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シンカヲまとめ@ ウィキ
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シンカヲまとめ@ ウィキ

35-46

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匿名ユーザー

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だれでも歓迎! 編集
「構えは・・こう」
「こ・こうかな」
「そうよ・それをこうして前へ・・」
「えっと、前へ・・」
派手な技の割に地味な授業だ。
カヲたんは帰らずこの様を傍でガン見してるから、羞恥心は倍増である。
奴はそれ程迄にレイたんに惚れてるという事だろう。
「碇君・照れてはだめなのよ」
「・・・ごめん」
的確に指摘されて更に恥ずかしい!

「この瞬間に掌の中へ憎しみを注ぎ込むイメージよ」
「うん、憎しみを・・え!憎しみ!?」
「そうよ・憎しみを具現化しビームに昇華させる、それが綾波流気功術」
「・・・・・」
さっきのレイたんのビームを思い出すシンたま。
あれは憎しみの塊だったのか・・レイたんの心の闇は深い。
「碇君ちゃんと集中して・・どうしたの?」
「あっいや何でも・・」
「じゃあ、今の通り、やってみて」
「わかった・・」

腰を捩じって・・構えを取り・・(中略)・・
「ぁ・ぁゃなみ流・・ボソボソ」
恥ずかしい。
ここで憎しみを掌に、掌に・・掌に!

「(父さんなんか父さんなんか父さんなんかー!!)」

憎しみの注入だけは朝飯前なのであった。
シンたまの闇もまあまあ深い。
すると。

ビカー!!!

「え・・!?」
眩しい!何これ!?
見ると脇腹あたりに構えた両手の中には強烈な光球!
「碇君!何をしているの・早く腕を前へ!暴発してしまうわ!」
「ええ!うわあっ!!」
珍しく声を荒げるレイたんと暴発という言葉にビビって、必死に両腕を前に出すシンたま。
「!?」

だがその腕の先には・・・ポカン顔でこっち見てるカヲたん。

「渚どいて!早くどいて!!!」
「いいえ今よ、彼へ向かって気功を放つの」
「!?」
間髪を入れずシンたまの背中をバチンと叩くレイたん。
「オブッ!」
と、まるで水鉄砲みたいにシンたまの両手の中の光から勢い良くビームが飛び出た。

バババーーン!!!!!

さっきのレイたんとタメ張れそうなほど御立派なのが、カヲたん目掛けて一直線。
ど・どうしよう!わざとじゃないとはいえ、仲間に向かって攻撃しちゃった!
シンたま、恐くて眩しくて軽くパニック状態。
しかし!

パキーン!!!

「嗚呼っ!!」
カヲたんの前にATFがあるではないか。
弾かれたシンたまビームは軌道を変え直上へと消えたのだった。

「今の、ファーストの気功と同じくらい凄くなかった?」
「ええ・・素晴らしい憎しみのパワーだったわ」
レイたん無表情で拍手パチパチ。
「・・・・・」
手足がガクガクと震えて立ってるのがやっとのシンたま。
何て恐ろしい技。何て恐ろしいじぶんの闇。

てか、ただ言われた通りの手順を取っただけでこんな簡単にビームなんか出せていいの?

これを初号機でやったら間違いなく地球が壊れてしまうだろう。

ドドーン・・

「「「ん?」」」
遥か上空から響いてきた音を聞き、一斉に真上を見上げる3人。
「ん?」
「あら」
「・・!!!!」

「あら」じゃない。
カヲたんのATFに勢い良く接触して直上へ跳ね上がっていったシンたまのビーム。
それがジオフロント天井の特殊装甲板を破壊したのだ。

ガラガラ。
大小様々な装甲板の残骸が降って来た。

「綾波ー!!!」
表情一つ変えず逃げようともしないレイたん。
に飛びかかり、そのまんま地面に押し倒すシンたま。
レイたんの頭を抱えて守る。
ガシャン!グシャ!ガラガラ!ガン!
激しい震動に鼓膜が破れそうなほど凄い音。
し・死ぬかも・・。
でもレイたんだけは!

・・・・シーン。

どれくらい経過したのか、やがて何も聞こえなくなった。
死んじゃったのかな僕?
何も感じない。
痛みも苦しみも。
何も。
・・・・否。
体の下に、軟らかくて温かいものが。
「ハッッッ!!」
身を挺して守ったレイたんは無事なのか!?
「あ・・綾なm」

と、凄まじい勢いでシンたまは後ろに引っ張られレイたんと引き離された。
「いつまでファーストに抱き着いてんの?」
「・・・」
カヲたんがシンたまの襟首を目一杯引っ張ったのだ。
振り返り見上げると・・凄まじい殺気を込め睨み下ろしてくるカヲたんがいた。

だが今のシンたまにはライバルのカヲたんなんかどうでもよかった。
カヲたんはほぼシカトでレイたんへ向き直る。
「綾波!?」
「平気」
むくっと起き上がるレイたん。
「け・怪我なかった?」
「大丈夫、ありがとう碇君」
「よかった・・」
カヲたんも無事みたいだし。ホッとするシンたま。
奇跡だ。
「・・・て、あれ?」
周囲を見回したら、降って来た天井の残骸に囲まれてて埃で空気が霞んでる。
なのに3人の周辺だけは塵一つなく空気もクリアー。
見事に残骸は3人を避ける形で落下してる。これは一体?
レイたんはカヲたんを指さした。
「彼のATFよ」
「!」
シンたまはカヲたんをふたたび見た。
「なんて便利な人なのかしら?ありがとう」
「別に君の為じゃない!」
レイたんに対してもツンと冷たい態度のカヲたん。
いきなりレイたんに抱き着いたシンたまが気に入らないのはわかる。
が、抱き着かれたのに平然としてるレイたんの態度まで気に入らない様子。
僕達より1個上の癖に、何と子供ぽくてちっちゃい男だ・・・しかし・・。
シンたまは立ち上がってカヲたんと向き合った。

「何?」
「ありがとう、渚のATFで助かったよ」
「・・・!?」

びっくりした顔でシンたまを見るカヲたん。
リリンに感謝されるなんて思いもしなかったのであろう。

本来、人とリリンは相容れない関係である。
シンたま自身、使徒であるカヲたんの事を、仲間なんだとじぶんに言い聞かせつつも常に警戒してきたのだ。
でも今は。

「君が使徒で良かった」

それに較べて何て無力なじぶん。
大事なレイたんも守れなかった。
否。守る以前に、むしろ逆に危険な目にあわせたのである。
男として最低だ情けない。
シンたまはため息をついてうなだれた。
憎しみは何も生まないというのはこういう事か(ちょっち違う)。
「・・ほんとうに?」
自己嫌悪に陥り始めたシンたまに聞き返すカヲたん。
シンたまは顔を上げた。

「本当に僕が使徒で良かったと思う?」
「?・・う・うん?」

見下すふうでもふざけるふうでも怒ってるふうでもなく、シンたまを凝視し繰り返し問うカヲたん。
本心かと言われたら、本心だ。
カヲたんのATFが無かったら大惨事だったに違いない。
否、それ以前にシンたまのビームを弾けず直撃を食らっていただろう。
シンたまは仲間殺しの十字架を背負うところだったのだ。
「本心だよ」
そう。カヲたんが使徒で本当に良かったと思う。

するとカヲたんの表情がふわっと変化した。

「そっか・・・」
「・・・」

カヲたん、ニコリとあどけない笑顔を浮かべる。
いつもは挑発的で人を見下すような笑みしか見せないカヲたんなのに、これは珍しい。
使徒、こんな顔も出来るんだ?
白いほっぺをちょっと桃色にさせて浮かべる表情は、年上とは思えない程幼く見える。

この表情、シンたまの好きな、はにかんだときのレイたんにも似てるような・・。
何で似てる気がするのだろう?目の色が同じだから?

ウー!!ウー!!

ここでいきなりジオフロント内に鳴り響くサイレンである。
「彼のATFをマギが拾ったようね」
「みたいだね」
今頃ジオフロント内に突然出現したパターン青に大人の皆さんはバタバタしている頃だろう。
「これは誤報。私達は何も知らない・・・そうよね?」
「「うん」」
「じゃあ特訓を続けましょう碇君」
「了解」
そう。カヲたんの正体は大人達には内緒なのだ。
特に使徒アレルギーのミサトさんにばれたら大変なことになってしまう・・。
使徒のカヲたんがパイロットの中に紛れ込んでいたのを真っ先に見つけたのは、レイたんである。
皆でフルボッコにして大人達に突き出しても良かったんだが、4人で話し合いカヲたんをこのまま仲間にする事とした。

パイロットとして優秀なカヲたんがいれば理論上、パイロットの全体生存率が上がる為である。

サイレンが鳴り止まない中、綾波流気功術の練習を続けていたらシンたまの携帯が鳴った。
「ミサトさんだ・・もしもし?」
『非常召集よ!いったい何をしているの!?』
「え?誤報じゃないんですか?」
『ばか!!早く来なさい!もうすぐ地上からジオフロントに使徒g』

ドカーン!!!

3人がいる場所から遥かあっちのほうの天井が崩れ落ちた。

ラーラーラー。

そこから、ズングリムックリなゼルエル様ご降臨。
「「「    」」」
ど迫力に言葉を失う3人。
『もしもし!?もしもし!?今どこなの!まさか他の子達も一緒じゃないでしょうね!?』
「あ・・・・・・綾波と渚が一緒です・・」
『この3ばかーっ!!早くしなさい無抵抗のまま死ぬつもり!?』
ブツッ!
電話は切れた。
「本当に使徒が襲来してたのね」
「急ごう綾波!なぎs」
「綾波流気功術!」
カヲたんゼルエルに向かってビーム発射。
「この非常時に何やってんだー!」
ビー・・・
人間すら殺せないカヲたんのビームはゼル様には遥か届かず失速し消滅した。
「あ~あ、リリンの技ってほんと使えない」
「それ以前に君の貧弱ビームであれを倒せるわけないだろーが!!!!」
このバカ身のほどをわきまえろ!!
その後はダッシュでエヴァの元へ向かう3人だった。
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