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シンカヲまとめ@ ウィキ
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シンカヲまとめ@ ウィキ

35-48

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匿名ユーザー

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だれでも歓迎! 編集
ドドドドドーーーーーーーーン!!!!!

2人に襲いかかったのは凄まじいビームである。
ゼル様の<顔ビーム>か?
「シンジ君!!」

ビキバキビキバキ!!
「・・・な!!!」

間一髪、ATFを展開させてビームを受け止めたのはカヲたん。
ビームは4号機の機体よりも遥かに巨大な光の球となってATFに食い込み突破を図る。
カヲたんでも容易に跳ね返せないパワーだ。
「・・渚!!」
「ううっ・・これはあの使徒の攻撃じゃない!リリンの気功波だっ!」
「ぼ・僕の気功が跳ね返されたのかッ・・」
「いいえ。碇君の気功は使徒のATFを破って直撃したわ」
「ならこれは一体!?」
レイたんがたんたんと真実を述べる。

「4号機が今必死に受け止めてるのは・・・私の気功・・」

ちょっち頬を染めヒロイン的に恥じらうレイたん。
「ちょ・・綾波ーっ!?」
「外してしまったの。ごめんなさい」
「綾波ーっ!!」
それどころじゃないのに突っ込まずには居られない(しかも2回)シンたまであった。

レイたん。何と重い憎しみ。何と深い心の闇。
モヤシ男子のカヲたんピンチである。

これ何とかしないと地球が壊れる・・否・・・・・・滅ぶだろうJK!!!
カヲたん叫ぶ。
「ファースト!今の内に、あの使徒にもっかい気功を叩き込むんだ!」
「渚!!」
「シンジ君も!早く早く!!」
「わかったわ。碇君・もう一度よ」
「でも渚が!」
「彼ならたぶん大丈夫、これで死んだらその程度の弱い男というだけよ」
じぶんのせいなのに冷酷なまでに他人事でドライなレイたん。

シンたまの気功を食らったゼル様は、両きしめんでコアのあたりを抱えてうずくまっていた。
人間なら、みずおちにダメージを受けた様なものなのであろう。
口らしき部分から胃液に相当するらしい汁も垂らしてた。
叩くなら今だ。
「今度は確実に当てるわ」
「とどめ!!」
うずくまるゼルさまに駆け寄る2機。

そして2人同時にゼロ距離で気功を放ち、漸く「†」が上がったのであった。


「†」を並んで見上げる初号機と零号機。
「凄まじい戦いだったわ」
「うん・・」

終わった・・・気が抜けたシンたまを、突然強い疲労感が襲う。

『ま~だ終わってないわよあんた達!!』
「ミ・ミサトさん・・」
ヤバイキレてる。ビビるシンたま。
『シンジ君、レイ、後でチョ~ッチ話があるわ・・』
「う・・」
「了解・・じゃ碇君、先に行くから」
「うん・・」
回収エリアに移動して地面に沈んで行く零号機。
「・・・。」
疲れた。もう寝たいのにミサトさんの説教か。
ため息ついたシンたまも、回収エリアに移動しようと踵を返した。
「?」
消防車や救急車など数十台が、おもちゃみたいに忙しく地面を走り回ってる。
何で?
「あっ・・・・・・・・!!!!!!!」

車の向かう先には・・・・・・・倒れた4号機。
銀色である筈のボディーは無残にも黒コゲてるではないか。

ゼル様を倒した達成感と脱力感でスッキリ忘れて居た。
「渚!?おい渚ー!!!」
4号機との通信回路も切れてる。
つまり、4号機完全に沈黙である。

『シンジ君を庇って彼が受けたエネルギー波は4号機のATFを突破したの。瀕死の重体よ』
「!!!」
『でも大丈夫だシンジ君、彼はまだ辛うじて生きて居るから』
「      」
『即死でもおかしくなかったのよ。良かったわ』
「                  」

何が良いのかわからないが、リッちゃんとリョウちゃんは事実を隠さず述べ、シンたまを慰めたのだった。
綾波流気功術は余りにも危険である為、奥の手として本当にヤバイ時までは封印される事となった。
そして勝手な行動を取った事でミサトさんにコテコテに叱られまくったシンたまとレイたんである。

漸く解放された後、シンたまが向かった先はカヲたんの病室。しかし。
「面会謝絶・・・」
大変だ・本当に死にかけてるらしい。
シンたまは血の気が退き、足が震えだした。
カヲたんのS2機関はどうなっているんだ。
カヲたん、どうして?

シンたまは病室の前で立ち尽くしたまま、気功の稽古の時にカヲたんが見せた笑顔を思い出した。
カヲたんが使徒でよかった・・そう言われて嬉しそうだった・と思う。


使徒であるカヲたんは、何の為にエヴァのパイロットをしてるんだろう。
カヲたんにはカヲたんの目的があっての事である筈だ。

その目的とは、他の使徒と同じ<人類滅亡>である・・とは、アスカたんの言。
皆と一緒にじぶん以外の全ての使徒を倒したあとで、最後に人類を裏切って滅ぼす気なのだ。
フィフスチルドレンこそが最強最後の敵である。
というアスカたんの仮説は尤もであり、シンたまもそう解釈してきた。

でも・・カヲたんが今瀕死の重体なのは、シンたまを守っての事なのだ。
ゼル様打倒の為に初号機が必要だったという前提があるとはいえ、じぶんが「†」になったら元も子もないのに。

カヲたんて本当に敵なのか?そんなに悪い生命体なのか?

あんなふうに笑えるのに。
レイたんに恋だってしてるのに・・。

「・・・で、結局何が言いたい!?君は僕のこの様を笑いに来たんだろ!」
「!!」

室内から漏れてきたのはカヲたんの声!
しかも元気そう!!!

思わずドアのすぐ横の壁に張り付いて耳を付けるシンたま。
「まさか。私そんなヒマ人じゃないもの」
「(綾波もいる・・!!)」
レイたん、先に来てたんだ!?
「あなたをこんな目にあわせ、しかも最後はあなたの事すっかり忘れてしまってて、流石に悪いと思ったから謝りに来たのよ」
「(うっ・・)」
同じく。罪悪感増幅。
「何で君が謝るの?どうでもいいよ」
「(あいつまた子供みたいな事を・・)」
拗ねるなよ・・レイたんの前で無様な姿を晒したと思ってるのか。プライド高いなあ。
好きな子が見舞いに来てくれたんだから、素直に喜んで礼を言えばいいのに・・。
トウジを罵倒してる委員長みたいなもので、冷たい態度は意識しているという顕れであろう。
「碇君が、あなたのせいでショックを受けてたから」
「僕のせいでサードが?何で?」
「じぶんをかばってあなたが大怪我したと思ってる」
「・・・・」
「あなたが弱いからいけないのに、じぶんを責めて可哀相な碇君」
「(うわー・・)」
これは酷い言い様。好きな子にそこまで言われるカヲたんが可哀相である。
「でも元は私が放った気功が原因・・つまり私も碇君を傷付けてしまった、だからまずあなたに謝るの」
あまりの言われ様にショックを受けたらしくカヲたん黙りこくる。
しかしシンたまはわかっていた。レイたんは不器用故に、うまく話せないだけなのだ。
意味不な事を長々と話しるレイたんだが、つまり純粋に悪かったと思ってカヲたんに謝ってる居るのだ。
見事に意思がすれ違ってるな・・カヲたんを憐れみつつ盗み聞きするシンたまであった。

そのまま声が聞こえなくなったなと思ったら、直ぐ横のドアからレイたんが出て来た。
壁に耳をつけたまま固まるシンたま。
「・・・」
「・・・」
レイたんの無感情な視線が、逆につらい。

「あ・あのさ・・・」
沈黙に耐えられなかったのはシンたまである。
「何?」
「もう少し、渚に優しくして上げてもいいんじゃないかな、ほら・仲間なんだし・・」
「優しくって、どんなふう?」
「・・・・」
「私は普通にしてるつもり・・でも碇君がそう言うのなら努力するわ」
「そ・そうだね・・でも綾波は元々優しいと思うよ・・」
そう。シンたまとゲンパパ以外には、いつも誰に対してもあんな態度のレイたん。
シンたまに対しても最初はああだった。
可哀相だがカヲたん頑張れ・・・。
「私、今からスズハラ君と洞木さんにに気功を教えなきゃいけないから」
「トウジも!?でも委員長は非戦闘員じゃ・・」
「いいの、じゃあ」
何がいいのかわからないが、レイたんは去っていった。

カヲたん元気そうだから面会しても大丈夫みたい?
シンたま、カヲたんに会ってみることにした。
ドアを開け不必要に広い病室へ踏み込む。
ちょっと濃くなる消毒液のにおい。
不本意な事だがシンたま自身何回もここのお世話になってるから慣れた空気である。

ベッドの上には、お布団を被ったカヲたん。
あっち向いてて、顔が見えない。
枕元左右には点滴が1個ずつぶらさがってて、チューブはお布団の中へと入ってる。

「平気だよ!こんな事で一々電話してこないでよ!」

声をかけようとしたら、いきなりカヲたんが怒鳴った。
ちょっちベッドに近付いてよくみたら・・カヲたん携帯電話で通話してる。
「だから大丈夫だって・・えっ何言ってんの?僕もう帰らないよ!せっかくネルフに来たんだから!」
「・・・」
「・・うるさい!!僕がここのリリン達と上手くやってるかどうかなんて関係ないだろ!!」
「・・・」
どうやら、ネルフに来る前にカヲたんと関わってきた人間(人間とは限らないか?)と話してるようだ。
電話の相手と揉めてる。
「わかってるって!ちゃんと計画通りにやるよ!でもそれまでは僕の好きにしたっていいだろ!?」
「・・・・・」
計画?引っ掛かる単語・・・・・・。
「しつこい!!」
カヲたんは罵倒したあといきなり携帯を切って乱暴に枕の下へ入れた。

「・・・あの」
「!・シンジ君・・・」
カヲたんびっくりして振り返る。
片頬におっきなガーゼ、額と首には包帯グルグル。
それなりに負傷してる姿にシンたまギクッ。
「き・聞くつもりじゃなかったんだけど・・・」
「シンジ君!」
「・・・・!!!」
ガバッと起き上がったカヲたんの上半身は裸。
白い肌にも包帯グルグル・所々に赤黒い痣なんかも・・・。
左腕は骨折したらしくギプス・右腕もガーゼに包帯、あと点滴チューブ。
元気なのが不思議なくらい痛々しい姿である。
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