****きょくおうしんざ [[Dies irae PANTHEON]]の用語。 [[座]]よりもさらに奥深く、誰も気付くことができなかった場所。 この空間には背景は[[極彩色に輝く鉱物のようにも見える何か>時輪石]]が広がっている。 [[刹那>無間刹那大紅蓮地獄]]はこの空間を[[円卓>黒円卓]]・[[セフィロト>セフィロトの樹]]・[[曼荼羅]]など様々な形で認識した。 既に死んだ筈の[[覇道神]]が気付けばこの空間に囚われていた。 歴代の異なる[[神座]]・[[覇道]][[太極]]が同時に存在するという異常事態。これはあの[[波旬>波旬大欲界天狗道]]でさえ例外ではない。 本来、覇者は一つの時代に一柱のみ。何故自分達は生きているのか、何故同時に存在し得るのか、[[黄昏>黄昏輪廻転生]]の覇道共存を思い浮かべる者もいるが、この場に集められた[[覇道神]]達にはその理屈を理解することはできない。 確かなことは一つ、神よりも上位の法を敷く者がいるということ。 それは“[[ナラカ]]”。[[覇道神]]をこの異質な空間に囚えた原因と目される者。これは大が小を支配するという神座世界の法則と同じだが、[[ナラカ]]はそういった理屈に当てはまらない。 波旬が他者が存在しながらも滅尽滅相を開始せず、大人しくしているのは異質に過ぎる[[ナラカ]]を探すことに躍起になっているからで、周りにいる神に気づくことができていないから。 [[水銀>永劫水銀回帰]]はこの状態を「大枠では[[ナラカ]]が生き返らせたという表現でいいが、復活と呼ぶには違和感を覚える」「察するに最初からこういう仕組みだった」としている。 また[[覇道神]]は[[ナラカ]]に生殺与奪を奪われており、負傷も勝手に再生するため自決することが出来ない。 この場で[[黄金>修羅道黄金至高天]]は[[自滅因子]]の業から解き放たれ、座を握ることも無かった刹那と共に架空の神座を手にしている。 異なる[[太極]](覇道神)が同時に存在しているにもかかわらず、鬩ぎ合いが発生していない。神々の視点では自分が神のままで、黄昏の覇道共存を思い浮かべている者もいるため、太極を閉じたりしているわけではない様子。 神々が人に戻ったわけではなく、覇道が強制的にぶつかるわけでもない、結果、この場においてのみ覇道神達は(実際は神/太極のままだというのに)能力がONOFFを効くかのように行使しているように見える。 [[神なる座に列し伝わる救世主]]では覇道神達はナラカを打倒しその計画を砕くために[[パンテオン]]を結成した。 この空間の中心核から[[コウハ]]は[[観測者]]アルファからゼータ、[[ヴァルナ]]との再接続を行なっている。 ---- **[[黒白のアヴェスター]] 争いや諍いは起きても決定的な殺し合いにならずさせない[[黒の七王>七大魔王]]の&ruby(ガーサー){[[会合]]}はこの場所で起きていることと非常に酷似している。 [[アフラマズダ]]の予想によると、これは[[真我]]によるパンテオンに臨む神々のシミュレーションであり、黒の王の数が七名なのは[[“零”>ナラカ]]と戦う切り札が登場するまで神の座が最低六度流転すると想定していたからだという。 ---- #comment