気付いているので、
アルテア
「おい、厨房に押し込むな。魂胆が見え見えだぞ!」
「まぁ、何の事でしょう。帰らせないように奥まったところに押し込んでいるのではなく、たまたま
アルテアさんが進路を邪魔するのですよ?」
「ほお、それなら皿を出す必要はないな?それと、目を離すとすぐにガウンを脱ぐな!ったく…」
ウィリアム
「ネア、オフェトリウスと少し仲が良くなったな?」
「む、むぐ…」
「今回は俺も来るのが遅くなった。また今度、ネアの気に入っていたパスタを作るからな」
「パスタ様!」
「それと、騎士の甲冑が気になるなら、以前に人間の騎士団で渡されたものを装備してみようか?」
「か、甲冑!」
ノア
「あのさ、僕もね、気付いてるんだよね」
「ふむ」
「次の予防接種までにはどうにかしないと、永遠に言えない気がする」
「では、
アルテアさんに告白するのですね?」
「え、ええと、夏までには、かな」
「夏休みに、使い魔さんの慰安旅行が組める時期にして下さい」
「ありゃ、妹が冷たい…」
エーダリア
「…私には隠さなくてもいいのだからな?寧ろ、相談してくれた方が有難い」
「うん。…これさ、
ヒルドの部屋のだよね」
「持って来てしまったのか…」
「狐の時って、タッセルが凄く気になるんだよ」
「幸い損傷はないようだ。私の魔術で
ヒルドの部屋に戻しておこう」
「
エーダリア様?」
ヒルド
「…おや、こんな真夜中に珍しいですね。どうかなされましたか?」
「っ、い、いやな、目が覚めてしまったので、少し歩こうかと…」
「であれば、私も眠れずに部屋を出ておりましたので、ご一緒しましょう。今晩遅くに観測されるという、銀箒の星は見なくて宜しいのですね?」
「
ヒルド…」
グラフィーツ
「眠れないのなら、歌劇場の通りのカフェにでも行くか?」
「…先生は、あのお店のクリームの乗った珈琲を飲む口実にしていませんか?」
「どうせ、お前の父親の記事でも読んでいて眠れなくなったんだろう。付き合ってやる」
「クリーム目当てです…」
「さてな、違うかもしれんぞ?」
グレアム
「それで、シルハーンへの秘密の贈り物なんだな?」
「はい!お店の方に用意したカードを同封して貰うので、お会計時にディノの気を逸らして欲しいのです」
「そういう事なら喜んで協力させてくれ。…ん?ああ、足下だな?これは、野良げ…の害のある精霊を偶然見付けてな。駆除中なんだ」
ナイン
「まさか、ピアノが弾けるとでも思っていたのか?」
「ぐるる!!」
「あの音程で、どう考えて無理だろう。機会があればと思っていたが、彼に先を越されるとはな。是非、ここでも心置きなく弾いていってくれ」
「お断りします!おのれ、この扉を開けるのだ!さもなくば…」
「歌っていいぞ」
ディノ
「かわいい…」
「ふふ、これは特別な贈り物なのですよ!」
「うん。君が、一生懸命カードを書いてくれたのだよね」
「ぎゃ!気付かれています!」
「記念日のカードなので、宝物にしよう。…かわいい」
「むぅ、泣かなくてもいいのですよ?」
「ネアの文字が沢山ある」
「ぞくりとしました」
ネア
「
ヒルドさん、…今の動き方は少し不自然に見えませんでしたか?」
「おや、もしかすると左側に何か損傷があるのかもしれませんね」
「むぅ。これはもう一万倍の傷薬を使うより他なく」
「であれば、お帰りいただかないように調整いたしましょう」
「いえ、さり気なくパイなどを任せてみます」
本日はここまでとなります!
最後のネアのSSは、明日の更新の予告になっていますので、楽しみにしていて下さいね。
お付き合いいただき、有難うございました!
最終更新:2022年05月07日 20:14