「……ふざけやがって…!何が決闘だ!回りくどく言っても結構殺し合いしろって言ってるのと同じじゃねえか!」
会場のどこかにて、青いバンダナを頭に巻いた男は主催への怒りを露わにする。彼の肩書きはビサイド・オーラカの元キャプテン兼コーチ。そして召喚士ユウナのガード。そんな男の名前はワッカというのであった。
「最悪だぜ……勝手に殺し合いなんてもんに巻き込まれるなんてよ…」
(昔のオレならまあ、この機械で出来てそうな冷てえ首輪を勝手に着けられてる…って時点でめちゃくちゃに怒ってただろうな…。)
(昔のオレならまあ、この機械で出来てそうな冷てえ首輪を勝手に着けられてる…って時点でめちゃくちゃに怒ってただろうな…。)
などとふと考えたワッカ…だが、それはそれとして彼は怒っていた。勝手に呼ばれて殺し合いを強制されているから…だけではない。
先程の遊戯と呼ばれていた男の、友を目の前で奪われた慟哭の叫び…『シン』により両親を、そして弟をも殺された過去があるワッカからすれば…失った者が弟か友かの違いこそあれど、遊戯が抱いているであろう悲しみはある程度察しがついたのである。
先程の遊戯と呼ばれていた男の、友を目の前で奪われた慟哭の叫び…『シン』により両親を、そして弟をも殺された過去があるワッカからすれば…失った者が弟か友かの違いこそあれど、遊戯が抱いているであろう悲しみはある程度察しがついたのである。
「遊戯つったな…絶対落ち込んでるだろうな…探してやらねえと」
そう言いながら、無意識の内に自分が決闘に呼ばれる直前の出来事から目を逸らそうとしていたワッカであった…が、とりあえずバッグの中身を見ようとした事によって、それと向き合わされる事になる。
「……どういう事だよ……これって…まさかあいつの……」
バッグの中から最初に見つけた物はブリッツボール…それも、この決闘に呼ばれる前に夢として消えて行った、ワッカからすると弟分的存在である青年ティーダが持っていたそれと同じ物であった。
「……クソッタレ!オレにあいつのブリッツボールで参加者を殺させたいのかよ…人をコケにしやがって…!!」
そう怒りながらも、同時にワッカの心中には悲しみと後悔の感情が湧き出す。
(……あいつ、知ってたはずだ…エボン=ジュを倒したら、祈り子は夢を見るのをやめて…夢のザナルカンドの住人だった自分も消えちまうんだって…。
…だってのにオレは…言っちまったぞ!?
「全部終わったらよ、お前のザナルカンド探しだな」……って!!
あいつの気持ちも知らないでさあオレは……なのに……なのにあいつは……クソっ!!)
…だってのにオレは…言っちまったぞ!?
「全部終わったらよ、お前のザナルカンド探しだな」……って!!
あいつの気持ちも知らないでさあオレは……なのに……なのにあいつは……クソっ!!)
ブリッツボールを片手にしたまま立ち尽くし、感情がない混ぜになったワッカはついもう片方の手で壁を殴る。
その後であった。
その後であった。
「……え、えっと…どしたの…?大丈夫…?
…あっ!アタシは決闘に乗ってないから安心して!」
…あっ!アタシは決闘に乗ってないから安心して!」
褐色肌でツインテールの髪型をしていて、下が下着のような物だけな少女が心配そうに彼に声をかけて来たのは。
ーーーー
あの磯野って人と、ハ・デスって人がなに言ってるかは…あんまりわかんなかった。でも……本田って人をあんな……あんなひどい殺し方したってだけで、アタシはあの人たちをウィッチとして止めなきゃ…って思って…だから最初アタシは「武藤遊戯」って人を探してうろうろしてた。…あの人にとって本田って人は、友だちだっただろうから…芳佳が来る前のバルクホルン大尉やペリーヌみたいに、背負い込んでないかと……シャーリーに出会う前のアタシみたいに、悲しさや寂しさを感じててもおかしくないって…心配になったんだ。
そしたら…凄い悲しそうな顔してた男の人が、壁殴ってて……遊戯って人は探したいけどっ、でもこの人をほっとけないって…だから話してみたの。
……乗ってないってアタシは信じる。きっと…こういう時芳佳ならそうするから。シャーリーだってきっと…どうするか考えそうだけど…最後にはほっとけないってなると思う。
こゆときシャーリーなら、気が効く言葉言えたりするのかなあ…。
ーーーー
こうして男と少女は出逢った。この殺し合いの場の中で…どのように進んでいくは、未だ誰も知らない。
【ワッカ@FINAL FANTASY Ⅹ】
[状態]:健康、主催への怒り、悲しみと後悔(大)、武藤遊戯への心配
[装備]:ティーダのブリッツボール@FINAL FANTASY Ⅹ
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1~2
[思考・状況]
基本方針:殺し合いに乗る気は無い
0:最悪だぜ…
1:…カッコ悪いところ、見られちまったみてえだ。
2:あいつ(ティーダ)の気持ちも何も知らねえでオレは…!!
3:…こいつ(ルッキーニ)、リュックよりもっと年下、って感じか…?
4:あの遊戯って奴が心配だな…。
5:ユウナ達まで巻き込まれてなきゃいいけどよ…。
[備考]
※参戦時期はエボン=ジュを撃破しティーダが消滅してからです。
※技やオーバードライブ技の獲得状況、及びオーバードライブ技を使用可能な場合の発動条件については、後続にお任せします。
[状態]:健康、主催への怒り、悲しみと後悔(大)、武藤遊戯への心配
[装備]:ティーダのブリッツボール@FINAL FANTASY Ⅹ
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1~2
[思考・状況]
基本方針:殺し合いに乗る気は無い
0:最悪だぜ…
1:…カッコ悪いところ、見られちまったみてえだ。
2:あいつ(ティーダ)の気持ちも何も知らねえでオレは…!!
3:…こいつ(ルッキーニ)、リュックよりもっと年下、って感じか…?
4:あの遊戯って奴が心配だな…。
5:ユウナ達まで巻き込まれてなきゃいいけどよ…。
[備考]
※参戦時期はエボン=ジュを撃破しティーダが消滅してからです。
※技やオーバードライブ技の獲得状況、及びオーバードライブ技を使用可能な場合の発動条件については、後続にお任せします。
【ティーダのブリッツボール@FINAL FANTASY Ⅹ】
ティーダがオーバードライブ技である「エース・オブ・ブリッツ」にてオーバーヘッドシュートする際に使うブリッツボール。原作ではティーダに対する好感度が1番高い女性陣がこのボールのトスを行う。
ティーダがオーバードライブ技である「エース・オブ・ブリッツ」にてオーバーヘッドシュートする際に使うブリッツボール。原作ではティーダに対する好感度が1番高い女性陣がこのボールのトスを行う。
【フランチェスカ・ルッキーニ@ストライクウィッチーズシリーズ】
[状態]:健康、主催者を止めるという決意、武藤遊戯やワッカへの心配
[装備]:なし
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1~3
[思考・状況]
基本方針:ウィッチとして殺し合いを止める
0:こゆときシャーリーならなあ…
1:とりあえずこの人(ワッカ)と話してみる。
2:芳佳やシャーリーなら…信じるよねきっと。だからアタシも信じる!
3:…遊戯って人、大丈夫かな…。
4:あんな悲しそうな顔してる人、ほっとけないよ…ウィッチだもん、アタシは!
5:芳佳やシャーリーたちまで呼ばれてたら…それはヤダけど、もしそうなら…一緒に殺し合いを止めたい!
[備考]
※参戦時期は「ストライクウィッチーズ ROAD to BERLIN」終了後からです。
※作中にて舞台になっている年代が1946年な為、それ以降に出来た物についての知識は原則ありません。
[状態]:健康、主催者を止めるという決意、武藤遊戯やワッカへの心配
[装備]:なし
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1~3
[思考・状況]
基本方針:ウィッチとして殺し合いを止める
0:こゆときシャーリーならなあ…
1:とりあえずこの人(ワッカ)と話してみる。
2:芳佳やシャーリーなら…信じるよねきっと。だからアタシも信じる!
3:…遊戯って人、大丈夫かな…。
4:あんな悲しそうな顔してる人、ほっとけないよ…ウィッチだもん、アタシは!
5:芳佳やシャーリーたちまで呼ばれてたら…それはヤダけど、もしそうなら…一緒に殺し合いを止めたい!
[備考]
※参戦時期は「ストライクウィッチーズ ROAD to BERLIN」終了後からです。
※作中にて舞台になっている年代が1946年な為、それ以降に出来た物についての知識は原則ありません。