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  • 決闘バトルロイヤル @ ウィキ
  • 禁忌の衝突

決闘バトルロイヤル @ ウィキ

禁忌の衝突

最終更新:2022年07月14日 19:51

匿名ユーザー

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◇ ◇ ◇




誰にだって見られたくないものはある。




◇ ◇ ◇




◾︎◾︎◾︎◾︎◾︎◾︎◾︎は人型の生物で、身長はおよそ2.38メートルある。筋肉量がとても少なく、両腕の長さは1.5メートルと、非常にアンバランスな姿をしている。
身体には色素がほぼ存在せず、体毛もない。人型であるにも関わらず、一目見ただけでそれが異形の者だということが理解出来るだろう。
ならば、それは一体なんなのか。


SCP-096──通称シャイガイ。


何故それがシャイガイなどという可愛らしい別称を持つのか、疑問に思う者も多いだろう。
その理由は単純。この怪物は他人に顔を見られることを極端に嫌うからだ。と言っても、単なる恥ずかしがり屋とは話が違う。でなければ5メートル×5メートル×5メートルの鋼鉄製の密封された独房に収容されていることに説明がつかない。

彼は、己の顔を見た者を決して逃しはしない。
比喩表現ではなく文字通り。対象を殺害するまでその衝動が収まることは無い。
その「顔を見る」という行為は直接に限った話ではなく、映像や写真を通して──例えたった4ピクセルしか写っていない状態でも反映される。
それを行った対象がどこに居ようとも絶対に逃げられない。実際に、深海10,800メートルの潜水球に乗った職員が殺害された前例もある。

彼がこの会場に連れて来られる際、他の参加者が顔を視認しないよう電話ボックスのような黒い箱に収容されていたことからも、運営が彼の「恥ずかしがり屋」を特別視していることが伺えるだろう。

では撃退は可能なのか?

答えは──一部を除いて不可、という曖昧なものになる。

長身痩躯の外見に反してその防御力は圧倒的であり、50口径弾の連射にも対戦車ミサイルの直撃にも傷一つつかず、精々その歩みを遅める程度の効果しかない。ゆえに通常の兵器での殺害はほぼ不可能だろう。
この防御力と上記の「恥ずかしがり屋」の特性、これらが合わさることでシャイガイは恐るべき死の概念そのものとなる。


「ウ゛ゥ……ウァァ……」


獣のそれによく似た荒々しい息遣いに混じる呻き。正常な生き物であればきっと、その身の毛もよだつような声を聞けば近付こうとする意思など煙の如く消え失せるであろう。



しかし、例外はいる。



「────ア゛ァ ぁ゛ ああァ゛ アぁ あァ゛あ あぁア゛────!!!!」


突如、SCP-096が長い両手で顔を覆い、言葉にならない絶叫を上げ泣き喚く。
およそ生物の、この世のものとは思えぬ亡者の如きそれは地獄の序曲。

現れてしまったのだ、不運にも。彼の顔を見てしまった者が。

一、二分経った頃だろうか。幼子のように泣き喚いていたSCP-096が顔を覆い隠すのをやめ、猛烈な速度で駆け出した。
器用に木々の隙間を抜けながらもその速度が落ちることは無く、五十メートルほど先にいる「対象」へと死が向かう。

五十、三十、十──そうして遂にシャイガイの長腕が届く距離にまで肉薄。
びゅうッ、という重い風切り音と共に振るわれた腕が今まさに殺戮せんと迫る。


しかし、その腕が彼女を捉える事はなかった。


あまりにも軽く、あまりにも美しく。
風に遊ばれる蝶のような動きで死を避けた赤髪の女は息衝き一つ漏らさずにSCP-096と対峙する。
右手──黄金の義手に携えた刀を弓のように引き、左手は右肩の付け根をなぞらせる。女の一挙一動には息を呑むほどの美麗さが纏われていて、まるで絵画の世界から飛び出してきたかのようだった。

「貴公、その力──外界の者か」
「あァ゛ ああ ぁ゛ア゛ ァ゛──!!!!」

囁きに近い旋律と轟くような叫喚はひどく対比的だ。
攻撃を外したという事実に呆気に取られていたのか、はたまた女に見惚れていたのか。動きを止めていたシャイガイが再び大振りに腕をしならせる。
赤髪の女────否、朱き腐敗の女神・マレニアはそれを微風のようにやり過ごし、返しの刃を振るった。

◾︎


マレニアがこの地に降りてまず初めに抱いたのは、強烈な違和感だった。
まず、彼女の世界にあるべき黄金樹がない。ここが狭間の地ではないということを悟った彼女は目的を見失い、次に己を見失った。
来たる褪せ人を捩じ伏せ、とどめの一撃を振るうその瞬間にこの地に呼び寄せられたのだ。如何にマレニアといえど状況を理解するのに時間を要する。

「……兄様、兄様。すぐに貴方の元へ向かいます」

けれど、いついかなる時でも曲げられぬ確固たる意思がある。
それは親愛なる兄、ミケラの元へ還ること。
故にマレニアは狭間の地に戻らなければならない。万人を血に染め、腐敗に侵そうとも、兄へ向ける愛情が歪むことは決してない。

バッグから抜き出した刀が業物であることは一目でわかった。手入れの行き届いた柄、血脂の欠片もない刀身。試しに傍の木に向かい白銀の弧を描けば、そこには鑢をかけたかのように綺麗な断面を残した切り株だけが残っていた。

「良い剣だ」

己の義手刀が没収されている今、代わりとしてはお釣りが来るほどの武器。リーチはかなり劣るものの、この切れ味に加えてそれを求めるほど贅沢ではない。
二度剣を振り、視線を遣った先には流麗な川が揺れている。豊かな緑、広がる水。己とは無縁な景色にマレニアは息を吐いた。

自分や兄に呪いがなければこんな景色の中を歩けたのかもしれない。
己の運命を悔いたことは無いが、そんな理想を夢見るのは幾度かあった。しかし、ついぞ兄の腐敗を食い止める方法を見つけられずにいたマレニアにとって、一縷の望みがそこにある。

「願い、か」

優勝者に与えられる賞品のうち一つ、願いを叶えるという馬鹿げたもの。
それが事実か否かはさておき、どちみちこの戦いを生き残らなければならない。目的ではなく、あくまで過程として視野に入れておくのも悪くはない。

とりあえずは参加者を探さなければ、と暫く森の中を散策していると遠くに白い影が見えた。
よく見ればそれがもぞもぞ蠢いているのがわかる。長大な人型にも見えるそれは、怪物溢れる狭間の地でも見たことのない異質な雰囲気を感じさせた。


それの顔に視線を向けた、その瞬間だった。


耳を劈くような絶叫が響き、それが向かってきた。
常人であれば発狂にも値するその光景を前にしてもマレニアは努めて冷静に、冷酷に。刀を構えてその怪物の初撃を見極める。


──禁忌の衝突は、こうして始まった。


◾︎



シャイガイの追撃を身を捻って躱し、その勢いのままにマレニアが刃を振るう。
狙うは細い首筋。当たれば間違いなく胴体と頭が泣き別れになると確信した攻撃だが、マレニアはほう、と息を漏らすことになる。

硬いのだ。異常なまでに。

その枯れ枝のような外見からは想像も出来ぬほどの強靭さ。持ち手を襲う痺れに反し、白い首にはかすり傷一つ見受けられなかった。

この刀を以てしても斬れぬか──ならばもはや技量や質の問題ではなく、この怪物の特性だと考えるべきだろう。
刺突の構えを取るマレニア。しかし直後、弾かれたように上体を反らせば先程までマレニアの顔があった場所をシャイガイの腕が掠めとった。

「おォ゛ ぉ お゛ ……!!」

唸るシャイガイは幽鬼の如くゆらりと揺れ、力任せに腕をしならせる。その様はまるで近付くことを嫌う幼児のようで、それがより気味の悪さを演出した。
単調ではあるもののその威力は脅威に他ならない。はらりと落ちるマレニアの赤髪がそれを物語る。森林という都合上どうしても機動力が削がれる以上、全てを回避するというのも難しいだろう。

「──ぐっ」

そんな不安は予想よりも早く的中した。
後方へ飛び退いたと同時に降り落ちた木の葉がマレニアとシャイガイの間に挟まり、僅かに視界を遮ったせいでシャイガイの踏み込みに気付くのが遅れた。
衝動のままに振るわれた腕がマレニアの脇腹に突き刺さり、華奢な体躯を吹き飛ばす。飛び散る落ち葉が横たわる彼女の身体を隠した。

「あァ゛ あ゛ ぁ゛ア゛ ァ゛──!!」

しかしシャイガイの怒りは収まることを知らない。
当然だ。彼が活動を停止するのは対象が死亡してからのこと。マレニアは未だ死亡していないのだから。
付着した木の葉を払いながら立ち上がる赤髪の女神。その元へ再び振るわれた怪物の腕はパリンという軽快な音と共に刀身に弾かれ、逆にシャイガイの腹部に刃が突き立てられることとなった。

ガリッ──奇妙な音と共に刃先が止まる。
予想通り、出血どころか傷をつけることすらできない。けれどマレニアは無防備な身体に向かい神速で銀の軌跡を描き続ける。

ガンッ、ギン──金属同士をぶつけるような音がその無意味さを雄弁に物語る。事実変わらずにシャイガイはダメージを負った様子もなく、まるで虫を払うかのようにぶおんと腕を払った。
屈んでそれをやり過ごしたマレニアは今度はシャイガイの胸へ蹴りを放つ。巨体を僅かに揺らすことも叶わなかったがその勢いを利用し距離をとる事に成功した。

「やはり、そうか」
「おォ゛ お ……ッ!!」

先程重い攻撃を受けたにも関わらずマレニアの動きに鈍さは見られない。どころか、様子を伺う動きから移行したのか機敏さが増したように感じられた。
見ればマレニアの脇腹にあった傷跡は綺麗さっぱり消え去っており、まるで元から攻撃など受けていなかったかのよう。

これがマレニアの特性。己の攻撃が当たったと同時に体力を回復する──いわゆるリゲイン能力を備えているのだ。
先程の一見無意味であった乱舞はこの為であり、マレニアの呟きはこの力が問題なく働くことに対してのものだった。

「あァ゛ あ゛ ァあア゛──ッ!!」
「……、……」

目の前の対象は単なる破壊対象ではない。明確な力を持った敵だ。──シャイガイが認識を改めたのはその頃だろうか。
凄まじい跳躍力をありありと見せ付けて飛びかかり、マレニアがそれを迎え撃つ。怪物と女神の衝突により生まれた余波が枝を折り、緑を飛ばした。


◾︎



戦闘開始から既に四十七分が経過した。
互いの攻撃は数こそ違えど何度か当たっている。しかしマレニアにはリゲインが、シャイガイには無敵に近い防御力があるためイタチごっこ。無益他ならない戦いだ。
加えて言うのであれば、女神も怪物も疲労を知らない。無尽蔵の体力を持つが故戦う意思が消えぬ限り争い続けるだろう。

「おォ゛ オ゛お ぉ゛ お────!!」
「──やれやれ、厄介な力だ」

しかし、身体は動くとはいえ心中では既に辟易している。
これ以上刃を振り続けても埒が明かないと先に判断したのは知性を持つマレニアだった。
一跳び、加えて二回分余計に距離を取ったマレニアは己の右掌を切り裂く。飛び散る鮮血はまるで華のように美しく、彼女の行動の異常さを忘れさせた。

「貴公、私が無闇矢鱈に剣を振るしか脳がないと思うか?」

当然、それに疑問を抱くほどシャイガイは賢くない。
獣よりも速くマレニアの元へ両腕を高く掲げ、振り下ろす。回転の要領でそれを躱したマレニアは血に彩られる刃を横に薙いだ。

変わらず鳴り響く硬い音。
けれど変わっている。なにが、と問われれば説明は難しい。
マレニアの手応え、シャイガイの苦悶の声、剣が触れた箇所から上がる爆発のような赤い煙──その全て。

しかし、その些細な変化が戦況を傾けたかと聞かれればそうではない。
勢い衰えず打撃を仕掛けるシャイガイの姿を見れば一目瞭然だ。マレニアはそれを避けきれず石のような指先に皮膚を抉られる。

血飛沫が舞踊った。
シャイガイの身体に付着した血液がじゅうじゅうと音を立てて煙を上げる。

息を吐く間もなく続く連撃をまたもマレニアは躱しきれず、その応酬にシャイガイの身体に刃が走る。強靭な肉体に傷を与えることは叶わず奇妙な赤い煙を上げるだけで終わった。

先程からそれの繰り返し。
マレニアの傷は彼女の手数と比較しても大きく、再生能力が追いついていない。対してシャイガイは戦闘開始時からずっと無傷を貫き通している。
ここにきて戦況が揺らぎつつある。決着の時は遠くない──長腕が唸りを上げる度、マレニアの敗北の色が濃くなっていく。




しかし、それは十六分後──戦闘から既に一時間を越えた頃に起きた。


「あァ゛あ゛ぁ゛あァ゛ アア゛アァ゛あ゛ ぁ゛ ア゛ ぁ゛あ ああア゛あ ァ゛──────!!!!」


突如、それまで猛攻一辺倒であったシャイガイが甲高い奇声を発し、両手で顔を覆い隠しながら立ち尽くした。
それは何者かに顔を見られた際の仕草によく似ているがそうではない。苦しげにガシガシと己の顔を掻き毟り始めたのがその証拠だ。

対してマレニアはふ、と小さな笑みを浮かべる。目の前の異常の原因を知っているかのように。


「──どうやら腐るのは初めてのようだな」


SCP-096は現実世界にある兵器では討伐は不可能に近い。
逆に言えば、彼の知る現実に存在しないものであれば通じる──ということだ。

マレニアが司るのは朱い腐敗と呼ばれる状態異常。身体の外側から侵食し、感染し、内側からボロボロと臓腑を腐らせてゆく恐るべき事象だ。
存在しないウイルス。存在しない激痛。
当然狭間の地の住人でもないシャイガイに耐性があるはずもなく、初めて感じる痛みにひたすら絶叫をあげることしか出来なかった。

「おォ゛ オお゛ぉ゛ ォ゛お ォ゛オお゛──ッ!!」

苦し紛れに放たれた拳は普段よりも鋭敏さが見られない。しかしマレニアはまたもそれを身体の表面に掠らせ、血を踊らせた。
舞った赤色がシャイガイの身体に触れ、朱い腐敗を加速させてゆく。
もう気づいているだろう。マレニアは攻撃を躱しきれなかったのではなく、あえて躱さなかったのだ。最小限に被害を抑え、己の腐った血を浴びさせるための算段。
ラダーンのような腕力も、レナラのような魔力も持たぬ彼女がどうして最強のデミゴッドと呼ばれるのか。その所以を垣間見えただろう。

「がアァ゛ あ゛ ァ゛ア ぁ゛あ゛ ぁ゛──!!」

腕を振るう度に返り血を浴び、それが激痛を加速させてゆく。無論マレニアはそれを見ているだけで終わらず、腐敗によって隙が多くなったせいか彼女の手数が増えていった。
再生能力を持つ彼女にとってそれが何を意味するのか。知能を持たないシャイガイでも本能で察知する。

このまま戦闘を続けるのは危険だ──!

振り下ろす為に翳した怪物の右腕がぴたりと静止し、ずりずりと後ずさる。彼から距離を取ったのは初めてだった。
苦痛の嗚咽を漏らしながらゆっくりと後退してゆく様は誰が見ても敗者の姿。マレニアが一歩踏み出した瞬間、堰を切ったように駆け出した。

勿論、マレニアとは真逆の方向へ。


耳障りな叫喚が段々遠のいてゆく。
ひとまずの勝利を確信した女神は刀を鞘に収め、ふぅと息を吐いた。それが安堵によるものか、余韻のものなのかは分からないがどこか恍惚としているように見える。

「この催しを勝ち残るのは、存外骨が折れそうだ」

シャイガイの顔を見て生存した数少ない存在となったマレニアだが、その心中は穏やかではない。
あのような怪物を何人も相手することを考えると、己の剣だけに頼るのは愚策かもしれない。腐敗も、支給品も、利用できるものは全て利用するのが得策だろう。以前に戦った褪せ人と呼ばれる者のように。
例え卑劣と呼ばれようとも、必ずこの戦いを勝ち残らなければならない。

「兄様、見ていてください。マレニアは必ず勝ち残ります」

左手を胸に添え、誓うマレニアの顔は酷く穏やかだった。
もう誓う相手はいないのに。それを知らぬ腐りゆく無垢な少女はただ願う。
兄妹揃い、隣歩くことを。


【F-3】
【マレニア@ELDEN RING】
[状態]:ダメージ(小)、体中に浅い傷跡
[装備]:斬鉄剣@ルパン三世
[道具]:基本支給品、ランダム支給品(1~2)
[思考・状況]
基本行動方針:戦いを勝ち残る。願いが叶うのならば兄の腐敗を除く。
1:出会った参加者を殺害する。
2:勝ち残る為には手段は選ばない。
3:あの異形(SCP-096)は追わない。

【備考】
※褪せ人との戦闘中からの参戦です。
※リゲイン能力に制限が掛かっており、普段よりも傷の治りが遅いです。

【SCP-096@SCP_Foundation】
[状態]:朱い腐敗侵食(重度)
[装備]:なし
[道具]:なし
[思考・状況]
基本行動方針:???
1:この場から離れる。

【備考】
※SCP-096の支給品はF-3のどこかに放置されています。
※朱い腐敗に感染しており、ダメージを受け続けています。腐敗は時間経過と共に回復します。

この作品はクリエイティブ・コモンズ 表示-継承3.0ライセンスに基づき作成されています。

SCP-096『シャイガイ』
著者:Dr Dan
URL:http://scp-jp.wikidot.com/scp-096
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