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村の風景は急速に変わっていった。人が増え、家が幾つも建ち、範囲を広げてゆく。世界の空気が変わり、ファイネーの視界がぼやける。
再度ピントをあわせようとしたファイネーは、いつのまにか村を見下ろす緑の丘の上にいた。え、と驚いて周りを見ると、何故か眼鏡をかけたアルフェニートが、同じようにこちらを見ていた。
村を訪ね、巫女の案内のもと、森の中のヨールの庵を訪れる。
ネシアの助言は、リューリクがこの世界をどうにかするための鍵だと助言し、ヨールはふたりを引き連れて森に入るが、アルフェニートとファイネーは森に拒まれてしまう。
しかたなくヨールが単身入っていった後で、ふたりは道に迷い、夜営中にファイネーはケッチの亡霊に取り付かれてしまう。
ヨールの庵に取って返したケッチはアルフェニートの申し出を受け、ファイネーを開放するかわりにアルフェニートを乗っ取り、弓を手に森へ入ってゆく。ファイネーが森で彼に追いつくはずもなく、ヨールは背中から射られた2本の毒矢で絶命した。
庵に戻ったケッチはヨールの肉体を癒し、その身体を己のものとした。アルフェニートを妻とすると宣し、部屋に飛び込んできたファイネーをネシアの一突きで絶命させる。
だが、同時にアルフェニートの投げたナイフが背中に深々と突き立ち、ケッチは崩れ落ちた。
前回は自覚せずに体調が悪く、マスタリングもダイス目もダメダメでしたが、今回は体調の悪いのを自覚していたので、ちょっと気をつけたらマスタリングもダイス目もまあまあでした(笑)。77はでないけど、クリティカルのよく出ること。
実は、ののの氏のブレイク77に助けられました。
やっぱり関連性の無い2箇所を舞台にしてのマスタリングは、かなり負担です。今回はメンバーを絞って、1箇所にまとめられたのが勝因ですな。
で、揉めた最終判断ですが、結果としてファイネーは蘇生します。
死が軽くなるのでマスタリングセンスとしてはイヤだったんですが、詳細は別に投稿します。
ヨール界には老化や死が存在します。
これはヨールが彼の常識で「繁栄」を願ったためで、生み増やすにはどちらも必要なものなので。
ただヨールのコントロールよりさらに深い世界の「律」として、地界が存在しません。死は現実界から切り離されることではなく、リューリクの元へ還り、ふたたび生まれてくるためのステップです。世界は完全な循環を保っています。従って、死には恐怖や苦痛は伴わず、逆に重い「肉」が剥がれ落ちる、蛹からの羽化に近い現象です(従って<死の理解>技能もそれに準じた効果を与える)。
肉体と精霊の絆が切り離されると(トータルヒットポイント0)、精霊は肉体から遊離します。この時点でいままでの五感は失われるので、自分で死んだ肉体を見ることも、感じることも、呪文を唱えることもできません。
精霊としての生活に馴染むためには、通常肉体が腐敗するより長期間かかります。したがって蘇生は現実的ではなく、また循環を真理として理解しているヨール界の人々は試みる必要も感じません。
今回ラッキーだったのは、ファイネーがネシアと《精神結合》したことです。これによってファイネーは即座に周囲と会話ができ、また、治療された自分の死体を見つけることができました。
蘇生条件を満たした死体(THP3以上)は、POWを持っているわけではないのですが、視覚化した精霊が接触すると、服のように感じます(種族が同じであれば、ぶかぶかなりぴちぴちなりでも着れるサイズ。性別やら年齢やらが同じならぴったり。ファイネーの場合はオートクチュール一点もの(笑))。
ということで、わけがわからぬままえっさほいさと服を着たファイネーは、むっくりと起き上がって周りを見渡すのでした。
「な、何があったんですかー?」
http://elder.secret.jp/img0ch/rq/img/1022389830/617.jpg (81KB)
めがねっこなアルフェ( ´ⅴ`)ノ
第11話:転移×暗殺×無死
■ 15 名前: なゆた :2003/08/10 22:57:45村の風景は急速に変わっていった。人が増え、家が幾つも建ち、範囲を広げてゆく。世界の空気が変わり、ファイネーの視界がぼやける。
再度ピントをあわせようとしたファイネーは、いつのまにか村を見下ろす緑の丘の上にいた。え、と驚いて周りを見ると、何故か眼鏡をかけたアルフェニートが、同じようにこちらを見ていた。
村を訪ね、巫女の案内のもと、森の中のヨールの庵を訪れる。
ネシアの助言は、リューリクがこの世界をどうにかするための鍵だと助言し、ヨールはふたりを引き連れて森に入るが、アルフェニートとファイネーは森に拒まれてしまう。
しかたなくヨールが単身入っていった後で、ふたりは道に迷い、夜営中にファイネーはケッチの亡霊に取り付かれてしまう。
ヨールの庵に取って返したケッチはアルフェニートの申し出を受け、ファイネーを開放するかわりにアルフェニートを乗っ取り、弓を手に森へ入ってゆく。ファイネーが森で彼に追いつくはずもなく、ヨールは背中から射られた2本の毒矢で絶命した。
庵に戻ったケッチはヨールの肉体を癒し、その身体を己のものとした。アルフェニートを妻とすると宣し、部屋に飛び込んできたファイネーをネシアの一突きで絶命させる。
だが、同時にアルフェニートの投げたナイフが背中に深々と突き立ち、ケッチは崩れ落ちた。
■ 55 名前: なゆた :2003/08/10 23:03:38
第11話:77クリティカルで始まり77ファンブルで終わる前回は自覚せずに体調が悪く、マスタリングもダイス目もダメダメでしたが、今回は体調の悪いのを自覚していたので、ちょっと気をつけたらマスタリングもダイス目もまあまあでした(笑)。77はでないけど、クリティカルのよく出ること。
実は、ののの氏のブレイク77に助けられました。
やっぱり関連性の無い2箇所を舞台にしてのマスタリングは、かなり負担です。今回はメンバーを絞って、1箇所にまとめられたのが勝因ですな。
で、揉めた最終判断ですが、結果としてファイネーは蘇生します。
死が軽くなるのでマスタリングセンスとしてはイヤだったんですが、詳細は別に投稿します。
■ 56 名前: なゆた :2003/08/10 23:32:32
ファイネーの蘇生と、ヨール界での死についてヨール界には老化や死が存在します。
これはヨールが彼の常識で「繁栄」を願ったためで、生み増やすにはどちらも必要なものなので。
ただヨールのコントロールよりさらに深い世界の「律」として、地界が存在しません。死は現実界から切り離されることではなく、リューリクの元へ還り、ふたたび生まれてくるためのステップです。世界は完全な循環を保っています。従って、死には恐怖や苦痛は伴わず、逆に重い「肉」が剥がれ落ちる、蛹からの羽化に近い現象です(従って<死の理解>技能もそれに準じた効果を与える)。
肉体と精霊の絆が切り離されると(トータルヒットポイント0)、精霊は肉体から遊離します。この時点でいままでの五感は失われるので、自分で死んだ肉体を見ることも、感じることも、呪文を唱えることもできません。
精霊としての生活に馴染むためには、通常肉体が腐敗するより長期間かかります。したがって蘇生は現実的ではなく、また循環を真理として理解しているヨール界の人々は試みる必要も感じません。
今回ラッキーだったのは、ファイネーがネシアと《精神結合》したことです。これによってファイネーは即座に周囲と会話ができ、また、治療された自分の死体を見つけることができました。
蘇生条件を満たした死体(THP3以上)は、POWを持っているわけではないのですが、視覚化した精霊が接触すると、服のように感じます(種族が同じであれば、ぶかぶかなりぴちぴちなりでも着れるサイズ。性別やら年齢やらが同じならぴったり。ファイネーの場合はオートクチュール一点もの(笑))。
ということで、わけがわからぬままえっさほいさと服を着たファイネーは、むっくりと起き上がって周りを見渡すのでした。
「な、何があったんですかー?」
■ 57 名前: ののの@ぶんかいちょー :2003/08/15 01:12:34
『えーと。』http://elder.secret.jp/img0ch/rq/img/1022389830/617.jpg (81KB)
めがねっこなアルフェ( ´ⅴ`)ノ