榴弾講座

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榴弾講座 - (2012/09/21 (金) 00:15:01) の編集履歴(バックアップ)


はじめに

本項では、重火力の特別装備についている「榴弾砲系統」及び「エアバスター系統」の扱い方について考察していくものとする。
榴弾砲・エアバスターともに、爆撃を上空に放ち、それを指定位置にワープさせて空爆を行う武装である。真上に撃つのに、周囲の上空から落ちてくることに突っ込んではいけない。
その性質上、広範囲のたくさんの敵を焼き払う用途に向いているが、誰もいない場所に砲撃してしまっては、言うまでもなく、全く意味のない結果に終わることとなる。(進路妨害として役立った場合を除いて)
他にも、この系統の扱いには癖がある。榴弾・エアバスターの特性としては、「射程範囲」・「(1発ごとの)SP消費量」・「(砲撃してから到達するまでの)着弾時間」・「着弾誤差」・「(着弾後の)爆発範囲」などがある。
その癖をここで把握して、戦闘力を高める一助にしてもらいたい。
尚、面倒なので、このページでは榴弾砲系統・エアバスター系統共に「榴弾砲」と呼ぶことにする。

使い方

砲撃の仕方

重火力の特殊装備を選択すると、足を止めて構えを取る。この時、ミニマップが拡大されるのでタッチで砲撃したい場所を選択すれば砲撃が始まる。一発撃つごとにSPを武装ごとに指定された分量消費する。SPの残量で砲撃の威力が変わるなどはなし。Bボタンでキャンセルする・別の武装に持ち替える・SP0で終了である。なお、T25とギガノトを除き、正当な理由なくして、SPを0にするのは避けたい。回復時間が2割増しになるうえに、回復中は榴弾砲系統が使えなくなるからだ。もっとも、SPを正当な理由なく切らさないのは、榴弾砲系統に限ったことではないが。

注意点

砲身を構えている間は無防備(移動・旋回も不可)なので、なるべくなら、周囲に敵がいないことを確認したい。よろけを取られるだけならまだましだが(この場合、キャンセルになるが)、砂がCSを狙っている場合もあるので要警戒。
また、武器の持ち替えが遅いと、対処も遅れる点は忘れずに。
真上に天井がある場所で打ち込んでも、天井に当たって榴弾が消えてしまうだけでなく、自機や周辺の味方にも被害を与える(自爆した場合は、貢献-10。味方に当たると、ノックバックをほぼ確実に引き起こし、味方への損害が多いと、誤射で貢献-10になる。)。天井の他にわふーやブロア河の木の枝などの障害物も同様。特にブロア河の木の枝の撃墜数は並みのボーダーの比ではない。到達地点も同じで遥か上空からやってきた榴弾が天井の上にあたって消えてしまう。
ただし、この「真下から天井を狙う」に関しては、場合によっては使いようがある。詳細は後述する「プランG」を参照されたし。

狙い方

基本的には、敵が密集している場所に砲撃するとよい。ミニマップを見て、赤い点がたくさん群がっている地点に撃ちこむのだ。そうすればヒットを多くとれて撃破や撃破支援を取りやすくなる。当たらなくても相手が回避行動を取ってくれたなら味方の進軍や占拠を助けた形になると考えることもできる。
ただし各榴弾砲には着弾時間(最速で4秒)があるため、単に密集地点へ打ち込んでも当たらないこともあるので注意。
先述したように、榴弾が味方にあたるとノックバックを引き起こす。さらに、味方に当ててばかりだと「誤射:貢献-10」のペナルティも課せられるので、ただ漫然と撃てば良いものではない。
また、味方がセンサーを発見したとき、「砲撃要請」と「偵察要請」の両方を出す場合があるので、少なくとも「砲撃要請」が出たら、とりあえずミニマップは見よう。敵センサーが映り、その周辺に屋根がないと確信した場合、なるべくセンサーを撃ちたい所である。敵センサーを破壊した場合(「設置武器を破壊 貢献+1」)、弾薬要請×2も忘れずに行なおう(ver2.7まで。3.0からは仕様が変わり、敵センサー破壊のカットインが入る(予定)。)。

一歩進んだ狙い方として予測撃ちがある。相手の進路を予測して、「ここを通るだろうな」というところに榴弾を撒いておくのだ。これは特に複数機がまとまって動く開幕に有効。その場合は占拠が完了している敵プラントの最前線から一番近くの中立プラントの間に撒いておくと効果的である(当然、相手も狙ってくる場合があるので要注意。)。
言うまでもなく、砲撃開始から着弾までのタイミングは、各榴弾砲の着弾時間によって違ってくるので注意。

撃ち頃

榴弾がプラント争奪戦で必要とされる目標はただ一つ。「味方だけがプラントを踏んでいる状況を作る」ことにある。
そのために必要な方策は二つ。
①今、プラントを踏んでいる敵機を排除する
②今からプラントを踏もうとする増援を排除する。
逆に、敵や味方がプラントに殺到していない状態でセンサー破壊以外で榴弾を打ち上げるのはポイトンやSP的な意味でマズイ。
完全に敵機に制圧され、その後方で味方がラインを作ってたむろしている状態では榴弾発射を差し控え、味方ブラストがプラントに突入するまで待とう。

①:味方不利だが、敵機がプラントに殺到しており、勝っても負けても撃破が取れる
②:味方が十分にプラントを制圧中。 増援を絶つ意味で後方、特に障害物裏へ砲撃
③:ダメな例 着弾までの落下中に占拠が終わり、体制を立て直す。砲撃を思いとどまるべし

ミニマップを模式図にしてみた。灰色がプラント、が味方、が敵機となる。
偵察が終わっていれば分かりやすいが、偵察の行き届かない状況での砲撃が殆どである。
そのため、戦闘中独特の味方の挙動(左右に機敏に動く。不規則に周囲へ旋回する)の数から戦況を察知し、効率よく榴弾を戦地へ送り届けよう。


非常用テクニック

榴弾の応用的な方法として、以下の2つがある。これらは単発系であるT25・ギガノトの場合に使われることが多い。(つまり、少なくとも、CDランクはあまり気にする必要がないということである。)

①最後っ屁(注:正式名称ではありません。)
自分の耐久力が半分弱くらいで敵の集団に囲まれた時に使う技。これは屋根がないことが条件。
単独で乗り込むと、敵が集団であった場合当然こちらを狙って集まってくるので、自然と密集地ができる。
そこで、自身のほぼ真上に榴弾を撃つのである。そうすれば、敵が密集した地点に榴弾が落ちるので、撃破が取れるわけである。自分の真上に撃ったとしても、自分が撃破されていれば自爆にはならない点を利用している。そして、敵のラインが自分を越えた付近で敵の上に榴弾が落ちてくるということである。
榴弾を撃った後の被撃破が大破だった場合については要検証。
後から来た敵が追いついたりする時間差や、敵が自分を撃破したことに油断してしまい、気を抜く心理を利用した戦法である。
だいたい真上に落とすものだが、真上以外でも、戦略上有効と思われる場所があればそこでももちろんOKである。
逆に、敵が榴弾を構えて撃破されたのが見えた場合、少なくとも10秒程度は周辺に近寄らないことが重要である。
なお、ガチムチ講座にもこのテクニックについての記述がある為、そちらも参照してみるのもいい。複数発打ち上げる関係上、ある程度装甲がいることとHGや路地と言った重量機向きでもあるからだ。

②プランG(名前の由来はギガノト?)
敵の集団に囲まれた時に使う技。こちらは天井があることが条件。
敵の集団に囲まれて使う点は同じだが、こちらは屋根に榴弾を当てて、自機もろとも敵を吹き飛ばすのが目的である。当然、自爆になるので貢献-10は必至だが、敵2機(以上)を巻き込めれば、+1(以上)の利益が得られる。
「逃げる支援は追ってはいけない」とは言うが、迂闊に蛇を閉所に追い込むのもまた危険である。追い込む場合は、一気に倒しきることが重要である。窮鼠猫を噛むとはよくいったものである。

図で見る爆破範囲

このページは勿論の事、どこもかしこも「プラント直下に榴弾垂れ流す股の緩い糞ッタレは地雷プレイヤーだ」と怒りをこめて書いていることだろう。本当にそれは事実なのか。むしろ敵を排除し、生存性を伸ばすのに役立っているのではないか、という榴弾重火乗りも多いはず。

なので、この項をお借りして、少し雑ではあるが、着弾範囲をプラントの円と比較して図示してみた。
着弾範囲内ならば、2発ほど受ければどんな機体でも爆風に煽られ瀕死、あるいは撃破が取れるものとする。逆に、フレンドリーファイアでよろけが発生し、動けなくなる範囲もその円内にあると考えられる。
要するに円内に味方がおらず、敵がいれば最高 という状態を考慮して見るといいだろう。
灰色:プラント円(半径20m、直径40m、プラント柱有り)
オレンジ色:タイタン榴弾砲着弾範囲(着弾誤差15m)
水色:エアバスターXHR着弾範囲(着弾誤差30m)

こうしてみてみると、どの榴弾砲もプラント真上に目標を指定しても、プラント円全てをキルゾーンにするのは困難である事が分かる。
着弾精度の高いタイタン榴弾砲ではプラント内ですらやや物足りない着弾範囲となる。プラント外に居る敵を巻き込めず、かといって円の反対側をカバーしきれない。
逆に着弾精度の低いXHRであれば、概ねカバーでき、爆風によりプラント全部をカバーできるが、味方がプラント内に居座る余地がなくなる。

この図を参考にして『味方にあたらず、敵機を仕留められる』位置を考えてみよう。
精度が高ければ榴弾を小分けに指定して降らせたり、精度が低ければ逆にプラント内外を両方とも制圧する位置へ投下するなど。

各榴弾砲のポイント

榴弾砲系統

「榴弾砲」系統は着弾地点の地表で爆発するため、着弾地点と敵の間に地形の凹凸や建造物などの遮蔽物があったりすると、敵に一切ダメージが通らない。
ただし設置武器は地形や壁などを一切無視してダメージが通るのでガンガン撃ち込もう。
直貼りセンサー支援のセンサー「だけ」を破壊することもたまによくある話し。
センサー貼り付けのテンプレ地点だけじゃなく、ヘヴィマインの設置テンプレ(リフトの降り口など)付近にも撃ち込んでおくと凸屋が通りやすくなるだろう。
敵の奇襲に気付いたら「とりあえず1発榴弾砲撃ち込んで」からエリア移動するといいだろう。
奇襲をかけてきた敵が砂だとすると、奇襲を仕掛けたプラントの周囲に先生やジャンプマインを散布している可能性が高く、返り討ちに遭う恐れがあるからだ。
  • タイタン榴弾砲
威力・爆発半径・射程・着弾誤差・着弾時間がバランスよく纏まった榴弾砲。
初期ながらその優秀さは言わずもがな。まさに榴弾砲のスタンダード。
標準装甲までであれば直撃で撃破も取りやすく、施設破壊もしやすい。
プラント等の設置武器の除去にも使える。
発射感覚自体はそこまで早くは無いので、絨毯爆撃による面制圧は不向き。
これをベースに、「弾数が足りない→コロッサス・XHR」「威力が足りない→アトラント」「着弾時間が遅い→T10」といった感じで、どの榴弾砲が自分に合うか大雑把に決める指標にもできる。(ギガノト・T25・T30はやや特殊なため判断しづらい。)

  • コロッサス榴弾砲(通称:コロ助)
威力と爆発半径そして射程を削り、最大発射弾数を増やし着弾速度・発射感覚を大幅に速めた榴弾砲。
榴弾砲の中でも回転率が極めて高い。
爆発半径は狭いものの、榴弾を次々と打ち上げ連続で落とすため面制圧は得意。
着弾時間が速く即効性があるので、マップに映った敵や目視した敵の場所に落とした際に高確率でヒットさせることができる。
軽量級には十分致死量ではあるが、直撃でも標準装甲以上は大破が取れないため、やや撃破が取り辛く感じることも。
施設破壊は射程の短さに加え、爆発半径が狭く誤差もやや大きいため不向き。
プラント戦に置いてはその面制圧力の高さから削り、もしくは削った敵を撃墜する能力は高く、また、プラント内や周囲の設置武器の除去にも効果的。
小分けにして撃てば長い間榴弾を降らせ続けられるので、プラントから追い出す場合にも使える。
ただし適当に撃つだけでは味方にばかりあたり、味方の邪魔や誤射の量産に繋がるので撃つ場所の見極めはある程度必要。
多くの榴弾を降らせられる反面、その分自身の拘束時間も長い。
だが、自身の拘束時間と同等とはいかないが、撃った分だけ相手にも回避行動を長い間強要させることができるので、そこはトレードオフ。
あまり効果的とは言えないが、マップに映った敵機に対して小分けに撃ちつづけて延々と榴弾の音を鳴らし続けるという嫌らしい使い方もできる。
拘束時間が長いということは進軍に遅れが出やすく、重量級だと特に顕著。
コロッサスを使用する場合は、なるべく前線近くで撃つことを心がけよう。

  • アトラント榴弾砲
榴弾砲最長射程、高威力、そこそこの回転率を併せ持つ。
しかし、着弾時間時間8秒、着弾誤差20mが相まって、かなり使いにくと感じる榴弾砲。
「当てる」というよりは、8秒後の敵機の位置を予測し、予め「仕掛ける」といった、罠に近い使用感か。
着弾時間と着弾誤差とどう付き合っていくかがポイント。
施設破壊に関しては、マップによっては自陣深くから砲撃できるものの、着弾誤差と弾数の面からやや不向きか。
効率は悪いが、敵陣深くのセンサーを破壊できるのは利点。
使いこなせれば、その長い射程から、「どこに居ても高威力の榴弾が降ってくる」という脅威を相手に与えることができる。
着弾誤差が大きいとはいえ、プラント一個分に収まるためプラント戦においてはなかなかに優秀。タイミングはシビアだが。
榴弾砲中二番目の重量(1010)という点にも注意。ただ、射程が長いので「これ積んで足が遅くなって砲撃が届かない」といったことはまず無い。

  • ギガノト榴弾砲
榴弾砲最高威力を持つ、「単発型」榴弾砲。
直撃ならば重量級すら大破、中・軽量級にも広い範囲で大きなダメージを与えることができる。
さらに、単発型の特徴として、「着弾誤差0m」なので狙った場所に確実に砲撃できる。また、拘束時間も短くて済む。
欠点は、榴弾砲中最長の着弾時間10秒、単発型ゆえの回転率の悪さ、そして全武装中最高の重量(1050)。
施設破壊には不向き。ベースに撃てるなら、爆風が広いので、コアの傘ギリギリに落として防衛排除するほうがいいかも。
使いこなせば他の榴弾砲には無い、「一発で戦線崩壊」という高効率砲撃が可能な、非常に強力な兵器ではあるのだが、「敵が通り過ぎた所に落ちた」「撃ちたい時に撃てない」「プラントの柱に落ちた」「撃った後に移動したら自分に落ちてきた」等、癖が強いなんてもんじゃない。
他の榴弾砲とは違う使い方が求められるが、型にはまった時の爽快感は病みつきになる。
その重量故、確実に足が遅くなる。が、体感だが、長めの射程・短い拘束時間により、置いていかれる感はむしろ小さい。

その高威力ゆえに、最終奥義「プランG」が非常に強力。

エアバスター系統

「エアバスター」系統は着弾地点の空中で炸裂するため地形の凹凸があっても敵にダメージが入りやすい。
与えるダメージが低いため、最初のうちは撃破がしづらく感じるだろう。
しかし、範囲内の敵全てにダメージを与えるため、一度に複数機の足止めができると考えるべきで「一度に複数発撃ち込む」「友軍または自分が追撃する」など他の手で補えば問題無い。
また高所に仕掛けやすいセンサー類やエアロセントリー類の破壊に最適。

  • T10(通称:テト)
空中炸裂するようになり、爆風範囲と射程に優れた榴弾砲。
着弾時間はコロッサスを更に下回る4.2秒。なんと41型強化手榴弾の時間と大して変わらないという驚きの速さ。
それでいて着弾誤差の少なさと30m台に迫る広い爆風範囲とタイタンを200下回るだけという9800の火力を兼ね備えるため、非常に扱いやすく素直である。
350mという長射程を生かした施設破壊も優秀。着弾誤差も小さいため自動砲台なら3発程度で壊せるだろう。
しかしなんと言っても最大の利点はこれだけの性能でありながら720という軽さ。
「榴弾砲は超過するもの」という概念を根底から覆すその軽さは当時大きな話題となった。
重量級だけでなく中量級程度の積載量でも気軽に榴弾を積めるようになったため、バリアユニットと共に中量重火が本格化するきっかけを作った。
難点としては扱いやすさを得た代わりに火力効率が大幅に悪くなったこと。火力効率はギガノトに次いでワースト2位。
弾数もタイタンからさらに減った4発。使い切らないことを考えるなら実質3発しか打てないことになる。
これらの性能から、無駄うちを許さない榴弾の使い方を学ぶには最も適した榴弾と言える。
榴弾の初心者がタイタンから乗り換えると、その使いやすさに間違いなく驚くことだろう。

  • T25(通称:エアノト、徹子)
エアバスター版ギガノト榴弾砲。例によって着弾誤差はなく拘束時間がないものの、一発しか打てない。
しかし爆風範囲がギガノトより更に広くなっており、これ一発でプラントを更地に変えられる程度の範囲攻撃が可能。
空中炸裂するのと着弾までの時間が大幅に短縮されているおかげで当てやすさが大幅に改善されているため、ギガノト特有の癖がかなり軽減されているのがポイント。
チャージ時間も短縮されているため、無理に死に補充せずとも2発目が十分撃てる。
そして極めつけはギガノトより約200も軽いこと。比較対象が対象なので重いことには変わらないが、重量脚なら超過なしも容易になっており、進軍を妨げない。
しかし、爆風範囲を上げた代わりに威力が13000まで下がっており、重量級の一発撃破ができなくなっているのが難点。
圧倒的な当てやすさを生かして激戦区に打ち込むのがベストか。
このため、使いやすくはなっているもののギガノトとはまた違った意味で運用が難しい榴弾砲である。
驚異的な爆発半径と空中爆発する特性から、範囲内の設置武器を根こそぎ一掃する能力は本家以上だろう。

  • XHR(通称:エアコロ、ペケハル)
こちらはエアバスター版コロッサス榴弾砲。例によって沢山撃てるものの一発の威力が少ない。
その代わり、コロッサスと比べて爆発範囲と射程が大幅に向上。延々と広範囲で榴弾が降ってくるため敵を寄せ付けない。
特にツボにはまった時の爽快感は病み付きになること請け合い。
エアバスター系特有の着弾音のうるささも相まって面制圧と言う点では最強の榴弾砲と言えるだろう。
このことから、本来ならデメリットになりうる着弾誤差が広いことも、結果としてメリットに繋がっているのは何とも妙である。
しかしその代償として火力効率と着弾時間が犠牲となっている。このためコロッサスより撃破が取りづらくなっているのが難点。
これを積むからには火力効率を改善するためδ胴などのSP供給に優れた胴を積むことをお勧めしたい。
他のエアバスター系のように軽いわけでもないため、後方支援メインで要所に榴弾の雨を降らせる立ち回りを意識したい。
射程が同じなので「一度にたくさん撃てる劣化版タイタン」と考え、タイタンに近い運用を目指すのも悪くない。

  • T30
近年流行り始めている軽量重火の需要に応えるべく作られたとも言われる、660という驚異的な軽さを持った榴弾砲。
性能的にもアトラントに次ぐ450mという長射程と38mという爆発範囲、そして30秒という驚異的なチャージ時間を兼ね備えており、決して悪いものではない。
その性能から施設破壊には最も適した榴弾と言える。チャージ時間も非常に速いためすぐにベースを焼け野原に変えられるだろう。
ただし軽量化した影響か、T10と比べ2発しか撃てなくなった上に威力がT10をさらに下回る8800まで落ちている。
チャージ時間のおかげか火力効率自体は改善されているものの、着弾時間の遅さもありブラストへの撃破は難しい。
弾数の少なさを補うため、現在は牽制目的で1発撃った後、チャージを待って2発撃つ、というのが一般的な使用方法となっている。
撃ちきったとしても激戦区での戦闘後ならチャージは完了しているだろうし、2回目も撃てるだろう。
このため、即効性こそないものの撃ちたいときに好きなところへ撃てるという意味では非常に取り回しがいい榴弾砲である。
これだけの軽量でありながら他の榴弾とも比較しうる性能を持つため、重量対性能では間違いなく屈指の高性能といえる榴弾砲といえよう。
一発当たりの回転率も高い上にアトラントに次ぐ射程距離を誇るので「敵陣奥のセンサー」や「敵ベースの施設」を焼き払う任務にうってつけ。

なお、あまりにも重量効率が良すぎると判断されたのか、ver3.0ではチャージ時間が5秒伸びて35秒に下方修正されることが予定されている。