「……決闘とは銘打っているが、これではただの殺し合いだな」
司波達也はルールブックに一通り目を通すと、この決闘について粗方把握してそう呟いた。
決闘と言えば聞こえは良いが、その実態は殺し合いと何ら変わりない。それにルールなんて、あってないようなものだ。
決闘と言えば聞こえは良いが、その実態は殺し合いと何ら変わりない。それにルールなんて、あってないようなものだ。
それらに加えて一枚のカードから生まれたと自称する魔王や彼が話していた無数の世界。更には決闘者という単語。
色々と気になる点はあるが――。
色々と気になる点はあるが――。
「最優先事項は首輪の解除だな」
自分の首に嵌められた金属をコツコツと小突く。
この程度の衝撃で誤作動を起こさないことは予測済みだ。そうじゃなければ決闘の最中に爆発してしまう。
材質はおそらく金属――だが断定するにはまだ早い。金属に見せ掛けた他の何かかもしれない。
とりあえずこの首輪をなんとかしなければハ・デスに命を握られているも同然だ。
被害者を極力出さずにここから脱出するにはハ・デスの打倒が前提条件となるだろうが、彼に挑むにはまずこの首輪をなんとかする必要がある。
黒幕に挑みに行ったけど全員首輪爆破で死にました――では笑い話にもならない。
この程度の衝撃で誤作動を起こさないことは予測済みだ。そうじゃなければ決闘の最中に爆発してしまう。
材質はおそらく金属――だが断定するにはまだ早い。金属に見せ掛けた他の何かかもしれない。
とりあえずこの首輪をなんとかしなければハ・デスに命を握られているも同然だ。
被害者を極力出さずにここから脱出するにはハ・デスの打倒が前提条件となるだろうが、彼に挑むにはまずこの首輪をなんとかする必要がある。
黒幕に挑みに行ったけど全員首輪爆破で死にました――では笑い話にもならない。
「そして俺に課せられたのは魔法の制限、か……。殺し合いを円滑に進めるためのバランス調整までするとは、悪趣味な割に凝ってるな」
司波達也はバランスブレイカーにならないように彼本来の魔法が何も発動出来ない。
CADのシルバー・ホーンも没収されており、必然的に肉弾戦が強いられるだろう。
だがそんな彼には魔法使いに相応しいウィザードライバーという変身ベルトが支給されていた。
CADのシルバー・ホーンも没収されており、必然的に肉弾戦が強いられるだろう。
だがそんな彼には魔法使いに相応しいウィザードライバーという変身ベルトが支給されていた。
つまり司波達也本来の魔法が封じられた代わりに、仮面ライダーウィザードとして戦うことが可能になったのだ。
達也は肉弾戦にも優れており、仮面ライダーとしての素質は元から高い。更に魔法まで扱えるウィザードとは相性が抜群だ。
達也は肉弾戦にも優れており、仮面ライダーとしての素質は元から高い。更に魔法まで扱えるウィザードとは相性が抜群だ。
しかし再成魔法まで失っているので、肉体の損傷には気を付ける必要がある。封じられてる以上、自己修復術式を前提とした動きはまず無理だろう。
そしてなによりこの場で自分が真っ先に行うことは首輪の解除だと達也は考えている。
もちろん殺人を率先して行う者を見逃す気はないが、無事に脱出するためには首輪の解除が必要。だがそんなことを成し遂げられる技術を有する者は僅かだろう。達也はその僅かのうちの一人であり、必然的に首輪の解析及び解除が最優先となる。
そしてなによりこの場で自分が真っ先に行うことは首輪の解除だと達也は考えている。
もちろん殺人を率先して行う者を見逃す気はないが、無事に脱出するためには首輪の解除が必要。だがそんなことを成し遂げられる技術を有する者は僅かだろう。達也はその僅かのうちの一人であり、必然的に首輪の解析及び解除が最優先となる。
(問題はどうやってサンプル用の首輪を手に入れるかだが――それは後々、考えよう)
首輪を解析したり安全に解除するには当然、サンプル用の首輪が必要となる。
しかし首輪は参加者の首に嵌められたものだ。入手手段は限られている。
サンプル入手のために誰かを犠牲にする気はないし、死体や殺人を行っている者を倒した際に回収することになるだろう。
しかし首輪は参加者の首に嵌められたものだ。入手手段は限られている。
サンプル入手のために誰かを犠牲にする気はないし、死体や殺人を行っている者を倒した際に回収することになるだろう。
とりあえず今の達也に最も必要なものは情報だ。
首輪を解除するためにも、ハ・デスやこの決闘の謎を探るためにも情報を集めておきたい。
無数の世界――つまり並行世界が本当に存在するのなら、この決闘場には様々な能力や技術を持つ者がいるだろう。そういう情報もなるべく集めるべきだ。もしかしたら首輪解除に役立つ参加者がいるかもしれない。
そして武藤遊戯という特徴的な髪型の少年――彼は間違いなくこの殺し合いの鍵を握っていると達也は確信している
首輪を解除するためにも、ハ・デスやこの決闘の謎を探るためにも情報を集めておきたい。
無数の世界――つまり並行世界が本当に存在するのなら、この決闘場には様々な能力や技術を持つ者がいるだろう。そういう情報もなるべく集めるべきだ。もしかしたら首輪解除に役立つ参加者がいるかもしれない。
そして武藤遊戯という特徴的な髪型の少年――彼は間違いなくこの殺し合いの鍵を握っていると達也は確信している
【司波達也@魔法科高校の劣等生(アニメ版)】
[状態]:健康
[装備]:ウィザードライバー&ドライバーオンウィザードリング&ウォーターウィザードリング&キックストライクウィザードリング@仮面ライダーウィザード、ディフェンドウィザードリング@仮面ライダーウィザード
[道具]:基本支給品、ランダム支給品0~1
[思考・状況]基本方針:まずは首輪を解除して、その後ハ・デスに挑む
1:今は出来る限り情報を集めたいな
2:武藤遊戯や様々な世界の参加者と接触するべきか……?
3:何らかの手段でサンプルの首輪を手に入れたい
[備考]
※ 元々使えた全ての魔法や技術が制限で封じられています。ただし仮面ライダーウィザードなどこの決闘で得た魔法や技術は使用可能です。体術は一切衰えていません
[状態]:健康
[装備]:ウィザードライバー&ドライバーオンウィザードリング&ウォーターウィザードリング&キックストライクウィザードリング@仮面ライダーウィザード、ディフェンドウィザードリング@仮面ライダーウィザード
[道具]:基本支給品、ランダム支給品0~1
[思考・状況]基本方針:まずは首輪を解除して、その後ハ・デスに挑む
1:今は出来る限り情報を集めたいな
2:武藤遊戯や様々な世界の参加者と接触するべきか……?
3:何らかの手段でサンプルの首輪を手に入れたい
[備考]
※ 元々使えた全ての魔法や技術が制限で封じられています。ただし仮面ライダーウィザードなどこの決闘で得た魔法や技術は使用可能です。体術は一切衰えていません