「ふむ……流石の百由様でもこんなことはせんぞ……」
薄紫色のバカ長いツインテールの少女が椅子の上で胡坐をかく。
非常に不機嫌な表情を浮かべながらも今のこんな状況を確認する。
自身のシュッツエンゲルで真島百由でもこんな悪趣味な真似はしない。
薬で眠らせて、メカヒュージだらけの無人島に放置されたことはあるが、こんなことはしない。
非常に不機嫌な表情を浮かべながらも今のこんな状況を確認する。
自身のシュッツエンゲルで真島百由でもこんな悪趣味な真似はしない。
薬で眠らせて、メカヒュージだらけの無人島に放置されたことはあるが、こんなことはしない。
「この首輪に使われている技術は明らかなオーバーテクノロジー……。
あの冥王ハ・デスとやらが言っていたこと――『無数の世界』、所謂『並行世界』という奴じゃな。
まったく、そんなのはアニメとか漫画とかだけの話かと思ったが実際にあるんじゃな」
あの冥王ハ・デスとやらが言っていたこと――『無数の世界』、所謂『並行世界』という奴じゃな。
まったく、そんなのはアニメとか漫画とかだけの話かと思ったが実際にあるんじゃな」
少々古風な喋り方をする少女。
自身の首周りを触りながらも首輪について考える。
自身の首周りを触りながらも首輪について考える。
「サンプルの一つでもあればのう……と、それはそれでまずいがのう」
後頭部を掻き、反省する。
首輪解除する上で首輪のサンプルは必要なものではある。
だが、それは誰かの死を意味する。
首輪解除する上で首輪のサンプルは必要なものではある。
だが、それは誰かの死を意味する。
(この首輪、全くの他人同士を殺し合わせるという点では非常に理に適っとるのう……)
一技術者としては感心できる。
だが、人としては大きく間違ってる。
だが、人としては大きく間違ってる。
(冥王というのはあながち間違っていないのかもしれんのう。
……人間は感情の生き物じゃからのう、あの冥王ハ・デスとやら人間をようわかっとる。
実のところ、ハ・デスとやら人間が好きなんじゃないか……わからんけども)
……人間は感情の生き物じゃからのう、あの冥王ハ・デスとやら人間をようわかっとる。
実のところ、ハ・デスとやら人間が好きなんじゃないか……わからんけども)
ミリアム・ヒルデガルド・v・グロピウスは『戦うアーセナル』である。
アーセナルとは主にCHARMと呼ばれる決戦兵器の整備・修理を担う者のことである。
元々機械いじりが趣味の彼女であったので、当初はアーセナルとして道を志していた。
しかし、中等部時代にレアスキル『フェイズトランセンデンス』に覚醒した。
ので、彼女は戦場に立つことを決意した。
アーセナルとは主にCHARMと呼ばれる決戦兵器の整備・修理を担う者のことである。
元々機械いじりが趣味の彼女であったので、当初はアーセナルとして道を志していた。
しかし、中等部時代にレアスキル『フェイズトランセンデンス』に覚醒した。
ので、彼女は戦場に立つことを決意した。
だが、ここは本来彼女が立つべき戦場ではない。
ヒュージと呼ばれる人類の敵が相手。
人間相手なぞ毛頭する気はなかった。
ヒュージと呼ばれる人類の敵が相手。
人間相手なぞ毛頭する気はなかった。
そもそも、技術者としては珍しくミリアムは人間が好きである。
「ともかく、こんなところで留まっていても仕方ないのう」
一先ずは近くに誰かいないか索敵する。
こんなときに二水がいれば鷹の目を使って一瞬で周囲の索敵は完了できる。
が、いないので自らの足で稼ぐしかない。
こんなときに二水がいれば鷹の目を使って一瞬で周囲の索敵は完了できる。
が、いないので自らの足で稼ぐしかない。
「ま、地道にコツコツ情報集めるしかないかのう」
情報収集は大事である。
出来ればあのハ・デスの情報を持っていればいい。
出来ればあのハ・デスの情報を持っていればいい。
まあ、人間同士ならコミュニケーションを取るくらいは出来るであろう。
◆ ◆ ◆
「のう、ハ・デスよ……これは人間同士の決闘(デュエル)ではなかったのか?」
ミリアムは『ソレ』を見上げる。
横にあるビルと比べてもそう大差ない巨体。
首輪をしているからきっと参加者のはず。
そう、思うしかなかったミリアム。
横にあるビルと比べてもそう大差ない巨体。
首輪をしているからきっと参加者のはず。
そう、思うしかなかったミリアム。
「いや…………」
ミリアムの身長は153㎝と同年代女子に比べても小柄である。
だが、ミリアムが対峙した『ソレ』の推定身長は20m以上!!!
下手すればラージ級のヒュージよりも大きい。
だが、ミリアムが対峙した『ソレ』の推定身長は20m以上!!!
下手すればラージ級のヒュージよりも大きい。
その男、過去700人もの人間を殺し、死刑宣告されること13回!!
だが、そのことごとくを生き延びた!!!
最終判決懲役200年!!!
だが、そのことごとくを生き延びた!!!
最終判決懲役200年!!!
その巨体の持ち主の名は『悪魔の化身(デビルリバース)』!!!!
「オオオオオオオオオオオオオオオオオオォォォォォォ!!!!!!!!
俺と、デュエルしろオオオオオオオオオオオオオオオオオオォォォォォォ!!!!!!!」
俺と、デュエルしろオオオオオオオオオオオオオオオオオオォォォォォォ!!!!!!!」
とにかくデカい!!
バカみたいにでかい!
デカァァァァい(小並感)。
バカみたいにでかい!
デカァァァァい(小並感)。
「いや、デカ過ぎるじゃろ……」
流石に逃げることをミリアムは選ぶ。だってデカいもん。
デビルリバースの左腕に付けられたデュエルディスクがやけに小さく見える。
デビルリバースの左腕に付けられたデュエルディスクがやけに小さく見える。
ミリアムは頑張って走ってみる。
幸いデビルリバースはミリアムには気付いていないようなので逃げるには問題ない。
そして、ズシンと重量感を立て、ビルをなぎ倒しながら進むデビルリバース。
デカさは力であることは大抵の世界で常識である。
幸いデビルリバースはミリアムには気付いていないようなので逃げるには問題ない。
そして、ズシンと重量感を立て、ビルをなぎ倒しながら進むデビルリバース。
デカさは力であることは大抵の世界で常識である。
「あんなのわしらが勝てるわけないじゃろ!!!
アホか!!! ハ・デスはアホか!!!!!!」
アホか!!! ハ・デスはアホか!!!!!!」
今のミリアムにはCHARMを持っていない。
ので、満足には戦えないであろう。
そして、この決闘(デュエル)という名の殺し合いを開いたハ・デスに怒りを燃やすのであった。
ので、満足には戦えないであろう。
そして、この決闘(デュエル)という名の殺し合いを開いたハ・デスに怒りを燃やすのであった。
【ミリアム・ヒルデガルド・v・グロピウス@アサルトリリィ】
[状態]:精神的疲労(小)
[装備]:なし
[道具]:基本支給品一式、ランダム支給品1~3(確認済み)
[思考]
基本方針:殺し合いから脱出。
1:あのデカい奴から逃げる。
2:首輪の解除法を探す。
[備考]
※参戦時期はアニメ最終回以降
[状態]:精神的疲労(小)
[装備]:なし
[道具]:基本支給品一式、ランダム支給品1~3(確認済み)
[思考]
基本方針:殺し合いから脱出。
1:あのデカい奴から逃げる。
2:首輪の解除法を探す。
[備考]
※参戦時期はアニメ最終回以降
【デビルリバース@北斗の拳】
[状態]:健康
[装備]:本田ヒロトが使用していたデュエルディスク&カードデッキ@遊☆戯☆王
[道具]:基本支給品一式
[思考]
基本方針:優勝を狙う。
1:参加者に決闘(デュエル)を挑む。
[備考]
※死亡後からの参戦。
※身体の大きさに制限はかかっていません。
[状態]:健康
[装備]:本田ヒロトが使用していたデュエルディスク&カードデッキ@遊☆戯☆王
[道具]:基本支給品一式
[思考]
基本方針:優勝を狙う。
1:参加者に決闘(デュエル)を挑む。
[備考]
※死亡後からの参戦。
※身体の大きさに制限はかかっていません。
『支給品紹介』
本田ヒロトが使用していたデュエルディスク&カードデッキ@遊☆戯☆王
本田ヒロトが使用していたデュエルディスク&カードデッキである
本田ヒロトが使用していたデュエルディスク&カードデッキ@遊☆戯☆王
本田ヒロトが使用していたデュエルディスク&カードデッキである