ホワイトデー
ディノ
「料理したのだけれど、食べるかい?」
「まぁ。ザハのゼリーをお皿に出して冷やしてくれたのですね?」
「うん。伴侶だからね」
「ゼリーを冷やしてくれるだなんて、なんて優しい伴侶でしょう。とても美味しそうなので、さっそくいただきますね」
「ご主人様!」
「ディノ。有難うございます」
ノア
「…む!美味しそうなお菓子です!」
「僕の妹の為に、詰め合わせにしたよ。気に入ったものがあったら、今度二人で買いに行こうよ」
「はい!…このクッキーは」
「わーお。銀狐の形かな」
「バタークッキーのようですね」
「今度、
エーダリア達にも買ってこようかな。
アルテアもいると思う?」
エーダリア
「これは、なかなかな珍しいものなのだぞ。月明かりの術式があって…」
「新開発の魔術式という、最も扱いに困るお返しがきました…」
「月蜜の収穫が出来るからな」
「な、なぬ?!」
「月蜜を入れたバター茶が美味しいと、文通しているルドヴィークに教えて貰ったのだ」
「じゅるり…」
ヒルド
「ネア様、こちらの飴をどうぞ。妖精の薬草と星屑蜂蜜ののど飴なのだとか」
「まぁ!きらきら光っています!」
「新月の夜は、飴を食べている間だけ靴跡に星屑が散らばるそうですよ」
「絶対に新月の夜にいただきます!」
「おや、では次の新月の夜に庭にお連れしましょうか?」
「はい!」
ウィリアム
「ネア。今度、お返しに砂風呂に誘ってもいいか?」
「い、行きます!」
「
ウィリアムなんて…」
「ネアは、あの氷菓子がお気に入りだからな」
「はい!水着の準備もしておきますね!」
「ああ。混んでいるので別の区画になりますが、シルハーンも行きますか?」
「
ウィリアムなんて…」
アルテア
「まずは、これが木苺のパイだ」
「パイ様!」
「これは、クリームチーズのタルトだな。一度に食べるなよ」
「タルト様!」
「これは、狩りに行く時用の魔術洗浄の手拭きだ。これは、これからの季節用の顔用クリームだな」
「ぐ、ぐぬぬ…」
「それと、腰回りは増やすなよ?」
「ぐるる…」
以上となります!
お付き合いいただき、有難うございました。
最終更新:2022年05月07日 19:43