かつてカヲにゃんは、山の中にある広い広いおうちで、老人達と暮らしてました。
老人達は皆「地位と名誉とお金しかない淋しい人」なのだと、通いで出入りしてるリッちゃんが教えてくれました。
カヲにゃんは、そこで自由のない生活を送ってたのです。
いつも、老人のうち誰かの膝の上か腕の中にいる事を強制されてました。
隙を突いて逃げても、間髪を入れず別の老人がカヲにゃんを捕まえます。
トイレもままなりません。
老人達はカヲにゃんに愚痴を話すか、一切無言。どちらにしてもカヲにゃんにはつまらな過ぎて苦痛の日々。
おうちもお庭も広いのに、自由に歩く事は許されませんでした。
老人達は皆「地位と名誉とお金しかない淋しい人」なのだと、通いで出入りしてるリッちゃんが教えてくれました。
カヲにゃんは、そこで自由のない生活を送ってたのです。
いつも、老人のうち誰かの膝の上か腕の中にいる事を強制されてました。
隙を突いて逃げても、間髪を入れず別の老人がカヲにゃんを捕まえます。
トイレもままなりません。
老人達はカヲにゃんに愚痴を話すか、一切無言。どちらにしてもカヲにゃんにはつまらな過ぎて苦痛の日々。
おうちもお庭も広いのに、自由に歩く事は許されませんでした。
そんなある日、老人達がカヲにゃんをめぐって喧嘩を始めたのです。
そして言い争いの中でどうしてそうなったのか・・
カヲにゃんをどこぞのお嬢さんとケコーンさせて子猫を生ませ、皆で引き取ろうという結論に到達しました。
カヲにゃんもう限界・・・。
あまりの不自由と勝手に決められる未来に耐え兼ね老人達の元を逃げ出したのです。
そして言い争いの中でどうしてそうなったのか・・
カヲにゃんをどこぞのお嬢さんとケコーンさせて子猫を生ませ、皆で引き取ろうという結論に到達しました。
カヲにゃんもう限界・・・。
あまりの不自由と勝手に決められる未来に耐え兼ね老人達の元を逃げ出したのです。
「シンジ君?」
起きたら、隣りで一緒に眠ってたシンにゃんがいません。
寝床から出て伸びをしてたら台所でユイママが人間の朝ご飯を作ってました。
「おはよう・シンジはレイを起こしに行ってるわよ」
「ギクッ!!」
ユイママ・・それは笑顔でシンにゃんとカヲにゃんを風呂場に連行する恐ろしい人間。この家のボス。
でも微笑むユイママに頭をヨシヨシされると、自然にゴロゴロ言ってしまいます。
「毎朝レイを起こすのがシンジの日課なのよ」
「・・・・じゃあ、僕はトウサンを起こすニャン」
カヲにゃんはユイママの腕からピョンと飛び降りて父さんの寝室へ行きました。
起きたら、隣りで一緒に眠ってたシンにゃんがいません。
寝床から出て伸びをしてたら台所でユイママが人間の朝ご飯を作ってました。
「おはよう・シンジはレイを起こしに行ってるわよ」
「ギクッ!!」
ユイママ・・それは笑顔でシンにゃんとカヲにゃんを風呂場に連行する恐ろしい人間。この家のボス。
でも微笑むユイママに頭をヨシヨシされると、自然にゴロゴロ言ってしまいます。
「毎朝レイを起こすのがシンジの日課なのよ」
「・・・・じゃあ、僕はトウサンを起こすニャン」
カヲにゃんはユイママの腕からピョンと飛び降りて父さんの寝室へ行きました。
カヲにゃんは父さんの部屋のドアの前まできました。
「ニャーニャー!!!!トウサン開けてニャー!!!!」
カリカリカリ
「アラアラ・開けてあげるから傷つけちゃだめよ」
爪でドアを引っ掻いたらユイママが来て開けてくれました。
「トウサン入るニャ」
「グーグー」
ベッドにピョンと登って見ると父さんはあおむけで熟睡中。
「起きるニャー」
「ううぅ・・」
胸の上に乗ったら顔をしかめる父さん。
「レイか・・」
「違うニャ」
「仕方のない娘だ」
「違うニャ」
「そんなに私が好きか・・」
「違うニャ」
お寝ぼけ父さんはカヲにゃんを抱き布団の中へ。違うって言ってんのに・・
どうして「淋しい人」は、いつもカヲにゃんの意志を無視してじぶんの思い通りにしようとするのでしょう。
「ニャーニャー!!!!トウサン開けてニャー!!!!」
カリカリカリ
「アラアラ・開けてあげるから傷つけちゃだめよ」
爪でドアを引っ掻いたらユイママが来て開けてくれました。
「トウサン入るニャ」
「グーグー」
ベッドにピョンと登って見ると父さんはあおむけで熟睡中。
「起きるニャー」
「ううぅ・・」
胸の上に乗ったら顔をしかめる父さん。
「レイか・・」
「違うニャ」
「仕方のない娘だ」
「違うニャ」
「そんなに私が好きか・・」
「違うニャ」
お寝ぼけ父さんはカヲにゃんを抱き布団の中へ。違うって言ってんのに・・
どうして「淋しい人」は、いつもカヲにゃんの意志を無視してじぶんの思い通りにしようとするのでしょう。
「ゴロゴロゴロゴロ・・ハッ!?」
でもカヲにゃんは、無意識にゴロゴロ言って父さんに身を任せてました。
頭をヨシヨシするおっきな手は、シンにゃんのペロペロやユイママの手と違い武骨ですが・同じ温もりが確かにあります。
カヲにゃんはよく似た武骨な手を思い出しました。
でもカヲにゃんは、無意識にゴロゴロ言って父さんに身を任せてました。
頭をヨシヨシするおっきな手は、シンにゃんのペロペロやユイママの手と違い武骨ですが・同じ温もりが確かにあります。
カヲにゃんはよく似た武骨な手を思い出しました。
「ギチョー達・元気かニャア・・」
不自由で息苦しかった老人達との生活を思い出して、胸が騒ぐカヲにゃん。
二度と戻るまいと逃げ出したのに・・この気持ちは何でしょう。
不自由で息苦しかった老人達との生活を思い出して、胸が騒ぐカヲにゃん。
二度と戻るまいと逃げ出したのに・・この気持ちは何でしょう。
「もう仲良しになったのね」
ユイママの声が聞こえると、ヨシヨシする父さんの手がピクッと止まりました。
父さん、目覚めたようです。
「ユイ・・・」
「何だか妬けちゃうわ」
パタンと、戸が閉まる気配・・・。
直後・ガバッと布団が剥がれました。
「シンジ!!!私のベッドに乗り込むとは貴様一体どういうつもr」
「違うニャ」
「・・・・」
シンにゃんじゃない事に気付き言葉を失う父さん・・。
「フン・・////」
ちょっと頬を染めつつベッドを降りて身仕度を始めました。
ユイママの声が聞こえると、ヨシヨシする父さんの手がピクッと止まりました。
父さん、目覚めたようです。
「ユイ・・・」
「何だか妬けちゃうわ」
パタンと、戸が閉まる気配・・・。
直後・ガバッと布団が剥がれました。
「シンジ!!!私のベッドに乗り込むとは貴様一体どういうつもr」
「違うニャ」
「・・・・」
シンにゃんじゃない事に気付き言葉を失う父さん・・。
「フン・・////」
ちょっと頬を染めつつベッドを降りて身仕度を始めました。
着替えた父さんはカヲにゃんに振り向きます。
「いつまでそこにいるつもりだ」
「ウニャ」
「ここは私の部屋だ」
「ウニャ」
「早くしろ」
「ウニャ」
父さんはカヲにゃんを小脇に抱えて部屋を出ました。
「いつまでそこにいるつもりだ」
「ウニャ」
「ここは私の部屋だ」
「ウニャ」
「早くしろ」
「ウニャ」
父さんはカヲにゃんを小脇に抱えて部屋を出ました。
と、シンにゃんを抱っこしたレイにゃんと鉢合わせ。
「にゃぎさぁ!?なっなんで父さんに!?」
シンにゃんが叫びました。
「パパ・どうしてパパが彼を持ってるの」
「わ・私のベッドに勝手に入り込んで来たのだ///」
「!?にゃぎさ!・・父さんと寝たのか!?」
「シンジ君・・・」
「にゃぎさぁ!?なっなんで父さんに!?」
シンにゃんが叫びました。
「パパ・どうしてパパが彼を持ってるの」
「わ・私のベッドに勝手に入り込んで来たのだ///」
「!?にゃぎさ!・・父さんと寝たのか!?」
「シンジ君・・・」
それは誤解です。
「トウサンを起こしに行ったら、トウサンが寝ぼけて僕を布団の中へ・・」
「何だって!!糞野郎シャアアアアア!!!!!!」
「ぐあ!!!!」
シンにゃんはレイたんの腕の中からジャンプして父さんの顔に飛び掛かりました。
四肢の爪を立てて父さんの顔面にへばり付くシンにゃん。
「シンジ!何をする!??」
「シンジ君!」
「許さない変態野郎!!ニャ!ニャ!ニャ!」
「ぐおおぉっ!!!」
左後ろ足でキックしながら右前足で猫パンチ!猫パンチ!猫パンチ!
「あらまあ・何を騒いでるの」
「見ての通りなのよママ」
「止めなさいシンジ」
ユイママはシンにゃんの首根っこを掴んで剥がしました。
宙に浮いた足をばたつかせてシンにゃん大暴れ。
「フギャアアギャアアア!!母さん離すニャ!こいつは僕のにゃぎさを寝取ろうとしてる!!!!!!111」
父さんも怒鳴りました。
「シンジは凶暴で気性が荒すぎる!やはり去勢させろ!!!!」
「パパになんて事するの?いけない子」
キュッと肉球を抓るユイママ。
「ギャヒ!!!」
「シンジは暫く反省部屋よ」
急に人形のように動かなくなったシンにゃんはユイママに首根っこをつままれたまま連行されてケージへ入れられました。
「パパ・・・・大丈夫・・?」
「あ・ああ・・心配してくれるのか?」
「だって爪痕が凄いから」
ユイママが戻って来ました。
「あなた・すぐに手当てしましょ」
「ユイ・・」
「トウサンを起こしに行ったら、トウサンが寝ぼけて僕を布団の中へ・・」
「何だって!!糞野郎シャアアアアア!!!!!!」
「ぐあ!!!!」
シンにゃんはレイたんの腕の中からジャンプして父さんの顔に飛び掛かりました。
四肢の爪を立てて父さんの顔面にへばり付くシンにゃん。
「シンジ!何をする!??」
「シンジ君!」
「許さない変態野郎!!ニャ!ニャ!ニャ!」
「ぐおおぉっ!!!」
左後ろ足でキックしながら右前足で猫パンチ!猫パンチ!猫パンチ!
「あらまあ・何を騒いでるの」
「見ての通りなのよママ」
「止めなさいシンジ」
ユイママはシンにゃんの首根っこを掴んで剥がしました。
宙に浮いた足をばたつかせてシンにゃん大暴れ。
「フギャアアギャアアア!!母さん離すニャ!こいつは僕のにゃぎさを寝取ろうとしてる!!!!!!111」
父さんも怒鳴りました。
「シンジは凶暴で気性が荒すぎる!やはり去勢させろ!!!!」
「パパになんて事するの?いけない子」
キュッと肉球を抓るユイママ。
「ギャヒ!!!」
「シンジは暫く反省部屋よ」
急に人形のように動かなくなったシンにゃんはユイママに首根っこをつままれたまま連行されてケージへ入れられました。
「パパ・・・・大丈夫・・?」
「あ・ああ・・心配してくれるのか?」
「だって爪痕が凄いから」
ユイママが戻って来ました。
「あなた・すぐに手当てしましょ」
「ユイ・・」
リビングのソファに座り娘と妻から手厚く手当てを受ける父さん。
父さんの小脇に抱えられてたカヲにゃんは、自動的に膝の上に移動させられました。
「トウサン大丈夫ニャ?」
「あなた、少ししみるけど我慢してね」
「酷い傷よ・病院に行きましょうパパ」
「・・・・問題無い」
「ウニャァ?」
トウサン・・意外と人気者?
淋しい人だと思ったのは気のせいみたいです。
手当てを終えたユイママとレイたんは、救急箱を片付けて朝の準備に戻って行きました。
「僕もシンジ君の所へ行かないと」
カヲにゃんは立ち上がりました。
シンにゃんは寒い玄関のケージの中です。
なぜ父さんに襲いかかったのでしょう?・・ちゃんとシンにゃんとお話しないといけません。
だってシンにゃんはカヲにゃんの旦那様だから。
父さんの小脇に抱えられてたカヲにゃんは、自動的に膝の上に移動させられました。
「トウサン大丈夫ニャ?」
「あなた、少ししみるけど我慢してね」
「酷い傷よ・病院に行きましょうパパ」
「・・・・問題無い」
「ウニャァ?」
トウサン・・意外と人気者?
淋しい人だと思ったのは気のせいみたいです。
手当てを終えたユイママとレイたんは、救急箱を片付けて朝の準備に戻って行きました。
「僕もシンジ君の所へ行かないと」
カヲにゃんは立ち上がりました。
シンにゃんは寒い玄関のケージの中です。
なぜ父さんに襲いかかったのでしょう?・・ちゃんとシンにゃんとお話しないといけません。
だってシンにゃんはカヲにゃんの旦那様だから。
「シンジ君・・?」
ケージの中にいるはずのシンにゃんが見当たらないです。
何処?
「あ!シンジ君」
「・・・・・」
シンにゃんはケージの隅っこで黒い毛玉みたいに丸くなってました。
ケージの中にいるはずのシンにゃんが見当たらないです。
何処?
「あ!シンジ君」
「・・・・・」
シンにゃんはケージの隅っこで黒い毛玉みたいに丸くなってました。
「シンジ君・・シンジ君ったら」
「・・・」
ふてくされてるシンにゃん無反応。
ケージの中に入ろうと格子の間に顔を押し付けてみますが、通りません。
「シンジ君!ニャア!ニャアアアア!!!!!!」
「・・・・」
「アラアラ、今度はなあに?」
ユイママが来ました。
「カアサン!ケージを開けるニャ!シンジ君と話をs」
「今は遊んじゃだめよ・シンジは反省中ですからね」
「違うニャ!僕は話を」
「さあ行きましょう」
「ウニャア・・」
ユイママはカヲにゃんを抱き上げてリビングへ。
「・・・・」
カヲたんの分のみの朝ご飯が用意されてましたが、手を付ける気になりません。
「シンジ君・・」
カリカリを見詰めながら考えていたら、背後から父さんが近付いて来ました。
カヲにゃんの頭の上に大きな手の平がトンと乗って、ピクッと振り返るカヲにゃん。
「どうやらお前のせいでヒドイ目にあった・・」
「僕のせい・・?」
「フフフ・・」
「!?|||||||||(ビクッ」
腹の底から響くような、父さんの低い笑い声を聞いてちょっち固まるカヲにゃんでした。
「・・・」
ふてくされてるシンにゃん無反応。
ケージの中に入ろうと格子の間に顔を押し付けてみますが、通りません。
「シンジ君!ニャア!ニャアアアア!!!!!!」
「・・・・」
「アラアラ、今度はなあに?」
ユイママが来ました。
「カアサン!ケージを開けるニャ!シンジ君と話をs」
「今は遊んじゃだめよ・シンジは反省中ですからね」
「違うニャ!僕は話を」
「さあ行きましょう」
「ウニャア・・」
ユイママはカヲにゃんを抱き上げてリビングへ。
「・・・・」
カヲたんの分のみの朝ご飯が用意されてましたが、手を付ける気になりません。
「シンジ君・・」
カリカリを見詰めながら考えていたら、背後から父さんが近付いて来ました。
カヲにゃんの頭の上に大きな手の平がトンと乗って、ピクッと振り返るカヲにゃん。
「どうやらお前のせいでヒドイ目にあった・・」
「僕のせい・・?」
「フフフ・・」
「!?|||||||||(ビクッ」
腹の底から響くような、父さんの低い笑い声を聞いてちょっち固まるカヲにゃんでした。
