野獣
僕が明日 蛇となり
人を喰らい 始めるとして
人を喰らった その口で
君を愛すと 咆えたとして
君は果して 今日と同じに
僕を愛すと 言えるだろうか
僕が明日 蛇となり
人を喰らい 始めるとして
人を喰らった その口で
君を愛すと 咆えたとして
君は果して 今日と同じに
僕を愛すと 言えるだろうか
◯
「――ッ!あー、クソッ!(語録無視)」
野獣先輩はこれ以上なく焦り、怒り、哀しみ、止めどなく涙が溢れ出す。
自分にとって大切な後輩の顔と名前が思い出せない。
それどころか自分達を彩る思い出すら、記憶から抜け落ちている。
たしか――爬虫類のような愛嬌のある顔だったことは覚えている。
そんな中途半端に覚えているのに、鮮明には顔を思い出せなくて。
あの人懐っこい笑顔を浮かべていたはずの後輩を思い出そうとすると、記憶に靄が掛かったように顔が真っ黒だ。
まるで気味の悪いホラー映画。はっきり言って、こればかりはうんこの擬人化である野獣先輩であろうとも同情するホモガキ達も多いだろう。
自分にとって大切な後輩の顔と名前が思い出せない。
それどころか自分達を彩る思い出すら、記憶から抜け落ちている。
たしか――爬虫類のような愛嬌のある顔だったことは覚えている。
そんな中途半端に覚えているのに、鮮明には顔を思い出せなくて。
あの人懐っこい笑顔を浮かべていたはずの後輩を思い出そうとすると、記憶に靄が掛かったように顔が真っ黒だ。
まるで気味の悪いホラー映画。はっきり言って、こればかりはうんこの擬人化である野獣先輩であろうとも同情するホモガキ達も多いだろう。
自業自得といえば、たしかにそうかもしれない。
野獣先輩はたしかにこれまで決して許されないことを。殺人をしてきた。愛する後輩のために、悪の道を歩んだ。大切な妹のために悪の道を征く衛宮士郎や犬吠埼風のように。仮面ライダーブレイドの名を穢し、剣崎一真の尊厳を踏み躙ってきたともいえる。青薔薇の剣だってこんなレッドプレイヤーに利用されてると知ればキリトやユージオは確実にブチギレるだろう。愛する後輩を生き返らせるために血の道を歩んだのは紛れもない事実。皮肉にもその方針は、似たような決意をした千代田桃とは真逆のものだが。
野獣先輩はたしかにこれまで決して許されないことを。殺人をしてきた。愛する後輩のために、悪の道を歩んだ。大切な妹のために悪の道を征く衛宮士郎や犬吠埼風のように。仮面ライダーブレイドの名を穢し、剣崎一真の尊厳を踏み躙ってきたともいえる。青薔薇の剣だってこんなレッドプレイヤーに利用されてると知ればキリトやユージオは確実にブチギレるだろう。愛する後輩を生き返らせるために血の道を歩んだのは紛れもない事実。皮肉にもその方針は、似たような決意をした千代田桃とは真逆のものだが。
だから自業自得といえば、決して否定出来ない部分はある。
野獣先輩はあまりにも罪を重ね続けてきた。「さぁ、お前の罪を数えろ」と言われたら「は?今更数えられなさ過ぎィ!」とでも返しかねない。
だからまあ、この記憶喪失はある意味、野獣先輩の罪に対する罰であり。まごうことなき自業自得。
命があるだけまだマシだと思うホモガキだって居るだろう。少なくとも同じ淫夢ファミリーでも虐待されて死亡したひでよりはまだマシに見える。
野獣先輩はあまりにも罪を重ね続けてきた。「さぁ、お前の罪を数えろ」と言われたら「は?今更数えられなさ過ぎィ!」とでも返しかねない。
だからまあ、この記憶喪失はある意味、野獣先輩の罪に対する罰であり。まごうことなき自業自得。
命があるだけまだマシだと思うホモガキだって居るだろう。少なくとも同じ淫夢ファミリーでも虐待されて死亡したひでよりはまだマシに見える。
だが、あくまでそれは第三者視点の話。
野獣先輩本人からしてみれば、死んだ方がまだマシだったとも言えるほどの絶望感が押し寄せてるのだ。
野獣先輩本人からしてみれば、死んだ方がまだマシだったとも言えるほどの絶望感が押し寄せてるのだ。
「ふざけんなよ……ふざけんなよ……!」
死ねば、その時点で苦しみは終わる。
死はある意味、救済でもあるのだ。嫌なことも何もかも綺麗さっぱり忘れて、苦しみから解放されるのだから。
事実、ひでも今頃地獄で普通に暮らしてるかもしれない。……天国?あんなクッソ汚いホモが天国に行けるわけないだろいい加減にしろ!
死はある意味、救済でもあるのだ。嫌なことも何もかも綺麗さっぱり忘れて、苦しみから解放されるのだから。
事実、ひでも今頃地獄で普通に暮らしてるかもしれない。……天国?あんなクッソ汚いホモが天国に行けるわけないだろいい加減にしろ!
そして下手に生き残ってしまうと、それが苦しみに繋がることもある。
たとえば、愛する者が死んだのに自分一人取り残されてしまったこと。――もしも野獣先輩が遠野と同時に殺されていれば殺し合いに乗ることも、苦しみ続けることもなかった。そもそも遠野が死ななければ、野獣先輩が対主催として殺し合いに抗う未来もあっただろう。忘れがちかもしれないし、今までの凶行を考えれば信じ難いが彼は元々対主催だった男だ。遠野と共に対主催として活躍していた――そんな可能性も有り得た。全てはMNRという倫理観の狂った最凶のホモが彼を狂わせたのである。
たとえば、愛する者が死んだのに自分一人取り残されてしまったこと。――もしも野獣先輩が遠野と同時に殺されていれば殺し合いに乗ることも、苦しみ続けることもなかった。そもそも遠野が死ななければ、野獣先輩が対主催として殺し合いに抗う未来もあっただろう。忘れがちかもしれないし、今までの凶行を考えれば信じ難いが彼は元々対主催だった男だ。遠野と共に対主催として活躍していた――そんな可能性も有り得た。全てはMNRという倫理観の狂った最凶のホモが彼を狂わせたのである。
たとえば、愛する後輩の名前や顔、記憶を忘れていなければここまで感情を荒げずに済んだ。野獣先輩は遠野を蘇生するために優勝すると決めたのに、肝心の後輩の顔が思い出せない。大切な思い出の断片さえも。
これでは何のために優勝を狙っているのかわからなくなる。そも、何もかも忘れた相手のために優勝を狙う必要はあるのか?なにもかも綺麗さっぱり忘れて、対主催になった方がいいのではないか?
これでは何のために優勝を狙っているのかわからなくなる。そも、何もかも忘れた相手のために優勝を狙う必要はあるのか?なにもかも綺麗さっぱり忘れて、対主催になった方がいいのではないか?
そんな思考も過るが――
「――出来ませんねぇ!」
出来ない。
名前も、顔も、思い出すらも忘れてしまったのに。
それなのに妙に愛嬌のある笑顔が何故だか、脳裏を過ってしまうから。
それが誰かもわからないのに、何故だか彼が大切なように思えてしまうから。
思い出なんて、忘れてしまったのに。
名前も、顔も、思い出すらも忘れてしまったのに。
それなのに妙に愛嬌のある笑顔が何故だか、脳裏を過ってしまうから。
それが誰かもわからないのに、何故だか彼が大切なように思えてしまうから。
思い出なんて、忘れてしまったのに。
それに野獣先輩は人を殺し続けてきた。殺戮を繰り返し、善良で無害な人々を襲い続けてきた。
そんな自分が都合良く殺し合いに抗うなんて、誰が受け入れるものだろうか。
そんな自分が都合良く殺し合いに抗うなんて、誰が受け入れるものだろうか。
……まあ何故か罪を吐露した結果、許されたメスガキ(ねむ)なら知っている。
野獣先輩のことを許さなかった集団が、何故かあのメスガキのことは許していた。
何故?容姿の問題?性別?それとも自分がホモだから?
様々な理由が思い浮かぶが、明確にわかることは自分が差別されてる――と野獣先輩が思い込んでることだ。
野獣先輩のことを許さなかった集団が、何故かあのメスガキのことは許していた。
何故?容姿の問題?性別?それとも自分がホモだから?
様々な理由が思い浮かぶが、明確にわかることは自分が差別されてる――と野獣先輩が思い込んでることだ。
そしてあんなメスガキを受け入れた集団からも許されなかった自分が誰かに許されるものか?いや、ない(断言)
世間はあまりにも厳しい。ホモというだけで差別や偏見の目で見られることがある、理不尽な世の中だ。
別に野獣先輩だって好きでホモに生まれたわけじゃない。そりゃノンケとして生きた方が何倍も生きやすかっただろう。――だが、遠野があまりにも魅力的過ぎた。まあ野獣先輩は生粋のホモなのではあるが、遠野のことを愛していなければまだノンケとしてカモフラージュ出来た可能性は微レ存だったかもしれない。
そして野獣先輩は遠野と思い出を重ねていくうちに、更に惹かれていった。しかし自分はホモで、遠野はノンケかもしれない。いや、普通に考えて世の中の大半の人がノンケなのだからノンケの可能性が限りなく高い。
ならばその恋は諦める、というのが普通だろう。
しかし野獣先輩は諦めきれなかった。遠野が好きだったから。愛していたから。
そして愛ゆえに昏睡レイプという強引な手段に出てしまった。
世間はあまりにも厳しい。ホモというだけで差別や偏見の目で見られることがある、理不尽な世の中だ。
別に野獣先輩だって好きでホモに生まれたわけじゃない。そりゃノンケとして生きた方が何倍も生きやすかっただろう。――だが、遠野があまりにも魅力的過ぎた。まあ野獣先輩は生粋のホモなのではあるが、遠野のことを愛していなければまだノンケとしてカモフラージュ出来た可能性は微レ存だったかもしれない。
そして野獣先輩は遠野と思い出を重ねていくうちに、更に惹かれていった。しかし自分はホモで、遠野はノンケかもしれない。いや、普通に考えて世の中の大半の人がノンケなのだからノンケの可能性が限りなく高い。
ならばその恋は諦める、というのが普通だろう。
しかし野獣先輩は諦めきれなかった。遠野が好きだったから。愛していたから。
そして愛ゆえに昏睡レイプという強引な手段に出てしまった。
しかし結果的に二人は幸せなキスをして終了。
まさかの遠野もホモだったと発覚し、野獣先輩は逆転ホームランしたのだ。あの時の野獣先輩は、人生の中で最も幸福だった。
まさかの遠野もホモだったと発覚し、野獣先輩は逆転ホームランしたのだ。あの時の野獣先輩は、人生の中で最も幸福だった。
だがそんな人生で最も幸せだった瞬間すらも、野獣先輩は忘却してしまった。
大袈裟に言えば、野獣先輩は遠野を殺された瞬間から人生の楽しみを奪われた。そして遠野の記憶を忘却したことで人生で最も幸せだった瞬間(とき)すらも忘れてしまった。
大袈裟に言えば、野獣先輩は遠野を殺された瞬間から人生の楽しみを奪われた。そして遠野の記憶を忘却したことで人生で最も幸せだった瞬間(とき)すらも忘れてしまった。
――繰り返す。
野獣先輩はたしかに自業自得かもしれない。
しかしこれではあまりにも、報われなさ過ぎないだろうか?
そもそも全てはMNR。いやこの殺し合いの主催者達が悪い。彼らが居なければ野獣先輩の幸せな人生は続いた。
遠野と付き合いながら、迫真空手で心を通わせた部活の仲間と楽しみ、AKYSという心身共に頼れる師も居た。きっと今の野獣先輩をMURやKMRが見たら哀しむし、AKYSが居たら「エンジン全開!」と気合を叩き込んだかもしれない。そんな彼らがいないのも、ある意味では不幸か。彼らが居れば野獣先輩が殺人鬼になる未来は防げたか、更生する余地はあったかもしれない。
野獣先輩はたしかに自業自得かもしれない。
しかしこれではあまりにも、報われなさ過ぎないだろうか?
そもそも全てはMNR。いやこの殺し合いの主催者達が悪い。彼らが居なければ野獣先輩の幸せな人生は続いた。
遠野と付き合いながら、迫真空手で心を通わせた部活の仲間と楽しみ、AKYSという心身共に頼れる師も居た。きっと今の野獣先輩をMURやKMRが見たら哀しむし、AKYSが居たら「エンジン全開!」と気合を叩き込んだかもしれない。そんな彼らがいないのも、ある意味では不幸か。彼らが居れば野獣先輩が殺人鬼になる未来は防げたか、更生する余地はあったかもしれない。
そんな野獣先輩の現状を“因果応報”だとか“自業自得”だと片付けるには、あまりにも哀れなことである。
野獣先輩はデスゲームに巻き込まれていなければ、ここまで狂っていなかったのだから。
野獣先輩はデスゲームに巻き込まれていなければ、ここまで狂っていなかったのだから。
「俺は――お前のことが何も思い出せない」
何度も、何度も。
幾度となく、遠野を思い出そうとした。
それなのに思い出せなくて。
苦しくて、辛くて、悲しくて、悔しくて――。
様々な負の感情が野獣先輩を襲い掛かった。
かつてこれほど人生で苦痛を味わったことはあっただろうか?
身体の痛みなんてどうでも良くなるほど――心が痛い。
幾度となく、遠野を思い出そうとした。
それなのに思い出せなくて。
苦しくて、辛くて、悲しくて、悔しくて――。
様々な負の感情が野獣先輩を襲い掛かった。
かつてこれほど人生で苦痛を味わったことはあっただろうか?
身体の痛みなんてどうでも良くなるほど――心が痛い。
肉体は死ぬほど痛いし、実際もう死にかけている。瀕死もいいとこだ。
だがそれ以上に、心の方が痛い。しんどい。苦しい。辛い。
だがそれ以上に、心の方が痛い。しんどい。苦しい。辛い。
それなのに。
こんな状況なのに。
思い出1つ、残されてないのに。
何故か遠野への愛だけは消えなくて。
こんな状況なのに。
思い出1つ、残されてないのに。
何故か遠野への愛だけは消えなくて。
ゆえに野獣先輩は――これだけは胸を張って言える
「でも俺は、記憶を失ってもお前を生き返らせますねぇ!だって俺は――お前のことが、好きなんだよ!」
好き。
愛。
それ以上に、理由なんているか。
名前や顔や記憶を忘れても、心は確かに愛を覚えている。
愛。
それ以上に、理由なんているか。
名前や顔や記憶を忘れても、心は確かに愛を覚えている。
――ならば、それだけで戦う理由は十分だ。
野獣先輩はクッソ汚い涙を拭い、真剣な表情になる。
今までのおちゃらけた雰囲気は、そこにはなかった。というよりおちゃらける余裕が、今の野獣先輩にはない。
野獣先輩はクッソ汚い涙を拭い、真剣な表情になる。
今までのおちゃらけた雰囲気は、そこにはなかった。というよりおちゃらける余裕が、今の野獣先輩にはない。
「――俺はなんとしても優勝する。当たり前だよなぁ?」
顔も、名前も、姿も、記憶すらも思い出せない後輩に“当たり前だよなぁ?”なんて言ってみせる。
無論、返事はない。何故ならその後輩は死んでしまっているのだから。
無論、返事はない。何故ならその後輩は死んでしまっているのだから。
野獣先輩は、自分の拳を真剣な眼差しで見つめる。
(MUR先輩やKMRやAKYS師範なら、拳で俺を止めようとするってはっきりわかんだね……)
あまりにも絶望の淵に追いやられたことで逆に冷静になれた。真面目に自分の凶行を見つめ直せた。
だからこそ、自分が如何に屑だったかよくわかる。
迫真空手部の二人やAKYS師範なら間違いなく拳で止めにかかるだろうという、確信がある。
だからこそ、自分が如何に屑だったかよくわかる。
迫真空手部の二人やAKYS師範なら間違いなく拳で止めにかかるだろうという、確信がある。
しかし、野獣先輩が見つめた拳は既に穢れてしまっている。
血に塗れ、穢れ切った、あまりにも汚い拳だ。
血に塗れ、穢れ切った、あまりにも汚い拳だ。
(これだともう二度と空手なんて出来ない……はっきりわかんだね)
野獣先輩はこれでも空手を嗜んでいた身だ。その精神も、自然と身に付いていた。
だからこそ理解(わかっ)てしまう。こんな拳ではもう二度と空手はできない、と。
健全な精神は健全な肉体に宿る。こんな穢れ切った身体には宿らないし、この血塗れの拳で空手に復帰するなんて、空手に対する冒涜だ。
だからこそ理解(わかっ)てしまう。こんな拳ではもう二度と空手はできない、と。
健全な精神は健全な肉体に宿る。こんな穢れ切った身体には宿らないし、この血塗れの拳で空手に復帰するなんて、空手に対する冒涜だ。
(MUR先輩……KMR……AKYS師範……。俺はもうみんなと空手が出来ません……)
仮にも武の道を歩んでいた者。
空手を冒涜するつもりはない。ゆえに――大切な迫真空手部との絆すらも、ここで断ち切らねばならない。
空手を冒涜するつもりはない。ゆえに――大切な迫真空手部との絆すらも、ここで断ち切らねばならない。
もう二度とMURやKMRと馬鹿が出来ない。
もう二度とAKYS師範の厳しくも愛のある叱咤を受けることが出来ない。
それでも。それでも突き進むしかないのだ、記憶から忘れてしまい――それでも愛する後輩のために。
もう二度とAKYS師範の厳しくも愛のある叱咤を受けることが出来ない。
それでも。それでも突き進むしかないのだ、記憶から忘れてしまい――それでも愛する後輩のために。
手は穢れ切った。しかし心は灼熱の業火の如く熱く、頭は不思議と冷静だ。
そんな野獣先輩の元に魔導雑貨商人が現れた。
野獣先輩はもう二度と逃げ出さない。全てを皆殺しにして優勝するという意味を込めてどこでもドアを差し出し、回復アイテムを求めた。
野獣先輩のメンタルは決して強くない。ともすれば、どこでもドアなんて便利アイテムがあると強敵から逃げ出してしまうかもしれない。……だが、それじゃダメだ。優勝するために必要なのは、不退転の心。ゆえに野獣先輩はどこでもドアという退路を自ら断ち、その代わりに相応の回復アイテムを手に入れて暴れ回ることにした。
ブレイドの変身道具や青薔薇の剣は武器だ。これらを手放すわけにはいかない。自分に身に付いた異能――野獣先輩新説シリーズはたしかに強力だが、相応のデメリットがある。だからアレだけに頼るわけにもいかない。
もちろん強力な能力ゆえに出し惜しみはあまりしないつもりだが、それで優勝前に死んだら元も子もない。恐怖心については――消え失せた。愛する後輩のためなら、たとえ化け物になろうとも成し遂げる――。
そして自分が空手部で鍛え上げた肉体――つまり拳は、必要とあらばこれからも喜んで穢そう。
野獣先輩はもう二度と逃げ出さない。全てを皆殺しにして優勝するという意味を込めてどこでもドアを差し出し、回復アイテムを求めた。
野獣先輩のメンタルは決して強くない。ともすれば、どこでもドアなんて便利アイテムがあると強敵から逃げ出してしまうかもしれない。……だが、それじゃダメだ。優勝するために必要なのは、不退転の心。ゆえに野獣先輩はどこでもドアという退路を自ら断ち、その代わりに相応の回復アイテムを手に入れて暴れ回ることにした。
ブレイドの変身道具や青薔薇の剣は武器だ。これらを手放すわけにはいかない。自分に身に付いた異能――野獣先輩新説シリーズはたしかに強力だが、相応のデメリットがある。だからアレだけに頼るわけにもいかない。
もちろん強力な能力ゆえに出し惜しみはあまりしないつもりだが、それで優勝前に死んだら元も子もない。恐怖心については――消え失せた。愛する後輩のためなら、たとえ化け物になろうとも成し遂げる――。
そして自分が空手部で鍛え上げた肉体――つまり拳は、必要とあらばこれからも喜んで穢そう。
それで愛する後輩を生き返らせられるならば――空手部としての絆や誇りすら捨て去る。
もう二度と、迫真空手部に戻れなくなっても――。
もう二度と、迫真空手部に戻れなくなっても――。
ああ――それにしても。
「悲しいなぁ……」
愛する後輩を忘却してしまったこと。
大好きな空手部に戻れないこと。
それらが悲しくて、心が軋んで。
野獣先輩の口から、自然とそんな言葉が漏れ出ていた。
大好きな空手部に戻れないこと。
それらが悲しくて、心が軋んで。
野獣先輩の口から、自然とそんな言葉が漏れ出ていた。
【C-2/一日目/昼】
【野獣先輩@真夏の夜の淫夢】
[状態]:疲労(絶大)、ダメージ(絶大)、左足に深い刺し傷、ねむの言葉に対する動揺、激しい悲しみ、強い決意、強い覚悟、野獣先輩新説シリーズに対する使い続ける決意
[装備]:ブレイバックル+ラウズアブゾーバー(ジャックフォームに2時間変身不可)@仮面ライダーブレイド
[道具]:基本支給品一式×5、青薔薇の剣@ソードアート・オンライン(アニメ版)、ステフの手作りドーナツ×5@ノーゲーム・ノーライフ(アニメ版)、何らかの回復アイテム
[思考・状況]
基本方針:勝ち残り■■を生き返らせる。
0:悲しいけど意地でも願いを叶える。記憶がなくても◼◼︎のことが好きなんだよ!
1:こんな拳じゃもう空手部には帰れないですね……。悲しいなぁ
2:MUR先輩、KMR、AKYS師範……すいません
【備考】
※バトル淫夢みたいな戦闘力があります。
※野獣先輩新説シリーズで対象キャラへの変身や能力・技能の獲得が可能になりますが、新説シリーズを使う度に体力が消費されるようです。
参戦作品以外のキャラクター説は使用不可能に制限されています。
他にも天体説@現実など、殺し合いを破綻させるような説の使用も制限により禁止されています。
※遊戯王OCGのルールとマジェスペクターの回し方を大分把握しました。
更に経験を積めばデッキを十割程は使いこなして、成長するでしょう。
※仮面ライダーの強化フォームに変身する時に時間制限があります。
※青薔薇の剣の武装完全支配術と記憶完全術は相応に体力を消耗しますが野獣先輩は気付いていません。
※マグニのクラスカードで宝具を使った影響で、遠野の記憶の大半を失いました。悲しいなぁ(諸行無常)
※ 魔導雑貨商人によりどこでもドアと何らかの回復アイテムを交換しました。具体的にどの回復アイテムかは後続の書き手さんに任せます
[状態]:疲労(絶大)、ダメージ(絶大)、左足に深い刺し傷、ねむの言葉に対する動揺、激しい悲しみ、強い決意、強い覚悟、野獣先輩新説シリーズに対する使い続ける決意
[装備]:ブレイバックル+ラウズアブゾーバー(ジャックフォームに2時間変身不可)@仮面ライダーブレイド
[道具]:基本支給品一式×5、青薔薇の剣@ソードアート・オンライン(アニメ版)、ステフの手作りドーナツ×5@ノーゲーム・ノーライフ(アニメ版)、何らかの回復アイテム
[思考・状況]
基本方針:勝ち残り■■を生き返らせる。
0:悲しいけど意地でも願いを叶える。記憶がなくても◼◼︎のことが好きなんだよ!
1:こんな拳じゃもう空手部には帰れないですね……。悲しいなぁ
2:MUR先輩、KMR、AKYS師範……すいません
【備考】
※バトル淫夢みたいな戦闘力があります。
※野獣先輩新説シリーズで対象キャラへの変身や能力・技能の獲得が可能になりますが、新説シリーズを使う度に体力が消費されるようです。
参戦作品以外のキャラクター説は使用不可能に制限されています。
他にも天体説@現実など、殺し合いを破綻させるような説の使用も制限により禁止されています。
※遊戯王OCGのルールとマジェスペクターの回し方を大分把握しました。
更に経験を積めばデッキを十割程は使いこなして、成長するでしょう。
※仮面ライダーの強化フォームに変身する時に時間制限があります。
※青薔薇の剣の武装完全支配術と記憶完全術は相応に体力を消耗しますが野獣先輩は気付いていません。
※マグニのクラスカードで宝具を使った影響で、遠野の記憶の大半を失いました。悲しいなぁ(諸行無常)
※ 魔導雑貨商人によりどこでもドアと何らかの回復アイテムを交換しました。具体的にどの回復アイテムかは後続の書き手さんに任せます
| 129:闇の量産工場 | 投下順 | 131:ななしのアステリズム -罪人は裁かれ、されども三人組は永遠に- |
| 時系列順 | ||
| 119:Now or Never(前編) | 野獣先輩 | 146:愛ゆえに苦しむ |