発電したものは効率的に使おう!
レストア後27年が過ぎた我がフィアット号
ハーネスを丸っと交換すれば良いのですが大変なので、これまでアース強化やリレー対応など電装系の要所はバージョンアップ(騙し騙しかな?)をしていました。
が、発電周りは対処していませんでした。
以前、人柱コーナーで機械式レギュレータから電子版のものに交換して効果を出す実験はしましたが、その他は変更していなかったです。
早速、古くなったリード線はどうなのか、事前調査でダイナモのプラスとレギュレータ間の結線を測定すると、やりがいありそうな抵抗値が…。
これは対応すると恩恵ありそうですね。笑

結線図を眺めながら、どう対応しようか酒の肴にしつつ検討。
ダイナモのプラスとレギュレータ(ボルテージレギュレータ)の結線、それとレギュレータ(カットアウト)からバッテリーのプラスに繋がる結線をレギュレータとスターター間だけ引き直そうかと思ってましたが、リード線をスターターを介して太い線に接続するよりもバッテリーまでロス無く流れてくれそうなので室内経由で直結することにしてみました。
しかし改めて眺めると、ノーマルはイグニッションコイルへの給電が遠いのでロスが大きいですね。リレー化の効果はそりゃ出るなと実感。。。

バッテリーを外し、エアクリーナーを外して作業開始!

まずボルテージレギュレータの端子とダイナモのプラスを3.5SQで接続。
圧着端子を付けるのが、ぼちぼち小さい作業で見えなくて辛い歳になってきました…。笑

続いてレギュレータのカットアウトとバッテリーのプラスを繋ぐため結線準備
まずボンネット側に同じく3.5SQを通し端子を取り付け。

室内経由でエンジンルームへ引き込みます。

エンジンルームに引き込んだら端子を付け、レギュレータのカットアウト端子に接続。

気になる効果は…
はっきりと体感出来ました。
これまで14.3-4vあたりを示していた電圧計が、より低い回転数から14v台に突入し、2500rpmちょいでレギュレータが制御する上限の14.6vに到達するようになりました。
これまで14.3-4vあたりを示していた電圧計が、より低い回転数から14v台に突入し、2500rpmちょいでレギュレータが制御する上限の14.6vに到達するようになりました。
ダイナモの性能をしっかりと出し切れるようになったことに加え、増えた分が点火系にもフィードバックされて、さらにパワフルになりました。
気になる人、お試しあれ。

Written by kita