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セイライ


セイライ対艦攻撃機 Seilai Anti-Ship Attacker
基本情報
種別 重対艦攻撃機
設計 キュスクミゼン社 所属 メル=パゼル共和国
製造 世代 第三紀後期(第三世代)
性能諸元
機関 ルーウェイ1型エンジン 4基 機関最大出力
最高速度 778km/h 航続距離
固定武装 20mullガトリング銃塔 1基 外部兵装 大型パイロン 2基
・2x 70式長距離空対艦誘導弾
・1x 2t滑空爆弾
・6x 250kg高抵抗爆弾
など
小型パイロン(自衛用AAM) 2基
乗員 3名

二次創作
作者名 六方晶ダイヤモンド

- 概要
60年代末、水晶戦争を経て本格化したパンノニアとの冷戦において、圧倒的に速力で勝るパンノニア艦艇は頭痛の種であった。この課題は、単に舟型船体での高速化の難しさという技術的な障壁以上に、高速艦を建造しても対パンノニア以外の用途には扱いづらいものとなってしまうことが明白であったため、拡張主義に伴って周辺諸国に緊張を抱える現状ではコストパフォーマンスで劣ると見込まれたことにあった。こうした背景から、十分な艦隊戦力の余力を確保できるまでは、パンノニア遠征軍に対する打撃力の中核を艦艇ではなく基地航空隊に置くという、戦中の空中艦隊思想の再来とも言える決定が下された。こうした事情を背景に開発されたのが一連の高速対艦攻撃機群であり、その嚆矢となったのがこのセイライである。セイライの登場を受けてパンノニア艦隊は艦載機による発射前の母機迎撃を志向するようになり、ラドラ危機前夜には空母への注力と艦載機搭載AAMの長射程化を加速させた。空母のような大型艦はパンノニアにおいても高速化に限度があったため、セイライの配備はパンノニア艦隊の機動力を拘束することに成功しているとも言える。

基本設計としては同世代のペジャン戦闘機に似た後退角の強い翼平面形をベースとしているものの、ミサイルの搭載のために可変翼は見送られている。エンジンにはヘイオウのようなターボジェットエンジンではなく大型のプロップファンエンジンを4基直列(2基ずつを上下にずらして直列)で装備する。同世代の主力戦闘機ランカよりも高速を発揮するが、最高速度よりもむしろ巡航速度の引き上げこそが本機に投じられた技術力の成果であり、それは高速艦隊の邀撃と生残性に直結するものだった。尾部に配置された大型のレーダーと、爆撃機運用時には取り外し可能な胴体下部の対艦捜索・照準ポッドが主な外見上の特徴である。対艦ミサイルは両翼の巨大なパイロンに分岐式の懸架装置を使用して2発ずつ搭載する形式となっており、その外側の小型パイロンには自衛用の短射程AAMを両翼1発ずつ搭載できる。ただしこれはあくまでも最低限の装備として認識されており、戦闘機との交戦は射程によって回避することが期待された。また胴体上部に設けられた銃塔は尾部レーダーと連動しており、AAMの迎撃も(どの程度実現可能性があったかはともかく)想定されていた。

運用構想としては、同時に開発された70式長射程空対艦誘導弾の射程限界で発射後即時に反転し、尾部レーダーによる中間誘導を行いながら全力で後退するというものであった。胴体のポッド装着箇所及び主パイロンには各種滑空爆弾・通常爆弾の搭載も可能となっている。ペジャン戦闘機をベースに開発されたモジャン戦闘爆撃機よりも搭載量が多く優れたレーダーを有していたこと、高速だが古く燃費にも難のあるヘイオウよりも生残性が高かったことから、冷戦後期での戦闘ではCCIP/CCRPなどの改装を経て、戦術爆撃機としての運用も行われた。もっとも、この用途にはやや高価で過剰性能でもあった。その価格と機密性の高さから輸出は行われていない。
最終更新:2026年07月22日 14:47
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