エーダリアのお誕生日
引き続き、
エーダリアのお誕生日のお祝いをいただき、有難うございます。
素敵なタグも有難うございます!
三篇ほど、
エーダリアのお誕生日のSSを。
#エーダリア様生誕祭
「ふむ。ちびころ
エーダリア様は少し大きめにケーキをお口に入れるのですね」
「っ、…たまたまだ」
「そして、お膝はきちんと揃えて、とても可憐な所作なのです」
「ネア…」
「私が来る前は教師がおらず、作法はご自身で調べて身につけておられたようですよ」
「よーし、もう一度振り回すぞ!」
「おや、届きませんか?では、抱き上げますからお好きなものを仰って下さい」
「…この姿は身長が難だな。タオルを取ってくれるだろうか。…っ、タオルがあれば、抱き上げなくてもいいのだならな?!」
「よいしょ、僕は左端ね」
「本当に並んで寝るのか…」
「
エーダリア様、温めた牛乳をどうぞ」
真夜中に目が覚めると、隣に誰かの温度があるという不思議を暫く噛み締めていた。小さな手を伸ばして、そっと
ヒルドの髪に触れる。
眠っていても、何かがあれば誰かが守ってくれるのだと思うと、なぜだか目の奥が熱くなってしまう。
慌てて目を閉じれば、ふっと誰かが優しく微笑んだ気がした。
最終更新:2022年05月07日 15:15