注意
このSSには極度の残虐・性的描写が含まれています。
それらの表現が苦手な方、当該予約キャラ・原作に思い入れのある方などは読む事を控えていただくとともにご承知おきください。
このSSには極度の残虐・性的描写が含まれています。
それらの表現が苦手な方、当該予約キャラ・原作に思い入れのある方などは読む事を控えていただくとともにご承知おきください。
たまたまちゃん――本田珠輝さんへ。
ここに連れてこられたことを、私は後悔していないの。
私は、元々生きてたくなんか、なかったんだから。
別に殺し合いに巻き込まれても、同じことだと思った。
別に殺し合いに巻き込まれても、同じことだと思った。
前にあなたは私に手を差し伸べてくれて、一緒に過ごそうとしてくれた。
そのことがすごく、嬉しかった。嬉しかったと同時に――あなたを巻き込んだことが辛かった。
そのことがすごく、嬉しかった。嬉しかったと同時に――あなたを巻き込んだことが辛かった。
そんな日々の中でふと思ったんだ、わたしは、もう後戻りできない所まで進んじゃえばいいんじゃないかって。
だから、わたしが人を殺しても――どんな目に遭っても、それはわたしの自業自得だから。
だから、わたしが人を殺しても――どんな目に遭っても、それはわたしの自業自得だから。
◇
C-5。街へと続く道を、融合体が進んでいた。
『照。さっき書いていた手紙は、どうするつもりだ?』
「……」
照に融合したエトワリアの魔王が囁く。
その声を、照は黙って聞いていた。
『お前が優勝すれば、全員お前のことを忘れていくというのに。――脱落した場合の遺言のつもりか?』
「……放っといてよ」
照は、そんな魔王の声を一蹴しようとし……
C-5。街へと続く道を、融合体が進んでいた。
『照。さっき書いていた手紙は、どうするつもりだ?』
「……」
照に融合したエトワリアの魔王が囁く。
その声を、照は黙って聞いていた。
『お前が優勝すれば、全員お前のことを忘れていくというのに。――脱落した場合の遺言のつもりか?』
「……放っといてよ」
照は、そんな魔王の声を一蹴しようとし……
「お姉さん、何ぶつぶつ言ってんの?」
全身白づくめの服装をした少年が近づいてきた。
その様子を、照は冷ややかに見つめていた。
全身白づくめの服装をした少年が近づいてきた。
その様子を、照は冷ややかに見つめていた。
「……あなたには関係ないよ。だって、これから死んじゃうんだから」
照は魔法の光弾を発動させようと、白づくめの少年――MNRに向けて腕を伸ばす。
照は魔法の光弾を発動させようと、白づくめの少年――MNRに向けて腕を伸ばす。
「ふーん、そっか。じゃ、死んでよ」
だが、光弾を発射する前にMNRの手元が光り―――照の居た場所が、爆発した。
だが、光弾を発射する前にMNRの手元が光り―――照の居た場所が、爆発した。
「!?が、っ、熱いっ……!」
焼かれながら、照は驚く。MNRが自身に対して攻撃の方法を持たないと思っていたからだ。
「つまんないんだよね。女は、たぶんすぐ壊れちゃうだろうし」
焼かれながら、照は驚く。MNRが自身に対して攻撃の方法を持たないと思っていたからだ。
「つまんないんだよね。女は、たぶんすぐ壊れちゃうだろうし」
そして、爆炎が消え失せ……黒い照の衣装が、露になった。
「大丈夫か、照?」
「けほっ、少し焦げちゃったけど……大丈夫!」
炎から守るように、百武照のコートに伸びている猫の腕が球体上にガードしていた。
「大丈夫か、照?」
「けほっ、少し焦げちゃったけど……大丈夫!」
炎から守るように、百武照のコートに伸びている猫の腕が球体上にガードしていた。
「……へえ、頑丈だね」
MNRは少し、めんどくさそうな顔を浮かべた。
「あなたこそ、いきなり攻撃してくる、ってことは――殺してもいい人なんだね」
照はにっこりと笑い、腕をかざした。
MNRは少し、めんどくさそうな顔を浮かべた。
「あなたこそ、いきなり攻撃してくる、ってことは――殺してもいい人なんだね」
照はにっこりと笑い、腕をかざした。
「お願いだから――死んでっ!」
細い掌から、今度は自分の番だと言わんばかりに魔法によるビームを撃つ。
細い掌から、今度は自分の番だと言わんばかりに魔法によるビームを撃つ。
「わっ」
MNRはそれを棒立ちのまま受け止め、ビームはMNRの胴を貫いたかのように見えた。
続いて、衝撃による爆発。粉塵が辺りに広がる。
MNRはそれを棒立ちのまま受け止め、ビームはMNRの胴を貫いたかのように見えた。
続いて、衝撃による爆発。粉塵が辺りに広がる。
「……呆気なかったね、案外――」
だが、MNRの居た場所から、妙な音が聞こえ始めた。
それは、何かの歌のようだった。
「……?」
だが、MNRの居た場所から、妙な音が聞こえ始めた。
それは、何かの歌のようだった。
「……?」
煙が晴れ、傷一つないMNRの姿が明らかになる。
MNRの周りには、先程の光線を防御したらしき紋様を描いた魔法陣があった。
「変身。」
「チェンジ、ナウ」
MNRの周りには、先程の光線を防御したらしき紋様を描いた魔法陣があった。
「変身。」
「チェンジ、ナウ」
先程のMNRが起こした爆発は何なんだよ(困惑)と考える読者もいただろう。
答えは、彼が起こした爆発は――照と同じく、「魔法」によるものだった。
MNRは、支給されたベルトから白い魔法使い――仮面ライダーワイズマンへと変貌した。
答えは、彼が起こした爆発は――照と同じく、「魔法」によるものだった。
MNRは、支給されたベルトから白い魔法使い――仮面ライダーワイズマンへと変貌した。
「魔法陣……魔法使いか。我々の世界とは別の」
照の中の魔王が喋る。
「……鬱陶しいなぁっ!」
一筋縄ではいかない。照はそう察し、飛行能力でMNRとの間合いを詰める。
だが、振りかざした蹠球はMNRの手にあった笛、ハーメルケインで受け止められる。
照の中の魔王が喋る。
「……鬱陶しいなぁっ!」
一筋縄ではいかない。照はそう察し、飛行能力でMNRとの間合いを詰める。
だが、振りかざした蹠球はMNRの手にあった笛、ハーメルケインで受け止められる。
「甘いよ」
そう言って、魔法使い同士の鍔迫り合いは白い魔法使いの回し蹴りによって制された。
「がっ……っ」
胴部分にキックが当たり、照は蹴りの重みで後ろに吹き飛ばされた。
そう言って、魔法使い同士の鍔迫り合いは白い魔法使いの回し蹴りによって制された。
「がっ……っ」
胴部分にキックが当たり、照は蹴りの重みで後ろに吹き飛ばされた。
「不味いかもしれんな、照。此奴、戦い慣れしてるぞ」
膝をつき、照の口からエトワリアの魔王がフォローを入れる。
膝をつき、照の口からエトワリアの魔王がフォローを入れる。
実際、仮にも戦闘の知識が無い普通の女子高生と六人の少年を殺害した精神犯罪者が戦うとすれば、敏捷性、攻撃性と共に経験豊富なMNRが有利なのは間違いなかった。
「……黙ってて!」
照は一筋縄ではいかないどころか、戦いという行動に自分が押し負けていることに焦りを見せる。
苦虫を嚙み潰したような顔が、魔王の人格によって変化した。
「だが……照、我々の方は、浮遊が出来て、魔法も使える。この意味が分かるな?」
照は一筋縄ではいかないどころか、戦いという行動に自分が押し負けていることに焦りを見せる。
苦虫を嚙み潰したような顔が、魔王の人格によって変化した。
「だが……照、我々の方は、浮遊が出来て、魔法も使える。この意味が分かるな?」
「どういうこと……っ?」
直後、照の脳内に魔王によるイメージが直接送り込まれる。
それは、過去に魔王がエトワリアで引き起こした「水害」のイメージだった。
直後、照の脳内に魔王によるイメージが直接送り込まれる。
それは、過去に魔王がエトワリアで引き起こした「水害」のイメージだった。
「……ぶつぶつとうるさいけど、君も、同じなのかな」
MNRは、魔王と照の会話を見つめ、膝をついた照の方へ悠々と足取りを進めた。
MNRは、魔王と照の会話を見つめ、膝をついた照の方へ悠々と足取りを進めた。
「なかなか殺せないの、面倒臭いね。」
そう言って、MNRはもう一度エクスプロージョンを発動させた。
そう言って、MNRはもう一度エクスプロージョンを発動させた。
「っ……!」
「今だ、照よ!」
「今だ、照よ!」
照の前方に生成された爆炎から、上から煙が突き抜けるようにして照は浮遊を始めた。
「……へぇ、君は飛べるんだ。降りてきてよ、じゃないと殺せないじゃないか」
「だめ。私はここから動かなくても、あなたを殺せるから。」
「だめ。私はここから動かなくても、あなたを殺せるから。」
「へぇ……どうやって?」
マスクの中から、MNRはにやけたような笑みを浮かべ、魔法を発動させる。
マスクの中から、MNRはにやけたような笑みを浮かべ、魔法を発動させる。
『チェイン、ナウ』
浮遊した照の傍に魔法陣が出現し、そこから伸びた鎖が照に巻き付く。
「ぐ、がっ……!」
先刻、MNRに殺された遠野は抵抗しなかった訳ではない。この魔法により拘束されて、抵抗出来なかったのだ。
先刻、MNRに殺された遠野は抵抗しなかった訳ではない。この魔法により拘束されて、抵抗出来なかったのだ。
「首ごと折れば、その防御力も関係ないよね」
鎖が照の四肢と首に巻き付かれていき、その華奢な首元をへし折ろうとした。
鎖が照の四肢と首に巻き付かれていき、その華奢な首元をへし折ろうとした。
「……それは、無理、だね、よく、足元を見て?」
だが、尚も照は秘策があるかのように余裕の表情でいた。
だが、尚も照は秘策があるかのように余裕の表情でいた。
「……?」
足元からチャプ、という音がした。
よく見ると、辺り一面は白い魔法使いの足元から脛に至るまで、水面が生成されていた。
足元からチャプ、という音がした。
よく見ると、辺り一面は白い魔法使いの足元から脛に至るまで、水面が生成されていた。
照は巨大な魔法陣から大量の水を四面に、立方体状に召喚させていた。
「だから、何?何かする前に、折っちゃえば…っ」
途端、MNRの足元がまるで地震が起きたかのように垂直に震える。
水がクッションになるため大したことは無いが、当然、白い魔法使いは魔法を発動する前に成すすべなく転ぶ。
途端、MNRの足元がまるで地震が起きたかのように垂直に震える。
水がクッションになるため大したことは無いが、当然、白い魔法使いは魔法を発動する前に成すすべなく転ぶ。
魔法による拘束が、緩む。
「あなたの足元は、私が支配したものと同じ。もう、貴方は動けない」
「あなたの足元は、私が支配したものと同じ。もう、貴方は動けない」
準備は完了した。照は大詰めと言わんばかりに、自身の「とっておき」を発動させた。
「ぐ…っ」
魔法陣が縦に向きを変え、水を纏った無数の手が、MNRへ向かっていく。
「ぐ…っ」
魔法陣が縦に向きを変え、水を纏った無数の手が、MNRへ向かっていく。
仮面を纏い、桁外れの防御力を持つ相手にどう対抗するか。照の出した答えはこうだった。
「そのマスクごと、呼吸できなくさせちゃえばいいんだ――広く浅く、ちょっとだけ深くっ!」
「そのマスクごと、呼吸できなくさせちゃえばいいんだ――広く浅く、ちょっとだけ深くっ!」
「……ごぼ……っ」
動けない。痛いよ。おとうさん。
動けない。痛いよ。おとうさん。
濁流に身動きが取れず、上下左右が、反転する。
照は考えた。幾ら敵の魔法が協力でも、この水中から逃れる魔法は存在しないと。
照の中の闇を体現したかの如く、水は濁っていた。
――これで、終わり。最後に照はMNRごと濁流を、地面に叩きつけた。
照の中の闇を体現したかの如く、水は濁っていた。
――これで、終わり。最後に照はMNRごと濁流を、地面に叩きつけた。
水流が叩きつけられ、小雨が降り、その中心には...何も無かった。
「……どこ、行ったのかな」
あの水流からどうやって脱出できたのか、それとも途中で何処かに吹き飛ばされたか。
照は辺りを見渡し――魔王が先に、その気配に気付いた。
「照、不味い!避け――」
「えっ」
あの水流からどうやって脱出できたのか、それとも途中で何処かに吹き飛ばされたか。
照は辺りを見渡し――魔王が先に、その気配に気付いた。
「照、不味い!避け――」
「えっ」
「テレポート、ナウ」
「わ、がっ」
照の頭上にテレポートしたワイズマンが、急降下する。
ハーメルケインの槍が、照の衣服の中のSNS部のゲームCDごと、貫いた。
照の頭上にテレポートしたワイズマンが、急降下する。
ハーメルケインの槍が、照の衣服の中のSNS部のゲームCDごと、貫いた。
「痛った……」
自身の衣装が、変身する前の恰好に戻っていた。
そして、照の目の前に映ったのは……無残にも串刺しにされた、SNS部のゲームCDだった。
「え、嘘、魔王さ……」
「惜しかったね、さっきは」
その前方には、ひび割れたCDが刺さったハーメルケインを持ち、ずぶ濡れになり変身を解除したMNRが、隠すことなく満悦の笑みを浮かべた。
自身の衣装が、変身する前の恰好に戻っていた。
そして、照の目の前に映ったのは……無残にも串刺しにされた、SNS部のゲームCDだった。
「え、嘘、魔王さ……」
「惜しかったね、さっきは」
その前方には、ひび割れたCDが刺さったハーメルケインを持ち、ずぶ濡れになり変身を解除したMNRが、隠すことなく満悦の笑みを浮かべた。
「……返してっ!」
照はひび割れたCDに手を伸ばす。が――容赦なく、MNRは照の腹部に蹴りを放った。
「ぎゃ……っ」
「返すわけないじゃん」
そして、ハーメルケインに手を伸ばし、SNS部のCDを粉々に砕いた。
照はひび割れたCDに手を伸ばす。が――容赦なく、MNRは照の腹部に蹴りを放った。
「ぎゃ……っ」
「返すわけないじゃん」
そして、ハーメルケインに手を伸ばし、SNS部のCDを粉々に砕いた。
百武照の必殺技の弱点は、「濁った水による攻撃のため、攻撃し終わるまで標的の姿が見えなくなること」だった。
そして敗因は、MNRの支給品に、「テレポートウィザードリング」が含まれていたこと。
そして敗因は、MNRの支給品に、「テレポートウィザードリング」が含まれていたこと。
謂わば、照はあの行動を取った時点で、敗北は確定していたという事だった。
MNRは照に、死刑宣告のようにエクスプロージョンウィザードリングを見せびらかす。
MNRは照に、死刑宣告のようにエクスプロージョンウィザードリングを見せびらかす。
「じゃあ、死のう「――じゃ、さっさと」
「?」
「――じゃ、さっさと殺してよ」
笑顔で死を懇う照の姿が、そこにはあった。
その姿に、MNRはどうしようもない苛立ちを覚えた。
「――なんで?」
「私ね、この世に産まれてきたくなかったんだ。――だから、早く殺してよ」
勝敗は付いた。殺すのは簡単だ。だが――まだだ。
本能で悟った、この女は、早々に殺してはいけない。
さもなくば――死は、その女にとって救済になってしまう。
それが、どことなく許せなかった。
本能で悟った、この女は、早々に殺してはいけない。
さもなくば――死は、その女にとって救済になってしまう。
それが、どことなく許せなかった。
「チェイン、ナウ」
「きゃ!?」
鎖が巻き付けられ、照の躰は近くにあった大岩に四肢を広げられて拘束される。
「そうだね、でもまだかな。」
「何を...する気かな?」
照は、恐ろしい物を見るかのように、MNRを見つめた。
照は、恐ろしい物を見るかのように、MNRを見つめた。
「君の苦しむ顔が、観たくなったから」
照は、直感で理解した。この少年は――自分を殺してくれるには、恐ろしい代価を払わねばならないことを。
照は、直感で理解した。この少年は――自分を殺してくれるには、恐ろしい代価を払わねばならないことを。
「これ、どうすると思う?」
MNRは笑顔でハーメルケインを拾い、照に問う。
MNRは笑顔でハーメルケインを拾い、照に問う。
「……」
照は何も答えず、ただ虚ろな目をしていた。
だが――MNRの持っていた笛が照の身体をまさぐり、"そこ"にそれがあてがわれた瞬間、表情は恐怖に歪んだ。
照は何も答えず、ただ虚ろな目をしていた。
だが――MNRの持っていた笛が照の身体をまさぐり、"そこ"にそれがあてがわれた瞬間、表情は恐怖に歪んだ。
「.....嘘、やめてよ!そこにそんなもの、挿入るわけがない、から......!!!!!」
「そうかなぁ。試してみないと分かんないよ?」
着ていたズボンの上から強制的に開かされた照の股に、それは容赦なく、捻じ込まれる。
「ぃやあああああああああああああ、あああああああああああ.........!!!!!」
「見たーいー、見たーいー、お姉さんが壊れるところ、見たーいー」
グチュ、と四肢を拘束され、衣服を破り、その処女ごと、百武照の膣内が蹂躙された。
照は、膣から腸に至るまでを――ハーメルケインで、壊されたのだ。
容赦なく、MNRは愉しそうに雑な大振りを、グチュ、グチャとピストン運動を続けた。
「そうかなぁ。試してみないと分かんないよ?」
着ていたズボンの上から強制的に開かされた照の股に、それは容赦なく、捻じ込まれる。
「ぃやあああああああああああああ、あああああああああああ.........!!!!!」
「見たーいー、見たーいー、お姉さんが壊れるところ、見たーいー」
グチュ、と四肢を拘束され、衣服を破り、その処女ごと、百武照の膣内が蹂躙された。
照は、膣から腸に至るまでを――ハーメルケインで、壊されたのだ。
容赦なく、MNRは愉しそうに雑な大振りを、グチュ、グチャとピストン運動を続けた。
「ぁああああああああああ!痛い!!痛いぃい!!」
一振りごとに、照は大切な部分がぐちゃぐちゃに潰されていくことを実感していた。
一振りごとに、照は大切な部分がぐちゃぐちゃに潰されていくことを実感していた。
「もう、赤ちゃんを産めないね...♪」
MNRは、玩具を壊しているかのような、まるでトンボの羽を潰しているかのように、楽しんでいた。
照はこう感じた。間違いない。この男は、私が死ぬまでそれを続ける。
"――もし、私が「死ぬより酷い目に遭ったら」、その時は、私を殺してくれる?"
MNRは、玩具を壊しているかのような、まるでトンボの羽を潰しているかのように、楽しんでいた。
照はこう感じた。間違いない。この男は、私が死ぬまでそれを続ける。
"――もし、私が「死ぬより酷い目に遭ったら」、その時は、私を殺してくれる?"
照は、宝生永夢との約束を思い出し、叫んだ。
「永夢せんせい!!助けて、助けてぇぇええ!!!」
「――ダメだよ、助けなんて呼んじゃ」
「――ダメだよ、助けなんて呼んじゃ」
直後、下半身が引き裂かれるような激痛とともにむぐっと口を塞がれた。
照が自らの口に咥えこんだのは――自分の、膣だった。
「ほらほら、もっと苦しんでよ」
「..っ..っ..!!!!!!!!」
MNRは、これで大詰めだと言わんばかりに、照の口腔内にそれを、押し込もうとする。
百武照の眼が天に上がり、泡を吹き、心臓がはち切れそうに高鳴り、事切れる直前に悟った。
わたしが生まれたこと。
ここまで生きていたこと。
わたしが生まれたこと。
ここまで生きていたこと。
すべて、全て―――す、べて、まちがいだったんだね。
◇
C-5、街に続く道の傍に、大岩の上に転がった全裸の遺体があった。
その首部には両目をくり抜かれ、無造作に卵管と卵巣が詰め込まれていた。
乳房には勃起させた部分を固定しようとしたのか、焼け付いた焦げ跡があり、切り裂かれた下腹部からだらしなく、股を開げていた。
乳房には勃起させた部分を固定しようとしたのか、焼け付いた焦げ跡があり、切り裂かれた下腹部からだらしなく、股を開げていた。
切り裂かれた股部分から――まるでプラモデルのように、少女の膣内だけが消失していた。
【百武照@ステラのまほう 死亡】
◇
「楽しかったな~♪」
MNRは、まるで音楽プレイヤーを持ち歩くように膣――百武照の、膣を持ち歩いていた。
だが――その膣を見てるとふと、「わたしね、この世に産まれてきたくなかったんだ」という照の言葉が頭をよぎり、自らの父親の顔がフラッシュバックする
だが――その膣を見てるとふと、「わたしね、この世に産まれてきたくなかったんだ」という照の言葉が頭をよぎり、自らの父親の顔がフラッシュバックする
「うっ……っ、痛いよ、痛いよ、おとうさんっ…………」
この痛みとともに、自分の存在についてふと、思い浮かんだ。
この痛みとともに、自分の存在についてふと、思い浮かんだ。
おとうさん。僕も、産まれてくるべきじゃなかったのかな?
頭を抱えながら、MNRの足は、D-5、街の入口へと踏み入ろうとしていた。
【D-5/一日目/黎明】
【MNR@真夏の夜の淫夢】
[状態]:健康、照に煽られたことへの不安感
[装備]:白い魔法使い(ワイズ)ドライバー&ハーメルケイン&エクスプロージョンウィザードリング@仮面ライダーウィザード、バインドウィザードリング@仮面ライダーウィザード、テレポートウィザードリング
アテムが用意したナイフ@遊☆戯☆王
[道具]:基本支給品一式×2、ランダム支給品×1~3、遠野のペニス、百武照の膣
[思考・状況]
基本方針:僕は、生まれてくるべきじゃなかったのかな?
1:良さげな男を探す。
[備考]
※参戦時期はfatherless本編前(病院へ移送される前)です。
※前話で使用していたアテムが用意したナイフ@遊☆戯☆王は、遠野の支給品です
※テレポートウィザードリングは、制限によって一度使用すると指輪が灰色になり数時間は使用できません。
【MNR@真夏の夜の淫夢】
[状態]:健康、照に煽られたことへの不安感
[装備]:白い魔法使い(ワイズ)ドライバー&ハーメルケイン&エクスプロージョンウィザードリング@仮面ライダーウィザード、バインドウィザードリング@仮面ライダーウィザード、テレポートウィザードリング
アテムが用意したナイフ@遊☆戯☆王
[道具]:基本支給品一式×2、ランダム支給品×1~3、遠野のペニス、百武照の膣
[思考・状況]
基本方針:僕は、生まれてくるべきじゃなかったのかな?
1:良さげな男を探す。
[備考]
※参戦時期はfatherless本編前(病院へ移送される前)です。
※前話で使用していたアテムが用意したナイフ@遊☆戯☆王は、遠野の支給品です
※テレポートウィザードリングは、制限によって一度使用すると指輪が灰色になり数時間は使用できません。
◇
でも、あなたと過ごした時間までが――すべて、生きてたくなかったわけじゃない。
わたしは、あなたとの日常を過ごすうちに、本当に、救われたんだ。
でも、あなたと過ごした時間までが――すべて、生きてたくなかったわけじゃない。
わたしは、あなたとの日常を過ごすうちに、本当に、救われたんだ。
わたしがどんな目に遭っても、あなたは、前に向かって未来を、進んでくれると信じてるから。
だから、言っちゃうね。
本田珠輝ちゃん、あなたを愛してるよ。
ごめんね。―――みんなのテルさん、百武照より。
ごめんね。―――みんなのテルさん、百武照より。
※C-5に、百武照の遺体とデイバッグ、基本支給品が転がっています
※放置された百武照に支給されたタブレットのメモ帳アプリの中に、本田珠輝に向けられた手紙が書かれています
※放置された百武照に支給されたタブレットのメモ帳アプリの中に、本田珠輝に向けられた手紙が書かれています
37:執念と怨念、そして人間性 | 投下順 | 39:愛と青春のときめきロワイアル |
時系列順 | ||
17:夢物語は語りはしない | MNR | 045:RIDE OR DIE(前編) |
008:後悔のParadox | 百武照 | GAME OVER |