『ねぇ聞いた?瀬崎さんと花邑さんのこと……』
『2人とも、失踪しちゃったらしいよ』
正直、羨ましかった。
愛吏、花邑さん。2人の間だけの、あまりにも強くて、あまりにも狂った関係。
ある日、その関係が知れ渡って、周囲からは隔てを置かれて、私がちょっと、接触して――
やがて2人はどこかに行ってしまったらしい。
失踪のトリガーは、タイミング的に私かな?
だったら私も、2人の物語の一部になれたんだ。
愛吏、花邑さん。2人の間だけの、あまりにも強くて、あまりにも狂った関係。
ある日、その関係が知れ渡って、周囲からは隔てを置かれて、私がちょっと、接触して――
やがて2人はどこかに行ってしまったらしい。
失踪のトリガーは、タイミング的に私かな?
だったら私も、2人の物語の一部になれたんだ。
……それでも、
愛吏と花邑さんの進むストーリーの中で、私はひとつのトリガーになっただけのモブでしかなかった。
私は、メインキャラクターになんてなれなかった。
愛吏と花邑さんの進むストーリーの中で、私はひとつのトリガーになっただけのモブでしかなかった。
私は、メインキャラクターになんてなれなかった。
「良いなぁ」
少し覗き見した2人の関係性は、
幸せそう、狂ってる、楽しそう、普通じゃない――――
幸せそう、狂ってる、楽しそう、普通じゃない――――
――――本当に、面白い。
2人が織りなしたストーリーは私が覗いた範囲だけでも、面白くてたまらない。
でももう2人は消えてしまった。私の観測できない場所へ行ってしまった。
2人の物語に私が関われるのは、ここまで。
また、面白いものを探さなきゃ。
私が、メインキャラクターになれる、面白いストーリーを――――
でももう2人は消えてしまった。私の観測できない場所へ行ってしまった。
2人の物語に私が関われるのは、ここまで。
また、面白いものを探さなきゃ。
私が、メインキャラクターになれる、面白いストーリーを――――
◆◆◆◆
『これより決闘のルールを説明する』
◆◆◆◆
「~♪」
世界史の授業や映画で見た――闘技場の様な場所。
私はその真ん中で、鼻歌交じりに夜空を見上げる。
きらきら、いくつもの星が輝いている。明かりが無いから?
田舎にはあまり行ったことがないから、こんな景色を見るのははじめて。
とっても、綺麗。
私はその真ん中で、鼻歌交じりに夜空を見上げる。
きらきら、いくつもの星が輝いている。明かりが無いから?
田舎にはあまり行ったことがないから、こんな景色を見るのははじめて。
とっても、綺麗。
「~~♪」
ああ、でも輝くのは星空だけじゃないんだ。
私も、輝ける場所に来れたんだ!
今までで味わったことのない様な、“非日常”に来れたんだ!
私も、輝ける場所に来れたんだ!
今までで味わったことのない様な、“非日常”に来れたんだ!
「~♪」
片手には、“非日常”の象徴。画面を通してしか見たことなかった、クリスタルの剣。
ステップを踏みながら、それを時折振ってみたり。
ステップを踏みながら、それを時折振ってみたり。
「それっ!」
そこにあった、的を斬ってみたり。
木製のカカシ型の的。スパっと斬れると、木の断面が見える。
そしてバサバサと切れた布が地面に落ちて行く様子を見て、私は鼻歌をやっと止めた。
木製のカカシ型の的。スパっと斬れると、木の断面が見える。
そしてバサバサと切れた布が地面に落ちて行く様子を見て、私は鼻歌をやっと止めた。
ワクワクが、止まらない。口角が上がる。
ここから何が起こるんだろう?
一番最初に殺人鬼に襲われる?いきなり死ぬのは嫌だから、この剣でいなしちゃおう!
殺し合いに反旗を示す人々と出会う?その道がつまらないのだったら――少し、狂わせちゃおう!
ここから何が起こるんだろう?
一番最初に殺人鬼に襲われる?いきなり死ぬのは嫌だから、この剣でいなしちゃおう!
殺し合いに反旗を示す人々と出会う?その道がつまらないのだったら――少し、狂わせちゃおう!
面白い道を歩こう、私だけの、面白いストーリーを。
誰かの悪評を流す?誰かを幸せに助けてあげる?
勢いに任せ殺しちゃう?それとも悲劇のヒロインとして殺されちゃう?
誰かの悪評を流す?誰かを幸せに助けてあげる?
勢いに任せ殺しちゃう?それとも悲劇のヒロインとして殺されちゃう?
自由!何も悩まなくたって良いんだ。ここじゃ、私もメインキャラクターなんだから!
「……」
でも、とにかく誰かと出会わないと面白いことは起きない。
じゃあ少し休憩したら、ここを出て行こう。
じゃあ少し休憩したら、ここを出て行こう。
――何が起こるのかな。
ああ、楽しみ!
ああ、楽しみ!
【宮園一叶@きたない君がいちばんかわいい】
[状態]:健康、高揚
[装備]:スターソード@きららファンタジア
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1~2
[思考・状況]基本方針:“非日常”を思いっ切り楽しむ
1:とにかく、面白そうな道へ
[備考]
※参戦時期はact.23開始直前。
[状態]:健康、高揚
[装備]:スターソード@きららファンタジア
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1~2
[思考・状況]基本方針:“非日常”を思いっ切り楽しむ
1:とにかく、面白そうな道へ
[備考]
※参戦時期はact.23開始直前。
『支給品紹介』
【スターソード@きららファンタジア】
宮園一叶に支給。
鮮やかな赤色のクリスタルに、金の装飾が施されたせんし用のぶき。
自らに『属性』を宿す者が扱うことで、その属性に対応した斬撃を飛ばすことが出来る。
普通の剣としても扱うことも可能。見かけによらず切れ味は上等。
【スターソード@きららファンタジア】
宮園一叶に支給。
鮮やかな赤色のクリスタルに、金の装飾が施されたせんし用のぶき。
自らに『属性』を宿す者が扱うことで、その属性に対応した斬撃を飛ばすことが出来る。
普通の剣としても扱うことも可能。見かけによらず切れ味は上等。
『施設紹介』
【トレーニング場@きららファンタジア】
エトワリアの里に存在する施設。
トレーニング場という名前だが、見た目はまるで闘技場の様で観客席までも設置されている。実際何度か闘技場としての役割も果たしている。
一応トレーニングに使えるカカシの的がいくつか置いてある。
地下に対ヒナ祭り地下特別訓練施設があるという設定が存在するがここにあるトレーニング場には地下は存在しないものとする。
【トレーニング場@きららファンタジア】
エトワリアの里に存在する施設。
トレーニング場という名前だが、見た目はまるで闘技場の様で観客席までも設置されている。実際何度か闘技場としての役割も果たしている。
一応トレーニングに使えるカカシの的がいくつか置いてある。
地下に対ヒナ祭り地下特別訓練施設があるという設定が存在するがここにあるトレーニング場には地下は存在しないものとする。