なんで?どうして?なんで自分が?
現在進行形の理不尽に対して、意味の無い自問自答を繰り返す。
だがそんなことをしていても、ガラガラ、、ガラガラ、、と、
少しずつだが確実に自分に近づく金属を引きずる音と共に背後から来る男からは逃げられない。
現在進行形の理不尽に対して、意味の無い自問自答を繰り返す。
だがそんなことをしていても、ガラガラ、、ガラガラ、、と、
少しずつだが確実に自分に近づく金属を引きずる音と共に背後から来る男からは逃げられない。
「はぁー-、はぁー-、はぁー-、、ッッッ!」
もつれそうになる足をどうにか保たせ、ひたすら走り続ける。
狭い道は駄目だ。
行き止まりとかがあったら追い詰められてしまう。
広い道も駄目だ。
遮蔽物の無い場所ばっかり通っていても撒けはしない。
ただでさえ大の大人、それも男性に対して彼女はただの高校生。
それに体格は周囲に比べて大分劣っている。
混乱した頭でただただ逃げる事ばかりを選んだ結果、ついに疲れ果て座り込んでしまった。
狭い道は駄目だ。
行き止まりとかがあったら追い詰められてしまう。
広い道も駄目だ。
遮蔽物の無い場所ばっかり通っていても撒けはしない。
ただでさえ大の大人、それも男性に対して彼女はただの高校生。
それに体格は周囲に比べて大分劣っている。
混乱した頭でただただ逃げる事ばかりを選んだ結果、ついに疲れ果て座り込んでしまった。
(い、息を!何とかして息を整えてまた走らないと!
じゃないと、、じゃないと!)
じゃないと、、じゃないと!)
「なんだぁ……鬼ごっこは終わりかあ?」
「あ……」
ゴキゴキと音を立てて首を回しながら、追跡者である蛇柄のジャケットの男、
浅倉威が獲物、桐間紗路の顔を覗き込む。
浅倉威が獲物、桐間紗路の顔を覗き込む。
「ひっ!」
驚いて飛びのいた、、つもりだったが、脚がいう事を聞かず、体を逸らす程度にとどまる。
それを見て浅倉は嗜虐心と、狂気がたっぷりの目を血走らせ、
口を三日月型に歪める。
それを見て浅倉は嗜虐心と、狂気がたっぷりの目を血走らせ、
口を三日月型に歪める。
「あ、ああ……」
「じゃあこっちで俺を楽しませろ、、ああっ!」
力任せに紗路の足元に一撃、彼が手にした鉄パイプが振り下ろされる。
そして間を置かず、頭上高くまで振り上げられ、今度は紗路の脳天めがけて
そして間を置かず、頭上高くまで振り上げられ、今度は紗路の脳天めがけて
「はい、バーン!」
「……?」
下ろされない。
代わりにテレビの向こうでしか聞いたことのない銃撃音と、
金属が地面を転がる甲高い音が響いた。
相変わらず恐怖で動かない体だったが、何とか目を開けると、
銃声が聞こえた方に、長い金髪に碧眼の青い学制服(?)を着た自分と同じくらい少女と、
ブーツ以外上下白の衣装に身を纏った、どこか女性的な雰囲気の男性がいた。
代わりにテレビの向こうでしか聞いたことのない銃撃音と、
金属が地面を転がる甲高い音が響いた。
相変わらず恐怖で動かない体だったが、何とか目を開けると、
銃声が聞こえた方に、長い金髪に碧眼の青い学制服(?)を着た自分と同じくらい少女と、
ブーツ以外上下白の衣装に身を纏った、どこか女性的な雰囲気の男性がいた。
「女の子イジメちゃ、、いーけなーいんだー♪」
「なんだあ?お前らが遊んでくれるのか?」
挑発的にチッチ、と指を振る白ずくめに、
浅倉はポケットから紫色のカードケースを取り出して舌なめずりをする。
浅倉はポケットから紫色のカードケースを取り出して舌なめずりをする。
「つかさちゃん、あの子の事よろしく」
「ええ。戦闘は腕に覚えのあるあなたに任せる。
そして諜報員の私は他の参加者からの情報収集に専念する。
なんど確認しても完璧な布陣ね!」
そして諜報員の私は他の参加者からの情報収集に専念する。
なんど確認しても完璧な布陣ね!」
「ええ、だからあの子の事はくれぐれもお願いね」
バチコーン!と、効果音と共に☆が飛んでそうなウインクを決め、
紗路のもとに向かう諜報員、東城つかさには目もくれず、
浅倉はカードケースを構えながら白ずくめの男、KIZZYに向かって駆けだした。
その腰にはいつの間にか銀色のバックルが巻かれている。
紗路のもとに向かう諜報員、東城つかさには目もくれず、
浅倉はカードケースを構えながら白ずくめの男、KIZZYに向かって駆けだした。
その腰にはいつの間にか銀色のバックルが巻かれている。
「変身!」
宣言と共にベルトにカードケースをセット。
無数の灰色の残像が重なり合い、
紫色の毒蛇を思わすアーマーと仮面が浅倉を文字通り”変身”させた。
無数の灰色の残像が重なり合い、
紫色の毒蛇を思わすアーマーと仮面が浅倉を文字通り”変身”させた。
「な!?」
「あら、KIZZYさんだけじゃないのね」
「え?それって……」
つかさの呟きに、紗路がKIZZYをよく見てみると、
浅倉が変身した仮面ライダー王蛇の攻撃を転がって避けたKIZZYの手には、
青い奇妙な装置が握られている。
浅倉が変身した仮面ライダー王蛇の攻撃を転がって避けたKIZZYの手には、
青い奇妙な装置が握られている。
<マッハドライバー!>
腰に当てられた装置から銀色のベルトが伸びてKIZZYの腰に固定される。
王蛇の追撃をスロットを開けながら飛びのいて回避し、
ポケットから取り出した白いバイクを模したアイテム、シグナルバイクマッハ取り出す。
王蛇の追撃をスロットを開けながら飛びのいて回避し、
ポケットから取り出した白いバイクを模したアイテム、シグナルバイクマッハ取り出す。
「なんだ?お前もライダーなのか?」
KIZZYはその質問には答えず、一度シグナルマッハに口づけすると、
ドライバーのスロットにセット。
ドライバーのスロットにセット。
<シグナルバイク!>
待機音が鳴り出すのを待って、ゆっくりと、スロット上部に指をかけ、
「じゃあアンタに倣って、、Let's 変身!」
<ライダー!マッハ!>
スロットを優しく押し込み、変身シークエンスを発動。
白い円柱状のエネルギーの中で、ライダースーツと白いバイクを模した戦闘装甲が装着された。
追跡、撲滅、いずれもマッハ!仮面ライダーマッハの誕生である。
白い円柱状のエネルギーの中で、ライダースーツと白いバイクを模した戦闘装甲が装着された。
追跡、撲滅、いずれもマッハ!仮面ライダーマッハの誕生である。
「さ、可愛がってあげるわ!下品な方のコブラちゃん♪」
「なんでもいい、、俺を楽しませろぉお!」
死をまき散らす紫の毒蛇と、穢れなき白を纏うラスカルが、不浄の島で激突した。
【浅倉威@仮面ライダー龍騎】
[状態]:健康、戦いへの愉悦、仮面ライダー王蛇に変身中
[装備]:王蛇のカードデッキ@仮面ライダー龍騎
[道具]:基本支給品、ランダム支給品0~2
[思考・状況]基本方針:殺し合いを楽しむ。
1:目の前のライダーと戦う。
2:目についた奴と戦い、殺す。
[備考]
※特になし
[状態]:健康、戦いへの愉悦、仮面ライダー王蛇に変身中
[装備]:王蛇のカードデッキ@仮面ライダー龍騎
[道具]:基本支給品、ランダム支給品0~2
[思考・状況]基本方針:殺し合いを楽しむ。
1:目の前のライダーと戦う。
2:目についた奴と戦い、殺す。
[備考]
※特になし
【KIZZY@HIGH&LOW】
[状態]:健康、仮面ライダーマッハに変身中
[装備]:マッハドライバー炎@仮面ライダードライブ
シグナルバイクマッハ@仮面ライダードライブ
[道具]:基本支給品、ランダム支給品0~2
[思考・状況]基本方針:女の子を守り、この殺し合いを終わらす
1:目の前の男(浅倉)と戦う。
2:戦闘は自分が引き受け、つかさちゃんに女の子の保護を任せる
[備考]
※特になし
[状態]:健康、仮面ライダーマッハに変身中
[装備]:マッハドライバー炎@仮面ライダードライブ
シグナルバイクマッハ@仮面ライダードライブ
[道具]:基本支給品、ランダム支給品0~2
[思考・状況]基本方針:女の子を守り、この殺し合いを終わらす
1:目の前の男(浅倉)と戦う。
2:戦闘は自分が引き受け、つかさちゃんに女の子の保護を任せる
[備考]
※特になし
【王蛇のカードデッキ@仮面ライダー龍騎】
浅倉威に支給。彼が元居た世界にて、ミラーワールドと呼ばれる場所で行われていたライダーバトルの参加者たちの為に用意されたカードケースとアドベントカードのセット。
これを使う事で仮面ライダーと呼ばれる超人に『変身』出来る。
また、ミラーワールドに住むモンスターと契約することで、さらなる力を獲得できる。
王蛇の物は紫色をしていて、ベノスネーカーと呼ばれる大蛇型のモンスターと契約している。
浅倉威に支給。彼が元居た世界にて、ミラーワールドと呼ばれる場所で行われていたライダーバトルの参加者たちの為に用意されたカードケースとアドベントカードのセット。
これを使う事で仮面ライダーと呼ばれる超人に『変身』出来る。
また、ミラーワールドに住むモンスターと契約することで、さらなる力を獲得できる。
王蛇の物は紫色をしていて、ベノスネーカーと呼ばれる大蛇型のモンスターと契約している。
【マッハドライバー炎@仮面ライダーマッハ】
KIZZYに支給。ハーレー・ヘンドリクソン博士により開発された『ネクストシステム』と呼ばれるライダーシステム。
これにセットで支給されるシグナルバイクを装填することで、使用者を仮面ライダーと呼ばれるに『変身』させる。
ドライブドライバー以上の拡張性を誇り、シグナルバイク、シフトカー、バイラルコアに対応。
更には、装填されたアイテムのデータと、ドライバーに蓄積された戦闘データをもとに、新たな形態を試作できる機能が搭載されている。
KIZZYに支給。ハーレー・ヘンドリクソン博士により開発された『ネクストシステム』と呼ばれるライダーシステム。
これにセットで支給されるシグナルバイクを装填することで、使用者を仮面ライダーと呼ばれるに『変身』させる。
ドライブドライバー以上の拡張性を誇り、シグナルバイク、シフトカー、バイラルコアに対応。
更には、装填されたアイテムのデータと、ドライバーに蓄積された戦闘データをもとに、新たな形態を試作できる機能が搭載されている。
殴り、殴られるたびにお互いの拳、装甲にオレンジ色の火花が散り、
さっきの鉄パイプとは比較にならない派手な音が響き渡る。
戦闘の素人である紗路から見ても、明らかに次元のおかしな戦いである。
さっきの鉄パイプとは比較にならない派手な音が響き渡る。
戦闘の素人である紗路から見ても、明らかに次元のおかしな戦いである。
「さて、それじゃあ私達は行きましょうか。あ、立てる?」
そんな戦いを前にして、冷静に動くつかさは、紗路の目には若干奇異にすら映った。
「な、なんとか……って!いんですか?
あのキジ―って人一人にして、、」
あのキジ―って人一人にして、、」
「うーん。確かに良くはないのだけれど、あんまり派手な音の近くに居ると、、」
「いると?」
「ああやってキャンサーとはまた違う怪物が集まって来るのよね」
そう言ってつかさが指をさす方を見ると、
ヤゴをマッシブな人型にしたようなモンスター、シアゴーストが無数現れ、
ゆっくりと、だが確実に二人を包囲するように集まってきていた。
ヤゴをマッシブな人型にしたようなモンスター、シアゴーストが無数現れ、
ゆっくりと、だが確実に二人を包囲するように集まってきていた。
「あー、なるほどってちょっと待ってください!
な、なんですかアレ!?着ぐるみかなにか、、ですよね?」
な、なんですかアレ!?着ぐるみかなにか、、ですよね?」
「残念ながら違うわね。
同じのとさっきKIZZYさんが戦った時、血を流してたもの」
同じのとさっきKIZZYさんが戦った時、血を流してたもの」
「嘘、、じゃ、じゃあこんな数どうすれば……」
さっき浅倉から逃げていた時から輪をかけて青くなる紗路。
だがつかさは余裕の笑みを浮かべると、紗路の肩を叩き、
だがつかさは余裕の笑みを浮かべると、紗路の肩を叩き、
「心配無用よ。この私に抜かりはないわ!」
そう言ってさっき浅倉の鉄パイプを撃ち落とした銃、ゼンリョクゼンカイキャノンを構える。
上部のギアを、左側目のディスプレイが光るまで回す。
上部のギアを、左側目のディスプレイが光るまで回す。
<お覚悟 チャンバラパワー!>
<GOGO!BANBAN!>
「はい、バーン!」
<ダイゼンカイ!バキューン!>
銃口から発射された三色の光が、
地球の平和と、人々の笑顔を守り続けて来た戦士の姿を借りて実体となった!
地球の平和と、人々の笑顔を守り続けて来た戦士の姿を借りて実体となった!
<ドカーン!>
赤き外道を討つ姫君、侍戦隊シンケンジャーのシンケンレッド!
青き二刀流の剣士、光戦隊マスクマンのブルーマスク!
人の身で秘剣を習得した烈車戦隊トッキュウジャーのトッキュウ5号!
青き二刀流の剣士、光戦隊マスクマンのブルーマスク!
人の身で秘剣を習得した烈車戦隊トッキュウジャーのトッキュウ5号!
「え、ええ!?中から人が出て来た!?」
「あら、なんか和泉さんだけ仲間外れで可哀そう」
「お知り合いなんですか!?」
「いいえ全く。完全に初対面だわ」
「???」
もしつかさの言う和泉さん…和泉ユキが居ようものなら
『いやチャンバラパワーなんだか出てくるわけねえだろ。
てかそもそも全員31Aと戦闘スタイル以外関係ないし、色さえタマしか合ってないわ』
てかそもそも全員31Aと戦闘スタイル以外関係ないし、色さえタマしか合ってないわ』
と、華麗に突っ込んでくれそうなものである。
「さ、とにかくこの場は彼らに任せて先を急ぎましょう!」
「え?あ、はい!」
三人の戦士たちが開けてくれた道を走る二人。
紗路はもう体力も殆どつきかけだったが、
今度は戦闘音が完全に聞こえなくなるまで止まることは無かった。
紗路はもう体力も殆どつきかけだったが、
今度は戦闘音が完全に聞こえなくなるまで止まることは無かった。
【東城つかさ@ヘブンバーンズレッド】
[状態]:健康、体力消費(中)
[装備]:ゼンリョクゼンカイキャノン@機界戦隊ゼンカイジャー
[道具]:基本支給品、ランダム支給品0~2
[思考・状況]基本方針:なんかこう、アイドル的にワルモノにお仕置き、みたいな?
1:この子(紗路)と一緒に
2:戦闘はKIZZYさんに任せ、私は情報収集に専念する
[備考]
※ゼンリョクゼンカイキャノンの召喚機能は、
つかさのセンタイ知識がほぼ絶無なので、かなり種類分けが緩くなってしまうようです。
[状態]:健康、体力消費(中)
[装備]:ゼンリョクゼンカイキャノン@機界戦隊ゼンカイジャー
[道具]:基本支給品、ランダム支給品0~2
[思考・状況]基本方針:なんかこう、アイドル的にワルモノにお仕置き、みたいな?
1:この子(紗路)と一緒に
2:戦闘はKIZZYさんに任せ、私は情報収集に専念する
[備考]
※ゼンリョクゼンカイキャノンの召喚機能は、
つかさのセンタイ知識がほぼ絶無なので、かなり種類分けが緩くなってしまうようです。
【桐間紗路@ご注文はうさぎですか?】
[状態]:健康、体力消費(大)、困惑(大)
[装備]:なし
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1~3
[思考・状況]基本方針:未定
1:もうなにがなんだか……
2:今はとにかくこの場から逃げる。
[備考]
※特になし。
[状態]:健康、体力消費(大)、困惑(大)
[装備]:なし
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1~3
[思考・状況]基本方針:未定
1:もうなにがなんだか……
2:今はとにかくこの場から逃げる。
[備考]
※特になし。
『NPC紹介』
【シアゴースト@仮面ライダー龍騎】
身長、225.0cm。体重、145.0kg。
ヤゴ型の白いミラーモンスター。
動きは緩慢だが、吐き出した種子を人間に寄生させる、口から粘着質の糸を放つなど、多彩な能力を持つ。
そして高い適応性と、何より羚羊型と同様に同じタイプのモンスターが無数に存在し、トンボ型のレイドラグーンに進化する事もある非常に厄介なモンスター。
【シアゴースト@仮面ライダー龍騎】
身長、225.0cm。体重、145.0kg。
ヤゴ型の白いミラーモンスター。
動きは緩慢だが、吐き出した種子を人間に寄生させる、口から粘着質の糸を放つなど、多彩な能力を持つ。
そして高い適応性と、何より羚羊型と同様に同じタイプのモンスターが無数に存在し、トンボ型のレイドラグーンに進化する事もある非常に厄介なモンスター。
『支給品紹介』
【ゼンリョクゼンカイキャノン@機界戦隊ゼンカイジャー】
ゼンカイザーの為に設計された大型銃の武器。
最大4体の歴代レンジャーの再現体や、必殺ビーム、ゼンリョクゼンカイフィナーレバスターを発動できる。
ゼンリョクイーグルへの変形や、巨大化後に発動していた歴代メガゾードの召喚が出来るかは不明。
【ゼンリョクゼンカイキャノン@機界戦隊ゼンカイジャー】
ゼンカイザーの為に設計された大型銃の武器。
最大4体の歴代レンジャーの再現体や、必殺ビーム、ゼンリョクゼンカイフィナーレバスターを発動できる。
ゼンリョクイーグルへの変形や、巨大化後に発動していた歴代メガゾードの召喚が出来るかは不明。