした外見を持つ。頭がかなり大きく重いため、転倒するとジェット噴射を行わなければ起き上がれない。こうなってしまうと無防備で危険な状態となってしまう。目は大きめで、かなり柔らかな顔付きをしている。エルボークローは普段は肘の中に収納されており、任意で突出させることができる。両足のみを甲羅に引き込んで飛行する際は昭和ガメラ同様、腕を上ないし、前に出して飛行する。その際、尻尾は甲羅に収納される形となる。
データ
分類 | 不明 |
年齢 | 推定1億5千万歳 |
体高 | 80m |
全長 | 不明 |
甲羅長径 | 約60m |
甲羅短径 | 約40m |
体重 | 120t |
飛行速度 | マッハ3.5(宇宙空間では亜光速) |
水中潜航速度 | 180ノット |
歩幅 | 不明 |
エネルギー | プラズマエネルギー |
生息地 | 普段は深海で活動している |
出身地 | 古代アトランティス大陸 |
初登場作品 | ガメラ 大怪獣空中決戦(1995年3月11日公開) |
技
- 玄武掌
ガメラのパンチのこと。
- エルボークロー
肘撃ちの際に突起が飛び出し敵に突き刺す。平成ガメラの設定や、後のデザインを見るに、隠し武器というよりも、ギャオスとの戦闘中に進化し、偶然隠し武器のような形になったと思われる。シリーズが進むごとに突起の形が凶悪になっている。
- プラズマ火球
平成版ガメラシリーズに登場した技。別名「烈火球」。体内の熱エネルギー変換炉で作りだされたプラズマエネルギーを凝縮、火球にして口から発射し、敵を倒す技。ガメラの主力必殺技。
ドラゴニュートの人形劇では…
登場キャラの1体。家にある人形大体登場ムービーでは、ゴジラ、ガッパ、モスラ成虫と共に登場していた。その後の出番はなかったが、映画第3作にて久々に登場。第二次シャロームシティ防衛戦に参加しており、プラズマ火球でアストロモンスを撃破していた。撮影にはムービーモンスターシリーズを使用している。
余談
- 「手足を引っ込めて飛ぶ亀の怪獣」というコンセプトに、特撮担当の樋口は「どう頑張ってもギャグにしかならない」と一時は絶望したものの、努めて生物的なデザインを取り入れてそれを防ぐことに成功している。
- とあるインタビューにて、金子修介は「『3』のラスト後のギャオスの大群にもガメラは勝利する」と述べている。
- コンセプト段階では、プラズマ火球の発射時に首が発光する、「歩くと脚から機械音がする」などの「生体ロボット」的なアイディアがあった。
- 四神の他の該当者は、現在は邪神イリスしか判明していない(イリスは姿を可変させるため、1999年の姿と異なり、朱雀に比喩された過去の姿がよりギャオスに近い姿をしていた可能性がある)。
- ガメラの設定は、金子と伊藤のコンビ結成が叶わなかった作品に登場する怪獣ナギラに似ている。
- ワイルドアームズ アドヴァンスドサードでは、玄武がガメラ、青龍がスペースゴジラをモデルにしている。
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