砂漠広がる辺境の島(サラ光SSRフェイト)。移動にはラクダを使う者もいる(イベント「砂縛の涙、ひとしずく」第5話)。
雨神と呼ばれる星晶獣・マナウィダンが島に住み着いており、その影響で島は数年ごとに水害に見舞われ、その度にいくつもの命が失われている。マナウィダンには対となる砂神グラフォスがおり、その力を砂神の巫女に行使させてマナウィダンを封印することで島は長らえてきた。しかし、その封印の力を用いれば砂神の巫女は決まって命を落とすことになる。イベント「砂神の巫女」オープニングの冒頭ではこのことについての伝承を読むことができる。
サブル島の安寧は歴代の巫女の犠牲の上に成り立っているが、多くの島民達はこれを知りながら当然のこととして捉えていた。長きに渡って水害にさらされ続けた結果、小の虫を殺して大の虫を助けるといった心境だったのかも知れない。
水害で天涯孤独となった者の中から護衛隊が、また同じく水害で天涯孤独となった者のうち赤子か幼児から砂神の巫女が選ばれるという(サラ光SSRフェイト)。
元々、サブル島では水を始めとした少ない資源をそれぞれの村や街が奪い合ってきたのだという。神官団はそれらの争いを調停して島を導いていた。(サラ光SSRフェイト)
イベント「砂縛の涙、ひとしずく」の後は、神官長ウマルの汚職が発覚して神官団の権力が弱まった。それにより島全体が「古くからの神官団を中心とした保守派」、「若い神官達を中心とした革新派」、「そもそも神官たちを信頼したくない者達」などに分かれて村や街同士の対立が深まってしまったという。(サラ光SSRフェイト)
ブリエデゼル
輝く砂が舞う砂漠の街。サブル島は資源が貧しいため、外貨獲得を意図した革新派の主導によって先の触れ込みで観光地化が推し進められていた。(サラ光SSRフェイト)
グラン/ジータ一行が初めて訪れた時は、雨のほとんど降らない季節にもかかわらず、星晶獣マナウィダンの影響で集中豪雨に見舞われていた。通常であれば、太陽に輝く砂が見られるという。(イベント「砂神の巫女」第1話)
砂城
サブル島にて絶対的権力を握っている神官団が詰めている(サラ光SSRフェイト)。
神官長ウマルは、私兵である直衛隊を抱えている。(イベント「砂縛の涙、ひとしずく」第1話)
神官長ウマルは、私兵である直衛隊を抱えている。(イベント「砂縛の涙、ひとしずく」第1話)
ボレミアによると、砂神の巫女であるサラは、幼い頃からこの城に閉じ込められ、大人の顔色を窺って生きてきたという(サラ土SR水着フェイト)。
城の書庫には、サブル島の何百年分の資料が保存されている。なお、ユスフによれば、書庫の書物の閲覧は許可が下りにくいという。(サラ光SSRフェイト)
雨神の洞窟
サブル島の山にある(イベント「砂神の巫女」第3話)、星晶獣マナウィダンが封印されている洞窟(同第4話)。洞窟にはコウモリが棲み付いている(同第5話)。マナウィダンは最奥の雨廟に封印されている。(「砂縛の涙、ひとしずく」第5話)
洞窟から一番近い村に、ドゥナの村がある。(イベント「砂縛の涙、ひとしずく」第5話)
辺境の村(イベント「砂縛の涙、ひとしずく」第2話)
ブランウェンが生み出した黒い魔物の被害が出ている村。
東の村(イベント「砂縛の涙、ひとしずく」第2話)
ブランウェンが生み出した黒い魔物の被害が出ている村。
ドゥナの村(イベント「砂縛の涙、ひとしずく」第5話)
黒い魔物の被害が出ている村。神官長ユスフの直衛隊が向かおうとしている。
雨神の洞窟から一番近い村。
星晶獣マナウィダン
砂神グラフォスに対を成す雨神。両者の均衡が崩れた時、サブル島に暴雨をもたらす。(イベント「砂神の巫女」オープニング)
サブル島に、慈雨と水害の双方をもたらしてきた。数年に一度大規模な水害を引き起こしており、失われる命を減らすためにその都度サブル島の神官団が砂神の封印の力を行使している。(サラ光SSRフェイト)。
雨神の洞窟に封印されている。(イベント「砂神の巫女」「砂縛の涙、ひとしずく」)
イベント「砂神の巫女」時点でサブル島を襲っていた豪雨は、エルステ帝国大尉ポンメルンが魔晶の力を用いてマナウィダンを少し覚醒させたことによるものであった。しかし、マナウィダンは完全に覚醒させてしまうとポンメルンの手には負えない存在である。マナウィダンを完全な支配下に置くためには砂神グラフォスの力が必要であり、ポンメルンは砂神の巫女であるサラを狙った。(イベント「砂神の巫女」第6話)
星晶獣ブランウェン
サブル島に伝わる有名なおとぎ話に『ブランウェンの大釜』がある。内容は次のとおりである。「寂しがり屋のブランウェンには、常に生き物の恨みつらみ、悲しみ苦しみの声が聞こえている。だからブランウェンはいつも泣いていて、彼女の持つ大釜は涙で満たされている。大釜から溢れた涙は魔物となり、その魔物は世に悲しみを撒き散らす。そうなればまた恨みの声が上がり、ブランウェンの涙は止まることがない」。ボレミア曰く、これは大人が子供に話す教訓のようなもので、その意味は「大釜の魔物に襲われたくなければ、人を傷つけたり人が嫌がることをしてはいけない」というものである(イベント「砂縛の涙、ひとしずく」第2話)。
ルリア曰く、届いた悲しみが深ければ深いほど、ブランウェンの涙からは多くの魔物が生まれるという。(イベント「砂縛の涙、ひとしずく」第4話)
神官長ウマルの家系に受け継がれていた(イベント「砂縛の涙、ひとしずく」第6話)。
「大釜よ……嘆きの涙を満たす器よ……今こそ怨嗟で世界を満たす時! 出でよ、黒き涙の子等よ!!」
「苦しみの底にたゆたう者。安らぎなく、慰めなく、涙の代わりに血で濡れよ!」