節約事典・腕

「節約事典・腕」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る

節約事典・腕 - (2017/03/06 (月) 04:50:23) の編集履歴(バックアップ)


節約事典 最終機体編 腕部の章




腕部は主に武器の扱いやすさを大きく左右する。
その中でもリロード時間と武器変更時間という、プレイヤーの腕前ではどうにもならない部分をどうするかが鍵。
パーツを吟味する際は、まずはこの2つのステータスを気にするべき。

特に重視すべきはリロードで、どのプレイスタイルにおいても機体の攻撃性能にダイレクトで影響を与えるので、ある程度の性能は確保しておきたい。
ただ、大容量マガジン武器など、ドッグファイト中でのリロード発生数が少ない武器など、あまり影響しないものもある。
とはいえ、現環境においては採用されやすい武器の性質上、高速リロードが求められているため、可能な限りはリロードの速度を主軸にアセンが組まれている。

武器変更は、高ければ高いほど交戦中の引き出しが増える。とっさの武器切り替えが功を奏した、なんて場面はこれまで幾度となく繰り返されてきただろう。
「ほぼ主武器のみで立ち回ってるよー」という人でも、エリア移動や要請兵器の呼び出し等、武器変更性能が反映されるアクションは意外にあるので無駄にはならない。
逆に言えば武器変更の低い腕はたとえ主武器一本槍だとしても、上記のようなアクションの際にじわじわ影響が出てくる。
また前線で動く支援の場合、リペアを行う兵器ほぼすべての系統で持ち替えが発生する。
武器変更が遅いとその分味方の回復に手間取り時間切れで味方が爆散してしまう、というケースも出てきてしまう。
ある程度のレベルを確保しておかないと臨機応変な対応力が低下してしまい、足手まといとなりうる。
マガジン火力が高い主武器を持ち、副武器と補助武器のコンビネーションが重要な重火力ではリロード性能よりこちらのほうが重視されやすい。
しかし、長距離狙撃中心の戦法をする遊撃や、一部のスタイルの強襲のように武器変更の機会が少ない兵装、プレイスタイルでは優先度は低くなる。
また、リロードと違って低くとも、立ち回りである程度カバーできるため、リロードと比べると軽視される傾向にある。

サイトのハネ上り以上に弾道そのものがブレるため、施設破壊や中距離牽制が欲しいマップでは反動吸収は決して無視できない要素となる。
しかし、プレイヤー自身のAIM力と立ち回りでかなりカバーが効く上に単発武器ではほぼ意味を成さない。プレイスタイルと合わせて考えよう。
STAR系統は単射でありながら連射力を要求されるので、そちらを扱うのであれば吟味の価値あり。

Ver.Xでの更新によりダメージ判定が改められ、延長線上に胴部パーツがあっても腕の装甲値によるダメージ計算がされるようになった。
さらに爆心地から一番近い部位の装甲で爆発ダメージが算出されるようになったため、側面からの爆発などが大きな影響を与える。
そのため、軽視されがちであった腕部装甲も少々気にしておく必要性が出てきた。
しかし、上記の優先すべきステータスの高いものは装甲の薄い場合が多い。
さらに、重量調整も兼ねる場合もあるし、なんだかんだで四部位の中では最も被弾率は低いことから、そこまで装甲を厚くすることにこだわる必要性は薄いと思われる。

予備弾数は武器の弾持ちに多少なりとも関わってくる。
武器毎の総弾数と予備弾数のランクごとに設定された倍率をを掛け、算出された整数分弾数に足される。
多少の差異はあれど、軽量腕は低く、逆に重量級腕は高く設定されている。
なので、セオリー通り高リロードや高武器変更な腕を選択しているとほぼ関係ないなんてザラ。
そもそも、ほとんどの主武器において、無補給で撃ち続けて弾切れしてしまって困った…なんて場面はほとんどないだろう。
なので元々弾数の少ない武器の残弾数を増やすものと考えて差し支えない。
その上で41手榴弾やコング、ネオ等弾数3発の高火力武器が一発増えるB-に到達しているかどうかは、それらを運用するうえで判断基準となる。
あとは60クラッカー等4発の武器はC以上で一発増えるのでこの2つは覚えておいて損はない。
逆にこれ以上高くなっても、チップの助けがなければ5発になる事はないが、遊撃の狙撃銃や一部の支援の主武器には少なからず影響し、継続戦闘能力を向上させる要因になる。

副武器の弾数増加について一行にまとめておくと、総弾数3発の副武器を1発増やすためにはB-以上、総弾数4発ならばC以上が必要になる…ということである。

クーガー

どうしよう、NXがスモイ!ぐらいしか書くことがないっていうか、II型以前が最終コーナーで脱落している。

S型も一昔前はハイエンドパーツの一角だったが、武器変更・リロードが平均レベルなのは今となっては少々物足りない。
しかしこの装甲と反動吸収がこの重量に乗っているのはスモイ!
反動吸収B+もあればスコーピオや初期ガトがレーザーと化すため、狙撃のような(もしくはそれ以上の)施設破壊ができるようになる。
反動重視のフルセットで輝くモデルと言えよう。

NXはリロードと武器変更が向上したが、装甲が下がった上に重くなっている。
やはりキメラよりもフルセットで運用するものだろう。特に強襲、支援にマッチする。

1腕以外はC以上の予備弾数であるため、高威力の副武器が必ず一発はオマケが付くという強みが生まれた。
特にSとNXはB-以上であるため、3発の副武器の増加に対応する。

ツェーブラ

どいつもこいつもとにかく武器変更が遅い。
逆に、敵の前で武器変更しない兵装なら最終装備にうってつけ。つまり芋砂用。
…だったのだがE.D.G.-βにその立場を食われた。装甲はあるが、機能面での重量効率が悪い。
そしてその装甲も、遠距離狙撃戦では頭部が狙われる以上あまり意味を成さない。
武器変更の遅さを立ち回りでカバーできる、もしくは「武器変更なんてしないぜ! 俺はこの銃一本で戦い抜く!」……なんて誓いを立てているなら前線での高速リロード腕として使えるか。
頭部と同じく主武器重視型の強襲・重火力にうってつけと言える。

そんな中、39腕は他のリロード速度が高い腕部に比べて圧倒的にチップ容量が多い上、リロードA-ながら予備弾倉がB-と3発→4発へ増加の基準を満たしている。
最低の武器変更がプレイヤースキルでどうにかなるなら使ってみるのもいいかもしれない。

38腕?41腕?奴さん、死んだよ。武器変更が殺した。

48C腕は前提や要求素材に対して性能が残念過ぎる。性能的には迅牙・飛天のほぼ下位互換。
素材が余ったら買うくらいで良いだろう。もしくはフル杖である程度汎用性を求める場合か。
フル杖で無いにしても他に良い腕パーツは幾らでもある。

エンフォーサー

Ⅲ型が久我NXに匹敵する高性能。同重量の刃δのほうがリロードと反動吸収に優れるが数字で見るとどちらも5%ほどである。
2択で迷った場合「たかが5%、装甲も厚くなるなら…」と思えるならば断然こっちである。重量効率は非常に良い。

Ⅰ型も弾の飛び交う中での武器変更を重視するなら、選択肢として悪くない。施設破壊には向かないので戦闘厨用。
支援の場合、装甲を維持しつつ武器変更速度強化と軽量化が実現できるため、序盤の中量級では最も相性が良い。
しかし最終装備となると少し突出した強みがなさ過ぎるか。

Ⅱ型はⅠ型よりタイマン力を上げたい人向け。武器変更速度が下がるため、どちらかと言うと強襲・遊撃向き。
装甲B以上の腕部パーツでは最も軽く、凸麻の際に生存力を高めつつアセンを狭めにくい。
チップ容量的にも高め。

Xはとにかくマイルドとしかいえないレベルでマイルド。Ⅰ型の武器変更を若干遅くして他の性能をアップさせた感じ。
マジでどう書けばいいんだって言うぐらいには利点も欠点も無い標準的なパーツ。
強いて言うなら、武器変更が標準より僅かに遅く、装甲がBと中量型にしては硬め。

初期型以外は予備弾数B-をクリア。初期型でもCには達している。

E.D.G.

全体として狙撃銃の扱いに良し、各種装弾数の少ないじゃじゃ馬を手なずけるのに良しのパーツ群。

δの反動吸収A-、リロードB-は特筆せねばなるまい。
リロード頻度が高い機関砲シリーズも取り回しが楽々、重量級腕パーツより遥かに軽量なので機関砲による重量UPを相殺する。
しかし、鈍重な重火力がたとえ腕とはいえ、軽量級に毛が生えたレベルの装甲を許容できるだろうか?
特に重火力は腕を前に出して構えるため、被弾率が高くなることから、どうも防御面の不安が尽きない。
似たようなパーツとして迅牙の後期型二種がある。あちらは武器変更の代わりに装甲が平均まで上昇。
どちらかというと、一部の高反動武器を使う強襲のアセンブル全体をカバーするのに向いている。反動Aクラスの恩恵が地味に大きく、リコイル制御が格段に楽になる。
実弾系の主武器を擁する支援兵装も採用検討するといいだろう。
といっても慣れてくると結局高リロード系腕部でいいや、ということになりがちだが。

βも最終装備候補。圧巻のリロード速度A+のお陰で火力効率が良く、弱点である装甲をカバーできる。
それなりに重く、反動が低いので敵プラント奇襲の際に敵施設にちょっかいを出すのが難しい欠点こそあるが。
これを装備した重火力に乗って敵コアに到達できると、副武器が大爆発してゲージがマッハ。バラージ推奨。
しかし現状ではAクラスの高リロードを持つ上に武器変更が速く、β腕よりはるかに軽量な腕部が次々と発売されている。
主に修羅W腕、アスラ参や月影新といった軽量のリロードAランク帯の腕部といったメンツに押され気味。それらと比べると重い…とにかく重いんだよ…
さらに、強みであったリロード速度A+を追い越してS-を達成した烈風腕が完全にお株を奪った感がある。一応武器変更は速いのだが。
まあそれらと比べると手に入る時期は速いはずなのでつなぎにはなる。最大のネックである重さをどうにかできれば今でも通用するので覚えていてほしい。
かつてのハイエンドであったが…やはり時の流れは無常である。

αは……試作品を販売するなよ。上記の高反動武器を使うスタイルのボーダーがδを入手するまでの繋ぎとしてはまあ使えなくは無い。

緑に光るθは性能面を見れば武器変更が上がって装甲も厚くなったバランス志向で優秀なパーツである。
βよりリロードが下がったのが痛いと思われるが、そもそも狙撃銃を扱う際の遊撃以外の兵装であれば誤差の範囲。
何よりE.D.G内で一番軽く、チップ容量を見てもキメラパーツとしても優秀。
…が、ほとんどのボーダーはこう叫んだであろう。
「何故にリロードSじゃないねん!?」→同じセトボの月影のフラグでしたとさ…

基本的に予備弾数による高威力の副武器の増加には期待できないが、一応αとδがCをクリアしてはいる。
βもEではないため、散弾銃やバースト狙撃銃などの継続戦闘能力を僅かに上昇させられる。

ディスカス

ケーファー44の下位互換なプロトとエンフォーサーⅠの互換なダート。
プロトはフルセットで使わないならばケーファー44を使用するほうが良いだろう。
ダートはエンフォーサーⅠより武器変更が欲しくなったなら採用の余地があるかもしれない。
但し甘めの装甲には注意。

ノヴァは重量級のハイバランス型。重量キメラで機体の汎用性を上げたい場合の選択肢に。
フルノヴァで使用するには少々重過ぎる。
しかしチップによって重量を幾らか確保できるので、容量の多いノヴァ腕にお呼びがかかることもある。
それでも重いが。

極限進化を果たしたとも取れるEVOLは武器変更A-が肩の黄色い光輪とともに光る。
それに装甲BとリロードCと標準以上の性能が乗っかっているんだからあたまおかしい。重量は920と中量腕では重めだが。
キメラでは高積載脚との組み合わせがバランス志向ブラストを組む場合に役立つだろう。
フルセットでの運用だが、何だかんだで重量がカツカツになるため、正直この重量でもキツい。
しかし、超過上等の場合ダートから変更するのも手ではある。

軒並み予備弾数による弾数増加の効果が高い。全てのモデルがCの水準をクリアし、ダート以外はB-以上を保持。
特にノヴァに至っては所持弾数の半分が増えるという無補給による継続戦闘能力の上昇が期待できる。

ネレイド

全体的にリロードが遅めで武器変更が速い。
ついでに全モデルB-以上の予備弾数を誇っているため、副武器の増加は確実。

45は軽量級並の重量で装甲がCもある。リロード、反動吸収ともに心もとないので持たせる武器はある程度限られる。
45改は少し中途半端か?重火力で少し使い勝手がよくなるかもしれない。ヤクシャ弐より軽いので、反動吸収をBからC+に下げてもいいなら使ってみてもいいだろう。
46は装甲C+でかなり軽め。武器変更Aでリロードをごまかせるため、長リロードの副武器も扱いやすい。

3.0にて登場したRTは46をアッパー調整したパーツ。
何より全腕部パーツ最速であるSの武器変更を活かさない手はない。ついでに装甲も玖珂NXと同じになっている。
重量も上昇しているが、クーガー1より軽いといえばそこまで大した重さじゃないのも伺える。
とはいえリロードはやはり基準値以下。単一の武器で押し切るには少々苦しいのでやはり最速の武器変更が鍵。
最速の武器変更と平均以上の硬さに平均的チップ容量と、重量効率を考えればこのハイバランス加減は凄まじいもの。
武器変更を重視する機体構成であればぜひとも採用したい至高の逸品。
しかし、購入条件が意識しなければ取れないオールマイティー勲章なのが少し悩ましい。

迅牙

初期型はネレイド45や初期ヤクシャに近い方向性を持つ。
そういう観点からすると、敢えて最終アセンに組み込む必要は無いと思われるが、やはり武器変更は無視できない魅力である。

甲は中量型ハイエンドに迫る性能。
同じ重さのエンフォーサーIII型とは、精密射撃をするか、接近戦で行くかという点で棲み分けするとよい。
クーガーS型も優秀だが、迅牙甲はほどほどの重さに素早いリロードと武器変更が光る。

真は重量級腕部に近い性能になっている。
EDG-δと同じく反動吸収とリロードが高い水準にある上に装甲もそれなりにあるので、重火力にいいかもしれない。
ただ、武器変更が遅めなので注意。
逆に言えばそれさえ克服出来れば非常にバランスのとれたパーツである。

飛天は上記の真を再調整したもの。
反動吸収は下がったものの、STAR系統を安定して扱えるぐらいには残っていつつ、問題となっていた武器変更を上昇させている。
おまけに装甲も上昇しているため、爆発物への耐性も増加。
さらにダメージ判定の更新によって、ようやく社長代行の公約通りに重火力の主武器を扱う際には盾が胴体を保護してくれるのもグッド。
チップ容量が減っているのが痛いが、それでも1.7と平均以上。バランス型の腕としてはかなり高い水準を満たししてるよくばりパーツと言えるだろう。
そして、この腕の特徴として「シールドにエンブレムが貼られる」というオシャレパーツとして一級品の素敵性能が兼ね備えられている。
…が、シールド装着腕部のラインナップに新たにジーシェンが名乗り出てきた。

全種が予備弾数B-を達成しているので、3発のものを増やすことが可能。

雷花

主張力の強い肩のプロテクターを携えながら、全体的にハイバランスな仕上がり。
初期型は見事にCランクだけが並ぶ完全なバランス型。チップすら平均的である。
燕は装甲と反動吸収を下げて、リロードを上昇させたモデル。武器変更も標準より早いため、雷花の中でも特に使いやすいだろう。
麗は逆に装甲と反動吸収を上昇させているが、リロードは初期型と同じ。主に重火力をメインに据える際に有用なパーツといえる。

燐はリロードA-&装甲C+&反動吸収Cと、いずれもトレードオフ関係になりがちな性能を全て兼ね備えた強力パーツ。
おかげで強力な反動が生じるフルオートのもの以外のほぼすべての主武器を最適解レベルで運用可能。わけがわからないよ。
武器変更が平均以下、チップ少なめ、やや重いと弱点がないわけではないではないが、長所を考えればそれも些細な問題。
チップがなんとかなって、戦闘中の武器変更によるコンビネーションを多用しないならその性能をいかんなく発揮してくれるだろう。
ただ必要勲章のコンボ金x3は狙ってとらないとかなり厳しい。取れそうな時にしっかり狙っていこう。それに見合う性能は持ち合わせている。

燕と燐が特にキメラの際でもツカエル優秀な仕上がりになっているので、重視するステータスに合わせてチョイスするといい。
ただし、初期型以外は総じてチップ容量が低めに設定されてるので端数を気にするなら注意。

グライフ

65、65Vの武器変更速度が優秀。
武器変更の優れた中量級というとネレイドがあるが、リロードも平均以上になっている点があちらとの大きな差。
使い勝手という面ではこちらが優位な分、装甲や2つの基準を満たさない予備弾数では劣っている。

末っ子の68Gは突然変異の如く反動吸収がぐーんと上がってB-まで上昇。そのくせリロードはBキープ。
優秀な長男と三男の武器変更は受け継げなかったが、それでも標準より早い速度なので弱みにはならない。重量も830と重すぎず軽すぎずといったところ。
どのステータスも高水準であるのでフルセットでもキメラでも扱いやすい兄機たちの長所を受け継いださらに優秀な腕部と言えるだろう。
強いて言うなら増加する水準までギリギリ届いていない予備弾数C-がちょっと痛いか。

66?……うん、まあその…いい子だと思うよ。(目をそらしながら)
リロードがB以外全部Cクラスという本当に特徴のない子。特徴がないのが特徴。
何か目的を持って腕部を選定するなら選択肢にはなりにくいだろう。
以前はフル68Gのチップ調整のために採用される道があったが、VerUPにより末っ子の容量が上昇。
20の軽量化以外はほぼ下位互換になってしまった…

ザオレン

反動吸収Aと予備弾倉が基準値B-を兼ね備えるリアンが優秀。
少々パーツ重量と武器変更に難があるが、チップ1.8に装甲リロードも平均かやや上と反動吸収型腕部としては使いやすい部類だろう。
初期型はリアンに比べ反動吸収はBと大きく水をあけられているが反面武器変更が0.1秒速くなっているため、反動Bで何とかなるならこちらの方が使い勝手は上か。
ただし、予備弾倉がC+と一段階下でギリギリ3発→4発増加ラインに届いてないので副武器の弾数次第ではネックになりうる。

ガイだけ少々毛並が違い、グライフ66を重量+20、チップ-0.6の分少々基礎能力を強化しました、という感じ。
66とは違い予備弾倉も4発→5発の基準値であるCを上回っているため、こちらも副武器次第では大きなアドバンテージになるだろう。

なんだか妙に早くリリースされた4段階目ダジアンはこれまた頭部と同じく前機種の平均値を当てはめたような仕上がりになった。
飛天腕のように反動吸収とリロードをBクラスまで押し上げたのが強みであるが、予備弾数は惜しくもB-まで届かず。装弾数4発の副武器を採用しよう。
そんなライバルである飛天とは装甲と予備弾数とトレードに武器変更とチップ容量が上昇した形に。
汎用ブラストを組み立てる際にはお呼びがかかるかもしれない。

X

頭、胴と万能感のあったシリーズだったが、相変わらずC以上のステータスが揃い踏みな腕パーツである。
特に武器変更はどれもBランク帯で速く、ストレスフリーな切り替えが可能。
尖った性能でこそないが、どれも低すぎず必要十分な値であるため、結果的に欠点の少ない仕上がりになっていると言えよう。
ただし、予備弾数の増加が抑えられており、どれも3発のものが増えないのは割りと痛手。

Ieは反動吸収が最大で、武器変更もシリーズ内最速であることから重火力に大きな適性を示す。
さらにこの性能で1.7という多めのチップ容量を持つので得意分野を活かすアセンのキメラでも採用しやすい。
ただし、リロードは並なのである程度の大容量マガジンの武器をおすすめする。

IIsはリロード重視型。唯一のDランクの反動吸収があるが、軽量級レベルの低さではないので、気になることもないだろう。
どちらかと言えばフルセットの際に使うことが多い。リロード速度が上昇するという強力なセトボが、強化2チップでA-になる。
弱みは予備弾数。4発のものがギリギリ増えないので副武器の使いどころには注意しよう。

このシリーズにしては珍しく三段階目のIIIcgがバランス型。ついでに装甲も上昇。
リロード、反動吸収、武器変更、そのどれもが並以上であり、欠点らしい欠点は見当たらない。
予備弾数チップ1を付ければ3発のものを増やすことも可能。容量に余裕があれば装着するといい。
ただし、中量にしては重いというキツい弱点を持つ。さらにチップ容量も少ないため、上記の予備算数チップの装着も考慮すると、拡張性を下げてしまう可能性もある。

ヤマ

継続戦闘能力を高めるため、どれも非常に多い予備弾数を誇るのが特徴的。
どれもB-を超えているので3発の副武器を1発増やせる。
また、支援の主武器と遊撃の狙撃銃の弾数を増やせることを念頭に入れるなら、過剰とも言える予備弾数を活かすための採用の価値がある。

初期型はアイアンフォートⅠ型を少し軽くしたような感じ。武器変更はこちらが勝っているため、重火力に大きな適正がある。
王はリロードが上がりつつも武器変更は据え置き。キメラの際のライバルも多いが、予備弾数の高さを重視する場合ならこちらに軍配が上がる。
そして、特徴を鋭角化させた羅は予備弾数S-を誇る。これは予備弾数チップ2を付けることで3発の副武器を5発にすることができる。
ただし、そのチップを付けなければS-は強襲や重火力にとって過剰になる可能性がある。コスト2.0を払うかどうかをしっかり考えよう。

へヴィガード

Ⅳ型、G型がオススメ。
硬さに対して性能バランスが良いので、やはりⅣ型は外せない。特に中量並の武器変更でありながら装甲Aなのが光る。
G型は頭部と同じくLM腕との互換。
こちらはLM腕の反動吸収と装甲とチップ容量0.1を上げた代わりにリロードと重量が下がった。中量機並のリロードが大きな強み。
どちらを採用するかは採用している武器やメイン兵装と相談しよう。

武器変更とリロード、何より重量に対する機能の充実度が残念すぎて人気がなかった為か、この系統は全体的に高いチップ容量を持つ。
特にⅢ型はチップ容量が2.5と多め。「接近戦で主武器から持ち替えない。リロードする前に敵を潰す」と割り切るとⅢ型はアリ。
また、予備弾数を重視するスタイルでも重宝するかもしれない。予備弾数2チップを付けると3発のものが5発になる強みを持つ。
Ⅰ型は割り切り方が中途半端でどっち付かずな印象。

全てのモデルが予備弾数がAランクに達しているため、非常に優れた継続戦闘能力を発揮できる。
また、重量級の腕部はどれもがB-以上の予備弾数を持っているため、アセンに選択すれば必ず副武器の使用回数が増えると考えていい。

ケーファー

毛44が白眉。
久我S、円Ⅲに脅かされながらも、これら中量級より素早い武器交換を行える装甲Bは優秀。
競合パーツに玖珂NXが挙げられるが、あちらは系統最終段階。2段階目でそれらに近似した性能の腕が手に入るのは、恐ろしくお得である。
ランドバルクⅡ型とは、いいライバル。毛らしく、反動吸収ではこっちが勝ってる。
ただ最終的にはわずかな反動吸収引き換えにさらに挙動が軽くなるエヴォル腕には及ばないか。

さすがに他の兵装に活かすには難しいが、重火特化機には毛45も候補。
同じく反動吸収特化のHGⅢに対しては、重火の性質上武器交換が頻繁に必要という点で、装甲の脆さをチャラにできる。
主武器のリロード依存性の低さも相まって重火力との相性は高い…のだが、このコンセプトにノヴァ腕が乗ってきた。ナクシャトラ、ウゼェ。
それでも、シェア的にはまだまだこちらのほうが強い。チップ数2.5も光る。

肩パッドが世紀末的な52は重量級トップクラスの武器変更を誇る。
反動吸収は45より低下しているが、それでもセットボーナスと合わせるとガトリングを容易く扱えるぐらいにはある。
リロードは42より遅く、重量もHG並となったが、武器変更による連携攻撃を重視するボーダー期待の逸品。
装甲もAランクに乗ったため、平均装甲を上げる場合にも役立つ。中量キメラに使うには重いが。
ただ、武器変更を0.08秒我慢すればほぼ完全に上位互換となるジーシェンシーが支給されたため、44型同様厳しい戦いを強いられている。
他にも同じ武器変更速度のⅢ型をはじめスペクター系がすぐ後ろをぴったり追走中。
さらに、反動吸収は並以下だがリロードと武器変更が速くなって且つ軽くなっているアイアンフォートⅠ型がトドメを刺しにきてしまった感がある。
といってもこちらは反動吸収を活かした安定した継続射撃ができるので、完全に殺されきってはいないはず。

ロージー

装甲A+の割に軽い。
武器変更が遅いのを割り切れれば、キメラでもありかもしれない。
遊撃でジェイナス担ぐ場合もリロはそこまで重要ではないのであり。ただ、確実に重量がヘビー級になる。

Rは武器変更を一段階下げた代わりに装甲が一段階上がったHGⅣなので硬いのが好きなら使ってみてもいいだろう。
R+はフルで象を持つならありかもしれない。基本はRで安定だが。
LMは軽量化して反動が落ちた代わりにリロードが標準以上に上がったHGⅣ。
重量型バランスの新しい定番になれるか期待されている。但し武器変更は遅い。
だがLMはむしろ重量的にも使用感的にも軽い事から、中量級に搭載される事の方が多いようだ。

追加されたEVEは装甲特化。おかげでリロードと武器変更が最低値に。
チップ容量がそれなりにあるが、低いステータスを改善できるほどの量ではない。
もし採用するのであれば、副武器を接敵時のみ使用し、マガジン容量の高い武器をお勧めする。
戦闘中にリロードと武器変更を起こさないことが、最善の使い方と筆者は考える。どの腕にも言えるとか言わないで
もしチップ容量が2余っているなら、予備弾数2チップを付けるといい。3発の副武器が5発になる。

ランドバルク

重量腕なのにリロードB-と何かおかしい腕。しかもセットボーナスでさらに伸びる。
特にII型は強襲兵装にピッタリな性能。
腕部の装甲はあまり重視されないが、リロードと両立しているなら話は変わってくるだろう。
迅牙・甲腕から50の重量上昇で15%の装甲アップは侮れない。どちらを選ぶか吟味したい。
II型は武器変更の高さから重火の適正もあるが、反動の低い主武器を選ぶ必要がある。
追加されたIV型は前モデルとは違い、反動吸収を重視したモデル。
リロードは据え置きの為、ある程度硬くリロードの速い機体を組むことが出来る。
だが武器変更は遅くなっているため、頻繁な武器変更は避けたい。

元々速いリロードがさらに速くなって帰ってきた新型のAT。なんと重量型最速である。
装甲もA-ランクとなり、ゴリラ麻には非常にマッチした腕部パーツ。おまけに5.0から追加されたリロードセトボのおかげでチップを使うとA-に到達したりする。
しかし、世の中甘くないのか武器変更は遅いまま。重量も1000の大台に乗っかってしまった。そして重量型腕部にしては低いチップ容量も頭を悩ませる。
失ったものは大きいが、重装甲と高速リロードは非常に魅力的な兼ね合わせである。欠点をどうにかして補えれば確実に応えてくれるだろう。

ヤーデ

硬い、軽い、それなり。
それなりというのはリロードと武器変更の速度のことである。それに判定の更新によって、腕の装甲値は硬いに越したことはない。
54は同社製品の毛42の装甲を上げて、武器変更と反動吸収を一段階下げたもの。10軽いのもあるのでこちらのほうが撃ち合いや爆発物には強い。
54Sはこのシリーズに珍しく重量級らしい性能。だがその調整がシリーズの強みを殺してる感がある。
55はA+の装甲でありながら、リロードと武器変更の両立具合が凄まじい。反動吸収は下がったが、それでも標準以上はある。
期待の新星VMTは55の反動吸収とリロードを両立させてしまった。その代わりに武器変更が低くなってしまったわけだが。

55、VMTが重量級としては魅力的なパーツとなっている。
武器変更を重視するなら55、リロードを重視するならVMTという住み分けになるだろう。
あとは重量50の差…ヤーデは基本的にフルセットで運用することが強みになるため、脚部の兼ね合いを考えると見ないふりは難しいかもしれない。
キメラパーツに採用する際も、LM腕やHGG腕と比較することになるだろう。

ジーシェン

中国版ケーファー。とはいえ劣化というよりも、再調整の意味合いが近い。
初期型はバランスタイプで、高めのチップ容量が特徴的。そのチップ容量がこのパーツを生かすか殺すかを決める。
フーはリロード重視型。そのリロードを得るためにチップ容量が犠牲となっているため、採用についてはよく考える必要がある。
また、この装甲値についてはケーファーやランドバルクなどが立ちふさがる。
シーは重量級らしい反動吸収重視型。その割に武器変更がフーと変わらないため、武器の取り回しはよい。
また、初期型とシーには盾が装着されており、ここにエンブレムが描かれるという、無骨な割にはオシャレに気をつかっているパーツでもある。
パイロンは装甲A以外の基礎性能が全てCクラスというまさかのバランス腕。一応予備弾倉はB-を超えているが…
まあ最大の特徴は見た目だろう。腕に思いっきりくっついているゴツいタイヤシールドは初見ではかなりのインパクトを誇る。

スペクター

反動吸収やリロードは横並びであるが、装甲と武器変更の両立が目立つ中量型みたいな重量腕部。
特にIII型にその特徴が顕著に現れており、同じ硬くて挙動のいい52腕の反動吸収とリロードを互換したパーツとなっている。
そのため、あちらが重いと感じればこちらに切り替えることで若干のダイエットが達成できる。
I型はフルセットの際にリロードを少しでも早くしたいときに呼ばれるかもしれない。
MRGは装甲を削った分、挙動の改善に務めた一品。とはいえ内部スペックは尖っておらず、パッとしない印象。
そこで強みとなるのは重量の軽さ。削られてもBを維持しており、それでいて重量860は一部の中量型より軽かったりする。
側面からの攻撃や平均装甲を上げる際、少しでも重量に余裕を持たせたい時にお呼びがかかるかもしれない。

アイアンフォート

セットボーナスで武器変更、予備弾数が上昇する。とはいえ、どちらも元々のスペックがどれも高いパーツが揃っている。
総じてその両方のステータスが戦闘能力を向上させる要因になる重火力、支援に高い適性を持つ。

その中でもⅣ型が中々に優秀。
リロードがギリギリ標準を割ってしまっているが、ケーファー52をさらに重装甲化させつつ各ステータスを伸ばすことが出来る。
ただし重量が1000を超えてしまっているため、重量足でもない限りは乗せないほうが無難。割と簡単に重量超過が起こる。
さらに予備弾数A+を持っているため、チップ構成によって(フルセットなら2、キメラなら5の容量が必要)3発の武器を2発増やして5発に出来る腕でもある。

武器変更を重視するなら重量級最速の武器変更を手に入れたⅠ型もGood。
欠点と呼べるものはプレイヤースキルでカバーできる反動吸収のみ。
Ⅱ型は反動吸収重視型だが強みの一つである武器変更が標準まで下落。Ⅰ型と比べても重量60増加でこのステータスは少しいただけないか。

シュライク

II型の軽さとリロードと武器変更の早さが特筆モノ。特にコア凸用として威力を発揮する。割とすぐに手に入るのも嬉しい。
ヤクシャ改やアスラ弐といった類似パーツもあるが、それらと比較しても遜色ない。
さすがに接近戦を挑まないと当たらない反動吸収なので中量よりも軽めに組んだ機体でないと活かせないところが多い。
また、最終的にはBUZλに武器変更1段階上となってる以外は、完全敗北してしまってるのでそちらになるか。
加えて、武器変更はリロードと違い攻撃力にあまり影響せず、立ち回り次第でカバーが利くためかシェアが落ち気味である。
しかし、型落ち感があるとはいえ優秀なパーツではあるため、チップ容量がW型で余り武器変更が欲しい場合は、そのII型に戻すのも一興である。

V型は反動吸収が良くなったが、代わりにリロードと武器変更が平凡クラスに。
フルシュライクで汎用性を求めるのでなければ他に良いパーツはいくらでもある。
特に、エンフォーサーⅠ型と比較すると装甲が脆い分だけ重量効率で負けている。
しかし、チップ数は1.6と軽量級最多を誇るため、チップ容量が欲しい場合は使ってみるのもよい。

W型はかつてチートパーツと言われていたB.U.Z-γ腕の実質上位互換。
重量リロード据え置きで反動吸収が一段階弱くなった代わりに武器変更が二段階アップなら大抵の人間はこちらを採用する。
ついでに、リロード重視パーツであるのにチップ容量が0.9と破格なのも拍車をかける。
ただし、チップやわずかな重量さえどうにかなればもっと突き詰めた腕パーツ(具体的には烈風)が存在するのでそこはアセン次第。
それでも未だに一定のシェアを保っているあたり、現状でも屈指のハイエンドパーツ。持っていればアセンの幅が広がるため、全く損はない。

ヤクシャ

少し重くなって武器変更が早くなったシュライク。しかし、その「少し」が致命的なのが軽量級の世界。
勿論ヤクシャ以上の重量耐性を持つ脚部を使っているならばその「少し」は無いに等しいため、中量級として考えると重量効率の良いが揃う。

特に改の性能の良さは武器交換が必要になる前衛型の皆様にとって一つの理想と言ってよいだろう。
が、あまりに皆に使われていたためか、チップ容量を最低の0.5にされてしまった。似た性能の軽量腕は全体的に似たり寄ったりの数字だが…。
また、現在はリロード重視のモデルが人気のためか、フルセット時以外はあまり使われていない。

弐はセイバーIRの装甲をDにした代わりに130重量が増えたようなパーツ。
軽量重火は重量的にキツキツなことがほとんどなのでセイバーⅠRに軍配が上がるだろう。
フルセットで強引に重火力を使うときに使用する程度か。あまりフルセットで重火力はおすすめしないが。
一応、フルセットで強引にチップスロットを確保するために使えなくはない。しかし、ほしい性能を落としてまでやる意味があるかは考えるべきだろう。

四角形なデザインから一変、出っ張ってヒロイックになった零腕は胴部と同じく過去パーツを最適化したようなバランス型な仕上がり。
改腕より武器変更が下がってしまったものの、リロードは維持しつつチップが0.9まで上昇。地味に系統二番目の軽さなのもありがたい。
現状、零足を用いたフルセットにおいてチップ6.0以上を維持できる最軽量の腕部はこれ。
キメラとしても悪くはないが、大体の用途は零足のフルヤクシャに乗る時だろう。調整前まではかなり悲惨なパーツだったのは黒歴史

軽量腕の予備弾数はヤクシャ弐、セイバーⅠ型R、フォーミュラⅡ型C、ガルムの67と68、Z.t.∑のみがCの基準をクリアしている。
もし4発以上の副武器を運用する場合、頭にいれておくといい。

セイバー

Ⅰ型は軽量型ながらリロードがC-とあまり早くないが、S-という最速次点の武器変更は無視できない魅力。
キメラには不向きかもしれないが、フルセイバーの場合は使ってみるのも一興であろう。
Ⅰ型Rが軽量級最強の反動吸収A-を獲得し、軽量重火力の腕部候補として頭角を現している。
重量も反動吸収A最軽量で武器変更も早い事から、軽量蛇アセンの筆頭になる。
Ⅱ型は重量こそ増加したものの、リロードと武器変更を両立させているためフルでもキメラでも採用が見込める。装甲もDに上がった。

ZXはⅠ型Rを調整した反動吸収型。リロードの値が平均より低いが、ほぼ誤差。
他のパーツが革新的なのに、この部分だけは昔ながらのどっちつかず感が否めないのはこのパーツだけ装甲が上昇していないからか。
そもそも反動吸収を重視するなら思い切ってⅠ型Rを使うし、武器変更の低下を許容できればⅡ型で済む話である。
スペックは問題ないが、その問題ないスペックが中途半端感を出してしまっている。

B.U.Z.

γのリロードA-が光る。
刃β腕からリロードを2ランク落とすと、重量が210軽くなるのは何か理不尽な気がする。
コア凸の効率を上げるために、麻や軽量重火に採用してもいいし、単発系ショットガン、ネイルガン系統やハガード系統のために支援で採用してもいいだろう。
重めの装備を積むときの遊撃でも採用してもいい。早い話、E.D.G-βを採用してるなら、変更を検討してもいい。
ただし狙撃銃を用いる際の遊撃兵装の場合は話が変わってくる。ヴェスパインなどのリロードが遅いものを使っている場合、10%のリロード低下はかなり馬鹿に出来ない。
だが現状は厳しく、W腕や参腕といった同レベルのリロード腕に袋叩きにあっている。キメラとしての最終装備候補としては上がりづらい。

α腕は最軽量を誇るため、重量調整に。性能もそれほど悪くない。
β腕はシュライクⅡ腕に近い使い心地。
高ランク程実感しやすいのはリロードであり、武器変更の場合はあまり実感しにくいが、
武器変更も立ち回りに影響する以上決して無視はできないため、実質シュライクIIの相互互換かもしれない。
チップ数も僅かだが、こちらのほうが多い。
λは武器変更A-を引っさげてきたのだが…武器変更Aクラスは層が厚く現段階最終型でスキマ産業に飛び込んじゃった感がどうにも否めない。
予備弾数はDと地味にあるのでユニオンとかではお呼びが掛かるかもしれない。

フォーミュラ

全機種ともそれぞれの性能をトレードしたようなパーツ群。最終的に選ばれるのは2意外のどれかだろう。
反動吸収なら2C、武器変更ならF、リロードならMSTといったところ。
フルセットでのコア特攻機やキメラでも大体の場合で最終的に候補に上がるのは軽さとリロードと武器変更のバランスの良いFか。

2は反動吸収が一段階高いだけで武器変更が三段階遅いFといった何とも言えないパーツ。
フルセットでも10だけ軽くしたい、とかそういう理由でも無い限り選ぶ理由は無い。

アスラ

特徴的な肘関節で武器変更値が高い腕。SBで更に速くなる。
ついでにリロードも基本的に高めに設定されており、実戦向きの中の実戦向きな腕となっている。
その代わりにそれ以外の性能は誇張抜きで最低。弐の武器変更Sと反動吸収E-がそれを強く表わしている。
アセンに組み込む場合は武器変更とリロードのバランスから選ぶことになる。
その中でも初期型は両方のバランスが高水準となっている。

弐は武器変更Sに目を引かれるが、リロードB-と軽量としては低いのが痛く、チップも0.7と極めて低い。
フルセットよりもむしろ軽量化・武器変更特化目的での採用が主になるか。
これより軽いのはB.U.Z-αしかなく、反動吸収E-→Eと重量10、リロードC+→B-と持ち替えA+→Sのトレードオフ。
しかし、Sという全パーツ中最速を誇る武器変更は、同ステータスが生命線となりうる支援においてはもちろん、
支援以外の兵装においても絶大なる恩恵を与えうるため、一度は使ってみたい腕部屈指のハイエンドモデルである。

参はリロードがAと微増したが、武器変更が標準よりちょっと早いだけ。まぁフルセットならそれを補えるのだが。
というかγ腕を殺した主犯。重量さえ妥協できれば完全上位互換となってしまう。

閃は弐を再調整した塩梅のパーツ。武器変更とリロードをそれぞれ一段階ずつトレードしたかたちになっている。
加えて20の重量増加に対して0.3のチップ容量の増加が見込める。
武器変更に付いては増えたチップ容量とSBでフォローできるし、20の重量増加さえ解決できれば上位互換のものとして扱えるだろう。

月影

リロードのフルセットボーナスが影響するため、全体的に高速なリロードがさらに伸びる可能性を秘めている。
同名の初期型は、修羅Wと蜂βを足して2で割った性能。W腕と比べるとリロードが減った代わりに装甲と武器変更が上昇している。
新は軽さとリロードAの両立が優秀。系統最速リロードは下記の烈風に譲ったものの、0.2秒速く、決して遅くはない武器変更含めて総合的な使い勝手の良さで勝負。
キメラ運用はもちろん、フルセット運用にしてもセトボでの上昇分を見越して烈風よりこちらを採用という選択も十分ありだろう。
暁はやはり他の部位と同じく重量と装甲がアップ。挙動性能も軽量級としてはまずまずの水準を保っている。

リロード特化モデルの烈風は、S-という武現在最高となるリロードが魅力。
長リロード、頻繁なリロードを強いられる武器や、リロードが火力に直結するセントリーガンやEUSとのシナジーは強力無比。
4兵装で使用率トップを独占していた修羅Wから、全てのシェア一位を奪い取った実力は本物。
だが、如何せんリロードと共に技量ではカバーできないとされる、腕部依存の武器変更がDとなっているのがネック。
同ステータスはリロードと比べ攻撃力には直接影響せず、まだ立ち回りでカバーできるが、そのリロードと同じく腕部依存であるため、気になる人は気になるであろう。
はたして、同モデルを使う際に主・副武器一本で戦っていけるであろうか…?と思うのであれば少々リロードの値を下げても標準以上の武器変更を求めたほうがいい。
とにかく、武器変更の遅れが立ち回りのもたつきを招くため、武器変更も重視する場合は他を選ぶべし。
また、チップ0.5と全パーツ中最低だったり、他のリロードAクラス腕部と比べ50~80と、重量耐性Iチップ分ぐらい重かったりするのも少なからず影響が出る。

Ver.Xより、セットボーナスで武器変更が強化されるようになった為、フルセット状態での攻撃性能が上昇。
特に烈風腕は、長所を伸ばしつつ、弱点の一つである武器変更の遅さを、ある程度補えるようになった。SB強化チップ併用で更に強力に。
元々の性能バランスが良い新腕も、より軽快な使い勝手に進化。コア凸をする場合の攻撃回転率に、より磨きを掛けられるようになった。

ガルム

前二機の軽量級にしては高い予備弾数C+はかなりの強み。チップ枠1.0を消費するだけで3発の副武器を増やすことが出来る。
その二機のチップ容量も決して低いわけではないのでアセンに組み込む際に採用を検討してみてはいかがだろうか。
ただし、軽量級なのにリロード性能が低いのがいただけない。68はだいぶマシだが、もう一声ほしいところ。

そんな二機とは打って変わって非常に軽量級らしい67U。リロードAに対して反動吸収と予備弾数が通常の軽量級より高めなのが強み。
競合である参、新、烈風との違いは対BR戦においての射撃の安定性と継続戦闘能力。
少し重めではあるが、ドンパチ重視の軽量乗りは使ってみてはいかがだろうか。

70はさらにリロードを鋭角化させてA+の値を手に入れた。
フルセットの場合、武器変更を余り重視しないなら67Uから切り替えてもいいだろう。
だがキメラを組む際にはやはりあの烈風が立ちはだかる。
リロードと武器変更という求められる性能が両方とも負けていながら、あちらのが軽いとスペック的には割りとどーしようもない状況。
なので、勝っているチップ容量で端数を調整したり、装甲の増加、微小ながらもある予備弾数による継続戦闘能力の強化を見込もう。

Z.t.

全体的にヤクシャ系列を再調整したラインナップが揃っている。
リロードと武器変更が高水準でありながら、軽量型としては厚めの装甲を誇ることが強み。
ただし、高水準とはいえリロード速度がAに届かないのはそれを重視する上では気になりやすいか。

目を引かれるのは3段階目のφ。武器変更A-とB+のリロードを持ちながらも装甲D+とかなり破格な性能。
月影・暁をボーダーの求める方向に調整した塩梅ともとれる。

キメラ素材として使えなくもないが、各性能を鋭角化させたさらに軽いものがあるのが軽量級の世界。
どちらかと言えば強力なZ.t.のセトボのために採用するパターンが多いだろう。