─決闘(デュエル)の始まりの場所である大広間。
(あれ… オレ、いつの間に寝てた?)
その場所で目覚めた少年の名前は、『河合井(かわいい)コタロー』
その場所に転移された彼は、床の上でその体を次第に起き上がらせていく。
当然、直に寝ていたものであった為にその動作をとるのには若干の痛みが伴う。
その場所に転移された彼は、床の上でその体を次第に起き上がらせていく。
当然、直に寝ていたものであった為にその動作をとるのには若干の痛みが伴う。
「─── ─────…(う~ん、いっててて…)」
(…てあれ? 声が出ない?)
(…てあれ? 声が出ない?)
それ故につい声をあげるはずだったのだが、そこで彼は違和感を感じた。
そう。声が一切出せないのだ。
(それと首にも違和感…)
コタローが感じとっていた、もう一つの違和感。
(あれ?触ってみると首に何か…ついてる? …え? どういうこと? いつの間にこんなものがオレの首に?)
なんと、その首には何故か首輪が装置されていた。
(オレだけじゃない…! 他にも首輪をつけられた奴らが沢山…!)
更には、その周辺にも自分と同じ首輪を取り付けられた生物が多くいた。
そしてその中には──
そしてその中には──
「────── ── ──?────────────!(むにゃむにゃ…って、あれ?コタローじゃないですかー!)」
「─ ───!? ──────────!?(ぷ…ぷにる!? お前もここに居たのか!?)」
その中には、彼がよく知る存在である『ぷにる』が居たのだ。
そう。『彼女』はコタローが7年前に作ったスライムに命が宿った存在である。
コタローがまだ幼かった頃こそは、一緒に仲良く過ごしていたのだが、コタローの方が成長し、中学生になって思春期を迎えた頃には『スライム遊びする小学生の歳ではない』等とぷにるを邪険に扱う様になってしまった。
声は出せない為、コタローは空中に『オレは先にここから出て行くから』と指書きをして、大広間を後にしようとする。
─だが、間もなくしてその行動は、コタロー達をこの場所に招いた者達によって止められることになる。
『これより決闘(デュエル)のルールを説明する』
突然、マイクを持った男が説明を初めた。
『バカ野郎!こんな状況で何がデュエルだ、磯野!!』
その中で、リーゼントの人物が説明を行っている男に野次を飛ばし出す。
その人物にも首輪がはめられているが、コタロー達と違って声を発することは出来る。
それにふたりは疑問を感じた。
それにふたりは疑問を感じた。
『本田ヒロト!この場で参加者が声を張り上げることは違反行為である。これ以上騒ぐ場合……』
『ふざけんな!オレ達を拉致して、何がデュエルだ!!』
『ふざけんな!オレ達を拉致して、何がデュエルだ!!』
(げっ…)
(いはんこーい?らち?)
(いはんこーい?らち?)
『違反行為』に『拉致』というワード。
磯野の呼ばれた男の反応から、ふたりには恐怖がこみ上げる。
磯野の呼ばれた男の反応から、ふたりには恐怖がこみ上げる。
『待て!それ以上は危険だ、本田くん!!』
『大丈夫だ、遊戯。今すぐオレがこいつをなんとかするから任せと――』
『大丈夫だ、遊戯。今すぐオレがこいつをなんとかするから任せと――』
かなり奇抜な髪型の少年が本田と呼ばれた、リーゼントの人物を静止しようとするが、反抗を止める気配は見えない。
その直後──
その直後──
ボン☆
本田の首が胴体から切り離され、血液がドバッと噴き出す。
(ヒイッ!!)
(ぷにゃ!?!?)
(ぷにゃ!?!?)
『このように違反行為をした者には罰が与えられる。他の決闘者の方々には、ルールを守ってデュエルをしていただきたい』
その凄惨な光景にふたりを初め、周辺の首輪をはめられている者達もかたまり出す。
『詳しいルールは決闘者諸君に配布済みの″説明書″に記載されている。最後の一人まで生き残った者をデュエルキングとし、富と名誉を与える。更に一つだけどんな願いでも叶えることが可能となる詳しいルールは決闘者諸君に配布済みの『説明書』に記載されている。』
『それでは――』
『――待て、磯野』
『私からも挨拶をしよう。我が名は冥界の魔王ハ・デス』
説明会は続く。
『私は一枚のカードより生まれた存在だ。』
『この世には無数の世界がある。』
まさか、ぷにる以外にも『物』から生まれた存在がいる。
それを聞かされたふたりは驚きを隠せない。
それを聞かされたふたりは驚きを隠せない。
『気を改めて。それでは――』
『決闘開始ィィィ!』
磯野の開始宣言を最後に、首輪をはめられた彼らは会場内のバラバラな場所へと転移された。
◆◆◆
「コタロー… ぼくは…ぼくは…君とずっと一緒に居たい…だから──だからぼくはコタローを死なせない様にデュエルをします!」
会場内の何処か、見せしめを目にしたぷにるはコタローを死なせない様にする為、デュエル──即ち殺し合いに乗ることを決意したのであった。
◆◆◆
(ぷにる…オレは───お前と一緒にいたくない…けれどオレは────)
一方、ぷにるとは別の場所に転送されたコタロー。
そんな彼がこの殺し合いの場で、何を考えているのか?
それはまだ、わからない。
そんな彼がこの殺し合いの場で、何を考えているのか?
それはまだ、わからない。
【ぷにる@ぷにるはかわいいスライム】
[状態]:健康、殺し合いに乗る決意
[装備]:
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1~3
[思考・状況]:コタローを死なせない様にする為、デュエルに乗る。
コタローが死んだら、彼を生き返らせる為に優勝する。
[備考]
※参戦時期は本編開始以降のどこか。
※首輪は容易には外れない様になっています。
[状態]:健康、殺し合いに乗る決意
[装備]:
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1~3
[思考・状況]:コタローを死なせない様にする為、デュエルに乗る。
コタローが死んだら、彼を生き返らせる為に優勝する。
[備考]
※参戦時期は本編開始以降のどこか。
※首輪は容易には外れない様になっています。
【河合井コタロー@ぷにるはかわいいスライム】
[状態]:健康
[装備]:
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1~3
[思考・状況]:???
[備考]
※参戦時期は本編開始以降のどこか。
※スタート地点はぷにるとは異なる場所になっています。
[状態]:健康
[装備]:
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1~3
[思考・状況]:???
[備考]
※参戦時期は本編開始以降のどこか。
※スタート地点はぷにるとは異なる場所になっています。