拝星教(はいせいきょう)



概要


始原の神アースをはじめとするアースガルド大陸に関わる神々を崇める多神教。
超古代文明時代から脈々と続く歴史ある宗教である。
様々な宗派が存在し、宗派によって教義もまた様々。

ラスタル教も元をたどれば光の女神ラスタルをメインに崇める宗派が成長し独立したもの。

現在ではラスタル教の勢力に敗れ弾圧を受け、ややマイナーな宗教と化しているが一部地方では根強く信仰が残っている。

拝星教の神々


大陸創造時代からアースガルド大陸と縁の深い神々。
掲載しているのは一部であり実際にはこれら以外の神々も多数存在する。

アース


異名は「始原の神」、「始原の巨人」。
最初に混沌から生まれ出でた始祖神であり創造神。
彼の身体がアースガルド大陸となり彼から他の神々や大精霊(ソロモン)達が生み出されたとされている。

アザトース


異名は「盲目白痴の神」「沸騰する混沌の核」。
最初に混沌から生まれ出でた創造と混沌の神。
沸騰し続ける巨大な不定形の身体を持ち、常に何かを産み落としている。
この身体からの沸騰から「ヨグソトース」や「ナイアルラトホテプ」などが生まれた。
拝星教の神々の中でも特に強大な力を持つが知能はなく、何かを生み出し続けるだけの存在。
超古代文明時代にはナイアルラトホテプに連れられ地上に出現し、無数の魔物を産み落とした。
存在を危険視した魔王ベルフェゴルにより混沌の彼方に封印された。


イゴーロナク


「白熱する悪意」。
銀灰色で頭のない肥満体の巨人の姿をしている。
「憎悪」、「欲望」など悪心を呼び起こす力を持ち、悪こそ人間の真の姿とする。
神々の中では比較的弱小な部類に入る。


ウージィ


異名は「混沌の胃袋」「星を喰らうもの」。
外見は無数の触手を生やした極彩色の肉塊。
知能らしき知能を持たない神であらゆる生命を喰らうことのみを存在理由とする。
魔王ベルフェゴルに敗れ混沌の彼方に封印された。


ギルガメッシュ


異名は「神竜」、「始まりの竜」。
巨大な金色の多頭竜の姿をした軍神。
アースガルド大陸の全ての竜の祖先を生み出したとされる。
主に竜に信仰されており、軍人や傭兵にも信者がいる。

現在ウェルダンディ王国のドラゴンズヘブンの最深部で魔界の門を監視しているという…。

クトゥグア


異名は「生ける焔」「フォマルハウトの主」。
巨大な炎そのものの姿をした炎の神。
炎による災厄の象徴であり、破壊神としての性質が強い。
他の邪神と比すると人間に友好的、というよりは無関心で接点は薄い。

ナイアルラトホテプとは犬猿の仲であり、ナイアルラトホテプが陥れようとする者達には助力することもあるらしい。

また、「炎による破壊」を「災厄を焼き払う」と解釈され軍神として崇められる場合もある。

クトゥルー


異名は「水淵のクトゥルー」「ルルイエの主」。
頭部が蛸、多数の触手が生えた顔、軟質の鱗に覆われた巨体を持つ海神。
海難の象徴であり超古代文明時代では津波、渦潮、嵐などを操り人間達を苦しめていた。
その反面、正しい祭祀を執り行えば海の脅威を沈めるともされている。
「深海教」の主神でもあり、主に人魚や漁民達に信仰されている。
眷属神にダゴン、ハイドラなどが存在する。

魔王ベルフェゴルに敗れ、海底に沈んだ古代都市の奥深くに封印され、永い眠りについているとされる。

ナイアルラトホテプ


異名は「這い寄る混沌」「無貌の神」など。
アザトースの混沌の沸騰より生まれた神でアザトースの配下。
異名の通り決まった姿を持たず、様々な姿に変身することが出来る。
性格は狡猾で残忍であり人類はおろか主であるアザトースや他の神々すらも嘲笑する。
魔王ベルフェゴルの軍勢との戦いの折、自分達が敗北することを悟ると他の神々の弱点を手土産にベルフェゴルの軍門に下った。

クトゥグアとは犬猿の仲。

ナルムーニュ


異名は「夜の女王」、「不死の女神」。
夜を司る女神でシルエットだけの女性の姿で描かれる。
不死者達を守護する女神であるともされる。
光の女神ラスタルの妹でもある。

一般的には邪神とされており、信者は少ない。

ハスター


異名は「名状しがたきもの」「星間宇宙を渡る風」。
無数の触手を持つ、竜と昆虫を合体させたような外見の風神。
黄色のローブを纏い、仮面を被った人間の姿をとることもあるらしい。
風の脅威の象徴であり超古代文明時代では暴風、竜巻などを操り人間達を苦しめていた。
反面、風来や自由を司る神であるともされ、主に冒険家や自由人達に信仰されている。

魔王ベルフェゴルに敗れ、空の上に広がる星の世界に封印されたとされる。

ヨグソトース


異名は「全にして一、一にして全なる者」、「虚空の門」。
実体を持たないエネルギーの塊で虹色に輝く球体のような姿をしている。
時間と空間を司る神で過去や未来への時間旅行、遠隔地へのテレポートも自由自在に行うことが出来る。
それゆえにあらゆる時代にヨグソトースは存在し続けているとされる。


ラスタル


「秩序の照日」。太陽と光の女神。
ラスタル教の主神でもあり、アースガルド大陸では最もメジャーな神。
魔王ベルフェゴルと戦い、彼女を封印したとされている。
夜の女神ナルムーニュの姉でもある。

レームーファ


慈雨と豊穣の女神。
水や緑を尊ぶことを説き、雨や豊穣を齎すとされる。
農耕神として主に農民達に信仰されている。



由来


名前は「拝火教(ゾロアスター教)」から。

余談


「クトゥルフ神話」 からの者が幾柱か存在する。
最終更新:2013年02月06日 23:59