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武将名 |
そうのじょうこう |
春秋五覇 |
宋襄公 |
統一名称:子茲甫 生没年:不明〜前637
「我ら宋国は、 礼を以って戦い抜く!」
古代中国、春秋時代の宋の王。春秋五覇の一人。 斉桓公の死後、君位を巡り内乱が起こると太子昭を推して混乱を鎮めた。 のち覇者となるが、泓水の戦いで礼を重んじて楚に敗れ面子を失う。 しかし詭策を許さず礼を守った様は後世称賛された。 |
勢力 |
玄 |
時代 |
春秋戦国 |
レアリティ |
R |
コスト |
2.0 |
兵種 |
弓兵 |
武力 |
7 |
知力 |
7 |
特技 |
大兵 |
計略 |
宋襄の仁 |
玄の味方の武力が上がる。 さらに自軍が戦器を解放していなければ武力によるダメージを軽減し、 戦器を解放していれば乱戦中の攻撃速度が上がる |
必要士気 |
6 |
効果時間 |
知力時間 |
Illust. |
AKIRA |
声優 |
古川慎 |
計略内容
カテゴリ |
士気 |
戦器 |
武力 |
武力ダメージ |
乱戦速度 |
効果時間 |
備考 |
号令 |
6 |
未解放 |
+5 |
20%軽減 |
- |
9.0c(知力依存0.2c) |
玄限定 |
解放済 |
- |
1.3倍 |
(最新Ver.2.5.0D)
調整履歴
所感
バランス型の数値に特技大兵を持つ。
後衛兵種で兵力管理しやすいので、大兵のために時代勢力を揃える必要性は低め。
計略は玄限定の武力上昇号令、戦器解放前で武力ダメージ軽減で解放後は乱戦時の攻撃速度が上がるおまけがつく。
追加効果のおかげで乱戦に強くなっているが、基本的にはシンプルな性能の号令。
逸話と違ってデメリットがない
特筆すべきは乱戦時の攻撃速度が上がる効果でこれまでの大戦シリーズでは重複せず効果が大きい方が優先される仕様だった。
しかし英傑大戦では乱戦時の攻撃速度が重複する。(その代わりに上限は低めに設定されている。)
そのため戦器「毒匕寒月刃」と組ませることでかなりの殲滅力が期待できる。
注意点は中盤に攻めた時の自身の兵力管理。
特技もあってコスト以上にタフなので、撃破ずらしをされると次の攻防に影響する可能性がある。
解説
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春秋時代に存在した「宋」国の君主で、姓が「子」・名が「茲甫」。
宋は古の「殷」王朝の流れを汲む(殷の最後の王・紂王の異母兄が始祖)とされる国であり、国力自体はあまり高くないものの、その血統から諸侯でも最高位の「公爵」(斉や晋と対等)として封じられていた。
宋襄公が(頑迷なほど)礼儀を重んじる理想主義者となった背景には、こうした血統・位に対する高い自負心があったからとも考えられている。
元々は
斉桓公の主催する会盟に参加する立場だったが、桓公死後には中小国を率いる盟主として斉の内乱を鎮めることに成功。
これにより、周辺の中小国だけでなく斉の様な大国にも認められた盟主(=覇者)となり、後に「春秋五覇」の一人に数えられる様になった。
ただし宋は位こそ「公」と高いものの、
国力的にはせいぜい中堅国どまりであり、国力の面では斉や楚に大きく劣っていた。
そんな宋襄公が覇者となったことに
楚成王は不満を募らせており、宋襄公が主催する会盟に「楚成王自らが来るように」と伝えられたことでついに激怒。
会盟の場に自身ではなく代理の将軍「子玉」を送っただけでなく、子玉に
会盟の席で宋襄公を捕縛して監禁させ、人質にして周辺の邑を荒らし回らせるという暴挙に及んだ。
諸侯の取り成しもあって宋襄公の身柄自体はすぐに解放されたものの、諸侯の面前でこんな仕打ちを受けた
宋襄公の面子は丸つぶれになってしまう。
宋襄公はこの屈辱を晴らすべく、
国力的に無謀だと止める臣下たちの諌めも聞かずに楚との戦争へと突き進んでいく。
宋と楚の決戦、「泓水の戦い」は宋が連合軍を率いて鄭(楚の盟下だった小国)に攻め込んだことから始まる。
鄭への援軍として出陣した楚軍に対し、宋軍は自国内の「泓水」のほとりに陣を展開した。
数の上では楚軍が圧倒的に優勢であり、劣勢の宋軍は「自国内かつ川の対岸」という地の利を用いることで、何とか対抗しようとする構図だった。
ところが、宋襄公は何故か渡河前・渡河中の楚軍を攻撃しようとしなかった。
これでは勝ち目が無いと諌める臣下に対し、宋襄公は「君子は人が困っている時に更に困らせるようなことはしないものだ」と言い放ち、その言葉通りに楚軍が渡河を終え陣を完全に展開するまで一切攻撃しなかった。
当然万全の楚軍と宋軍では勝負にならず、宋軍は大敗し宋襄公も負傷。
宋襄公はその傷が元で2年後に死去してしまう。
この逸話から、「無用な(或いは分不相応な)あわれみ」を意味する「宋襄の仁」ということわざが生まれた。
カードテキストには「春秋時代の宋の王」と書かれているが、宋襄公は字の通り「公」を称しており、「王」ではない。
何なら、宋は最後の君主「(宋)康王」以外「王」を名乗った君主はいない。
そもそも春秋時代は諸侯の上に形式上とは言え周王室が存在しており、周王室を立てるために基本的に諸侯は「王」を名乗らない。
一方で楚は春秋時代でも王号を称しているが、これは楚が周王室を軽んじ、「自国は蛮夷だから」と開き直っているからなのでむしろ例外。
そうした形式上とは言え周王室を立てる気風が薄れ、諸侯が皆王号を称したからこそ、時代が春秋時代から戦国時代に移り変わったのだと言える。
大戦シリーズにおいて
台詞
\ |
台詞 |
開幕 |
古の戦法を守る、敵の整列を待って戦う |
計略 |
戦においても、仁を尽くす! |
└絆武将 |
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兵種アクション |
行け! |
撤退 |
仁に死す |
復活 |
傷は浅い |
伏兵 |
卑劣な伏兵になどなりたくない。解除せよ |
攻城 |
よかろう これより攻撃を開始する! |
落城 |
いかなる時であろうと、敵の弱みにつけこむことはない |
贈り物① |
場合によって変える仁など、仁とは呼ばぬ。 |
贈り物② |
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贈り物(お正月) |
新年の挨拶に伺うところでしたが、あなたに 先を越されてしまいました、流石私が見込んだ人だ。 |
贈り物(バレンタインデー) |
バレンタインおめでとうございます。これは…… 私にもいただけるのですか。恐悦至極に存じます。 |
贈り物(ホワイトデー) |
ホワイトデーおめでとうございます。 ささやかながら、これは私からの贈り物でございます。 |
贈り物(ハロウィン) |
|
友好度上昇 |
傷は浅い |
寵臣 |
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└特殊 |
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贈り物の特殊演出
①
対象武将:碧097_斉桓公 |
会話武将 |
台詞 |
碧097_斉桓公 |
君に聞く耳あれば、覇者の助言を。 |
EX099_宋襄公 |
はっ……ありがたく頂戴いたします。 |
碧097_斉桓公 |
盟主である私以外の者の言葉にも耳を傾けよ。 君の近くにもいるだろ? 諫めてくれる者が。 |
EX099_宋襄公 |
我が仁を犯すものでなければ 何事も取り入れようと考えております。 |
碧097_斉桓公 |
(こいつは頑固そうだな……) |
情報提供・誤った点に気付いた等、何かありましたら気楽にコメントしてください。
最終更新:2025年04月23日 22:01