エア抜きその他総合的なメンテ

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エア抜きをする場合は運転席から遠い所から順にやっていきましょう。
右後輪→左後輪→右前輪→左前輪、という具合です

今回はついでにブレーキドラム内部のメンテナンスも行います。

準備する物

ジャッキ
8,10,13,14,17,19,22mmのレンチ
内径5mm程度のホース約1メートル
スプリングテンショナーツール(無ければ自作)
相方(エア抜きは、2人でやることをお勧めします)

作業手順

1、
ジャッキアップをしてウマを掛け、ホイールを外します。(安全のために外したホイールを車体と地面の間に入れておきましょう)

ホイールキャップボルト(17mm)ホイールボルト(17mm)

2、
ブレーキドラムを外します。
リアとフロントでは外し方が違います。

フロント・・・ナックルナット(22mm)
       旧タイプ 割ピン
       新タイプ ロックナット
       フロントは右側は逆ネジです
       気を付けましょう
リア  ・・・ドラムボルト(19mm)

フロントにはナックルナットにキャップが被っています。これはこじって外しましょう。
フロントドラムにはベアリングが入っていますなくさないようにしましょう。

リアドラムはさびて取れにくい場合があります。
周りを後ろ側から軽く叩いて外してください。

それぞれドラムを外した所です
フロント(スプリング外れています)
リア

3、
ブレーキシューをスプリングといっしょに外します。
シューの厚さを測って、1.5mm以下だったら交換しましょう。
ホイールシリンダーを外す場合、裏側に矢印紫のようなネジ(10mm)が2本とブレーキホースのネジ矢印緑(14mm)が、あります

これを外すと簡単に取れます。
その際、ブレーキフルードがこぼれます。
塗装面につかないように気をつけて、ビニール袋などでくるんでおきましょう。
もし、塗装面についてもすぐに水で洗えば大丈夫です。
ホイールシリンダーのメンテはここ>を見てください。

ホイールシリンダーを組み付けます。
10mmのネジは0.5~1kgf-mくらいのトルクで締めましょう。
緩むのが心配な人は。ネジ穴を脱脂した後ネジロック剤を使いましょう。
ブレーキホースのボルト(14mm)はワッシャーを忘れずに2kgf-mくらいのトルクで締めましょう

4、
シューに軽くサンドペーパーをかけます。
矢印の所にシリコングリスを薄く塗り、シューを組み付けスプリングをかけます。
スプリングはテンショナーツールを使いましょう

5、
ブレーキドラムをかぶせてネジで締めます。
フロント
 旧型 割ピン式
    3kgf-mで締めた後 60度緩めて
    割ピンでロック
 新型 ロックナット式
    0,7kgf-mで締めた後 30度緩めて
    カシめてロック

リア
 ブレーキドラムボルト(19mm)を8.5kgf-mで締めます。

6、
エア抜き
フルード交換のみの人は、ここからを参考にしてください。

エア抜きは基本的に2人で行いましょう。
特別な工具を持っていれば、一人でも可能です(自作する!)
まず右後輪からはじめます。
ホースをブリードスクリュー(8mm)にかぶせます

一人がブレーキペダルを2~30回踏みます。
そのまま踏みっぱなしの状態で、もう一人がブリードスクリューを「くっ」と緩めます。
そして、すぐに軽く締めます。
それを繰り返し、エアが出なくなるか、フルード交換の人はフルードが綺麗になるまで繰り返します。

ブリードスクリューを締めてホースを外し、ブレーキクリーナーをブリードスクリューの中に吹き付けフルードを洗い流します。
乾いたらシリコングリスを中に擦り込み、ゴムのキャップをして 終了です。
次に左後輪→右前輪→左前輪と同様に行っていきます。
すべてが終わったら軽く水ぶきをしましょう。

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