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夕暮れの湖畔にて

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夕暮れの湖畔にて◆DiyZPZG5M6



 採石場を後にした西園寺世界は西に向かって歩いていた。
 岩肌のむき出しの地形はいつしか木々の覆い繁る森へ変わっている。
 日没前の血の様に赤い夕焼けの日の光が森を染めていた。

 傾いた日の光によって長く伸びた影を引きつれ世界は歩く。
 周囲に特に異常は無し、不審な気配は見当たらない。
 世界はある場所を目指して歩を進めていた。
 ある場所とはC-4地点に存在している湖。採石場からほど遠くない場所に存在している。
 何のために?
 答えは単純。ただ単に体を洗いたかったそれだけだった。
 全身血と泥で汚れきった姿。例え異形と化してしまったとしても、精神はうら若き乙女。
 体に付いた汚れは落としたいものである。

「こんなドロドロなカッコで帰ったら誠に笑われちゃうよね……はあ、シャワーが浴びたいなあ……」
 街の方へ出て行けばシャワーぐらいあるかもしれない。
 だけど今の位置は森の真っ只中。近くにある水場は湖のみだった。
 体の汚れはいざ意識してしまうのと厄介なもので、今すぐにも水を浴びたい。体の汚れを落としたい。
 あるのかもわからないシャワーを探すよりは、と湖で水を浴びたくなったのである。
 とりあえずは日が完全に暮れる前には水浴びを済ませよう。
 月明かりがあるとは言え、闇に覆われた湖で水を浴びるのは気持ちが悪い。
 漆黒の湖面から白い腕が伸びて引きずり込まれたらどうしようかと、彼女は思っていた。


 世界は再び自らの容姿を省みる。
 つくづく酷い格好だ。
 血と泥で汚れた制服、お腹の部分は榴弾の直撃を受けたせいでボロボロ。
 普通の人間なら即死してもおかしくないほどの腹部に開いた大穴は、
 蛆虫が必死に治療しているものの完全に塞がるには至らない。

 世界はスーツ姿の男との戦闘を思い出す。
 変幻自在の動きで世界を翻弄し的確な一撃を何度も与えてきたあの男はまさしく戦闘のプロだった。
 そして男が持っていたナイフ。
 見た目は変に捩れた形をしているナイフであり、今の世界にとって刺されたところで大した傷にならないはずなのだが、
 刺された瞬間魔導書の力が一時的に失われたのだ。
 腹に大穴が開いても致命傷を負わず動き回れるのは魔導書あっての力。
 魔導書――妖蛆の秘密が異常な再生能力を与えてくれている事を世界は理解している。
 だからある程度の怪我は無視して攻撃できるのだが、再生能力を無力化するあのナイフは自分にとって天敵の様な存在だった。
「っ…………」
 彼女は唇を深く噛み締める。
 唇が少し切れ赤い血が流れる。
 それほどまでに世界は敗北に等しい自らの結果と、力を得たことへの己の慢心に怒りを燃やしていた。
 悪鬼と魔導書という本来ならありえない組み合わせは彼女を大きく変質させ力を与えた。
 だけどそれは身体能力が向上しただけ。
 あの男よりも自分の方が身体能力ではずっと勝っているのに手も足も出なかった。
 いくら異形と化したとは言えその経験はただの女子高生である西園寺世界の物。
 戦闘技術など皆無に等しい。
 何度も相対した柚原このみとて元はただの女子高生、結局の所素人同士の殴りあいにしかなっていないのだ。
 それに対してスーツ姿の男――葛木宗一郎は幼い頃より暗殺者として殺しの技術を植え付けられた存在。
 世界とは踏んだ場数も桁違いなのだ。
 千羽烏月の時のように素人ゆえの動きが相手を困惑させることもあるだろうが、そんなものは一回限り。
 次はそこを必ず念頭に入れて対峙することになるだろう。
 世界は戦闘経験が圧倒的に足りないのだ。
(少し……考えて行動しないと……)
 身体能力に頼って闇雲に人を襲うのは控えたほうがいいだろう。
 この島には自分よりもずっと強い人間が存在していることを頭に入れて行動するべきなのだ。
(できる限り弱そうな人を狙うのがベストだよね)
 百獣の王たるライオンとて狩りをする時はできるだけ確実に仕留められる相手を選ぶ。
 身体の大きく、時には手痛い反撃を喰らう恐れのある水牛よりはシマウマの方が狩りやすい。
 そして大人の個体よりも子供の個体を選んで狩りを行う、それと同じだ。

 あえて悔しい出来事を思い出し思考を冷静に落ち着かせる世界。
「クールになれ西園寺世界! なーんちゃって、えへへ」
 ほどよく頭が冷えて来たことで世界は次の事を考える。
 知り合い以外でこの島で出会った人間の事だった。

 間桐桜は死してなお我が子を守り続けてくれていた。
 棗鈴は我が子の大切な栄養と桂言葉蘇生の手伝いをしてくれた。
 この二人は自分の味方、すでに死んでしまったのが悔やまれる。

 柚原このみ、世界の宿敵。そもそも彼女が誠を危険な人物の所へ置き去りにしたのが始まりだった。
 その上何度も痛めつけられ一時は流産の危険性もあった許しがたい存在。
「そういえば……柚原さんが言ってた人……確か『ファル』だったかな」
 名簿から察するにファルは愛称であり、本名はファルシータ・フォーセットと言うのだろう。
 彼女は誠を危険な目に逢わせたであろう人物。排除決定。

 白い制服を着た銀髪の少女にも出会っていたがこのみとの一戦もあってその時の状況はあまりよく覚えていない。
 顔立ちからして外国人。もしかしたら『ファル』だったのかもしれないが、
 彼女以外にも外国人風の名前の人間は何人かいるのでこの人間については保留。
 その後別の髪の長い少女と出会ったが既に爆破して殺したので特に考える事は無い。

 このみと一緒にいた少年、はっきり言って弱そうなので次出会った時は安心して食餌できる。
 刀を持った黒い制服の少女、自分よりも遥かに戦闘経験を持った厄介な相手だ。
 そして最後に出会ったスーツ姿の男と少女。少女の方は男に守られているだけだったので特に驚異では無い。
 男の方は深手を負わしたもののその死までは確認していない。
 生きていたら驚異になることは間違いない。

 考え事をしながら歩いているうちに森を抜け、世界はいつしか湖のほとりに抜け出ていた。


 ◆ ◆ ◆


「うわあ……綺麗な景色……」
 湖の光景を見て世界は思わず感嘆の声を上げた。
 茜色の夕焼け、傾いた西日の光が湖面に反射し湖全体が空を映した赤い鏡のようになっていた。
「誠と一緒に見たかったな……ううん、誠は私と一つになったんだから。いつでもここにいるんだよね」
 下腹部を優しく撫でながら世界は微笑む。
「日が暮れる前にさっさと体を洗っちゃお。ついでに服も洗濯だねっ」
 特に誰かに見られる心配も無いので、世界は服を脱いで一糸纏わぬ姿になり水面に向かう。
 足首に広がるひんやりとした水の感触が心地よい。
 両手で掬った水を宙に振りまくと、夕日を反射した水飛沫がきらきらと輝きとても綺麗だった。

 ふと視線を落とすと腹部の傷が目に入った。
 傷を負ってからその怪我をはっきり目にするのは初めてだった。
 傷口は今もなお蛆虫が傷を塞ぎつつあるがまだはっきりと穴が開いていることが確認できる。
 世界は恐々その傷口に触れる。
 蛆虫がぴちっと飛び跳ねた。
 痛みはまだあるものの我慢できない程ではない。
 しかし本当に運が良かった。グレネードランチャーの直撃は腹に大穴を空けたものの、かろうじて子宮を外していたのだった。
 もし子宮に直撃していたらと思うとぞっとする。
「でも……本当に大丈夫なのかな……私の赤ちゃん……」
 傷口の内部は蛆虫でびっしりと覆われている。
 蛆虫の群れが穴から内臓が零れるのを食い止めていた。

「少し怖いけど……確かめてみよう」
 世界は恐る恐る手を傷口に差し込む。
 ぬるりとした温かい感触と何ともいえない鈍い痛みが下腹部全体に広がる。
「せっかく治して貰っている最中だけど、ゴメンね」
 傷口の治療を行っている蛆虫に謝りつつ、己の内臓を優しくまさぐる。
「ん……っ、このあたり……かな?」
 直に自分の内臓を触るという行為に変な高揚感を抱きつつ世界は我が子の宿る子宮に触れた。

とくん……

「ああ――――」
 温かい生命の鼓動、生命の息吹が指に伝わる。
 大丈夫、赤ちゃんは元気だ――――
 安心して手を引き抜く世界。
 手に付いた血と蛆虫を水で洗い流し世界は笑顔で言った。

「赤ちゃんも無事だしこれで安心だねっ。あっそうだ、桂さんも一緒に水浴びしようよ!」
 夕日で長く伸びた世界の影がざわめき中から桂言葉が現れる。
 彼女は虚ろな瞳と表情のまま波打ち際に立ち尽くしていた。
「ほら、桂さんも服を脱いで」
「――――――――――――――――」
 世界に促され言葉は無言のまま緩慢な動きで身に付けている赤い服に手を掛ける。
 が、思うように脱げずもぞもぞと指を動かすだけだった。
 不完全なまま蘇生を果たした言葉は神経や筋肉の損傷が激しく細かい動きが出来ないのだ。
 それを察した世界は小さな子供に話しかける母親のような表情で言った。
「もう……しょうがないなあ、私が脱がしてあげるから、ね?」

 世界は言葉の服に手を掛ける。
 言葉の着ている赤い服は何とも奇妙な服だった。
 見たことの無い生地で出来ている男物の服。
 一体なんで彼女はこんな服を着ているのだろうと首をかしげながら世界は服を脱がせてった。
「ほら、こっちだよ」
 裸となった言葉の手を引いて世界は膝ぐらいの深さまでゆっくりと歩く。
「私、お腹に怪我してて水を傷口に入れたくないからここで洗うよ。桂さんはどうする?
「――――――――――――――――」
 言葉は無言のまま両手で水を掬い体を流そうとする仕草をする。
 どうやら彼女もここで体を洗いたいようだった。
 しかし、ぎくしゃくした動きのせいで思うように体を動かせずにいた。

「ちょっと待っててね、私が洗い終わったら洗ってあげるから」
「――――――――――――――――」
 少しだけ彼女が頷いた。
 そんな気がした。

 世界は自分の体についた汚れを念入りに落としていく。
 石鹸やタオルが無いため汚れが落ちにくいが贅沢は言ってられない。
 腹の傷に水が入らないように丁寧に水を流す。
「はい、終わったよー。次は桂さんの番だからね」
 自分の体を洗い終えた世界は言葉の体を洗う作業に入る。
 血色の良い世界の肌に対して言葉の肌は土気色にくすんだ肌の色で、
 腕や脚などには暗褐色の痣――死斑が浮かび上がり、
 彼女の肉体が生者のそれではなく死者の物だということを如実に表していた。

「いつ見ても桂さんの胸おっきいなあ。私も決して小さいわけじゃないけど桂さんと比べたら全然目劣りしちゃうよ」
 平均よりはあると思われる世界ですら言葉のサイズには遠く及ばない。
 30cmの差をつけられた某アイドルはどのような感想を抱いたであろうか?
 世界は死班の浮かぶ規格外サイズの乳房を丁寧に洗っていった。

「終わり……っと。これで私も桂さんもピカピカだよっ! さ、風邪をひかない内に早く上がろう」

 世界は言葉の手を引き、湖から上がっていった。


 ◆ ◆ ◆


パチパチと音を立てて燃える焚き火の炎を囲む世界と言葉。
 膝を抱えて座り体と衣服を乾かすため暖を取っていた。
 ライターやマッチ無しで火を付けるのはとても大変だった。
 枯れ草に木の枝を使って火を起こすという原始的な方法しかないのだから。
 だけど一度枯れ草から煙が出始めると後は簡単。靴や服の下に忍ばせておいたC4を使用する。
 もちろん服を洗う前にC4はデイパックに移し替えておいた。
 信管を使わなければそれはただの可燃物に過ぎない。
 固形燃料代わりにしたC4に火種を移せばよく燃え上がってくれる。
 後はそこに拾ってきた枯れ木をくべるだけだった。
「昔の人は火を付けるだけでもこんなに苦労したんだね……文明の利器に感謝しなくっちゃ」
 現代の文明と太古の先人の知恵に感謝しつつ、世界は濡れた体と髪を乾かす。
「私はそんなに髪長くはないから乾かすのには苦労しないけど……桂さんは大変だよ」
 肩ほどまでしか伸びていない世界の髪と違って言葉は腰まで届く長い黒髪を持っている。
 この長さでは洗う事はもちろん乾かすのも一苦労だった。

「新しい服……欲しいな」
 オレンジ色の炎を眺めながら世界はぽつりと呟いた。
 着ていた学校の制服を洗って乾かしている最中といってもその服はかなりボロボロになってしまっている。
 スカート部分はそれほど損傷が少ないがブラウスは榴弾の直撃を受けたせいで、
 お腹の部分が丸出しになってしまっていた。
 これではお腹が冷えてしまい腹の子に障ってしまうだろう。
 とりあえず上に着るものに関してはデイパックに入っていたパーカーを使うほかなさそうだ。
「でもさー、このセンスは無いって」
 世界はパーカーを言葉に見せびらかすように広げる。
 形こそユ○クロで1980円ほどで売っているパーカーと変わらないのだが、特筆すべきはその柄である。
 金色の糸と銀色の糸で煌びやかに装飾されており、その中央にはハートマークと、
 『我┃セイバー』と書かれた文字が刺繍されていた。
 あまりにも恥ずかしくそして目立つパーカー、デザインした人間の感性を疑う作りである。
「何かの罰ゲームにしか使えないよね~」
 こんな物をデザインした人間はいずれ業界から干されるだろう。
 いや、あまりにも酷いデザインのため返ってマニアックな人気が出るかもしれない、と世界は言葉に語りかけていた。

 きっと英雄王のセンスは雑種には理解できないものなのだろう。
 言葉は相変わらず何も言わず無表情で世界の楽しそうな声を聞いていた。

 世界はパーカーをデイパックに戻すついでに現在所持している武器の確認を行った。
 虎の子たる魔導書、妖蛆の秘密。
 89式自動小銃。
 光を放つ直剣、エクスカリバー。

 メインウェポンと呼べるの物はこの三つ。
 他にもナイフの柄やどの銃に使うか分からない弾丸などがあるが今は必要無い物だろう。
 C4の信管は残り二つ。爆発まで三分と長い時間が掛かるのでこれを手榴弾として使用するには厳しいだろう。
 あと言葉が採石場から拾ってきた電動ノコギリがあるが、これを武器にするには少し使いづらい。
 だけど手に入れた食材を食べやすく解体するには役に立ちそうだ。
 結局のところ確実に武器として使用できるのは三つ――いや、魔導書を除くと二つしかない。
 89式自動小銃の残りの弾数は28発、フルオートで撃ってしまえばあっという間に弾切れだ。
 ただ幸いこの小銃を奪った時についで付いていた説明書によると、
 連射と単射、そして三点バーストと撃ち方を切り替えられる機能が付いているのだ。
 とりあえずは無駄撃ちを防ぐため通常のセミオート拳銃と同じ単射に切り替えておく。

 そしてもう一つは眩い光を放ち敵を討つ不思議な剣である。
 世界は無意識にその剣の名を口に出していた。
(確かエクスカリバーって私、言ってたよね)
 だがこの剣の力を開放すると激しい疲労に襲われる欠点がある。
 そう何度も使うわけにはいかないだろう。銃を撃ちつくした時のための保険と考えておいたほうが良い。
 見た目は年代物の美しい剣、博物館に飾られておかしくない剣がこんな機能を持っているとは誰も予測できまい。

 結論としてもう少し武器が欲しい、それが世界の答えだった。
 できれば銃、拳銃が好ましい。
 ライフル系は確かに強力だが撃ったときの反動で腕がぶれ命中させにくい。
 いくら悪鬼の力で反動を押さえ込んでいるとはいえ、何の訓練も受けていない世界が扱うのは難しいのだ。


 ◆ ◆ ◆


「これからどうしようかな……」
 西日差し込む赤い湖面に視線を移す世界。
 風を受けて波立った水面は何も答えず夕焼けの空を映し出したまま。
「まずは服を探してと……」
 この島は自分たち参加者以外には誰一人と存在しないのに、施設のみはやけに充実している。
 まるでついさっきまでそこに人が生活をしていたような島。
 だから繁華街の方へ行けば服を扱う店ぐらいあるだろう。
 どうせ誰もいない島、店の服を拝借したところで窃盗容疑で通報されることもない。
 とりあえずは北東の中心街を目指すべきだろうか。
「桂さんはどこに行きたい? 私は北東の街に行ってみたいんだけど」
「――――――――――――――――」
 何も答えず世界を焦点の合わない瞳で見つめる言葉。
 自我無き肉の人形は世界の命令に従うのみ。
 それを知ってか知らずか世界は言葉の反応を肯定と受け取った。
「そうだね、じゃあそうしようか」

 今後の方針は定まった。
 世界は背筋を伸ばして深呼吸をする。
 見上げた空には一番星が輝いている。日の入りは近い。
(そろそろ放送なのかな……)
 誰が死のうと世界には関係ない、柚原このみが死んでいれば少し嬉しいぐらい。
 放送と服が乾くまではもう少しここでゆっくりしておこう。

「もうちょっとこの景色を楽しんでおきたいかな。ね、桂さん?」
 言葉は何も答えず。夕焼けの赤い空を見上げていた。


【C-4/湖畔/1日目 夕方】

【西園寺世界@SchoolDays】
【装備】:防刃チョッキ、エクスカリバー@Fate/staynight[RealtaNua] 、桂言葉の死体(改造処理済)@SchoolDays
【所持品】:支給品一式×4、BLOCKDEMOLITIONM5A1COMPOSITIONC4(残り約0.60kg)@現実、時限信管@現実×2、89式小銃(28/30)、37mmスタンダード弾×5発、手榴弾1つ、妖蛆の秘密、ICレコーダー、きんぴかパーカー@Fate/staynight[RealtaNua]、ゲーム用メダル400枚@ギャルゲロワ2ndオリジナル、贄の血入りの小瓶×1、天狗秘伝の塗り薬(残り90%)@あやかしびと-幻妖異聞録-、スペツナズナイフの柄、このみのリボン、チップソーカッター(電源残量3時間)@現実、アーチャーの騎士服@Fate/staynight[RealtaNua]、
【状態】:疲労(小)『この世、全ての悪』受胎、精神錯乱、思考回路破綻(自分は正常だと思い込んでいます)、腹部損傷(蛆虫治療)、悪鬼侵食率55%
【思考・行動】
基本:元の場所に帰還して子供を産む。島にいる全員を自分と同じ目に遭わせる。
0:服を乾かそう
1:新しい服を探すため北東の中心街へ向かう。また武器を手に入れる
2:新鮮な内臓をもっと食べたい
3:このみ、黒髪の女(烏月)、茶髪の男(フカヒレ)を見つけたら今度こそ喰い殺す
4:自分より強そうな人間には闇雲に襲わず様子を見る。弱い人間を優先して喰い殺す
【備考】
 ※誠とは今までにあった事ではなく、元の世界の事しか話してません。平行世界の事を信じました。
 ※侵食に伴い、五感が鋭くなっています。
 ※ゲーム用メダルには【HiMEの痣】と同じ刻印が刻まれています。カジノの景品とHiMEの能力に何らかの関係がある可能性があります。
 B-2中心部に回収出来なかったゲーム用メダル@現実が100枚落ちています。
 ※妖蛆の秘密は改造されており、殺した相手の霊を本に閉じ込める力があります。そして、これを蓄えるほど怨霊呪弾の威力が増します。
 そのほかのルールは他の書き手にお任せします。
 ※腹の中の胎児に、間桐桜の中に居た『この世、全ての悪』が受肉しています。
 ※チップソーカッターは砕石場から現地調達しました。
 ※桂言葉の死体(改造処理済)、チップソーカッター、アーチャーの騎士服は『影』の内部に収納しています。


 ※C-4採石場付近に、暴かれた墓と食い荒らされた鈴の死体が放置されています。


チップソーカッター@現実
ハイパワー1330Wモータ搭載。軟鋼材切断に適した小型回転鋸。
チップ材質にサーメットを採用し、交互刃により抜群の切れ味と経済性を両立している。
ダストカバーで切り屑飛散を防止できホースは5mまで伸張可能。
本体部重量は4.5kg 連続稼働時間は3、4時間程度。

桂言葉の死体(改造処理済)@SchoolDays?
西園寺世界が『妖蛆の秘密』と『この世、全ての悪』の複合効果によって造り出した存在。
間桐桜が行使した黒英霊と似たようなものだと思われる。多分。
生前の能力が反映されてはいるが試作段階故実力は未知数。影から出現して殺害対象を自動的に襲撃?
今後比較的綺麗で頭部が無事な他の死体に同様の処理を行う為には他の人間一体分の栄養と数分間の儀式が必要。


179:運命はこの手の中廻り出すから 投下順 181:一人の隠密として、一人の姉として
179:運命はこの手の中廻り出すから 時系列順 182:第三回放送-巡り続ける運命の鎖-
176:instant servant 西園寺世界 185:Good Samaritan

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