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ノアベルト



概要

生命や魔術の根幹を司る魔物として非常に需要が多く、また恋多き魔物としても、世間一般的に名前の認知度が高い。
事実、人間も妖精も精霊も魔物もと幅広く手を出している。恋の相手は人型の方とであると主張するが、別の姿を持つ者でも気にはしない模様。長続きしなかったり、複数(3,4人)と並行で付き合うことも多く、恋愛方面ではよく事故を起こす。あまり平穏な別れ方にならず、かつての恋人に呪われることも多い。

後述のような世界中に知られる物語になっているエピソードも多い魔物であるが、現在『塩の魔物の転落物語』という本が流行しているのは、どうやら過去の恋人からの報復によるものらしい。
酔うと脱ぐタイプ。
派生した当初は王族位だったが、魔物の王心臓を抜かれたことで階位落ちし、取られた心臓は鳥になって世界を彷徨っている。この心臓の下りは、世界中の人間の子どもたちの間で物語として読み継がれるほどに有名。

また統一戦争によって亡くなったリーエンベルクの歌乞いとの悲恋も有名で、こちらも物語になっている。
この時の戦火をトラウマとして抱えてきたため、ネアと再会するまで火全般(火竜、暖炉なども含む)が大嫌いだった。
統一戦争の勝者であるヴェルリアを呪った魔物としても名高く、海に面したヴェルリアが、森が近いウィームを通さなければ塩の流通をすることができないようにしてした。この呪いは今も緩めていない。

狐の時は野生が強く出るのか、たまに理性が利かず本能のままになっている時がある。また、狐の時に虜になったボールに対して、人型の時も夢中になるようになってしまった。
紆余曲折を経てリーエンベルクのネアと同じ棟に部屋をもらうようになり、ヒルドと友情を結んだ後、エーダリアとも友人関係に落ち着いている*1
その後、エーダリアからの友人としての願いを聞き入れ、契約の魔物となった*2
ネアとは根本的な趣味嗜好が似通っており、彼女のことを〝世界でいちばん大切な女の子〟と公言している。ネアに対して欲を伴う愛情も持ち合わせてはいるようだが、ネアとディノとの関係だけでなく、自身とディノとの関係を含む、自身のリーエンベルク内における立ち位置が安定したことで、やがてネアの〝兄〟を自称するようになっていった。
細やかな方で、繊細な魔術も得意。魔術を整え余白を作る。

地位・司るもの

塩の魔物。
王族相当の魔物で、本来万象に準じる階位だったが、王に心臓を取られたことにより公爵位となった*3
塩そのものだけでなく、結界や魔術の根源、生命などを司り*4、万象以外に唯一命に触れる権限を有する*5
変化を特性に持つためか、ただの狐になっている銀狐の擬態は、見聞の魔物であるゼノーシュですら正体に気づかなかったほど。*6
その資質の全てが知られていない、謎の多い魔物でもある。

呼び名・別称

ノアベルト
 本名。元々階位が同じぐらいの顔見知りが使う傾向にある。ディノ、アルテアウィリアムゼノーシュ、ヨシュアなど。エーダリアも使う。

ノア
 ノアベルトの愛称。ネア、恋人達、たまにディノも使う。

255話頃までのネタバレにつき閲覧注意
+ ...
ネイ
 得体の知れないはぐれ魔術師としての名前。主にヴェルクレアの王都で第四王子派として暗躍していた頃に使用していた。
 リーエンベルクに銀狐として住みついてからも、人型で現れるときはしばらくはネイと名乗っていた。そのため、エーダリアも「ネイ」と呼んでいたが、正式契約後には「ノアベルト」と呼ぶようになる。
 それ以後は、主にヒルド*7、もしくは恋人達やかつての王都での知り合いのみが使う。
 名前の大元は、初めてネアと出会ったときに、ネアが名乗った偽名。チェスカのラベンダー畑が戦乱で燃えた頃から使用し始めた。*8

塩の魔物
 塩の魔物としてのノアベルト、もしくは塩の魔物という存在そのものを特に示す。階位や種族に限らず広く使われる。

塩の王
 ゾーイや海竜など、海の系譜の生き物が使う傾向にある。

塩の君
 画布の魔物が使用した*9

255話頃までのネタバレにつき閲覧注意
+ ...
狐さん
 銀狐の姿のとき、正体を明かさない為に使用されていたのが、そのまま定着した。主にネアが使う。


 銀狐に対し、アルテアがいるときなど、ノアベルトと呼べないときに使う。ディノ、ウィリアム、ダリルなど。

容姿・特徴

アルテアやウィリアムのように人間的な感情が窺える美貌ではなく、ディノやヒルドのような硬質な美貌寄りの魔物*10。顔だけ見れば怜悧で排他的ですらあるが、気安い性格と表情のせいでどこか親しみやすい。本人はこの顔を大事にしている*11
男性らしいしなやかな筋肉がついている*12
なお、ノアに限らず魔物達は色白*13

多色性の白持ちで、白に多彩な氷色が混じる(淡い灰色、水色など寒色系が3色以上)*14
「青みがかった」「青みの強い」と描写されることもあり*15、そのためネアは最初銀髪と見間違えた*16
「夜明けのあらゆる色を蓄えた白い髪*17」とゾーイ。
作者の活動報告によると、現在は鎖骨くらいまでの長さ。後ろの低い位置で一本結びにしているが、結び損ねる長さの短い髪がもみあげあたりにある。前髪は七三分けで下している。
髪の質や長さがかなり変化した魔物でもある(→ノアの髪の推移)。

青紫色、矢車草色。
透明度が高く美しい、悲しげで鮮やかな色*18

 形がいい*19

ふくよかな男性の声だが、低く甘い割には少年めいた透明感がある*20

香り
淡くヴァーベナのような香りがする*21
ネアいわく「かなり好きな香り*22」。

服装

シンプルな白いシャツに黒いパンツ、黒いコートが標準装備(基本装備描写)。
白いシャツは2種類10枚、黒いコートは3枚で揃え、どれかが悪くなったら新しいものと取り換える*23

作者の活動報告によると、基本的に、モノトーン以外の服は好まず、擬態をしても服装は変えない。
シャツは白い洗いざらし系のカジュアルなもので、生地がしんなりもせず、ぱりっともし過ぎない拘りの一品。
タイ類はせずに、シャツのボタンを一つ~二つ開けている。ボタンは白蝶貝のような雪鉱石のものを好んでいる。
コートは、黒い足元までの、ふわっと広がるようなボリュームのあるコートを好む。
細身の黒いパンツ。
黒い靴(ショートブーツ風のものや、ローファー風など色々持っている)。

厳選されたものを着回す丁寧なお洒落さん。
その季節の服は大体10枚以内しか持たない。「あんまりあると混乱するし、面倒だからね*24」とのこと。
それぞれきちんと手入れしている。
冬にはストールやセーターを身に着けている描写をよく見かける(冬物一覧)。「リーエンベルクの屋内では、コートの代わりにだぼっとしたセーターを羽織ることも*25」とのこと。
よく髪をリボンや紐で結んでいる(リボン類一覧)。
その他、正装や儀礼用の服装も持っている(その他の服一覧)。

ただし、酔うと脱ぎだす。
温泉でも、浴室着は着ない主義。

食の嗜好

ネア曰く万遍なく何でも楽しんで食べるが、バターやレバーペスト、パテ類などと一緒に美味しいパンとお酒を飲むのが一番のお気に入り。特に、リンチェルの実が入ったパテが好き*26。ネアにはパテ博士と呼ばれる。
また、小食であるのに加えて、よほど気を許したところでしかたっぷり食べない*27。完食することは滅多になく、大抵は同席した女性に残りをあげてしまう。そのため食べさせ上手。
255話頃までのネタバレにつき閲覧注意
+ ...
ただし、狐姿だと食いしん坊になり、ジャーキーやチーズに目がない*28
激辛は得意?*29

性格

基本的に享楽的。
統一戦争後は人間嫌いで偏屈で皮肉屋に。(228話)
特にヴェルリア嫌いのウィーム贔屓になる。
ヴェルリアは、ウィームを通さなければ塩を手に入れられないようにした。

嫌いなもの

炎、火、暖炉。
雨の日。
238話

履歴

派生~

派生自体は、万象か自死した終焉の次*30と早かったが、すぐには目覚めず3年間は寝ていた*31。そのため、派生の早い魔物という括りで語られることはない*32
派生直後に眠り続けるノアベルトのことを、ディノは眠りの魔物だったかと思ったほど*33
派生後しばらくは、髪が現在のシルハーンと同じぐらい長かった。
生来の気安さから、万象の王・シルハーンと友人かのように親しく振る舞い、心臓を取られるまで「シル」と呼びかけていた。「彼は王様だけれど、僕の親友なんだよ」が、当時のノアベルトの決まり文句だった*34
だが、実際は王のことはよく分からない人物という認識で、ノアベルトは、シルハーンがそう願う程には万象を一人の友人として見ていなかった*35。そんな関係なりに、朝まで同じ宴席で女達と飲んだことや、お互いが街を滅ぼす様子を見に行ったりしていた*36

海への祝福

新代の世界の派生当初、海の生き物は酷く短命だった。
その短命さに怯えていた、当時の恋人だった海の乙女と姉妹達に頼まれ、ノアベルトは切り落とした自分の髪と祝福を分け与え、海に生まれた者達が生き続けられるようにした。
ノアベルトが海を豊かにすると海の乙女達は喜んだが、そのまま髪を持って泳ぎ去り、決して振り向くことはなかった*37
ノアベルトは困惑して夕暮れまで砂浜に立ち尽くし、その後も何年か待ち続けていたようだが、やがて諦めた。
このとき、立ち尽くしていたノアベルトの様子をシルハーンが見に来て、声をかけている。

このときに与えられた塩の魔物の祝福と約束が届かなくなるために、海の生き物たちは陸地では生きてゆけないが、失望したノアベルトが海の生き物を暫く冷遇したこともあり、海の生き物には事実がずれて伝わり、海の生き物が陸で暮らせないのは塩の魔物の呪いのせいだと信じられるようになった。
820話のゾーイの言葉*38からうかがえるように、海の生き物の間では、塩の魔物は海の命を育むような祝福を与え、代わりに陸地には住めないような呪いをかけたと長年伝わっていたらしい。
この誤解で海の生き物たちが不自由さを嘆くことによってノアベルトは少しだけ溜飲を下げられたような気がしたとのこと*39

心臓事件

千年ほど前(※198時点)の夜、絶世の美女と謳われた妖精の女王*40の求愛を、魔物の王が断ったとき、塩の魔物が舞踏会の余興の一つとして王に呪いをかけようとした*41*42
これは妖精の女王に恋をしていた多くの男達を喜ばせる為の余興でもあり、また、呪うまでもなく誰もがそうだろうと信じていたことでもあった。シルハーンの気質からしても、己が呪われることさえ面白がるであろうと思われたものの、王は、塩の魔物の心臓を抉り出し、一羽の月光鳥に変えてしまう。
その場にいた魔物達が無責任に笑いさざめく中、唯一グレアムが怒り、ギードは客達を追い出した。ウィリアムがノアベルトを連れて帰り、帰り道で叱ったが、この当時のノアベルト自身は、心臓を取られても面白がっていただけで、ウィリアムに叱られた意味も分かっていなかった*43。階位落ちしたことも、身軽で楽だしいいかなと肯定的に捉えていた*44
この後、かつてのようにシルハーンの友人であるように振る舞うことはなかったが、決して会わないということもなく*45、また、シルハーンに対する嫌悪感もなかったが、王の心の動きを理解することもなかった*46

抉り出された心臓は、見事な一羽の月光鳥となり、世界を彷徨っているという。取り出したディノ自身も心臓が鳥になったことには驚いたという*47

塩の魔物が魔物の王に心臓を取られたというのは、かなり有名な話で、多くの国でおとぎ話や絵本にもなっている。心臓を取られた気の毒な魔物として、塩の魔物に同情する向きが強い?*48
なお、このせいで、塩の魔物は真実の恋を得られない、心臓のない魔物になってしまったというのが一般に流布している話のようだが、その話を聞いたネアは、後天的な病ではなく本人の元々の気質にしか思えないと辛辣に評した*49

ウィーム最盛期

ウィームの最盛期に、王家の隠れ家もしくは避暑地としての遮蔽空間がつくられたとき、その当時のウィーム王妃と幼馴染だった湖の魔物と仲良くしていたため、手を貸している*50

なお、時期は不明だが、とにかく暇だった時代に、ウィームに城を作っている*51
暇つぶしなので、とにかくつくるのに手間のかかる、たくさんの国のたくさんの建築様式をごった煮にした、迷路のような城にしたものの、結局生来の趣味には合わず、放置されていたが、ウィーム最盛期~カイン分裂のあたりで、魔術銀行・シカトラームとして改築された。
人間の魔術師に改築の許可と協力を依頼され、設立当初のシカトラームの制度や魔術の預け入れの術式の仕組みを整えた*52
なお、その魔術師に、恋愛沙汰からの呪いを解いてもらっている。
シュタルトにも城があったが、今は観光地となっている。

ネアとの遭遇

※ネタバレ要素を非常に多く含みます
+ ...
198.人生最悪の日 1
統一戦争よりも前の時代のチェスカのラベンダー畑。(198ー201)
ネアが引き落とされるよりも遥か以前の時代で出会ったのは、ネアがダリルの迷路から時間すら超えて迷い込んでしまったため。
このラベンダー畑は、百年戦争後に起きた争乱で焼失し、現在は残っていないが、かつて健在だった頃はウィームとは世界の反対側に位置していた。

統一戦争

※ネタバレ要素あり
+ ...
チェスカのラベンダー畑で会ったネイ*53は、正体を隠していたが、リーエンベルクの歌乞いであることはバレバレであった。
そして当時の歌乞いの名を調べるとネリシアで、「ネイ」に似ていたため、ネイをネリシアと誤解。ネリシアが婚約したと知り、統一戦争が起きていることを知り、後悔する。

以下引用。
あの時ばかりは、かつて失った心臓を惜しんだ。それがあれば、ウィリアムの鳥籠などとうに超えられた筈なのだ。
(中略)雨が降り出したウィームの王宮前広場で、焼け崩れた遺体を一つ一つ確かめていた。
引用終了238話
以降、ノアベルトの性格は人間嫌いになった。


関係・立ち位置

派生当時は王族相当で王に準じる階位だった。心臓を奪われて階位を一つ下げ、公爵位にあたる。
現在の階位はヨシュアよりは上。
アルテアはなんだかんだ御せる(白もふに強制的にならせたり等)。本人曰くアルテアの方が階位は上だが魔術の織りはノアベルトのほうが緻密で、死ぬ気でぶつかりでもしない限り、手先の器用な方が有利とのこと。(497
ウィリアムとは色々と蟠るものがある関係だが、リーエンベルクで暮らし始め、ネアやディノとの関わりの中で少しずつ互いを評価するようになる。
元々は魔術の根幹を司る魔物だったこともあり、王族相当だった。塩は生命などをも司る魔術の一つであり、かつてはディノ以外で唯一、命に触れる権限を持つ魔物であった。(735
変化を特性とする。
塩を司ることから、海にも影響力がある。
海にまつわる人外者に髪をあげたことがあり、そのためネアと出会った頃には派生した時よりも髪が短くなっている。
水がなくとも魔力を含んだ塩を接種するだけで数年は生きられる世界だが、それでも生き物の多くは水を求めてしまう。
各所に塩で出来た城を作ってはいなくなり、誰かがそれを活用するのを許容するので各地で観光名所になったりしている。

ディノとの関係
心臓を取られたことがある。
今はすごく仲良しで友人。

ネアとの関係
  • 「ウィームの歌乞い」だけを頼りにその当時のウィームの歌乞いさんに声をかけた。全然返事が返ってこず、別人と知るまで、遥かな時間をかける。(名前が似ていた為)
  • 昔出会った女の子に似ていて、その契約の魔物も気になって…とトラウマの残るウィームに近づいたのは、ネアがいたから。
  • ネアと出会って、ネアを思っていた頃とは少し形が変わったが、ディノが階位落ちでもしたら奪うんだろうなあと思うほどには魔物。
  • ディノとネアの婚姻の際に、正式に義兄となる。
    • 統一戦争の悪夢のあと、ネアと「義きょうだい」になるという話が出て以降、ネアがノアベルトを弟にしたがり、ノアベルトがネアにを妹にしたがったため、かなり長い間揉めていたが、最終的にこうなった。

ウィリアムとの関係
  • 嫌なことを言われたのを覚えてて、そして笑って言ってやったしそれに至るまでも実はやっちゃった。恋愛関係のいざこざで、互いに複雑で系譜と技術力は認めるが好きとは言い難い関係。
  • 狐時に、ウィリアムが変化させられていた竜の触り心地に暫くウィリアムと聞くや走り寄るほどには魅了されていた。
  • 何時かまたあの竜になるのを期待している。

アルテアとの関係
  • 昔は一緒に飲んだり遊んだりしていた頃もあったそうだがノアベルトが人間嫌いになってからは縁が切れていた。(存在は把握している程度)
  • 長らく狐の擬態の正体を告白出来ていなかったが、k778で、正体がばれて以来だいぶ開き直っている様子。

ヒルドとの関係
  • 初めての男友だち
    • 254話で友達になった。

エーダリアとの関係
  • 友人その2であり契約者

銀狐

銀の毛に青紫の瞳。
冬毛:ネアも満足なもふもふ具合
夏毛:ネアには物足りないもふもふ具合
換毛期には抜け毛がばさばさ落ちるため、アルテアが買ってくれた換毛期用ブラシが活用される。

その他


ノアベルトの心臓
  • ある舞踏会でシルハーンによって抉り出された。このためノアベルトは公爵位に落ち、力を大幅に下げたが、本人としては心臓を無くしてからの状態の方が身軽で楽になったため気に入っていた。しかし、大きな力を切り出せなかったがために後悔することとなった統一戦争以降、力を補塡する目的で仮の心臓を入れている。現在はバーンチュアの心臓を利用しており、咎竜の恩寵による派手な呪い避けがかけられていたため、呪い周りで役に立つ。(275
  • 抉り出された塩の魔物の心臓は、美しい一羽の月光鳥となり、世界中を彷徨っている。とても気が強く、口が悪くて意地悪(462735)。ノアと心臓とは気が合わず、ノアベルトはかなり心臓を嫌っている(275429735)。
    • そういう事例はままあるらしく、決別した自分の右目と殺し合った精霊や、家出した右手が敵方についてしまい、殺された魔物もいる。
  • 心臓を元に戻すことは自身でも可能だが、性格の不一致により絶対に戻したくないらしく、ディノに戻そうかと提案されたときも断った。
  • ノアベルトとは数度(275429)、ゼノーシュとも数年前に一度会っている(429)。
  • なお、心臓を失くしたために塩の魔物は命に関わる魔術は手放したとされているが、実際は「世界が複雑に育ってゆく過程で、ノアだけが動かせる要素ではかつてのように扱えなくなったというだけであるらしい」(964)なお、他人に渡したくないような要素は、既に月光鳥から取り出されている(960)。
  • 959以降、ある人間の魔術師が月光鳥を食って白を得ていたことが判明した。

換毛期用ブラシ
背面に冬の花のリースの模様が彫られた銀色のもの*54

塩の魔物の転落物語
子供達の間で流行している有名な児童文学。笑いあり涙ありの冒険活劇。
愚かな塩の魔物が、心の綺麗なお姫様を残虐に捨てた結果、あらゆることが上手くいかなくなり、最後に乞食となる物語。
ハードカバーで、全十五巻。お姫様との馴れ初めは最初の一巻だけで、残りの十四冊は抱腹絶倒の転落話。
塩の魔物は終始、足を滑らせて下水管に落ちたり、食あたりでお腹を壊して倒れたり、雷に打たれたりする。
転がり落ちるように破滅してゆく過程が、とても面白い。
現在塩の魔物は悲恋の魔物として有名だが、この物語を読んだ子供達が大きくなったとき、その評価は変わるのかもしれない。

ノアとの恋の犠牲者の誰かが憎しみを込めて書いたのではないか、と推測されている。ちなみにノアが二年間だけ作者探しをしたものの、手がかりすら掴めなかった。(k75

続編5巻:
607では、ゼノーシュがネアの誕生日プレゼントに続編5巻を贈っている。
これは塩の魔物の転落物語に惚れ込んだどこかの王様が作者に頼み込んで書いてもらった、この世に10セットしかない貴重な続編で、これ欲しさに殺人も起こったという。
本に余計な欲や呪いがかかっていないよう、アクス商会で古書掃除してもらったもの。

新装版:
800では、新装版が発売されていることが明らかになった。
挿絵などが豪華になり、巻頭には観音開きの色つき挿絵が、巻末には特別用語集が付いている。
毎回塩の魔物を下水や崖に落とす、スムッティという作中の生き物のちびぬいぐるみがついている限定版もあったが、スムッティはボラボラの亜種であるため、ネアは買わなかった。

愛蔵版:
847で、愛蔵版の存在が示されたが、新装版と同一のものなのか、また別の版なのかは不明。カバーの下の表紙の断面の色合いがお洒落。
ヒルドがこっそり夢中で読んでいた。

短編集:
短編集も一冊出るらしい。(938

エピソードゼロ:
977で、塩の魔物の転落物語の前夜の章の存在も判明した。いわゆるエピソードゼロ。
前夜譚となるとノアはまだ転落していないはずだが、題名はそのまま。
一冊で、見事な黄金の入れ物に入っている。上等な革の表紙に、題名が箔押しの文字で記されている。
本編の一年前、暗い夜の森でスムッティが、塩の魔物を破滅させることを誓う場面から始まる(なお、作中の人気ゆるふわキャラクターであるスムッティは、公式グッズも出ているらしい。(980
ウィリアムがネアの3回目の誕生日プレゼントとしてきちんと古書洗浄もかけて贈っている。
ウィリアムは、王の交代により思想統制が行われている国で見つけたという。物語本という理由で、危うく焚書にされるところだったらしい。


ノアの髪の推移
派生当初はディノほど長い髪を持っていたが、海の一件で切り落とした。
それ以来、「髪を伸ばすと少し柔和な印象になるので、女性達への印象を優先してあえて短くしていた」(745)こともあり、ずっと短いままだった。ネアとチェスカのラベンダー畑で出会った当初は、短い髪をオールバックにしていた。
統一戦争後、より複雑な魔術を扱うために髪を伸ばした。現在は後ろで短くまとめられるぐらいの長さで、よく紐やリボンで一本に結んでいる。髪の毛を結ぶのは苦手で、大抵いつも何房か落ち、くしゃくしゃになっている。


基本装備描写
「(白いシャツについて)抜群に素材が良さそうで縫製も素晴らしいのだろうが、特に装飾等はない。彼の美貌には甘さがないので、このくらいに削ぎ落とされた服装の方が良く似合う(198)」
「白いシャツに黒いズボンのシンプルな出で立ちのノアがそこに立てば、不思議な現代画のよう(201、ノアの城にて)」
カシミヤのような艶のある厚手のもので、トレンチのようなデザインの漆黒のコート(198)
簡素な漆黒のロングコートの下には白いドレスシャツと、これまたシンプルな黒いズボン(228)
とても良い仕立てのコート(235)
黒いロングコート(363、864)
黒いコート(432、587)
504~690で、シシィの弟のセシィに黒いコートを仕立てさせた。
何の飾り気もない白いシャツ(749)

冬物一覧
水色のストール(198)
濃灰色の皮手袋(198)
もこもこストール(602)
水色の毛糸のマフラー(603)
深みのある藍色のだぼっとしたセーター(606)
淡い灰色のアラン編みのセーターのようなものを羽織っており(611)
ふわっとした生成り色のセーター(622)
黒いセーターを羽織っていて(958)
編み柄の素敵な夜青のカーディガン(975)
深緑色のストール(k3)

リボン類一覧
白いリボン(表記:純白のリボン、雪のように白いリボンなども 228、465、797)
黒いリボン(235)
紺色のリボン(ネアとお揃い、248)
免罪符をつけたままのリボン(255)
ネアとお揃いのリボン(275、278、282、309)
幅広の天鵞絨のリボン(ネアとお揃い、282)
青みの強い紺色のリボン(282)
適当に持ってきたらしい紐(342)
濃紺のリボン(433、473、786、k3)
綺麗な黒紫の艶のあるリボン(604)
 ※282で買い損ねていた灰雨のリボンは、結局まだ手に入れられていないのかもしれない。

その他の服一覧
海遊びはしたいが本格的に泳ぐつもりはないらしく、水着にシャツを羽織った軟派な服装(463)
黒いハーフパンツ風の水着に、白いシャツを羽織っただけの姿(853)
儀式装束の、素敵な刺繍をふんだんにあしらった灰白のケープ(786)
菫色がかった灰色の正装(797)
2回目のクッキー祭り時にはエーダリアが用意したゴーグルを装着した(864)。

裸族
裸禁止の厳しい方針により、腰に脱いだシャツを巻き付けられている(623)



[2018年 10月19日 (金) 16:04]
 「薬の魔物の解雇理由、登場人物の容姿・服装につきまして」ノアベルトの容姿について詳細な記述
 また、同ページ下部に活動報告への読者からの感想への返答という形で付記 [2018/10/20 20:52]



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最終更新:2026年07月04日 18:43

*1 328

*2 331

*3 198、255

*4 200

*5 735

*6 282

*7 771、ヒルドとしては、いずれ本来の名前に戻してもよいが、自分が最初に友人になったのは「ネイ」なので、ノアベルトが「ネイ」として過ごした時間に敬意を示してしばらくはこのままかもしれない、と語っている

*8 238、ノアベルト曰く、「ネイ(ネア)」が他に何も残っていなかったから、「ネイ」の名前だけが彼女の残した遺品のように思えてならず、誰かに(ネイの名を)使われる前に自分のものとしておきたかった、とのこと

*9 934

*10 198

*11 311

*12 199

*13 463

*14 254、309、462

*15 661、433

*16 198

*17 749

*18 198

*19 956

*20 198

*21 255

*22 276

*23 622

*24 622

*25 作者の活動報告より

*26 604

*27 675

*28 675

*29 狐時、412

*30 255

*31 531

*32 709

*33 531

*34 255

*35 547

*36 255

*37 820、824

*38 ゾーイいわく、「前世界の終焉と塩の王の祝福と呪いに縛られているのが海の生き物であり、原始の海に命を育んだ塩の魔物がいなければ、自分たちが海で生まれることもなかった」とのこと。また、ゾーイは「塩の魔物が司るのは生と死であり、呪われた海にも生まれるものがあるよう祝福を与え、代わりに新代で世界の中心になる陸地には住めないようにした」とも言い、海の生き物たちの間ではそのように信じられていることが窺える

*39 824

*40 闇の妖精の女王。以下引用。かつての行進の際に地上に出た女王は、一度だけ舞踏会で万象の姿を見たことがあったのだった。塩の魔物の心臓を奪った万象の姿を見て、あまりの畏怖に打たれ感涙したことがあるらしい。そんな万象の怒りに触れたい筈は勿論なく、また彼女の夫である剣の魔物からも、決してその怒りを買わぬように助言されたのだとか。引用終了。565話

*41 284、ノアベルトは魔物の王に向かって、「誰も愛せないあなたは憐れだ、きっと永劫に誰も愛せない魔物になるだろう」と告げている

*42 198、塩の魔物の呪いの言葉は広く有名な一節として市井でも知られている

*43 284、328

*44 198、275

*45 255

*46 198、238

*47 735

*48 198、328

*49 198

*50 472

*51 949

*52 949

*53 ネアは、ネイという名を名乗っていた。ノアベルトも、それが偽名であることはもちろん知っていた

*54 506