薬の魔物のSS
本日も、素敵なお祝いを有難うございます!
本日もテーブルの端からひっそりと参加させていただいております。
「折角なので、貰ったキャンドルに火を点けてみたのだ」
「まぁ。やはりいい匂いですね。あのお城と、イブメリアの街並みの香りです」
「っ、
ノアベルト!覗き込んで髭を焦がさないようにするのだぞ!」
「むむ、狐さんが…」
「
ノアベルトは、またその姿になってしまったのだね…」
「やれやれ…」
「…おい。元に戻してこい」
「そう言われた狐さんが、すっかりけばけばになりました」
「そいつを火に近付けてみろ。絶対にどこか焦がすだろうが」
「心配してくれたのかな…」
「
アルテア。そういうことを言うから懐かれるんですよ…」
「…は?」
「
ノアベルト!尻尾を振ると…蝋燭があるのだぞ!」
「ぎゃ!狐さん、その尻尾は危険ですよ!」
「…ネイ?」
「まぁ。ぴたりと止まりました…」
「
ヒルドが言うと止まるのだね…」
「ったく。火に近付ける時は、体を押さえておけ」
「
アルテアは、もう何と言うか、自己責任ですね…」
「
ウィリアム?」
「
ノアベルト、なぜお前まで頷いてしまうのだ…」
以上となります!
最後までお付き合いいただき、有難うございました。
最終更新:2022年05月07日 16:34