その8
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homuhomu_tabetai
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ーーーーーーーーーー1年後ーーーーーーーーーーーーー
見滝原ホテルの大宴会場でほむほむ等防除法設立1周年のパーティが開かれていた。
市長「ほむほむ等防除法設立から一年か・・・。効果は絶大だったな。街に生息するほむほむはほむランドのプレイヤー人口に反比例して激減した。
山の裾野やその周辺に住むほむもむたちも超小型ほむまど爆弾でほぼ一掃できた。あのボタンを押したのが私の市長生活の中でも
一番のエピソードになるかもな。市役所までほむほむ達の悲鳴が聞こえてきたからねww
爆弾を開発した少女を表彰したいんだが匿名とは残念だ。
ほむほむ達が人間を恐れて全く近寄ってこなくなったが一番の収穫だな。これでもう不幸な事故は起こるまい。」
知久「市長の決断の結果ですよ。市長が決断してくださらなかったら何も事は進みませんでした。市長ありがとうございます。」
市長「鹿目君!いやこれは君の功績だよ!!あれから一年。ほむほむ駆除を成功させるどころか、ミタキハラを食べに市外からたくさんの
人が来るようになった。ほむランドの市外からの収益も増える一方だ。市の経済規模が膨れ上がって税収はたった一年で例年の3倍に
なったよ!!!!!しかし街にはまだほむほむ達が生息している。根絶やしにする為これからも頑張ろうじゃないか!」
知久「根絶やしにする必要はありませんよ。市長。」
市長「ぬ?何故だね?」
知久「というか根絶やしは無理ですよ市長。我々はほむほむの繁殖能力には勝てません。だから私は単純に駆除するのではなくこういう方法を
とったんですよ。」
市長「ふむ・・・・。」
知久「根絶やしにできない。だから僕はほむほむ達を人間が管理できる資源にしたんです。ミタキハラだって元を辿れば野生のほむほむですし
ほむランドを遊ぶにはほむほむ達が必要不可欠ですよね?市長最初に言いましたよね?見滝原はほむほむと共にあるって。
昔からそうなんです。ずっと我々見滝原市民はほむほむを利用して街を発展させ来たんです。それがここ数年おかしな事になってしまった。
僕はかつての状況にこの見滝原を戻しただけですよ。」
市長「なるほど・・・。言われてみればその通りだ・・・。時代ともに大切な事も忘れてしまっていたみたいだな我々は・・・・。改めて礼を言うよ鹿目君!」
知久「お礼はほむほむ達に言ってあげてください。これも最初にいいましたね。僕はほむほむ達を愛して止まないんです。そしてこの街も愛しています。
何度でもいいます。見滝原はほむほむと共にあるんです!」
その日、見滝原港に一隻の船が錨を下ろした。同じ港には2度寄港しないというルールが定められた大富豪達を乗せて世界中を旅する豪華客船だ。
ミタキハラの味に魅了された大富豪達のたっての希望でルールを破り見滝原港に二度目の寄港である。
見滝原スーパーアリーナでは、最強ほむランドプレイヤー決定戦 第一回ほむ劇が開催され世界中からプレイヤーと観客が集まっている。
見滝原市は平和で活気に溢れ健やかだ。
見滝原はほむほむと共にある。
ほむら「ふん。。。私なら根絶やしにできるけどね。まぁでも虐待の限りを尽くされみじめに死んでゆくだけの生き物だし別にいいか。
なんか役に立ってるみたいだし。さてっと・・・・。」ガチャ!!
おしまい